カレッジフットボール今季第二回目のプレーオフランキングが発表になってます。No. 1 Clemsonは変わらず。先週No. 4だったAlabamaが全勝LSUに完勝してNo. 2にランクアップしています。No. 3はOhio Stateで変わらず、新たにNo. 4のプレーオフ圏内にはNotre Dameが上がってきました。まだメジャーカンファレンスの全勝校が残る中、2校も1敗校がプレーオフ圏内と判定されたのが今回の特徴と言えます。

Notre DameはQBの変更など強さが足りない感じは否めないのですが現時点の話題性でこの位置かなと理解しておきましょう。No. 5以下は全勝Iowa、全勝Baylor、1敗Stanford、全勝Oklahoma Stateと続きます。

No. 7 Stanfordが先週の11位から順位を上げたのが目を引きます。これはNotre Dameとセットでのアップでしょうか。レギュラーシーズン最終週11月28日にNotre Dame@Stanfordの一戦が予定されており、1敗校同士の戦いながらプレーオフ圏内争いだと言う演出を加えればこのカードがビッグマッチとして成立することになるわけです。普通に全勝校の方を上にして7位対8位の試合だったら注目度ガタ落ちです。二年目となるこのプレーオフ選抜委員会によるランキング制、どうもこういう興業優先のランクいじりが多いのが気になります。

Notre Dame x Stanford以外では上位同士の対戦というとBig XIIのNo. 9 Oklahoma StateとNo. 6 Baylorの試合が11月21日に、そしてBig Ten優勝戦(12月5日)でのNo. 3 Ohio State x No. 5 Iowaの試合の可能性があります。それぞれ全勝対決となる可能性がある。この二試合の合間の週に入るNotre Dame x Stanfordをランクで優遇して盛り上げるというセンスは興業センスとしてはかなり良いんですが、プレーオフ選抜委員がそういうことをするのかぁというのはちょっと嫌な感じがします。最終ランクのみが意味があるので最終週だけ興業センス抜きで決めれば良いだろということでしょうか?

それ以外で上位の対決はSEC優勝戦でのAlabama x No. 11 Florida。No. 3 Ohio State x No. 13 Michigan State(随分落ちました)。No. 10 Utah x No. 7 StanfordのPac-12優勝戦。

こうやって見ていくとNo. 1 Clemsonだけが残るビッグマッチを持っていないことになります。地元ライバル校対決のSouth Carolina戦、ACC優勝戦でNo. 23に入ってきたNorth Carolina戦が見込まれますが他の上位校の残り試合と比較すると楽。まあカレッジフットボールではこういう楽と見なされた学校が足下を救われて頭を抱え込むというのは過去いくらでも例があるので安泰とまでは言いませんが見通しが最も良好であるのは否定できないです。