NCAAトーナメントから漏れた学校のポストシーズントーナメントとなるNational Invitational Tournament=NITにも少しコメントを。ミッドメジャーからNCAAトーナメント進出が期待されたMonmouthやSt. BonaventureがNITに落ちてきてます。一部では当確を出しているサイトもあったんですが前項でも述べたSyracuseであるとかCincinnatiといったネームバリューがある学校に競り負け。ミッドメジャー校にとっては辛い選考になったかもしれません。ただ実際のところ試合を見ているとCincinnatiの方が強そうなので仕方ないような気も。Cincinnatiは強い試合はものすごく良いのでMarch Madness向き。

NITにメジャーカンファレンスSECからFlorida, Alabama, Georgia, Mississippiと並んでSouth Carolinaも登場。South Carolinaはシーズン前半を全勝で駆け抜け期待されたのですが失速してNITでNo. 1シードでの登場に。ここ数年SECのバスケはKentucky一極状態。過去対抗の位置にいたFloridaがHC Billy Donovanを欠いて再生できるのか。今年はTexas A&MがKentuckyの対抗として活躍したのでSECとしてはベターなシーズンではありましたがMarch Madnessからはスカされた形に。大量にSECからNITに出場校がある中、NBAドラフトでの全体No. 1指名確定的と言われるBen SimmonsのLSUはNITにも落選。以前のNIT選考なら話題性優先での選考だったのでLSUは選ばれやすかったのでしょうが、昨今の実績重視だと落選やむを得ずか。さらに下位のマイナーなポストシーズントーナメントも存在するのですが、LSUはそちらへの出場回避を発表。Simmonsのカレッジキャリアは先日言及した通りで惨敗僅か10得点での終了となりました。一般の報道はNITの結果までで、その下のトーナメントは一般には存在することも知られていないのでLSUのような学校が出場するのは意味がないのでしょう。LSUは元々この時期野球の方が動員が強いほどの学校でもあり、いまさらキャンパスで試合をやっても野球とバッティングするばかりで経済的メリットもありそうにないですし。

Yuta Watanabeが所属するGeorge WashingtonもNIT出場決定。Madison Square Gardenでの準決勝まで望めそうでもな位置ではあります。トーナメントで勝ち込む経験は成長の糧となりうるので頑張って戴きたいものです。

NITの本命は実はOhio Stateかもななんて思ってトーナメント表を眺めています。