前項の通りで日曜日はNFLは見ずサッカーばかり見ていたわけです。MLSはプレーオフ争いの公平を期すため各地の試合開始時刻が午後の部(5PM~)と夜の部に統一されていたため午後の部が始まるまでは女子代表サッカーが放送されていまして、久しぶりに女子代表を観戦。

相手は来年のリオ五輪で金メダルを狙って強化中のブラジル代表。ブラジルでは今年になって初めて女子代表の強化に乗り出しているそうです。過去の女子の国際大会で上位に食い込んできていたブラジルですが突出した個の力で勝っていたのが、競争レベルが上がった昨今ではそれでは勝てなくなってしまった。昨年のW杯カナダ大会ではトーナメント初戦でオーストラリアに敗戦したのは記憶に新しいところ。これはブラジルに限ったことではないですが先進国以外での女子スポーツは予算も理解もなかなか得られないことが多い。経済規模も大きくなっている、そしてサッカーが強いブラジルですら今年からやっと強化予算が出て長期の合宿が可能になったのだそうです。それも来年の五輪があるからで、リオ五輪を過ぎたらその予算も継続するかどうかわからないとか。女子アスリートの皆さんはアメリカにせよ日本にせよ恵まれていると言えるのでしょう。男子と比較するといろいろ愚痴もあるんでしょうが、他国の女子選手たちとは比較にならない好待遇とも言えるし、見方次第でしょうか。

この日はNWSLのMVPも受賞したLauren Holidayと、Lori Chalupnyの代表引退試合。Holidayの方は代表だけでなく選手生活の最後の試合です。まだ28歳、来年の五輪もその先も本人が望めば十分に現役を続けられるであろう余力を残しての選手引退。その事情は以前にも少し触れました。幸せな選手生活と明るい見通しのその後の生活。大変結構なことと思います。

それより先に引退するのかと思われたAbby Wambach、Hope Solo、Christie Rampone

Shannon Boxxなど大ベテランの代表たちは来年の五輪まではどうも続けるみたいですね。RamponeやBoxxは本人が続けたくても落選する可能性もかなり高くなってきてますが。

ベテランを蹴落としそうな選手たちがこの日活躍。連続先発の座を得ているCrystal Dunn23歳。この選手はDFとして登録されていますが攻守MFやウィングもできるという万能型。この日はこぼれ球を押し込んで得点。大柄な選手の多い米代表の中では二回りぐらい小さい体躯。これからどういうポジションを代表の中で占めていくのか楽しみです。もうひとりStephanie McCaffreyが代表初招集で初ゴール。難しい高い球にうまく足で合わせてのゴール。センスは良さそうとは言えあのゴールシーンだけでは評価しようもないですが、多彩な才能の揃う米女子代表のフォワードにわざわざ呼んでみようと首脳陣に思わせるだけの何かがある選手なんでしょう。米女子代表の新陳代謝がうまく行ってる感じがぷんぷんする試合となりました。