NBAチャンピオンCleveland CavaliersからKyrie Irvingが遅れて参加を決めてリオ五輪の男子バスケ米代表メンバーがやっと確定しました。
Kyrie Irving, Kyle Lowry, Harrison Barns, Kevin Durant, Carmelo Anthony, Jimmy Butler, DeMarcus Cousins, DeMar DeRozan, Paul George, Draymond Green, DeAndre Jordan, Klay Thompsonの12名。五輪経験者は2名のみ。
今季のAll NBA 1st Teamからの選出はDeAndre Jordanただ一人が参加とスーパースターたちが欠けた感の強い選出になってます。NBA 3rd Teamまで入れると計9人が参加と、なんとか体裁は保った感じか。
ただ辞退者が嵩んだPGポジションは苦しい選考となりました。最後にKyrie Irvingが参加を決めてPGと言える選手は2名確保しました。これはリオ五輪で勇退することが決まっているコーチK=Mike Krzyzewski が縁故でなんとかIrvingを口説き落としたということなんじゃないでしょうか。IrvingはコーチKの本職であるカレッジの名門Dukeの出身者ですからコーチKからじきじきに「困ってるんだ」とかき口説かれたら断れなかったんじゃないでしょうか。PGが明らかに薄い陣容となっていたのをIrvingが、恩師コーチKに恥をかかせるわけにはいかないと、NBA FInalsまで長いシーズンを戦った身体に鞭打って初登場という感じではないでしょうか。
ただIrvingにはいわゆるPGの役目であるボールのディストリビューションの役割はできない。そういう選手ではない。ロースター上の見映えはIrving加入でなんとかしましたが、機能としてのPGに不安を抱えたチーム構成になったのは否めません。
アメリカの五輪代表チームでPGにスコアラーが入ったというと2004年のアテネ五輪でのAllen Iversonのチームを思い出させます。あのときもパスでチームを引っ張るなんてことができないIversonに不慣れなゲームメイクをやらせざるを得ず、チームはリズムを掴めないままNBA選手を投入するようになって以来、米代表は初めて金メダルを逃したのでした(銅メダル)。あのチームの試合は悲しかったです。できないと判っていることをやらされるIverson。でも他に代わりになる選手がロースターにいない中、苦労するIverson。せっかく五輪に来たのにあんな苦しい役をやらされて気の毒でした。このリオ五輪向けの代表がその二の舞にならないとよいですが。

ちなみに前回2012年のロンドン五輪当時のメンバーは
Tyson Chandler, Kevin Durant, LeBron James, Russell Westbrook, Deron Williams, Andre Iguodala, Kobe Bryant, Kevin Love, James Harden, Chris Paul, Anthony Davis, Carmelo Anthonyの12名。

ロンドン五輪直前のNBA2011-12シーズンのAll NBA 1st Teamからは4名(1st TeamからはDweight Howardのみ不参加)、All NBA 1st~3rd Teamまでの15人(うち2名は外国人なのでMax13名参加可能)のうち8名がこのロンドン五輪メンバーになってます。当時新人だったAnthony Davisや、渋いチームの接着剤的働きを求められて参加したIguodala、Deron Williams、そしてJames HardenがAll NBA外からの選出でした。逆にAll NBAに選ばれつつ五輪には選ばれなかったのはRajon Rondo, Dwyane Wade, Blake Griffin, Andrew Bynumと前述のHoward、そして外国籍のTony ParkerとDirt Nowitzkiでした。スーパースターたちをまず選んで、その後にチームをよりよく機能させるための好選手をスター性にこだわらず選んだというチームだったと思います。