March Madness NCAAトーナメント二回戦にすごい試合が来ました。3位シードTexas A&Mが44秒残り、12点差のもうダメというところから、14−2の猛追で同点。二度の延長戦を経て逆転勝ち。A&Mの応援ファンの多くも既に席を離れて退場していたところからのMarch Madnessの語りぐさの一つとなるであろう大逆転試合が展開されることになるとは。実況陣も11位シード Northern Iowaの勝ちを前提に語り始め、私もあーこれでSEC早々に全滅かとか我が予想もボロボロだなとか思っていたところからのまさかのカムバック。Northern Iowaはインバウンドプレーがボロボロで次々とターンオーバーを献上。普段のインバウンドの役目の選手が後半に膝をひねってベンチに下がっていたのが原因だと指摘されていましたが、3本も4本も続けざまにインバウンドができないのはそれだけが原因ではなく根本的に準備不足でしょう。相手ゴール後のインバウンドですから入れ手はレーンの端から端まで移動しても良いのだし、ここまで続けざまに入れられない、入れてもいきなりベースライン際に追い詰められトラップされてターンオーバーにしてしまう。それで得たボールを全てねじ込んでしまったTexas A&Mの勢いはMadnessの名にふさわしい大変なものになりました。フリースローも入らないし、その過程でNorthern Iowaの主力選手がファールで退場となったもの延長戦に響いて選手も応援団も頭を抱え込み立ち上がれない大逆転負けに。私にしても試合が決まったと思ってからもチャンネル変えずに見ていて良かったです。

カレッジの場合、各ハーフ、ファール7個目から1-and-1のフリースローが与えられる。10個目からは2 shots。この日のA&Mはファールが少なくそれが奏功して1-and-1の1本目を外したNorthern Iowaを急襲して史上に残るスーパーカムバックにつなげました。

事前予想ではA&Mにもう数試合勝ってもらう予想としていた私としてはA&Mの勝利で次週まで期待をつなぎましたが、そんなことよりもすごいものを見ちゃったなあという感謝の念の方が強いです。