Golden State WarriorsのStephen Curryがリオ五輪の男子バスケ米代表選考から外れたい旨を発表。理由はプレーオフで痛めた膝の回復に努めたいから。San Antonio SpursのLaMarcus Aldridgeも辞退表明。理由は指。そういえば確かにAldridgeが試合中に指を脱臼したのは見ました。でもあれもう一ヶ月ぐらい前じゃないですか?その後も元気にプレーしてましたが。リオ五輪は8月ですが、指、そんな長引きますかね?

そしてさらにダメ押しでバスケ協会から「リオ・ブラジルの問題を理由での参加辞退者はゼロである」なんていう変な声明も出てきました。なぜわざわざそんなことを言う?なんか変な話になってきています。

Curryの辞退声明はひたすら自身のケガの話だけでジカ熱がどうのとかブラジルの治安がどうのとは言っていません。Aldridgeの声明は読んでませんが、バスケ協会がそう言うのですからAldridgeも辞退理由はひたすら指なんでしょう。ただ協会側の変なフォロー声明からすると、想像できるのは米五輪候補選手に対して米五輪協会から強く牽制がされてアメリカ選手団がジカ熱がどうとか言って辞退するのを言い出しにくい状況になっている可能性が強く感じられます。

ジカ熱関連だとMLBが予定されていたプエルトリコでの公式戦の開催を取りやめました。あれは選手会が懸念を表明して中止になったもの。五輪でもゴルフやテニスで健康への懸念を表明して辞退者や辞退示唆する選手がかなり出てますがアメリカ人選手ではそれを言った選手は私の知る限りいないような。NBA所属だとPau Gasol(スペイン)が出場したくない旨あっさり口に出してますね。MLBの選手会の発言力は強く、そもそもプエルトリコでの公式戦開催はさほどMLBの経営や国際戦略に重要ではないこともあってMLBはあっさり選手会の意向を容れて試合中止。しかし五輪はそうはいきません。開催主体は欧州の伏魔殿IOC。中止なんてあり得ない。

陸上や水泳その他、五輪が選手達の究極の目標である種目なら選手達も辞退とはそう簡単に言い出さないでしょうが、バスケ・ゴルフ・テニスといったプロで五輪以上のステージがある種目の、金銭的にも恵まれた選手達をリオに駆り出すことは可能なんでしょうか。室内競技のバスケですら選手が大量に離脱となったら、藪や林の中を歩くしかないゴルフの選手はどう反応するか。ゴルフは五輪競技に復帰したばかりで五輪ゴルフ関係者は一流選手たちの出場を実現したいでしょうが、強要できるわけでもなし。強要できないからこそなにやら裏で名誉を理由に選手を焚きつけている感じを昨日今日のCurry/Aldridgeの辞退で感じました。ジカ熱での影響が直接的に大きい女子選手たちなんて出るのか。出場へ駆り立てるのは重要なのか。サッカー女子は昨年のW杯で勝っちゃったから今年の五輪は放棄しても構わないような。バスケ女子はWNBAがシーズンを五輪仕様でストップする予定ですが、みんな行くんでしょうか。

他の辞退者の雪崩れ発生の前にCurryとAldridgeはうまく逃げたことになりそうです。