結果から見ればNHL Stanley CupプレーオフNo.1シードPenguinsは二回戦シリーズを4勝1敗で突破。唯一の敗戦だった第三戦も残り30秒を切るまでは勝っていて、延長戦での敗戦。第四戦第五戦は快勝でもありあとから眺めれば順風シリーズ突破という評価になってしまうのかもしれません。
ただ実際は第四戦の第3ピリオドのゴールラッシュ(4ゴール、その前のピリオドと合わせると6ゴール連取)で一気に勝利を引き寄せるまでは決して安穏とできるシリーズではなくOttawa Senatorsの粘りが目立ったシリーズでした。あのゴールラッシュで一気に3勝1敗としてシリーズ王手。迎えたホームでの第五戦はリードを保っての巡航勝利。最終スコアは6−2、James Nealのハットトリック三発目で完全にOttawaの望みを砕いてホームでシリーズ勝利を確定。なんでもPenguinsがホームでシリーズ勝利を決めたのは2009年のNHL制覇シーズン以来だとか。2009年以来というネタがいくつも出てきます。2009年以来のStanley Cup Finals進出、Cup獲得まで行けるかどうか。
カンファレンスファイナルの相手はBoston Bruinsが現在3勝1敗でNew York Rangersをリード。ファイナルの相手の方は最も期待されるはずの西のトップシードChicago Blackhawksがまさかの三連敗中で1勝3敗で第7シードDetroit Red Wingsに大苦戦中。余裕の内容で初戦を獲ったときにはChicagoも順調に来るのかもと思ったんですが、そうは簡単にいきませんでした。Red Wings、プレーオフに滑り込みで入ってきたのにこれですから怖いです。Penguinsの「2009年以来」にもうひとつネタとして2009年以来のRed Wingsとのファイナルという可能性だってあるのか。あの2008年と2009年の当時最強Wings x 若獅子Penguinsの二年連続の激突は本当に凄かったですから、そのカードなら個人的にはすごく燃えます。