シーズン73勝のNBA新記録ペースのGolden State Warriorsが西カンファレンス最下位Los Angeles Lakersに惨敗112−95。これでシーズン61試合目で6敗目。72勝を遂げた1995-96シーズンのChicago Bullsも61試合目に敗戦しているのでこのWarriorsの敗戦を含めてもまだBullsのペースを1勝上回ってはいるものの余計な敗戦という感は否めない。星勘定ウォッチをする側からするとこの日のLakers戦は勝ちと数えていたであろう試合でしょうが大敗。

この日を含めWarriorsの6敗のうち5敗は大敗で僅差での敗戦は@Denver Nuggetsでの1月の試合のみ(112-110)。負けた相手はこれでLakers、Denver、Milwaukee、Portland、Detroit、Dallas。6チームのうち現在プレーオフ出場圏内なのは西6位のDallasと西7位のPortlandだけで、あとは成績の決して良くない相手にレアな敗戦を喫していることになります。なんでも今日のLakersとの敗戦はNBA史上、2チームの勝率の差が最大の試合での下位チームの勝利だそうです。Warriorsが9割超、Lakersが勝率2割を切っているので。(とTVで言ってましたがシーズン開幕直後には勝率10割のチームに0割のチームが勝っているなんていうのはよく起こっているはずなので除外条件があるはずです)

この試合は今季限りで引退するKobe Bryantが前年チャンピオンWarriorsと対戦する最後の機会で、NBAの元の最強スーパースターであるKobeから現ナンバーワン選手となったStephen Curryへスターの系譜が受け継がれる試合というような煽り宣伝がされていた試合。まさかLakersが勝つとはTV側も思っていなかったでしょうが、Warriorsのシュートが最悪の試合で外れまくり。Lakersの圧勝となりました。

Warriorsの3ポイントシュートは実はここ二週間ぐらい寒い状態になっていて、特にClay Thompsonはひどい。StephとDraymond Greenが入っていたので目立たなかったですがThompsonはまったく入ってない。ただThompsonは入っていないと見るとゴール下へのアタックで得点は稼いでいたのでスタッツ上目立たなかった。それが今日はLakesにパスのレーンを見透かされて普段通っているパスにそこら中で手を伸ばされて普段のようなインサイドでの美しいパス回しにならず、ターンオーバー連発。外が入らないのでインサイドも普段ほど空かず悪循環となって敗戦。これほどシュートが当たらない試合もWarriorsにとっては珍しいわけですが、それに加えてLakersのパスレーンの予測と若い初速のあるディフェンスが勝利につながった試合です。他のチームもWarriors攻略の参考にしてもらってプレーオフでの好試合を期待したいところです。

この日の試合はFloyd Mayweatherも見に来てました。先日のGolden StateのOklhoma City戦ではPrinceが見に来てました。なんでも翌日同会場でコンサートがあったそうです。