日曜日にNASCARの今季最終戦@Miami-Homesteadでのレースがあります。その予選タイムアタックをTVでやっていたのを見入ってしまいました。これは私のスポーツ視聴習慣からするとものすごく珍しいことですが、これがまたわざとやってもこんなに盛り上がらないだろというぐらいのおもしろい予選となりました。

既に何度か当ブログで書いていますがNASCARの最盛期の頃のスタードライバーだったJeff GordonがこのレースをもってNASCARの一線から退きます。そしてこのレースが年間優勝がかかっており、その資格のある4人のドライバーのひとりがGordon。引退を年間優勝で飾れるかもしれないというレースです。一部ではNFLのJohn Elwayに例える人もいました。ElwayはSuper Bowl二連覇を達成してそのまま引退しており、もしGordonがNASCAR年間優勝を決めてそのまま引退となればElway以来の快挙という主旨でした。Sports Illustrated誌の最新号の表紙もJeff Gordon。アメスポ各ジャンルが折り重なる季節でもあり、またNASCARのジャンルとしての人気が一時期よりかなり後退しているので派手さはありませんがやはり知名度は高いなという感じです。年間優勝を争う他の3人は昨季の年度優勝者Kevin Harvick、シーズン前半にケガで欠場が続きChaseまでにポイントが足りないギリギリのところから勝ちまくってプレーオフに勝ち残ってきたKyle Busch、弱小チーム所属の唯一のドライバーMartin Truex Jr.。昨年優勝のHarvickの車が速いと評判で、日曜日の本命もHarvickという説が強いのですが、こと話題性というとHarvickではNASCARファン以外は名前もわかってもらえない。

さてそのおもしろかった予選。三段階で順位を決める方式で、1次予選では上位24位までに入らないとそこで順位が確定してしまう。焦点のGordonの順位が次々と下がってしまい25位まで順位が低下。そこで制限時間内最後にもう一度トライして見事17位(ぐらいだったはず)まで順位を上げて2次予選へ。ここでは1次予選でトップを突っ走っていたHarvickのタイムが伸びず二度目の足切りの12位以内を確保できず、13位で7列目からのスタートが確定してしまう逆転劇。年間優勝を争う4人の中で唯一最終予選に進めず。結局はKyleが3位、Gordonが5位と好位置を確保。NASCARの予選はサクサクと1時間もかからず全行程が終了して見やすかったです。

尚、三週間前の遺恨の残るJoey Loganoは予選2位、Loganoにテロ行為を仕掛けて出場停止だったMatt Kensethは復帰予選19位。まさか優勝を争う面々や、それ以上にNASCARの功労者Jeff Gordonを巻き込みかねない位置での遺恨のやりとりはないでしょうが、場面によっては意地の張り比べのようなことは起こるかもしれません。昨季の最終レースでは年間優勝を争うメンバーにGordonやJimmie Johnsonというかつての最強レーサーが一歩も引かないトップ争いを繰り広げて盛り上げました。事前予想で本命とされたHarvickがスタート位置が悪くなってハンデ戦としては好配置かも。今年はどういう最終戦になるのか楽しみです。