アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

McDonald's All American Game 今年はすごい

毎年すごい高校生が集まる伝統のバスケットボール高校オールスター戦=McDonald's All American Game。今年はまたすごいのが出場していました。各種の高校リクルートランキングで全米1位から3位の選手が揃ってDukeにこの秋進学する予定で、これに加えてフロアリーダーのPG Tre Jones(元Duke現Minnesota TimberwolvesのTyus Jonesの弟)も同時にDukeに入学予定。事前に来季のDukeのリクルートクラスは史上最強と教えてもらっていたので期待して見たAll Ameican戦でした。
2013年のKentuckyのリクルートクラスがカレッジ史上最強と当時呼ばれました。当ブログでも当時そのリクルートクラスが出場したMcDonald's All American Gameの記事を書いています。6人の5つ星リクルートを含む大評判だったクラスです。が、いまから見返すと当時のスターリクルートの面々、あまりNBAで活躍していないですね。Julius Randleぐらい。うーん。同年のAll Ameican Games出身者ではAndrew Wigginsが出世頭ということになります。

さて2018年版史上最強リクルートクラスはどうか。リクルートランキングで全米2位とされいたZion Williamsonというのがすごいです。これホントに高校生かよという厚みのあるできあがった身体と運動能力。厚みはPFの身体ですが動きはSFという。肝も座ってる感じでこいつが来季のDukeでコーチKの下でどれほど伸びるのか、末恐ろしいです。でもこれが2位って、もっとすごいのがいるのかよ、という感じの選手です。
リクルートランキング1位のR.J. BarrettはWilliamsonよりもオールラウンダー。Wlliamsonと一緒にDuke進学ということでBarrettがSF、WilliamsonがPF風に使われるんでしょうか。この才能ある二人が入れ替わりバスケットにアタックしてくるのが来季のDukeかぁ‥なるほどすごいことになるかもしれません。

North Carolinaに進学予定のNassir Littleが試合のMVPを獲得。上のDukeの二人のような圧倒的な才能というタイプではないですがシャープな攻守の動きで来季North Carolinaを背負って史上最強リクルートのDukeに立ち向かうのがこの男ということになるのでしょう。早くもDuke x UNCの伝統の一戦の次の試合が楽しみです。

他にもまだ進学先未決定のRomeo Langfordなど好選手がその才能の片鱗を見せてくれていました。ほぼ毎年のようにMcDonald's All American Gamesは見てますが今年のメンバーは例年以上にすごいように見えます。彼らはNBAドラフトで言うと2019年に1&Doneでエントリーしてくるであろう素材の選手たち。つまりもしGonzagaのRui Hachimuraが来季までNBAドラフトへのエントリーを伸ばした場合の競争相手の選手たちです。いやーこういうスーパー高校生を相手にドラフト順位を争うのか〜、来季残っても競争は激しそうです。
2019年の早出しモックドラフト各種を見てみるとR.J.Barrettが全体1位指名の本命なのはほぼコンセンサスがとれてますが、Zion Williamsonは全体5位とか9位とかかなりばらつきがある。えー、こんなすごい素材がそんな順位で取れちゃうのかと驚きます。ちなみに現時点でWilliamsonを9位としているこのモックドラフトではRui Hachimuraは15位とロッタリーピックぎりぎりの予想。他のモックで評価の高いところだとHachimuraに2019年全体5位なんていうところもありましたが、このAll American戦を見せつけられると、これを相手に全体5位指名とかが本当に実現できるならものすごいことだと思いますね。それも3年生で。この才能の塊のようなZion Williamsonより高い評価ってすごいですよ?そんな楽観ができるような相手には見えないですが。

なおZion Williamsonは試合の後半にフロアに変な形で手を着いて、たぶん親指の靭帯を伸ばしてしまったような感じで退場しています。大事に至らないと良いですが。

