夕べのNBAプレーオフ二回戦シリーズ、Cleveland Cavaliers@Chicago Bullsの第三戦。粘るClevelandをBullsのかつてのエースDerrick Roseのバックボードに当たる3ポイントショットがブザービーターとなって決勝点、シリーズをBullsの2勝1敗としました。地元の観客歓喜の最後のショットのなったんですが、偏見かもしれないけれどRoseとBulls、こんな調子だとClevelandには勝てても西の精鋭には苦しいかもなあとも思いました。なんかちょっとカレッジバスケを見ているような試合の最終盤だったのも気になりました。もうちょっとプロらしくボール廻ししないのか?と。

残り3分ほどになってからBullsはRoseにボールを持たせてそのままRoseがレイアップに持ち込むプレーをたぶん三度繰り返したはず。全部得点につながらず。Roseのディフェンスに付いたのはLeBron James。これは過去にもよくあったことでLeBronが相手チームのエース級ガードに体格差のミスマッチを承知でディフェンスに付く策。もつれた試合の最終盤でLeBronのチームがよくやるパターンです。たぶんLeBronの好みでもあるのでしょう。Roseが絶頂期よりはスピードが落ちたとは言え大型のLeBronを外ですり抜けることはできたのですが、レイアップに行く段階で追いつかれてボールがゴールに上がる前に次々弾かれるということを繰り返しました。見ていて、これがRoseの絶頂期だったらあれが全部入ったのかもなあ…なんて思いながらも、ちょっと芸がなさ過ぎだととも。最後のウィニングショットもバックボードに当たったのが跳ね返ってのラッキーゴールで意図した所へはボールは行っていない。勝ちは勝ち、運もまた勝ちの要素で勝利にケチはつけませんが、この日は計30得点、ヒーローになったけれどRoseの本格復調からは遠いんじゃないかなあと。

Bullsはこの日Joakim NoahもPau Gasolも得点が伸びない中、ベンチの助けが効果的に入って勝利。ここからもこのシリーズが熱戦が期待できそうですね。次戦でのLeBronの逆襲劇が楽しみです。