ドラフトが始まって最初の一時間強の間に何度もドラフトしたばかりの選手のトレードが発表される展開。つまりは自チームのドラフト選択に恋していない状況。この辺が今年のNBAドラフトの真実なんでしょうね。どうしても欲しい素材がいないという。

それぞれの選手たちは将来的に伸びる可能性はもちろんあるんだろうけれどスター候補は少なく、NBAのロースターに入ったら埋もれてしまいそうな選手ばっかりの印象なんですよね。スーパースター候補もいないとは言わないけれどまるで生の素材のままという状態。例=Tyrus Thomas。Portland Trailblazersが選択した後、Chicago Bullsへトレード。

その昔とは違って新人のフリーエージェントの期間が短いためこういう生モノの選手は開花する頃にはもうFA権利取得がもうすぐなんてことになってドラフトする意味がなくなっちゃうんですよね。特に上位指名して高いカネ払って契約するのは冒険。

本来的にはこの手の当たれば大きいという選手は一巡目中位向けなんですよ。大物候補の高校生を取るのと同じ。Kobe Bryantが13番目で指名されたようなのが指名する側からすれば理想。高過ぎるのは怖いですね。

ChicagoはTyrus Thomas取ってどうするつもりなんだろう?March Madnessで売れたから知名度や印象度は高いですから看板にはならないことはないですが、Chicago Bullsというのは強いチームを作るつもりがないのではと思わせる動きが多いですよね。
結局今年のドラフトで一番得をしたのは二位指名権を売り抜けしたNew York Knicksですね。