今年のMLSの優勝戦、最後に盛り上げてくれました。
0-0の均衡の中、60分過ぎに怪我で過去二戦欠場していたClint Dempsey投入。投入してしばらくは次々ボールにからみNew England Revolutionが押すことになりましたが、それも長続きせず。一進一退。
Dempseyはあいかわらずよく倒されます。これがMLSでの最後の試合になりそうですが、心配された怪我もOKらしく特に動きがどうということもなし。現在進行形のヨーロッパのリーグでどこに加入してどのぐらいの働きができるのか楽しみです。MLSではやはり現在ピカイチの選手でしょうが、プレミアリーグなんかだと下位チームでも相当運動量も多くパスの勘も鋭くMLSとは勝手が違います。どうなるか。

さて試合が動いたのは延長の後半。試合後半、ほとんど消えていたようなFW Taylor Twellmanが七分残りで決勝点1-0。ついに均衡破った。
と思いきやHoustonが真ん中からリスタートしたボールがそのままつながってFW Brian Chingのヘッドが鮮やかに決まって1-1。この間、誇張なしで数秒。なんとびっくり。瞬殺。一気に目が覚めました。

PK合戦。NEのGK Matt Reisはこの日もPK蹴る方でも早々に登場、見事に決めてくれました。止める方でもチームが一本ビハインドになったあとの四人目を止めて活躍。PKになるとReisは頼りになる。MLSでも阻止率が35%と特級。
しかし最後はNEの五人目が止められて終戦。Houston DyanamoがホームをHoustonに移転した一年目でMLS優勝を勝ち取りました。

今日の試合自体はさほど褒めるところのない試合だったとも言えますが、シーズン通して安定した成績を残していたのは事実か。MVPは瞬殺同点弾を叩き込んだBrian Ching。
これでアメリカサッカーは春までの長いオフシーズンとなり、話題はDempsey, Freddy Aduらの移籍やレンタルの件になりますね。