PBC on ESPNの二回目の放送がありました。私は初回を見落としているので今回が初視聴になります。放映局は違えどPBC自体の舞台設定は過去地上波その他でやっていたのとほぼ同じ。実況アナと解説がESPNで長年ボクシングの定時番組だったFriday Night Fights (FNF)と同じ人たちなので、FNFからPBCに看板かけ替えただけという感じはかなり強かったです。前座に二試合がともに早い回でのKOだったせいもあるんでしょうがメインの試合が9ラウンドTKOとなっても午後11時前に全部終了してしまうそのサクサクっぷりは良かったように思います。試合の方もSports Centerその他で散々に選手紹介をしていたお陰でボクシング選手に疎い私なぞもある程度両選手の背景を把握して見たので感情移入しやすく、また試合自体も負けるべき役回りの選手の奮戦もあって9回をまずまずのテンションで見られて良かったです。良い放送になったんじゃないかというのが印象です。

ま、それだけなら表題がこんな表題にはしません。PBCのメインが終わるとそのまま今度はUFC 190を扱うスタジオに切り換えたのが気になってのこの表題です。同夜のUFC 190は今知名度最高のMMA女性ファイター Ronda Rouseyがメインを張るイベントです。Rondaは無敗、ブラジル人の無敗挑戦者を迎えての試合ということになってます。スタジオに切り替わるとすぐに「えーUFC 190のメイン=Rouseyの試合はまだ一時間後のスタートですから余裕を持って見られます」とPPVの宣伝みたいなことを言い出しました。ESPNがタダでそんなことを言ってくれるわけもなく、UFC側からの依頼なんでしょうね。ボクシングの直後の即座にそちらのスタジオに切り替わったのも予定通りなのでしょう。そうなるとひょっとしてPBCがUFCのメインに余裕をもって間に合うようにさっさと終わったのも全部デキレースかよ!と言いたくなるような。さすがにそれはないと思いますが、あまりにもタイミングが良かった。

PBC on ESPNの放映契約はPBCがESPNから放映枠を買い取る仕組み、つまりはESPNはカネを貰って放送してあげる側。そしてそのPBCを見た格闘技ファンに速攻でPPVの宣伝をしてあげてUFCからもPPVの宣伝料を貰うんでしょう。なんかESPN、最大手であることのメリットを全開で儲けている感じがします。これこそが業界ナンバーワンの威力なんですね。

ちなみにRondaですが、今日ちょうど亡くなったWWEなどで活躍した人気レスラーRowdy Roddie Piperに今日の試合を捧げると言ってるみたいですね。Rondaは苗字がRouseyということで音が似ているRowdyをRondaのニックネームにしようとした動きが以前あったのです。でもRondaはそれはPiperに悪いからと躊躇して、わざわざRoddie Piperに連絡を取って話を通して、でもまあ結局あまり使わないままでいたというそういう繋がりがあります。Ronda人気がブレイクして他の選手みたいにニックネームを付けて覚えてもらわなくてもRonda Rouseyの名前が十分浸透しちゃってまいましたから。

Roddie Piperは口で勝負するタイプだったので日本ではまるでウケなかったですが、アメリカでの人気は根強かったです。けっこう若い人も知ってたりして、へえそうなんだと思ったことがあります。