期待されたアメリカサッカーの新企画=SuperLigaの決勝の組み合わせが決定しましたね。
Los Angeles Galaxy (MLS, USA) x Pachuca (Mexico)の組み合わせ。

経営サイドからすればこれ以上ないカードと言えるでしょう。Pachucaの方は2007年メキシコの国内王者にして、今年春のCONCACAF(北中米カリブ) Champions' Cup王者でもあり、現在CONCACAF地区の実力ナンバーワンチーム。迎え撃つGalaxyの方はDavid Beckham加入で米国内でも世界的にも一躍知名度を挙げた話題のチーム。

このSuperLigは今年から実施で、MLSとメキシコ一部リーグからそれぞれ4チーム計8チームでの対抗戦というテーマで争われたのですが、実は準決勝の段階ではMLSチームが3チーム、メキシコからはPachucaだけが勝ち残っていて、下手をすると決勝がMLS同士になってせっかくの米墨対抗戦という主旨がとんでしまい盛り下がるのではないかという危惧もありました。

準決勝のPachcaの相手はMLSで今シーズン好調のHouston Dynamoの地元での試合ということで上記の危惧はかなりあったのですがなんとかPKでPachucaが抜け出してきて米墨対決は確保で経営サイドはホッとした、その直後に来たのが昨日の一戦。

Los Angeles GalaxyとD.C. Unitedの準決勝、攻め合いの大激戦となった上に、Beckhamの先制FKは決まるわ、BeckhamからのキラーパスからLandon Donovanが決めての追加点、LAの2-0勝利と盛り上げまくりの試合。これほどの試合がほとんど誰にも見られない(米国内放送は超マイナー局が担当、あとはネットで有料放送)というのはサッカーの損失というぐらいの好試合でした。ここまでハイライトが優れていると普段スルーするESPNのスポーツニュースも写さざるを得ないでしょう。

LAは昨年に続いて今年もMLSの下位に沈んでいるわけですが、こういう試合を見せられてしまうと「実はBeckham一枚入っただけですでにもう強くなってる?」という妄想がわいてきますね。二週間後の決勝楽しみです。