今年からスタートした15人制プロラグビーリーグであるPRO Rugbyですが、ちょっと目を離していた隙に所属全チーム名が変わっていました。以前は都市名だけだったのが、アメスポ風のニックネーム付きに。Denver Stampede、Ohio Aviators、Sacramento Express、San Diego Breakers、San Francisco Rushとなっていました。準備を整えてから始めるのではなく、走りながら事業を始めるのはアメスポマイナースポーツにはよくある話ですが、チーム名がシーズン中に決まっていくというのはちょっと珍しいのでは。

DenverはNFLのBroncosからの連想でしょうか。Aviatorsというのはオハイオ州は飛行機を発明したライト兄弟の出身地だから、San Franciscoはゴールドラッシュからというところか。Sacramentoは日本の新幹線海外売り込みのモデル地区の一つだから?San Diegoはちょっとわからないです。

初年度シーズンは現在10週を終えて各チームが6~8試合を消化。先週まで全勝だったDenver Stampedeに2位だったOhio Aviatorsが初黒星をつけてやっとおもしろくなってきたところ。Ohioは3敗ながらボーナスポイントを稼いで1敗のDenverを僅かにかわして勝点同点ですが首位浮上(但しDenverが1試合消化が遅い)。今季の構成では5チーム中上位2チームが優勝戦を戦う予定になっており、この2チームに勝点4差で追うSan Diegoまでが優勝戦進出が望めます。

観客動員は最近では一試合当たり1000~1500人といった動員。黒字になるのは不可能な数字でしょうが、ラグビーがアメリカで極マイナーであることを考えれば4桁を維持しているのは健闘とも思います。この動員レベルだと来季に向けて脱落する経営者が出ても不思議ではないし、また逆に参入を考える意欲的な出資者があるかもしれないです。