WrestleManiaの番宣 Triple HがFirst Takeに登場

ESPNのスポーツトークの人気番組First TakeにWWEのTriple Hが出演するというので録画してまで見ました。タイミングとしてはあと10日ほどに迫ったWrestleMania 34の番宣なんでしょう。Stephen A SmithもMaxも牙を抜かれた呆けた内容で、わざわざ見た私にとっては物足りない内容でしたが、まあ仕組まれた番宣ですからこんなもんか。
以前にもご報告した通りCBS SportsがWWEのニュースをスポーツニュースの範囲内としてWWEの試合結果なども報道するようになっているわけですが、今回はスポーツ報道最大手のESPNもこのようにWWEの番宣とは言え取り上げている。なんていうんでしょうか、純粋なスポーツに飽き足らない視聴者が増えてるっていうことでしょうか。

ひとつだけおもしろかった内容としては「WWEの歴代のレスラーで誰が最大のスターでしたか」という質問への回答でしょうか。一緒に出演していたStephanie McMahon(Vinceの娘、Triple Hの嫁)はAndre The Giantを挙げ、Triple HはThe Undertakerという回答でした。

私、個人的にはThe Undertakerには思い出があります。私が渡米して最初期の頃にWCWの興行が近所に来たので見に行ったことがありました。そのときのメインはRic Flairで、ほとんどの出場スター選手は日本のプロレス雑誌その他で知っていたお馴染みの選手だったんですが、一人だけ見たこともない名前も聞いたことのない、しかし異形の大型選手がいたのです。それがその後WWEに移ってThe Undertakerになる彼だったんですよね。当時のリングネームは思い出せません。
その時代はスポーツも音楽もチケットが日本の感覚だとすごく安くて、そのWCWの興行もリングサイド最前列・フェンスに肘を乗せて見るような席でも安かったのでそれを買って見たんですけどなんか陰惨な顔したでかいのが来たなあ‥って見てたのです。まさに眼の前、汗の匂いもかげるような距離に立ってくれて見得を切る若き日のThe Undertaker。やーいまから考えたらあのとき写真の一枚でも撮っておけば良かったという。当然ながらその当時にはスマホなんて素敵なものはこの世に存在してません。
それが1年経ったか経たないかの頃にWWEデビュー。あ、こいつ見たじゃん、と。最初の頃はあの変なマネージャーが一緒であんまりキャラはかっこよくなかったのが、本人の圧倒的な存在感でいつしかスーパースターに。そしてTriple HをしてWWEの史上最大のスターに名前を挙げさせるような選手になったのですね。

ちなみにその夜のメインのRic Flairは場外戦を散々やってくれて我が目の前のフェンスを飛び越えそうな大立ち回り。どさくさに紛れてFlairの汗まみれの背中をペタペタ触ることができました。いやー最前列にして良かったなあと。
興奮冷めやらぬまま試合が終わって車に乗って帰ろうとしたときになぜか車内にいい香りがするのです。あれ?こんな香りのモノは私も同伴者も使っていない。どこからこの香りが‥ とそこで気づきました。それはハンドルを握る私の手から匂っているのです。つまり!Flairのコロンの香りってことですよ!触ったときは汗で濡れていたのが車内のエアコンで乾いて香りを発していたのです。これは盛り上がりました。そっかーこれがFlairのコロンなんだー!と。そして再びいやー最前列にして良かったなあと。

NCAAの代理人ルール

カレッジバスケットボールのドラフトと代理人の問題に関連して、知らなかったことが今日調べていてわかりましたのでメモとして残します。
今年の1月の話なのですがNCAAはアイスホッケーの高校生選手が大学入学前に代理人を雇ってプロチームへ加入する道を模索することを容認したとのこと。その選手が結果的にプロに行かずに大学に入学する場合にも、入学前にその代理人契約を解除すればカレッジでのeligibilityは失わずカレッジホッケーをプレーできることになったとのこと。同様のルールで2016年段階で野球選手にも許されていました。バスケットボールやフットボールではそういうルールは現時点ではありません。
これは野球やホッケーは高校生選手を大量にドラフト指名してMLB/NHL傘下のマイナープロリーグで養成する慣行になっているからというのが根本的な理由です。高校生選手が進学とプロ契約を両天秤にかける場合に過去は外部の代理人の手を借りるのは違反行為(但し積極的に取り締まってきたわけではない、グレーゾーン)だったのを、実態に合わせて公式に容認したということです。
野球の場合だと高校卒業後3年目からは再びMLBドラフトの対象になるのですが、その時点では代理人を雇うともうカレッジには戻れないというルールのまま。ちょっとこの部分の整合性が怪しいとも言えますがとにかくそういうルールになっているということがわかりました。

