アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Loyolaの決勝進出の可能性は

March Madness NCAAトーナメントの準決勝2試合が今日夕方から開催。第1試合となるLoyola-Chicago対Michiganの一戦が気になります。第2試合の方はNo. 1シード同士のKansas対Villanova。
第11シードとして史上4校目のFinal Four進出となったLoyola-Chicago。過去の3校は全て準決勝で敗退しているのですが、4校目のLoyolaが勝ち進む可能性はどうか。

今年のMichiganはシーズン前の評判はさほど高くなかったところから、好調だったライバルのOhio Stateを下してAPランキングで浮上。NCAAトーナメントでも前評判が高かったとは言えない中、順調に勝ち進んできたチームです。その戦いぶりは劣化Virginiaという感じ。史上初のNo. 1シードの1回戦敗退となったあのVirginiaに似たロースコアリングの試合を得意とするチームです。
Virginiaは鍛え込まれたディフェンスで激戦区のACCを勝ち上がり、APランキングでも首位、NCAAトーナメントのシードでも第1シードで登場しながら、シュートの当たりまくった第16シードUMBCを追う展開となるとオフェンスでの火力が足りず、そのまま大差で史上初の不名誉を記録することになったわけです。
そう。あの試合を見ているだけにMichiganをVirginiaに、LoyolaをUMBCに見立てて似た展開が起こる可能性があるように感じてしまいます。Loyolaはトーナメントに入ってからシュートが好調。最初の3試合は接戦の連続でしたが、地区決勝ではバカ当たりでUMBCの勝利を彷彿とさせる20点差前後のリードを保ってFinal Fourに出てきたチームです。そんな試合になるかどうかはわかりませんが、ありえなくないと期待させるには十分ではないでしょうか。

準決勝のもう一試合は本命校同士、Kansas対Villanova。どちらもカレッジバスケットボールの名門。四つに組んだカレッジの最高峰らしい試合が期待されます。この両校の勝った方が決勝戦でも勝つと予想されることでしょう。
ではMichigan x Loyolaの勝者にはチャンスがないのか。そうとも言えないのが今年のNCAAバスケ。VillanovaがSt. John'sにホームで敗戦した試合はご記憶でしょうか。Big East最下位タイでシーズンを終了したあのSt. John'sに当時全米ランクNo. 1、絶好調に見えたVillanovaが負けてしまったのです。試合はやってみなければわからないんですよね。
会場となるのはSan Antonio Alamo Dome。決勝の会場はあまりにも広くてシューターたちが目測を誤って修正しきれない場合がしばしばあり、実力を出しきれないような場合もあります。そういう特殊な状況もあり決勝も決してVillanova x Kansasの勝者が鉄板とは言い切れないかもなーと期待してます。

Ibrahimovic、新LAダービーでデビューか

MLBの開幕の週末、カレッジバスケットボールFinal Fourの準決勝二試合が行われる土曜日にサッカーMLSの話をしてみたいと思います。
今週になって急遽Los Angeles Galaxyに元スウェーデン代表Zlatan Ibrahimovicが加入。土曜日のGalaxyと今季リーグ参入したばかりのLos Angeles FCによる新LAダービーでIbrahimovicがデビューするかもという展開になってます。混み合うアメスポの週末にMLSも他のジャンルに負けじと話題をぶつけてきているということなのでしょう。
MLSへ新加入となったLos Angeles FC(LAFC)はここまで2試合を消化して2勝。Galaxyは3試合を消化して1勝1敗1分。LAFCは先日ご紹介した記事でも対比したNHLの新チームVegas Golden Knightsばりに意外な連勝でスタートしたところです。まだLAFCのホームスタジアムは開場になっておらず今週末のGalaxyとの試合を含めすべてアウェイの試合となってます。LAFCのホーム初戦となるのはリーグ戦7試合目となる4月末の対Seattle Sounders戦の予定です。

