さっき終わったCentral Michigan@No. 22 Oklahoma State戦。フィニッシュがすごかった。試合終了したかに見えたのがオフェンス側のファールで時間切れなのにもうワンプレーが与えられ、Central Michiganのよく練った疑似ヘイルメリーが見事決まって30−27でCentral Michiganが逆転勝ち。このめちゃくちゃさがカレッジフットボールの魅力のひとつです。

状況はこうです。地元Oklahoma Stateが27−24でリード。時間切れまで数秒残しということで4thダウンでパントやニーダウンをせずに、パスを遠くサイドライン外に投げてボールが宙にあるうちに時間切れ……のつもりだったのでしょう。スタジアムもチームももう勝ったと思ったはず。ところが審判団が相談した結果、QBがボックス内から投げ捨てた、よってインテンショナルグラウンディングとコールされ4thダウン失敗、QBが投げた位置からCentral Michiganにワンプレーが与えられました。ほぼ50ヤードラインの位置からの一発勝負。それがものの見事に決まって逆転TD。

しかししかし。いま勝負がついて30分ほど経過した時点なのですが、ひょっとしたらこの試合、Oklahoma Stateの勝利に戻るかもしれません。まだわからない。なぜかというと、あのCentral Michiganのワンプレーはルール上与えられないプレーだったはずなのです。ディフェンスチームの反則は時間切れでも常にワンプレーが与えられるのがルール。そうでないと時間切れの時間帯はディフェンス側が反則し放題になってしまいますから。しかしオフェンス側の反則については常にではないです。ルールブックによれば、オフェンス側によるLoss of downとなる反則があった場合は、時間切れ後に次のプレーは発生しないとなっている。インテンショナルグラウンディングはLoss of down。この場合4thダウンなので相手ボールになる次の相手側の1stダウンプレーは発生しない、と読める。なのでひょっとするとあの最後のワンプレーはプレイされるべきものではなく、事後に取り消される可能性をなしとしません。実際にはもうプレーしてしまったのですからCentral Michiganの勝ちとすべきでしょうが、いまはまだ試合が終わってすぐなのでどうなるかわかりません。