カレッジフットボール第4週。先週ビッグカードが大量に行われた反動か今週はコレというカードのない静かめの週。その中で一番目をひいたのがNo. 11 Wisconsin@No. 8 Michigan State戦。この試合、Wisconsinのレッドシャツ1年のQB Alex Hornibrookがプロ風の狭いターゲットにいくつもパスを決めていたのが気になりました。特にシーズン前から評判というような選手でもない。リクルート時は三つ星。Wisconsin以外ではRutgers, PittsburghあとはIvy Leagueを含むマイナーカンファレンスからのみ誘われた選手のようで今季まで名前が知られていないのは当然。そんな選手なんですが大事なプレーでズバリと良い所に投げます。カレッジとNFLの両方を見る方にはおわかりでしょうが、カレッジのQBというのはNFLのような相手ディフェンスがしっかり追従したターゲットの小さいところにはなかなかパスを決められる選手は少ない。それだけに今日のプレーぶりは目立ちました。試合はWisconsinが30-6で完勝しましたが、Hornibrookは16/26, 195yard, 1TD, 1INT。試合を見ていなければまるで地味で並なスタッツとなってます。こういう選手が大化けしたりするんでしょうか。それともあの数本のNFL風パスはなんかの偶然なんでしょうか。1本や2本なら私も偶然だと思ってしまうんですが、4~5本ズバリいっていたので狙ってるんだよなあ…と判断しましたが。

パス比重の低いWisconsin、Big Ten。地味なスタッツと、時代遅れな走れないQB。Wisconsinのクラシックなチームカラーも似合う感じです。次週も少し気にして見てみようかなと思います。