NBAドラフトは水曜日夜。例年通り生中継。
今年のドラフトは各社の予想が割れてます。かなり派手に割れている。
とりあえずここをたたき台にして話をすすめます。

ここの予想では全体一位指名のToronto RaptorsはTexasのC LaMarcus Aldridgeを指名すると予想されています。が他社だとAndrea Bargnani(たたき台で二位 以下同)が最良の選択のように書かれたりするし、Brandon Roy(4位)、Rudy Gay(6位)あたりまで一位であるべき候補が拡散。さすがにNCAAトーナメント直後に熱に浮かされたようにTyrus Thomas(7位)を全体一位に推していたひとたちは後退したようですが、一時期でもトップ指名候補だった選手が特に事があったわけでもなく7位まで落とされてしまうというのがこのドラフトのひとつの象徴。正直だれにもはっきりとNBAで成功する選手が見えないということなんですね。


たたき台のYahooの予想でひとつ目立つのが11位にDukeのJ.J. Redickを推しているところ。カレッジではベストプレーヤーであったJ.J.ですが、NBAの選手としては欠点が多過ぎるという指摘がもっぱら。早番予想では一巡目終盤で3ポイントシューターの欲しいチームにスペシャリスト的に指名されるのがせいぜいというものだったのですが、ここへ来て各社J.J.の順位を上げている傾向。
つまりJ.J.の欠点(NBAのシューティングガードとしては背が足りない/ボールハンドリングが下手でPGもできない/ディフェンスでお荷物になる可能性/など)を考え合わせてもJ.J.以上の素材が他にこのドラフトには何人もいないという結論に収束してきているのでしょう。
ちなみにドラフト候補スター選手で少ない白人選手でもありキャラ面のプラスαが見込まれたJ.J.ですが今月飲酒運転で逮捕されてキャラ面ではちょっと落としたです。ドラフト順位にはさして影響しないでしょうがグッズ契約では機会利益逸失。

こういう地味なドラフトの年というのは時々あるものですが、それでもスターになる選手はいるもので、Detroit Pistonsが一昨年優勝したときのFinals MVPになったChauncy Billupsなんかその手じゃないですかね。
全体で三位だったかで指名されてNBA入ったのでは目立ったものの、それからしばらくはチームをたらい回しほとんど活躍もなく地味にしていたのが、ある日あるときぴったりフィットするチームにハマってFinals MVPに上り詰めた。まあ巡り合わせもあるんでしょうけどね。


それにしても例年だとNBAドラフトの時期は他にスポーツの話題が乏しいはずなんですがW杯があるだけでかなりイメージ違いますね。