No. 6 Houston@Cincinnatiの木曜夜の試合。最終スコアは40-16と大差になりましたがホームのCincinnatiの粘りもあって終盤までなかなかの好ゲームでした。マイナーカンファレンスから初のプレーオフ進出を狙うHoustonにとっては及第点の試合と言えるでしょう。主力メンバーに故障があって一気に突き放すことはできなかったものの最終スコアの見映えも確保したので。QB Greg Ward Jr.はケガを押しての出場でもその能力の片鱗は見せたといえそう。小型なので密集に突っ込むのが怖いし、パスも相手ラインの手にはたき落とされる場面も散見しましたが、抑制の利いたデュアルスレットで最後は連続TDでチームを大勝に導きました。

Houston側で特筆すべきは新一年生DT Ed Oliver。これは3年後=NFLドラフトを得る頃には凄い選手になっているかもしれません。普通、高校から入ったばかりのラインの選手はまだ身体パワーが上級生に追いつかないものですが、解説陣絶賛。先物買いのお好きなNFLファンには注目の選手になるかもしれません。☆☆☆☆☆のリクルートでPower 5カンファレンス外の学校へ行った近年では例のない選手。Alabama, LSU, Oklahoma, Notre Dame, Texas, Texas A&Mといった有力校を蹴って地元のHoustonへ。顔つきも良いしボディランゲージから匂い立つ雰囲気、プレーするのが楽しくてしかたないような様子。

この両校は近い将来のBig XIIの拡張の際の対象と考えられる両校。メジャーカンファレンス移籍のチャンスを目の前にしてのオーディションという部分もあったでしょうか。