アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

若い人はスポーツを見ない?

このクリスマス休暇中に中高大学生年齢の方たちとスポーツについて語り合う機会がありました。一人は男子学生なのですが、彼は私との会話を大変楽しんでくれたようでした。曰く学校の同級生たちにはスポーツファンが少なく、少し見ている子たちでも贔屓のチームの事情を知っていれば良い所。ちょっと深い事情やリーグ全体の話になるとまるで会話が成立しないので、彼としてはフラストレーションが溜まっていたところに私と話す機会があってさまざまなジャンルの話ができて大変すっきりしたとよろこんでくれました。

彼によると今の若い子はホントにスポーツを見ないというのです。もちろんアメリカの大学生は日本とは違い相当に学業が忙しいのでスポーツ以外の娯楽もさほど楽しめる時間的余裕がない世代ではあるんですが、その少ない余暇でTVを見るというとドラマや映画が優先して、自校の試合ですら興味が薄いそうです。特にTVドラマシリーズなんかはスポーツの強敵の模様。彼の学校はフットボールでまあまあ、バスケはほぼ常にNCAAトーナメントに行くというレベルのD-Iの学校ですが、それでもそんなもんか、と。なるほどなあと。


アメスポは競技間の競争もありますが、競争自体は健全で、バスケファンがフットボールをけなすだとかそういうネガティブな話は少ない。スポーツの人気選手が別ジャンルの競技の観戦に来ているというのは自然でよくある風景です。アメスポは全体として質量とも相当に分厚い産業になっているとは思いますが、それでも外の他のエンタメとの競争がアメスポファンが思う以上に激化、地位が脆弱化しているのかもしれません。普段アメスポの隆盛を当たり前のように感じていた私としては、若干のカルチャーショックでもあり、これからは一歩引いてアメスポの状況を見るという視線も必要かなと思ったのでした。

NFL ワイルドカードラウンド

NFL次週のワイルドカードのスケジュールが発表になっています。土曜日にTennessee Titans@Kansas City Chiefs、Atlanta Falcons@Los Angeles Rams、日曜日にBuffalo Bills@Jacksonville Jaguars、Carolina Panthers@New Orleans Saintsの4カード。

一回戦を戦う8チームの中で一番良い立ち位置となったのはNFC6位でプレーオフに進出したAtlanta Falconsでしょうか。理由はもし一回戦を勝ち抜けば二回戦の相手は主戦QBを失ってふらふら状態の1位Philadelphia Eaglesが相手となるから。Falcons自身はSuper Bowlを経験したメンバーが多数残っており、シーズン終盤にかけて調子も上がってきているように見受けられます。今季のRamsは難敵。レギュラーシーズン最終週に主力選手を休養させられており、日曜→土曜の中5日での試合となるFalconsよりはコンディション面でもRams有利であり、Falconsが好位置という私の判断は一回戦を突破できればという仮定の話ですが。

もしRamsが勝利すると、Philadelphiaとの二回戦を引き当てるのはCaroliaとNew Orleansの勝者。最終週のCam Newtonのパスコントロールは相当にひどい状態でしたからNew Orleans有利と見なすべき。今季の二度の直接対戦でもNew Orleansが勝ってます。今季後にFAとなる予定のNew Orleans QB Drew Breesにとっては慣れ親しんだNew Orleansでの最後のひと花を咲かせるにはなかなかのポジションと言えるのかもしれません。全体として今季のNFCはレベルが高いので各ラウンドで激戦を期待したいところです。

AFCの方は…TitansやBillsがPatriots/Steelersの二強に歯が立つ姿が想像できません。Kansas Cityは開幕戦でPatriotsを逆転で快勝した試合があるので期待はしたいんですがどうなるか。普通にAFC優勝戦はPittsburgh@New Englandでの決着戦期待、というのが私の個人的希望および予想ですが、それをひっくり返してくれる可能性があるのはJacksonvilleなのか。プレーオフ登場が久々となるJacksonville。Steelers相手(Jacksonvilleは3位シードなのでPatriotsとは二回戦では当たりません)にどういう試合をやってのけられるのかがAFC側の焦点でしょうか。

UCF全勝フィニッシュ

No. 12 Central Florida x No. 7 AuburnのPeach Bowl。この試合は個人的に期待していた試合。結果は34-27でUCFが堂々SECの強豪Auburnを下して13戦全勝としています。一部ではプレーオフに進出したGeorgiaを「SECで三番目に強い学校」と評する向きもあった。つまりAuburnの方がGeorgiaないしはAlabamaより強いだろうというわけです。Auburn x Georgiaは今季二度対戦して1勝1敗、Auburn x AlabamaはAuburnの勝ちでした。二番目か三番目かはともかくAuburnがSECのトップ校の一角であることには異論はないはず。そのAuburnを相手にUCFが堂々の試合ぶりだったのが勝ち以上に良かったです。