Los Anglesには以前にChivas USAが所在して両チームによるLAダービーが行われていたんですが、Chivas USAは失敗で撤退。新チームのLAFCとMLSの老舗名門といえるLA Galaxyが新しいライバルとして新たにLAダービーを戦うことになるわけです。アメスポで徐々にその存在感を増してきているMLSがスポーツビジネスの競争の激しいLos Angelesでどう露出していけるのか。その最初の試練がこの新LAダービーということになるんでしょう。現時点の実力を考えれば全国区のスポーツメディアではFinal FourやMLBに敵うわけもありませんが、それでもそれらメジャーに真正面から勝負しようという意欲的なスケジュールとその意気は買いたいと思います。
たぶんIbrahimovicとの契約は以前から固まっていたのに発表をこのダービー戦に向けての盛り上げに使おうと発表を遅らせたのかなとも思います。あのIbrahimovicが名門Galaxyの復活にどう寄与してくれるか、楽しみにしたいです。

MLSのビジネス基盤は過去7年ほどで大きく改善。もはやリーグが潰れる心配はないところまで来ました。サッカーというスポーツのアメスポシーンでの存在感もそれなりに増しました。同時にMLSはいまもEnglish Premier LeagueやLiga MXに視聴率でかなり遅れをとっておりまだこれからやるべきことは多いのです。特にメキシコリーグLiga MXの視聴率は2位のEPL、3位のMLSを含めて2位以下全ての各国リーグの放送を足してもLiga MXの視聴率の方が倍以上とされる一強状態。基本的にスペイン語放送しかないLiga MXがこれだけ人気があるのは英語放送しか見ない一般のアメリカ人には感知しえないのですが、それはそれとしてMLSも徐々に地歩を固めつつあります。

McDonald's All American Game 今年はすごい

毎年すごい高校生が集まる伝統のバスケットボール高校オールスター戦=McDonald's All American Game。今年はまたすごいのが出場していました。各種の高校リクルートランキングで全米1位から3位の選手が揃ってDukeにこの秋進学する予定で、これに加えてフロアリーダーのPG Tre Jones(元Duke現Minnesota TimberwolvesのTyus Jonesの弟)も同時にDukeに入学予定。事前に来季のDukeのリクルートクラスは史上最強と教えてもらっていたので期待して見たAll Ameican戦でした。
2013年のKentuckyのリクルートクラスがカレッジ史上最強と当時呼ばれました。当ブログでも当時そのリクルートクラスが出場したMcDonald's All American Gameの記事を書いています。6人の5つ星リクルートを含む大評判だったクラスです。が、いまから見返すと当時のスターリクルートの面々、あまりNBAで活躍していないですね。Julius Randleぐらい。うーん。同年のAll Ameican Games出身者ではAndrew Wigginsが出世頭ということになります。

さて2018年版史上最強リクルートクラスはどうか。リクルートランキングで全米2位とされいたZion Williamsonというのがすごいです。これホントに高校生かよという厚みのあるできあがった身体と運動能力。厚みはPFの身体ですが動きはSFという。肝も座ってる感じでこいつが来季のDukeでコーチKの下でどれほど伸びるのか、末恐ろしいです。でもこれが2位って、もっとすごいのがいるのかよ、という感じの選手です。
リクルートランキング1位のR.J. BarrettはWilliamsonよりもオールラウンダー。Wlliamsonと一緒にDuke進学ということでBarrettがSF、WilliamsonがPF風に使われるんでしょうか。この才能ある二人が入れ替わりバスケットにアタックしてくるのが来季のDukeかぁ‥なるほどすごいことになるかもしれません。

North Carolinaに進学予定のNassir Littleが試合のMVPを獲得。上のDukeの二人のような圧倒的な才能というタイプではないですがシャープな攻守の動きで来季North Carolinaを背負って史上最強リクルートのDukeに立ち向かうのがこの男ということになるのでしょう。早くもDuke x UNCの伝統の一戦の次の試合が楽しみです。

