いやあ。なんというか。

MLBの方のYankeesが崖っぷちで首位Boston相手にクリーンスイープ三連勝とか、Marinersがこちらの首位攻防戦で完敗の連続で三連敗とか、我が愛するカレッジフットボール開幕とか色々感想書きたいことはあるんですが、それをさしおいてもBeckhamいきなり終了とは...

そう。全米まったく注目していなかったSuperLigaの決勝でメキシコ王者Pechucaに足を削られて退場、MLSのシーズン残り出場回避という報道。なんでまたその誰も見てない試合でやられてしまうのか。膝をひねって無期欠場報道がありました。

いや逆とも言えますが。つまりMLSの試合の中であればMLSの大事な資産であるBeckhamに危険プレーをしかけてくることは御法度のはずなんですね。今年のBeckham加入時には特にそういう報道はなかったですが、以前やはりMLSのニュースターとして鳴り物入りで若干14歳Fredy Aduが加入したときにMLSは所属全選手に対して「嫉妬的行為(ラフプレー含)には一切容赦せず処罰する」と通告したことがありまして、今回のBeckham加入時には報道には載らなかったもののBeckhamに多額投資するに当たって同様の警告が他のMLSチームには出ていたはずです。その結果かここまでBeckhamへのラフなタックルと呼べるプレーはひとつしかなかったかと思うのですが、なんとメキシコチームにやられちゃいましたよ。ライブで見てないのでプレーはわかりませんが、メキシコのチームじゃMLSの処罰も届かないです。
SuperLigaの優勝賞金$1 millionは米国のチームにはともかくメキシコチームにとってはけっこうな額の賞金と言え、それを餌に真剣勝負を設定してみたものの、真剣勝負となればこういうプレーも出てきてしまうということでしょうか。

元々Beckhamは足首に故障を抱えながらの騙し騙しって状態でプレーを続けていた訳でもあり、また所属のLos Angeles Galaxyはすでにプレーオフ進出絶望の位置にありこの先ムリをして出場する理由もほぼないのもわかります。
とは言え入団発表以来あれだけ騒がれてきたのに結局一試合通しで出場したのは僅か二試合でシーズン終了。

まあ露出度という面ではすでに今シーズン分の元は取ったと言えるのかもしれませんが。例の足首の調子がどうとかで「期待のデビュー戦」を4回ぐらい仕切り直しして観客動員に貢献したしね。