カレッジフットボールの時代がBCS時代から現行のCFP時代に移行する中でUCFのようにマイナーカンファレンスで突出した成績を挙げたチームを排除しようという見えない力がカレッジフットボールの過去のどの時代よりも強くなっているように感じます。その力に対してフィールド上で返答を返したこの日のUCFの勝利だったんじゃないでしょうか。Auburnのできが悪いというような試合ではなく、二つの好チーム同士による激戦でしたから。

この試合、UCFは既にNebraskaの新HCに就任済みのScott Frost HCをこの試合まで指揮を依頼。Nebraska側もそれを了承してFrostのUCFでの最後の試合に。UCFは2シーズン前には0勝12敗だった学校。それをたった2シーズンで13戦全勝のチームに作り替えた。2シーズンということは全敗だった頃の選手もまだたくさん残っている。Frostの下で獲得したリクルートだって大した選手が入っているわけではないでしょう。それでもSECの強豪を真正面からの勝負で倒してのフィニッシュできた。文句なしでしょう。

シーズン中にも書きましたがカレッジフットボールはNebraskaがいないとやはりつまらない。Big Ten西地区を活性化させるためにもNebraskaがFrost新HCの下で復活することに期待したいですね。


尚、Big Tenは今季プレーオフ進出できなかった鬱憤を晴らすためかボウルで奮戦。今日元旦のMichiganはSouth Carolinaに敗戦しましたが、それまで7戦全勝でした。

Alabama, Georgiaが準決勝突破

カレッジフットボール準決勝二試合が元旦にあり、SECのAlabamaとGeorgiaが勝ち進んで次週の全米決勝はSEC対決となっています。いずれの試合もなかなかの熱戦で楽しめました。

Rose BowlでのNo. 2 Oklahoma x No. 3 Georgiaの一戦はOklahomaが序盤から次々と得点を重ねて一気に抜け出してしまいそうなところから、よくGeorgiaが盛り返し、最後は延長戦の末54-48。こういうハイスコアリングの接戦というのは今季Oklahomaは何試合も切り抜けてきており、対するGeorgiaは競り合いの試合がほとんどない。Oklahomaペースだと思われたんですが、ハーフタイムを挟んで一気にディフェンスを立て直したGeorgiaの粘りが光りました。前半あれだけ易々と突破されていたラインでの戦いをあそこまで変える手腕はGeorgiaのコーチ陣のお手柄か。新一年生QBのJake Frommの落ち着きも出色。

試合の流れは前半終了間際まで31-14、後半は攻撃権を持ってスタートするのでこの行きおいだと一気に38-14となってハーフタイム直後に勝負がついてしまうかも、という感じだったのが、ハーフタイム直前のキックオフのミスでGeorgiaにFGを献上31-17としたのが結果的には競り負けの理由のひとつに。後半の勝負所でもFGブロックを喰ったのもあって、スペシャルチームでの細かい失点で勝負を失ったとも言えます。

Sugar BowlのNo. 4 Alabama x No. 1 ClemsonはAlabamaの完勝。三年連続でのプレーオフでの顔合わせとなった両校。過去二年は決勝で星を分けていたわけですが今回のAlabamaの完勝でなんとなく決着着いた感じじゃないでしょうか。ACC優勝戦でMiami-FLを一蹴していたあの圧力でAlabamaオフェンスに襲いかかったんですが、Alabamaが一枚上手だったと言えましょう。勝負を決めたのはAlabamaディフェンスのINT。ディフェンスラインマンがINTを取り、続く攻撃でそのディフェンスラインマンをゴール前オフェンスでFBにセットしてTDパスを取らせるという奇策まで繰り出してきました。最終スコアは24-6。試合はAlabama完勝ですが、かなりケガ人が出ているのが気がかり。シーズン中もLBにケガ人が嵩んでAlabamaは苦しみました。一ヶ月の休養期間中にもケガ人が出たようでしたし、次週の全米決勝戦にどういうコンディションで臨めるのか。

NFLレギュラーシーズン終了 最後はBaltimoreの逆転負けで決着

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

NFLのレギュラーシーズンが終了。なかなか楽しい最終日でした。早番試合では全敗Cleveland Brownsが意地を見せてスターターを大量に休ませたPittsburgh Steelersを接戦に引きずり込むも肝心な場面でファンブルロストやら4thダウンのドストライクのパスをレシーバーが取れなかったりとNFL最弱にふさわしい内容で敗戦してNFL史上二度目の16戦全敗(試合数が少なかった時代には他にも全敗ケースあり)達成となりました。ClevelandがNFLドラフトでは全体一位指名権を持つわけですが、Clevelandに指名されたくないので有力大学QBがドラフト行きを躊躇しているというような噂すらあります。Steelersは最初から主力を休ませてAFCの全体1位は狙わず。AFC優勝戦は場所は@New Englandでも良い、たっぷり選手に休養を、という方針だったのは理解できる範囲。

