リオ五輪真っ直中です。近年はアメリカは陸上で勝てなくなっているのもあって五輪の最大の押し競技というと水泳になるようです。それは良い。そして前回ロンドン大会に続いて女子体操の活躍が目立つ。水泳と違ってこちらは人種間のバランスが良いのもウケの良い理由となります。他ではグループリーグ段階で小手調べ中とは言え団体競技のアメリカにとっての人気競技・女子サッカーと男子バスケもほぼ順調。

男子バスケは明日、オーストラリアとの対戦。オーストラリアにはこのオフに入ってNBA Golden State Warriorsからはみ出したAndrew Bogutも所属。Kevin DurantがWarriorsに加入したことでサラリーキャップの都合でBogutは放出されたばかり。BogutはWarriorsに残りたいと強く意思表示していたのですがそうはならず。そのDurantとの移籍確定後の初の顔合わせ。BogutはWarriors在籍時からシラっとした顔でラフなプレーをやらかすことがあり、まさかと思いますが明日の対戦でスクリーンのついでにDurantを一発吹っ飛ばしてみたりする場面があるのかどうなのかが見物です。他にはテニスも手厚く放送されています。

とまあ以上は期待・人気の高い種目ですが、寂しいのが今大会から採用されたラグビーです。既に終了した女子ラグビーは勝てなかったのもありほとんど話題にも上らなかったのはともかく、今日から始まった男子の方もNBCの扱いが低い。過去数年、五輪の独占放送をするNBC系列で7人制ラグビーの放送はかなり手厚くされていたので本番のリオでも取り上げて貰えるのだろうと思っていたんですが、そうはならず。初戦でアルゼンチンに土壇場に逆転負けした惜しい試合だったのにほとんど話題にも上らず。厳しいなあという感じです。ざっと放送を見ていると男女バレーボール辺りの方がラグビーよりずっと放送量が多い。さらにはアメリカにはほとんど縁のないハンドボール(ドイツ x ポーランド戦とか)なんていうのを全編放送していたりで、えーこれをこのチャンネル・この時間帯に流してラグビーなし?という意外なまでの冷遇になってます。うーん。決勝トーナメントに入ると違ってくるのかどうか。