素晴らしかったです。Denver BroncosがSuper Bowl 50を24-10で制して、QB Peyton Manningの最後の花道を飾りました。Peyton本人は明言していませんがこれ以上の引退の舞台はあり得ないでしょう。現役最後のプレーとなる3rdダウン後にはPanthersの選手からも祝福の言葉をかけられていましたね。

天気が悪いわけでもないのにこれほどターンオーバー続発する試合は珍しいでしょう。Manning、Cam Newtonともに両軍の強力ディフェンスに追われて苦しい試合でしたが、致命的な自陣深くでのターンオーバー献上がCarolina Panthersの勝利へのチャンスを奪ってしまいました。

DenverディフェンスはNFC優勝戦のNew England Patriots戦でもそうでしたが威力が凄い。Bradyは走れないからという部分があったので、走力のあるCam NewtonならDenverディフェンスの裏をかいて得点できるのではと戦前期待していたんですがまったくそうならず。Cam Newtonのパスの精度が試合を通して悪かったのは明らか。その上、オフェンスのコールもDenverの目先を変えるような変則プレーもなく、無為な1stダウンのラン失敗が重なり、リードオプションも間合いが悪く、かつオフェンスラインがあちらこちらと破られてしまうので効果なし。後半になってNewtonが大きくステップバックすることでなんとか「あと1~2秒」を稼ぐような小手先の策にも行ってみましたが、なにぶん今日はNewtonのパスのコントロールが定まらないのでなんともならず。Camの顔つきも今季過去の試合とは違うものでした。

これほどディフェンスの圧倒的なSuper Bowlチャンプというといつ以来ですか。イメージだとSteel Curtainと言われたアレ以来と言いたくなるような。

試合前には会場地元でアメスポ内の盟友と言えるGolden State WarriorsのShtephen CurryがCarolinaの入場を呼び込む大太鼓を叩いて盛り上げるなどしていたんですが、試合は完敗でした。