他にもまだ進学先未決定のRomeo Langfordなど好選手がその才能の片鱗を見せてくれていました。ほぼ毎年のようにMcDonald's All American Gamesは見てますが今年のメンバーは例年以上にすごいように見えます。彼らはNBAドラフトで言うと2019年に1&Doneでエントリーしてくるであろう素材の選手たち。つまりもしGonzagaのRui Hachimuraが来季までNBAドラフトへのエントリーを伸ばした場合の競争相手の選手たちです。いやーこういうスーパー高校生を相手にドラフト順位を争うのか〜、来季残っても競争は激しそうです。
2019年の早出しモックドラフト各種を見てみるとR.J.Barrettが全体1位指名の本命なのはほぼコンセンサスがとれてますが、Zion Williamsonは全体5位とか9位とかかなりばらつきがある。えー、こんなすごい素材がそんな順位で取れちゃうのかと驚きます。ちなみに現時点でWilliamsonを9位としているこのモックドラフトではRui Hachimuraは15位とロッタリーピックぎりぎりの予想。他のモックで評価の高いところだとHachimuraに2019年全体5位なんていうところもありましたが、このAll American戦を見せつけられると、これを相手に全体5位指名とかが本当に実現できるならものすごいことだと思いますね。それも3年生で。この才能の塊のようなZion Williamsonより高い評価ってすごいですよ?そんな楽観ができるような相手には見えないですが。

なおZion Williamsonは試合の後半にフロアに変な形で手を着いて、たぶん親指の靭帯を伸ばしてしまったような感じで退場しています。大事に至らないと良いですが。

WrestleManiaの番宣 Triple HがFirst Takeに登場

ESPNのスポーツトークの人気番組First TakeにWWEのTriple Hが出演するというので録画してまで見ました。タイミングとしてはあと10日ほどに迫ったWrestleMania 34の番宣なんでしょう。Stephen A SmithもMaxも牙を抜かれた呆けた内容で、わざわざ見た私にとっては物足りない内容でしたが、まあ仕組まれた番宣ですからこんなもんか。
以前にもご報告した通りCBS SportsがWWEのニュースをスポーツニュースの範囲内としてWWEの試合結果なども報道するようになっているわけですが、今回はスポーツ報道最大手のESPNもこのようにWWEの番宣とは言え取り上げている。なんていうんでしょうか、純粋なスポーツに飽き足らない視聴者が増えてるっていうことでしょうか。

ひとつだけおもしろかった内容としては「WWEの歴代のレスラーで誰が最大のスターでしたか」という質問への回答でしょうか。一緒に出演していたStephanie McMahon(Vinceの娘、Triple Hの嫁)はAndre The Giantを挙げ、Triple HはThe Undertakerという回答でした。

私、個人的にはThe Undertakerには思い出があります。私が渡米して最初期の頃にWCWの興行が近所に来たので見に行ったことがありました。そのときのメインはRic Flairで、ほとんどの出場スター選手は日本のプロレス雑誌その他で知っていたお馴染みの選手だったんですが、一人だけ見たこともない名前も聞いたことのない、しかし異形の大型選手がいたのです。それがその後WWEに移ってThe Undertakerになる彼だったんですよね。当時のリングネームは思い出せません。
その時代はスポーツも音楽もチケットが日本の感覚だとすごく安くて、そのWCWの興行もリングサイド最前列・フェンスに肘を乗せて見るような席でも安かったのでそれを買って見たんですけどなんか陰惨な顔したでかいのが来たなあ‥って見てたのです。まさに眼の前、汗の匂いもかげるような距離に立ってくれて見得を切る若き日のThe Undertaker。やーいまから考えたらあのとき写真の一枚でも撮っておけば良かったという。当然ながらその当時にはスマホなんて素敵なものはこの世に存在してません。
それが1年経ったか経たないかの頃にWWEデビュー。あ、こいつ見たじゃん、と。最初の頃はあの変なマネージャーが一緒であんまりキャラはかっこよくなかったのが、本人の圧倒的な存在感でいつしかスーパースターに。そしてTriple HをしてWWEの史上最大のスターに名前を挙げさせるような選手になったのですね。

ちなみにその夜のメインのRic Flairは場外戦を散々やってくれて我が目の前のフェンスを飛び越えそうな大立ち回り。どさくさに紛れてFlairの汗まみれの背中をペタペタ触ることができました。いやー最前列にして良かったなあと。
興奮冷めやらぬまま試合が終わって車に乗って帰ろうとしたときになぜか車内にいい香りがするのです。あれ?こんな香りのモノは私も同伴者も使っていない。どこからこの香りが‥ とそこで気づきました。それはハンドルを握る私の手から匂っているのです。つまり!Flairのコロンの香りってことですよ!触ったときは汗で濡れていたのが車内のエアコンで乾いて香りを発していたのです。これは盛り上がりました。そっかーこれがFlairのコロンなんだー!と。そして再びいやー最前列にして良かったなあと。

