いやあ。勝ちましたねRutgars。
No.3 Louisville@No. 13 Rutgars。全勝同士の対決。しかしながらほぼ誰もRutgarsが勝つとは予想していなかった試合だったんですが、見事Louisvilleのハイパワーオフェンスを後半完封。一旦は25-7と大きく離されかけてこれはblow outコースかと危ぶまれたところから盛り返して28-25で快勝。全国放送でRutgarsディフェンスの威力がホンモノであるところを見せつけました。
先週書いた記事の予想当たり、RutgarsディフェンスがLouisvilleをスローダウンさせての勝利。

LouisvlleのオフェンスラインとRutgarsディフェンスラインの平均体重の差は20kg以上、体格で圧倒的に劣るラインの戦いを見事に制して後半はLouisville QB Brian Brohmにプレッシャーをかけ続け。Brohmは前半はいつも通り憎らしいほど鋭いパスを通していたんですがラインが崩れてからは本領発揮できず。やはりフットボールの基本はラインの攻防。ドラフト一巡目候補のQBとWRを揃えてもラインが打ち破られてはまったくなすすべなし。後半10ヤード以上ゲインできたドライブはたったの一度だけ。サックで倒されまくりました。(それでも逃げ腰にならなかったのはやはり大物か)

前半は審判のコールもLouivilleに有利なものが多かったですが、最後はLouisvilleのオフサイドが勝負を分けるハメになったのも劇的。
RutgarsのPK Jeremy Ito(日系)の勝ち越しFGが外れて延長戦かと思われたところが、Louisvilleオフサイドで蹴り直し。これが決まって決勝点。

これでRutgars 9戦全勝で投票ランキングではLouisvilleとWest Virginiaを抜くことは必至、トップ10入りでしょうか。RutgarsがTop 10。シーズン前にそんな予想をしたひとは誰一人いないでしょう。
六年前にGreg SchianoがMiami-FLのディフェンシブコーディネータからRutgarsのHCに就任したときはなんでまたよりによってRutgars?Canesのコーディネータの方がずっと良い職なのでは?という感じだったのですが、見事にこういうチームを育てた。
今シーズン後どうするんですかね。折もおり、古巣のMiami-FLはHC変更確定的な情勢だけに、Rutgarsとしては幾らでも積んでSchianoの残留を図りたいところでしょうが。


Louisvilleが負けたことで一敗組のFlorida, Texas, Auburnが蘇ってきました。Floridaはこれで自力でBCS優勝戦に届く位置。
その他、Big EastではWest Virginiaの自力優勝が復活。十二月第一週のRutgars戦が実質Big East優勝戦となります。