フットボールシーズン幕開けのこの時期ですが、どうしても気になったことがあったので。アイスホッケーの国別対抗戦World Cup of Hockey(以下WCoH)が来週開幕予定。場所はカナダ・トロントで。その前段として数日前から参加各国によるエキシビションゲームが北米各地で行われています。ESPNやNHL Networkなどで放送されています。同大会が開かれるのはこれが三回目。その内容が皆元気そうにガンガンプレーしていて良いなあと思ったのです。

このWCoHにはNHL所属の選手達が大挙参加しており、イベントの主催者はNHLとNHLPA(選手会)。開催時期はNHLのシーズンが10月に始まる直前の時期。おわかりでしょうか。MLBとMLBPAが主催する野球のWorld Baseball Classicとほぼ同じスタイルのイベントなのです。

なにが気になったかというとWCoHでは地元カナダ・アメリカを含め参加国はほぼベストメンバーを揃えており、プレーぶりもあまり露骨なボディチェックはまだ見かけませんが(まだ大会前ですし)スター連中も溌剌とプレーしている。これがWBCだとMLBのベストメンバーにならないのが寂しいかなあ、と。野球の場合、投手への負担が他のポジションと比較して著しく大きいこと、そしてMLBのシーズンが休みもろくになく長期にわたることから、春先3月にコンディションを仕上げるのに適さないということがあるわけです。その辺の事情は野球ファンの方々は既にご存じのことかと思います。それに比較するとほとんど同じ開催条件なのにホッケーはこれだけ各国が準備できてしまうのだなあと。いつか野球でそれができるようになることはあるんだろうか、というのが私の思ったことなのです。

日本の野球では既に先発投手の中五日制が確立している。MLBでは中四日のまま。そして毎年大量の故障投手が出る。MLBコミッショナーが試合数の削減に言及したことがありましたが、あれはたぶんプレーオフの日程を増やしたいという辺りが本音かと思いますからMLBのシーズンが楽になることはなさそう。そうなってしまうと他のスポーツのように国別対抗戦をジャンルの人気の刺激剤にすることは難しそうです。なんかもったいない気がしますね。WBC、あんなにおもしろいのに。