意外だったのがAFC3位が確定していたJacksonville Jaguarsがフルメンバーで試合に臨んだこと。Steelersはプレーオフ一回戦がありませんのでこの日も休むと主力は二週間試合出場がない。Jaguarsはすぐ来週に一回戦がある。なぜここでJaguarsがフルメンバーで臨んだかという理由を考えると、たぶん相手がプレーオフ進出を賭けていたTennessee Titansだったからでしょうか。主力を大量に休ませたSteelersの相手は全敗Browns、NFCのLos Angeles Ramsも相手はとうにプレーオフ争いから脱落したSan Francisco 49ersだったので誰を休ませようとどこからも文句は出ず自由なのに対して、Jaguarsは何らかのNFLの内規(ベストチームを出場させる義務違反)があるとか何かでしょうか?試合の最後までちゃんと試合をしてました。意外でした。熱戦の末にTitansが勝ってワイルドカードでプレーオフ当選。

NFCはMinnesota Vikingsが最終戦も勝ってNFCでの2位を確定。NFC1位のPhiladelphia Eaglesがにっちもさっちも行かない試合でこの日Dallasを相手に0-6の試合で零敗。QB Carson Wentzが負傷離脱前に稼いだ勝ち星でNFC1位となっていますが、実質的には2位のVikingsの方がNFC最有力チームとしてプレーオフへ乗り出すことへ。今季はSuper Bowlが@Minnesota。NFL史上初のSuper Bowlをホームで戦うことができるかも。Eaglesはあの調子ではプレーオフ初戦で敗戦する可能性も十分あり、もしそうなるとVikingsはSuper Bowlを含めてプレーオフ全試合をホームでプレーすることになります。

この日のハイライトは試合の決着が一番遅い時刻となったCincinnati Bengals@Baltimore Ravens戦の最終盤の逆転シーンでしょう。その時点で既に他の全ての試合は終わっており、Ravensが勝ちもしくは引分でRavensがプレーオフ進出、負ければBuffalo Billsが進出という状況。Ravensが3点リードで最終盤。Bengalsの最後のドライブは自陣10ヤードから。先が長く期待感は低いスタート地点。このドライブが反則がらみなどでのろのろと進んだ後50ヤードライン付近で残り50秒ほどで4th&12。Ravensが逃げ切りかなという場面。これがセカンダリの中央の隙間へのパス→そのまま49ヤード逆転TD。あーあーあーという間にRavensのプレーオフが消えてしまいました。

Buffaloは1999年以来のプレーオフ進出で、これは4大プロスポーツの中で最も長くプレーオフ進出ができていなかったチームだったようです。ああそうなんだ?という感じですね。NBAやNHLはリーグの半数がプレーオフに辿り着くので18年もあれば一度ぐらい出場できているのでしょうが、プレーオフ枠が最も少ないMLBでも全球団がBuffaloよりも最近プレーオフに出場していたという情報は意外です。本当だとしたら贅沢税制度導入などのMLBの戦力均衡策は成功しているということになるのでしょう。

LA Rams 予想通り主力メンバーはお休みへ

NFLの最終週が明日。Los Angeles Ramsは前項での予想通り主力を休ませることに。これにはMVP候補であるRB Todd Gurleyも含まれます。これがMVPレースにどう影響するか。負傷前まではPhiladelphia Eagles QB Carson Wentzが最有力だと見なされていたと思いますが、膝の負傷で三週間前に離脱今季絶望。離脱しても尚Wentzに票を投じる向きもありそうですが、イメージとしては大きく後退したことは否めない。Wentzの離脱後にMVP候補としてクローズアップされたのがGurleyなんですが、シーズンの巡り合わせでGurleyも最後のMVPのアピールの場がなくなったことに。

となると消去法でNew England Patriots QB Tom Bradyの三度目受賞が有力か。この消去法というのはあまりBradyに対してフェアな評価ではないのですが、どうもマスコミなどの論調を見ているとBradyにはあまりあげたくない、だからGurleyが注目されているという面が強いように思われます。この辺にDeflategateなどの影を感じるべきでしょうか。つまり嫌われていると。

もし三度目受賞ならBrett Favreに並ぶ快挙。Bradyを含めてPatriotsの主力はAFCのホームフィールドアドバンテージを賭けて最終戦も出場予定で、GurleyもWentzもいない週末に「やはりBrady」と言わせるプレーをかましてMVPの投票者を納得させることができるかどうかが注目です。

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