すごいのを見てしまいました。No. 2 Florida State@No. 10 Louisvilleの一戦はLouisville完勝、63-20。これでも終盤にFlorida Stateが得点を重ねて点差が縮まったのです。Louisville QB Lamar Jacksonが投げて良し走って良し。この一試合でLamar Jacksonは一気にハイズマン賞候補筆頭に躍り出たと言える脅威のパフォーマンス。これでLouisvilleは今季開幕三試合連続で62得点以上。しかしこれまでの二戦とは相手が違う。そのリクルート力で常に最上級アスリートをずらり揃えることで定評のあるFlorida Stateディフェンスを相手にひらりひらりとかわしてエンドゾーンへ次々と走り込むその姿はちょっと過去の他の選手に例えられません。細身の身体で密集を抜け出すしなやかさというと、似てるものを探すとボクシングのFloyd Mayweatherの身のこなしぐらいでしょうか。

開幕二戦は相手がCharlotte、Syracuseだったのでそちらのディフェンスの能力が劣っていたから大量得点できたのではという懐疑論があったのですが、Florida State相手でもまったく同じ結果。これはLouisvilleはシーズンの目玉となったのでしょう。またLouisvilleディフェンス陣も堅くオフェンスの片肺チームでもない。来週以降も注目せざるを得ません。

Louisvilleのスケジュールを見ると二週間後に@No. 5 Clemson、そして11月に@No. 6 Houstonとトップ10校が控える。そしてそのどちらもデュアルスレットQBのチーム。昨年のハイズマン賞最終候補の一人で今季受賞のトップ候補だったClemson QB Deshaun Watsonとの直接対決となる二週間後が早くもとても楽しみです。

常勝校Florida Stateに完勝したことで今日午後発表になるLouisvilleの新ランクがトップ3に食い込んでくることが予想されます。No. 1 Alabamaがまたももたついたこともあって1位票もLouisvilleに入りそうです。No. 3 Ohio Stateがシーズン前から大期待だった@Oklahomaの試合をきっちり勝ったのは立派だったと思います。これでBig XIIは早くもプレーオフ進出校がなくなる危機です。Pac-12も冴えない。昨年のハイズマン賞のもう一人の最終候補RB Christian McCaffrey擁するStanfordが粘れるかどうか。SECも今年は怪しい試合が多い。Big TenはNo. 13 IowaがFCSの雄 North Dakota State Bisonの餌食となって逆転負け。この試合も良かったです。試合直後のインタビューでNorth Dakota StateのHCが勝因を「王者のメンタリティ」と言っていたのが印象的。これはすごいすごいと思いました。

カンファレンスごとで見ていくとここまで勝ち組と言えるのはACCだけという意外な展開になってます。