Ronda Rouseyは昨夜も秒殺で完勝。対戦相手に困る状態になってきています。

ソーシャルメディアを見ていると女性からの支持がどんどん高くなってきているのが感じられるのが新味です。アメスポで女性アスリートが出てくるとその親近感なりで女性からもそれなりに注目は集めるのは確かなんですが、例えばIndyCar/NASCARのDanica Patrickのファンは女性かというと、そうではない。他のサッカーのAlex Morganなり、テニスのWilliams姉妹なりにしても女性の支持が主になっているかというとそうでもないと思うのです。結局のところスポーツファンには女性の絶対量は少なく、サッカーだテニスだと言ったメインストリームではないジャンルで女性アスリートが出てきてもさほどの支持は得るには至らない。女性がスポーツにコメントするのは普通にNFLだったりする場合が多いです。

そういう過去の女性アスリートと比較して女性からのRondaへの熱い支持コメントが多いのはかなり目立ちます。「She's my bi_ch!!!」(これで肯定的な意味です)みたいなものも多いし、え、あなたもRondaの試合なんか見てるの??とびっくりするような女性がRondaの試合につぶやいたりしていて驚きます。つまり強い女性に皆さん飢えていた?

それで思い出したのが表題の件です。Lucyというのは昨年公開された映画です。近年アメリカで目立つ超人的に強い女性を主人公にした作品です。それの宣伝を盛んにやっていて最近こういうの目立つよなあと思っていたわけです。Kill Billの方は10年ほど前に公開されたやはり女性主人公がバッタバッタと相手をなぎ倒すお話です(本当はそうじゃないストーリー自体もひねりがあって悪くないんですけど、実際の売りはそこ)。Kill BIllの頃はまだストーリー性やアンニュイさがあったのがLucyまで来ると、女性観客のカタルシス目的で作って売っているだろこれ?という感じのものでした。他にもそういうフレーバーの群小の映画は多く、この手の映画が売れるのかあと思っていたわけです。

アメリカではスポーツは男性が、映画は女性が主たる購買層です。もちろん男性向けの映画もありますし、スポーツでも女性ファンを多く獲得しているものもありますが、基本構造はそうです。つまり女性はスポーツは見ないんだけど、めちゃめちゃ強い女性ヒロインには強い需要があったんだと推測できるわけです。そこへモロに嵌ったのがRonda Rouseyということかなと。

以前も書きましたけどRondaの試合は秒殺ばっかりなのでお金を払うのに躊躇するところが強いんですが、家庭で普段は男性が主導権を持って購入しているであろう格闘技のPPVで奥さんなりガールフレンドなりからの需要・後押しがあるのはここまで支持の厚みが出てくるとけっこう効くのかもしれないと思い直した次第です。