March Madenss二日目にして来ました。アップセット、ブザービーター。こうでなくては。

それにしてもMichigan Stateの敗戦はショックです。過去NCAAトーナメント史上、16位シードによる1位シードを倒した例はなく、15位による2位アップセットは8度目。しかしこの2位シードは過去最強の2位シードではないでしょうか。他の1位シード2位シード校を凌いでKansasとともに今大会の優勝候補筆頭だったMichigan Stateをぶち破ったところに価値があります。結果はMiddle Tennessee State 90-81 Michigan State。試合後の記者会見のMichigan State HC Tom Izzoの高ぶり方も尋常の敗戦ではなかった事を物語ります。常勝校の中では他のブランド校(Duke, North Carolina, Kentucky, Kansasなど)と比較すると5☆リクルートに恵まれるわけでない中、毎年Izzoの手腕で勝てるチームを作り、トーナメントになると普通でない粘りで勝ち抜いてきた歴史のあるMichigan Stateが満を持して上級生を揃えて今年こそはと意気込んで臨んだであろう今大会でまさかの初戦敗退とは。

これで2012年大会から数えて5年間(=計20回)の2位対15位の対戦のうち4試合が15位シード側の勝利で終わっていることに。つまり15位シードの勝率は2割。これは相当の勝率と言えましょう。

他にもこの日は3位シードWest Virginia、4位シードCalが敗戦。6位シードのTexasがブザービーターハーフコートショットでNorthern Iowaに沈められるなど一発勝負の楽しさ満点の二日目。他にも敗戦はしたものの健闘した下位シードチームもいくつもあり、NCAA下位のカンファレンスの実力の向上がこれらの激戦を生んでいるのだと言えます。

今日は野暮用が多くMichigan Stateの敗戦も生で見られず残念でしたが、スマホで結果を見て目を疑い二度見三度見してやっと事態を把握しました。Madness。こうでなくては。