事情により週末遠征してCincinnatiで行われていたCampbell Cupというフィギュアスケートのシーズン開幕戦みたいなのを見に行っていました。ホテルでフットボールその他見てましたがその件は溜まっているビデオなどをまた見てからでも。

フィギュアスケートを現場で見るのは初めてですがレール際前列の大変良い席、演技していない選手たちの様子も見やすい席だったのでかなり楽しめました。

私なぞは遠征してまで行ってるのに客の入りの悪いことにまずびっくり。こちらではNFLの裏番組としてABC地上波で堂々二時間以上の生中継の入ったイベントだったんですがたいして大きくもないアリーナの入りはせいぜい四割。メインとなる女子のシングルはアメリカ側が今年のオリンピック代表だった三人全員が出場、国別対抗制で日本側は浅田姉妹と安藤美姫となかなかお目にかかれないような豪華メンバーを揃えた(そうでなければ地上波全国放送は成り立ちません)にも関わらずここまで入らないとは。また演技中の客のリアクションからしても私なんかよりもさらにフィギュアスケートへの理解がなさそうで、たぶんCincinnatiはマーケットテストとしては失敗ということになりそう。確かにちょっと席の値段設定は高かったようだけど。

こういう入ってない興行を見るとすぐに収支計算をしたくなる私なのですが、計算してみるとこの程度の入りでも採算は十二分に取れていそうです。昔からあるアリーナで、普段マイナーリーグホッケーとかも開催されている場所だから使用料も安そうだし。

日本でも一部放映されているらしいですので内容にはあまり立ち入りません。第一私自身大してわかってないし。日本の各選手はまずまずだったように見受けました。舞選手は手足が長くてまあ美しいこと。安藤選手はウォーミングアップのときから四回転に臨む気はなかったからあれでたぶん全部成功なのだと思います。真央選手はよく言われる通り苦もなく高く跳んでいるように見えますね。席が低い位置だったので高さを実感できてよかったです。
対する米側各選手は全国TVへの顔見せを兼ねた本番前の賞金マッチということで無理をしなかったのもあるでしょうが、大技に入らず入れずに流して低得点に甘んじた演技の連続で中身的には少々物足りない感じもありましたが、砂かぶり的な席だったので臨場感を楽しめた部分で元は取った気がします。やはりライブは楽しいものです。