やーいい試合だったね。日本勝てなかったけど本格派の日米エース同士の対決で締まった試合でした。私好みの試合。よかった。

この試合まではこのLLWS通して各試合ストライクゾーンが激広だったんですが、この試合は審判は開始から狭めのコール。二人の速球派ベストピッチャーということで広いストライクゾーンだと両チームともまったく打てない試合となる可能性があったので、この辺は審判のナイスな判断だと思う。ストライクゾーンは一定でありさえすれば狭い広いは審判の裁量の内。二人の投手、打者と投手の距離が近いから実際はプロ野球換算すると160km/h近い速球を試合通して投げ続けた。コントロールもよくストライクゾーンの内外の使い分けもきくし、ここぞというときのチェンジアップもストライク取ってくる。

試合が動いたのは三回。先攻の日本が四番でエースの松本君の高いバウンドのセンター前ヒットであっさり先制。そして山はすぐその裏の米国の攻撃。
米国のエースKyle Carterが単打で出塁、パスボールで二塁へ。次打者のセンター前ヒットでサードコーチの制止を振り切って同点目指して突入。ジャパンのセンターはインターナショナル決勝で先発したピッチャー。強肩ですっばらしい球がホームに返球。ジャパンのキャッチャーは小柄な選手だったんだけどこれが175cm大人サイズの米国エースCarterを完全にブロックして本塁憤死。これはすごいプレー。ジャパンの守備の鍛えられ方はLLWS通して群を抜いている。日本の野球だな~と感嘆。
同点を目指して突入した米エースは大落胆。日本は歓喜。と次の打者の初球、いまひとつ気合いが入ってなかったか若干高めに浮いた球を叩くと逆転ツーランホームラン。一球で立場が180度入れ替わった。ドラマチック。
結局はこれがそれぞれの唯一の得点。でも最後まで泣きながら食い下がる日本チームよくやった。試合後ジャパンのエース松本君に相手チーム選手が次々と駆け寄る。大会ナンバーワン&ツーの好投手同士の試合だっただけに尊敬を集めたね。
この二人、フォームがいいわ。特に日本の松本君は真上からいい球投げる。将来どうなるかは分からないけど頑張っていただきたい。

ちなみにLLWSに過去出場した少年でその後MLBのスターとなったのはほぼGary Shefieldだけの模様。<追加>Red SoxのC Jason VaritekもLLWS決勝まで行った事があるそうです。

元々の予定の日曜日は雨で決勝は月曜日に順延。決勝だけは毎年地上波全国放送なのですが、順延のためケーブル局ESPN2へと振り替えられました。同じく日曜の予定だった三位決定戦はキャンセルで試合自体消滅。
最後球場の土を集める川口チームの姿を見て高校野球思い出した。高校野球随分見てないな。これでアメスポの夏休みが完全に終わったです。