今週のカレッジフットボールはトップ10校同士の試合が三試合組まれています。その先頭を切って行われたのが金曜夜のNo. 7 Stanford@No. 10 Washington。結果はWashingtonの圧勝、44-6。ここまで一方的なスコアになるとは予想できませんでした。守ってはハイズマン賞候補Stanford RB Christian McCaffreyを効果的に囲み込んでビッグゲインを与えず、攻めてはStanfordの大型ディフェンスラインを正面から圧倒しての攻撃で安定感抜群。圧巻は第3Q終盤から第4Q残り5分半まで10分使ったWashingtonのTDドライブ。Stanfordがやっとのことで第3Qにこの日の初得点を挙げた続くWashingtonのドライブが延々試合時間にして10分をかけるロングドライブ。クオーターを跨いだのでWashingtonのディフェンス陣は実際は15分以上も休むことができた。時間もなくなりStanfordからも完全に戦意を失わせてのフィニッシュへ。

これでWashingtonは開幕五連勝、Pac-12のトップ校の位置も獲得して全米プレーオフ枠獲得へ好位置に立ったことになります。

WashingtonのHCはChris Petersen。そう、あのマイナーの雄としてBCS時代にカレッジフットボールを盛り上げてくれたBoise State BroncosだったあのPetersenです。マイナー校でリクルートの質が劣る中毎年なんやかやと好選手が出てきた選手の育成、細かな作戦の機微などはBoise State時代から疑いのないところ。メジャーカンファレンスに移動してリクルート面で大幅にアップグレードされた環境でいよいよChris Petersenの全米獲りのシーズンとなるかどうか。