いよいよシーズン終盤、BCS4週目出ました。
何と言っても注目は3位争い。全勝Alabamaが0.0009点差で、全勝だったVirginia Techを圧勝で蹴散らしたMiamiを抑えて3位を確保。ここまでの僅差だといつでもひっくり返る可能性あり。例えばコンピュータランク平均では両チームは4位タイなのでここの均衡が破れれば即座にひっくり返ります。

単純に双方残り全勝の前提で考えればAlabama有利。
Miamiは残り試合が、@Wake Forest(4-6), Georgia Tech(6-2), Virginia(5-3), ACC優勝戦がFlorida State(7-2)(4校合計22-13)。
Alabamaは、LSU(7-1), Auburn(7-2)、これにSEC優勝戦でGeorgia(7-1) or Florida(7-2) (正確を期せばSouth Carolina(6-3)にもSEC東代表となる可能性はまだ残ってますが)
三校合計で21-4、21-5レベル。これからの対戦校の質では問題なくAlabama。但しそれは残りを勝ち抜くことの困難さと背中合わせですが。

またPollでは過去の傾向としてシーズン末に向けて「全勝校を1敗の有力校より上に持っていく投票者の心理的期末調整」が行われることが知られています。
しかし今年は新Poll=Harris Interactive Pollの結果がBCSでは採用されており、これが過去のAP Pollの投票者たちやコーチたちと同じ全勝校びいきの傾向をシーズン末に向けて発揮するかどうかは予断を許しません。現時点ではコーチが投票するUSA Today Pollの方ではAlabamaが3位、Miamiが4位。Harris Pollの方は逆にMiami, Alabamaの順になっています。もしHarris Pollが過去例通りに全勝チームへの肩入れを行ってAlabamaが3位ゲットならばもうMiamiに追い付かれる可能性はないと言っていいでしょう。


この両チームはトップ2=Texas, USCのどちらかが負けない限り優勝戦の望みはない(例えばTexasが、とんでもない苦戦+凡戦をKansasやA&Mとして、さらにVince Youngを怪我で欠きもう今シーズンの再出場は望めない、といった非常事態以外)のであくまでもトップ2が破れた場合のみ意味のある比較ですが、全勝Alabamaを差し置いて1敗のMiamiが優勝戦に進む可能性があるとなるとまたもBCSには非難集中、大紛糾が予想され混乱好きの私としてはぜひ混乱してもらいたいと思わずにいられません。

それにAlabamaでは得点力なさすぎで、Texasと当たってもUSCと当たってもまったく勝ち目ないですしね。Miamiならあるでしょう。