バスケットボールの場合も早ければ来季から高校からNBAへ直接入る道が開ける可能性があり、その場合には同様の措置が高校生選手にも認められるようになることが予想されます。

野球の場合は一旦カレッジに入ると向こう3シーズンはドラフトにかからないというルールなので高校最上級生のときの代理人とは一応切れるということになると思いますが、バスケの場合、高校から直接ドラフトに入る道が開いても、それと呼応してNCAAの側が野球やフットボールのように3年間はドラフトにかからないというルール変更せず現行のまま1年生選手もドラフト入りできるようだと実質的には高校のときに雇った代理人と裏でつながったままでカレッジ選手として活躍するということになりかねない。つまり「NCAAの選手は代理人を雇えない」というルールの崩壊に繋がりそう。バスケでOKならフットボールでもホッケーでもなんてことになりかねず、なし崩し的に代理人制度の取扱が崩壊していく可能性がありそうです。






カレッジの体操競技

この冬にスポーツ局でカレッジ女子の体操競技の放送がかなり多かったのが目に付きました。ここ数年のトレンドですが今年はさらに増えたんじゃないかと思います。なぜそうなったかは見当がつきます。例の五輪での米代表女子チームの活躍をうけて体操競技の競技人口が増加した。さらに各種スポーツジャンル別の人気度調査でも体操競技の人気がアップしているのが顕在化しているからですね。

ただカレッジの体操と五輪はまったくつながらないわけです。バスケやフットボールならカレッジでの活躍がプロへの扉を開きスポーツ界のスターへの道につながるわけです。カレッジのゴルフやテニスも僅かながらプロへの道がある。Tiger WoodsやJordan Spiethはカレッジゴルフ出身ですね。水泳や陸上ならプロというと微妙ですが五輪への道はまあある。
でも体操競技にはそれはまずないでしょう。早熟型のスポーツである体操ではカレッジを経ていたんでは年齢的に五輪なんてありえない。体型を見てもがっちりしたカレッジの体操選手のそれは五輪選手たちとはまるで違う。そういうカレッジの体操が観戦スポーツとして成立しうるのか疑問視していますが、とにかく増えたのは確か。

こういうのってトレンドがあります。10年ちょっと前には多チャンネル化に乗ってカレッジベースボールの放送がとても増えたことがありました。その後ベースボールはCollege World Seriesとその前段の戦いに収束縮小されて、代わって春スポーツで男子のラクロスの放送が増えたり。他にもカレッジホッケーの放映試合も近年増えた。ラクロスとホッケーはBig Tenでの正式競技化が後押しした面がある。女子だとバレーボールが6-8年ぐらい前に増え始めてまずまずの放映規模で定着したようにも見えます。それに加えて女子の体操が最近増えたって感じでしょうか。

Final Four出揃う Villanova x Kansas、Michigan x Loyola

エリート8のトリでKansasがDukeとのヘビー級カードを制してFinal Fourの最後の切符を手に入れました。終盤のせめぎあい、延長戦に入ってからも緊張した展開でしたが最後はきっちりフリースローを決めたKansasが逃げ切ってます。この試合を最後にプロに転向する選手を多数抱えるDuke。トップ3以内の指名が確実なMarvin Bagley IIIは好試合になりましたが、Bagleyに次ぐ評価でドラフトトップ10内が見込まれるWendell Carterは終盤に疑問のあるファールをとられて無念のファールアウトでベンチでカレッジキャリア終了。あれはちょっと酷だったような。制限エリア外で相手オフェンスが突っ込んでくる前に両足も既に着地・静止していたように見えますが、レフリーとしてはもう笛吹いちゃったから...という感じでしょうか。最上級生Grayson Allenは最後の追い上げでの3ポインターが続けざまに大きくハズレていたのがなにやら象徴的。AllenがNBAでDukeの先輩J.J. Redickのような有能な選手になれるのかどうか。Redickはドラフト時にカレッジの活躍と比べて低評価だったのを覆してプロで一流選手になりましたがAllenにそれだけの精進と能力開発ができるか。他にもDukeからはGary Trent Jr.とTrevon Duvalがドラフト1巡目指名が有力とされつまりは先発全員がドラフト行きの見込みで来季は新しい顔ぶれでの再出発になります。

