今季からNHLで採用になった3対3による延長戦を見る機会が初めてありました。ハイライトなどでは様子は見ていたのですが実際に試合を観戦していて延長になるのは今季初。ぜひ3対3が見たかったので試合終盤は点が入らないことを祈ってました。Anaheim Ducks@Chicago Blackhawks戦。結果はレギュラーションを通してノーゴールの0-0だったのが、延長戦に入ったら僅か51秒で決着。それもChicagoの誇るKane-Toewsのコンビネーションから鮮やかにGKの肩越しゴール右上隅に叩き込んでのスッキリ決着。鮮やか。華麗。爽快。NHLの目論見通りの決着と言えましょう。良いですね。氷上の人数が少ないことでスペースができてテクニシャン有利となるのはシーズン前から予想されていましたがまさにその通りの決着です。

この試合が今季25試合目の延長戦で、5分間の延長戦で決着がつかなかった(=シュートアウト行き)のはそのうち8試合のみだそうです。つまり2/3以上の試合はサドンデスゴールですっきり決着している。シュートアウトも決して悪い決着方法ではないですが、5分という短い時間に大半のゲームが決まるという期待感はかなり良いです。見る側に親切でしょう。平均試合時間の短縮にも寄与しそうです。

ちなみにこの会場は24時間後にはNBAの開幕戦=Cleveland Cavaliers@Chicago Bullsの試合が行われる同じ会場です。きっと今頃は氷をバンバン溶かしているんでしょうか。バスケとホッケーの両方があると会場の稼働率は高くビジネスとしてはオイシイはずですが、同時に製氷撤収など徹夜の設営は日常茶飯でもあるのでしょう。