どしゃぶりの中で行われたサッカーMLSの開幕戦Sporting Kansas City@Seattle Soundersを観戦。MLSの看板チームであるSoundersはこの日も満席。満席とは言ってもSeattleでのいつも通りで上部席には幕を張って観客を入れていないので本当の意味での満席とは違いますが、それでも他のMLSチームと比較して2~3倍の観客をコンスタントに動員するMLSにとっては得難いイメージリーダーでもあります。TVでの見映えも良いですし。

試合の方は前半に一発レッドを喰って10人となった地元Seattleが奮戦。Seattleのキレの良いカウンターにびびっているKansas Cityが人的優位をあまり活かせない展開が続きましたが一発のロングシュートにGKの反応悪くそれが決勝点となって1-0でKansas Cityが白星発進となりました。

いつものことですがMLSの場合、各選手のボールの扱いが下手なので、それを見越して相手ディフェンダーが常に遠くからでも真っ直ぐにボール保持者に突撃してくる。各自もそれを御せない。御せない自覚があるのでロストを怖れて相手が詰めてくる前にボールを味方に出してしまう。バックパスでどんどん下がっていってしまう。よって引いたSeattle相手に遠巻きにパスを回すばかりという、実におもしろくない試合。あまりにもMLSではよくある試合を11対10の試合でも見せられるのは残念です。海外リーグとの比較で貶すのは本意ではないですが、今年もコレかという試合を開幕戦から見せられるのは寂しいです。

Seattleの方はカウンターの迫力があって地元の観衆にとっては後半は劣勢ながらも楽しめたのでは。Kansas Cityは後半Seattleのカウンターを止めるのに何度露骨なファールで止めるハメになったことか。対するSeattleはほとんどファールでセットプレーの機会を相手に与えることなく終始。試合結果は敗戦ながらSeattleのプレーぶりは及第点、勝ったもののKansas Cityは感心しない内容だと感じました。