さてこれでFinal FourはVillanova x Kansasの第1シード同士の対決と、第3シードMichigan x 第11シードの今大会のシンデレラLoyola-Chicagoという2つの大きく毛色の異なる全米準決勝のカードとなりました。こういうカードになってしまうとVillanova x Kansas戦の方が実質的な全米優勝戦という見方をされるのは不可避でしょうか。でもそれだけじゃないのがNCAAバスケットボールの開かれた魅力ですね。

Loyola-Chicagoはもし決勝進出したら映画化またはドキュメンタリー番組化があるかもしれないなあなんて思います。同校は1963年のNCAAトーナメントでの全米優勝という立派な歴史がありますが、当時の優勝はただの優勝ではない。人種隔離政策の廃止というアメリカの近代史上の重要な動きの中で重要な役割を果たしたチームとして知られているからです。
Loyolaが勝つ時期までカレッジバスケットボールではで黒人選手は3人までしか出場させないという紳士協定(正式ルールではなく)が存在していた。その紳士協定を破って黒人選手の活躍の場を広げて全米優勝したのがLoyola-Chicagoだったというそういう象徴的なチームだったからですね。想像するに当時は紳士協定破りとの顰蹙をかっての優勝であったことでしょう。時は流れ半世紀後、いまでは黒人選手が多いから云々などとは誰も言いません。(1990年代、Dream Teamの頃は間違いなくまだありましたよね。そうでなければIsiah ThomasやShaqも選ばれていたはずと思ってます)。
Loyolaのチャプレン(軍やチーム付き添いの聖職者)Sister Jeanが大人気。彼女は98歳ということですから前回の1963年の優勝時は43歳だったという計算になりますね。当時は彼女はその後Loyolaに合併する別のシカゴの大学で教鞭を執っていらしたそうです。お喋りの仕方がそんなお歳にはまるで見えないとてもチャーミングな方ですね。心配なのはカンファレンストーナメント以来4週連続で全米旅をされることになること。ここまで来てFinal Fourに行かないという選択肢はないでしょうが、お体に障られないことを祈ります。



Loyola-Chicago 第11シードからFinal Four到達

いやー楽しいです。昨夜のVillanovaや、Duke x Syracuseのカレッジバスケットボールの王道の戦いと同時に第11シードLoyola-Chicagoの快進撃が見られる。これがMarch Madnessの他にない醍醐味でしょう。ここまでの3戦を2点差・1点差・1点差で勝ち抜いてきたLoyola-Chicagoが今日は圧勝。第9シードBig XII所属のKansas Stateを破ってのFinal Four出場決定。
第11シードからのFinal Four進出は史上4度目。2011年のVCU、2006年のGeorge Masonに続くマイナーカンファレンスからの快挙です。(あとの1度はメジャー所属のLSU)George Masonが勝ち抜いたときは地道にポゼッションをひとつひとつ拾うような堅実な試合ぶりが今も印象に残ってますが、Loyolaは過去3試合の試合終了間際のマジックショットの連発、そして今日の地区ファイナルは3ポインターがガンガン決まって大差をつけました。神がかってますね。
敗戦したKansas Stateはレギュラーローテは全て下級生で占められており来季はこの経験を糧にカレッジバスケットボールシーズンを盛り上げてくれるでしょうが、この日ばかりは大差が開いてしまうと得点力の難ありを露呈。後半追い上げた時間帯のディフェンスは迫力があっただけに残念な敗戦。ディフェンスの重要性はバスケでは強調されるところですが、それだけでは勝てないのもまた事実ということでしょうか。

Loyolaと全米準優勝戦で対戦する予定のFlorida State x Michigan戦は現在進行中です。接戦ながらどちらもオフェンスが‥ タイプとしてはKansas Stateと似ている。この調子だとどちらが出てきてもLoyolaに奇跡の全米優勝戦進出への現実的なチャンスがありそうです。


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