NCAAの代理人ルール

カレッジバスケットボールのドラフトと代理人の問題に関連して、知らなかったことが今日調べていてわかりましたのでメモとして残します。
今年の1月の話なのですがNCAAはアイスホッケーの高校生選手が大学入学前に代理人を雇ってプロチームへ加入する道を模索することを容認したとのこと。その選手が結果的にプロに行かずに大学に入学する場合にも、入学前にその代理人契約を解除すればカレッジでのeligibilityは失わずカレッジホッケーをプレーできることになったとのこと。同様のルールで2016年段階で野球選手にも許されていました。バスケットボールやフットボールではそういうルールは現時点ではありません。
これは野球やホッケーは高校生選手を大量にドラフト指名してMLB/NHL傘下のマイナープロリーグで養成する慣行になっているからというのが根本的な理由です。高校生選手が進学とプロ契約を両天秤にかける場合に過去は外部の代理人の手を借りるのは違反行為(但し積極的に取り締まってきたわけではない、グレーゾーン)だったのを、実態に合わせて公式に容認したということです。
野球の場合だと高校卒業後3年目からは再びMLBドラフトの対象になるのですが、その時点では代理人を雇うともうカレッジには戻れないというルールのまま。ちょっとこの部分の整合性が怪しいとも言えますがとにかくそういうルールになっているということがわかりました。

バスケットボールの場合も早ければ来季から高校からNBAへ直接入る道が開ける可能性があり、その場合には同様の措置が高校生選手にも認められるようになることが予想されます。

野球の場合は一旦カレッジに入ると向こう3シーズンはドラフトにかからないというルールなので高校最上級生のときの代理人とは一応切れるということになると思いますが、バスケの場合、高校から直接ドラフトに入る道が開いても、それと呼応してNCAAの側が野球やフットボールのように3年間はドラフトにかからないというルール変更せず現行のまま1年生選手もドラフト入りできるようだと実質的には高校のときに雇った代理人と裏でつながったままでカレッジ選手として活躍するということになりかねない。つまり「NCAAの選手は代理人を雇えない」というルールの崩壊に繋がりそう。バスケでOKならフットボールでもホッケーでもなんてことになりかねず、なし崩し的に代理人制度の取扱が崩壊していく可能性がありそうです。






カレッジの体操競技

この冬にスポーツ局でカレッジ女子の体操競技の放送がかなり多かったのが目に付きました。ここ数年のトレンドですが今年はさらに増えたんじゃないかと思います。なぜそうなったかは見当がつきます。例の五輪での米代表女子チームの活躍をうけて体操競技の競技人口が増加した。さらに各種スポーツジャンル別の人気度調査でも体操競技の人気がアップしているのが顕在化しているからですね。

ただカレッジの体操と五輪はまったくつながらないわけです。バスケやフットボールならカレッジでの活躍がプロへの扉を開きスポーツ界のスターへの道につながるわけです。カレッジのゴルフやテニスも僅かながらプロへの道がある。Tiger WoodsやJordan Spiethはカレッジゴルフ出身ですね。水泳や陸上ならプロというと微妙ですが五輪への道はまあある。
でも体操競技にはそれはまずないでしょう。早熟型のスポーツである体操ではカレッジを経ていたんでは年齢的に五輪なんてありえない。体型を見てもがっちりしたカレッジの体操選手のそれは五輪選手たちとはまるで違う。そういうカレッジの体操が観戦スポーツとして成立しうるのか疑問視していますが、とにかく増えたのは確か。

こういうのってトレンドがあります。10年ちょっと前には多チャンネル化に乗ってカレッジベースボールの放送がとても増えたことがありました。その後ベースボールはCollege World Seriesとその前段の戦いに収束縮小されて、代わって春スポーツで男子のラクロスの放送が増えたり。他にもカレッジホッケーの放映試合も近年増えた。ラクロスとホッケーはBig Tenでの正式競技化が後押しした面がある。女子だとバレーボールが6-8年ぐらい前に増え始めてまずまずの放映規模で定着したようにも見えます。それに加えて女子の体操が最近増えたって感じでしょうか。
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