どうもサッカーというのは語るのが憚られるところがあります。
なぜだか知らないですが日本でも世界でもサッカー好きには他のスポーツをけなす伝統があるらしく他のスポーツファンと摩擦が起こりやすい、というのがひとつ。まあそれ以前に私にはサッカーを戦術的に語るほどの観戦の度量がないのが問題なのですが。

アメリカで語っている分にはそういう心配は少ないですね。なにせかなりのマイナースポーツだから。少数のコアなファン(プレミアリーグ好きとかラテン系に多いですね)は上記のようなサッカー至上を熱くぶちあげているけど、一般にはその声はほとんど知られてもいなければ影響もないという、いわばカルトな状況ですから。

で私の場合、サッカー実は割と見ます。なにせカレッジフットボール愛なので、サッカーファンと言えるほどでもないのでしょうが、年に10試合ぐらいはサッカー観戦に行きますからそれなりに好きですね。
アメリカの一部リーグであるMajor League Soccer(MLS)はシーズンが4月から10月とカレッジフットとあまり重なっていないのが大半なのもよろしい。
MLSと同じ時期には野球がシーズンなんですが、野球って球場で見ると配球とか細かいところが見られなくて、試合を見に行くというよりはピクニックをしにいくような感じになっちゃうでしょう。この辺がアメリカ的、日本だと違うんでしょうが。そりゃピクニックもいいんですが一年に何試合も行きたいと思わないんですよ。
サッカーの場合、TVでは見えないフィールド全景が見られることでゲーム観戦の幅がひろがるし、私の行くスタジアムはサッカー専用スタジアムで至近から見られる席を確保しているんでTVで見るのとは大違いなんですよね。逆に言うとMLSの退屈なサッカーをTVで90分眺められない。

だからどうなんだ?と言われると、もうちょっといいサッカーが生で見られるようになるといいな、という希望があるってことです。ええ。