アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLSは奇数チーム数のまま走る

結局当初のプラン(=二チーム新加入)から外れて2007年の拡張はすでに発表されていたToronto FCだけになったのはなかなか微妙。もう一つのチームを決められなかったのか、それとも来季以降の参加料値上げを見込んで敢えて決めなかったのか。
先日も書いた通り、MLSはESPNとの初の放映権料付きの八年契約を勝ち取ったというMLS的には大ニュース(世間一般には大々的に知られることもないマイナーニュースですが)があったので拡張プランに遅れが生じた事をとがめる議論はネット上でもないのですが、何年も前から予定していたリーグ拡張予定が変わったのは事実。


これで来季十三チームでリーグ開催と確定。奇数チーム数というのは最近ではNFLもその状態に陥ったことがあり、現実的なアメリカ人はきれいに偶数で揃わなくてもあまり気にしない。日本だったら大騒ぎでしょうが。だいたい日本は全チームと完全平等に当たるというリーグ戦(か一発勝負のトーナメント)以外一切受け付けないようなところがあるしね。日本のプロ野球の交流戦の試合数の議論とか聞いていてもそんな感じ。日本に存在する対戦相手不平等リーグ戦と言えるのは大相撲ぐらいでは。

奇数チームの処遇の面でNFLと違うのは、NFLでは元々bye weekと言って試合のない週がシーズンに一度存在したこと。どこかの週で休みの週が入るのは毎年のことだった。特別な週と言える開幕週に試合のないチームには二週目のホーム開催を保証するなどで切り抜けていた。MLSもその手のやりくりになると思いますが。

しかしそれよりなによりそのESPNとの長期契約を得たことで来季以降の新規チームの参加料はハネ上がると考えるべきなんでしょうね。(San Franciscoへの再拡張の場合はオプション契約が別途設定)そこを見越してむりに予定通りには14チーム目を決めなかったと。無理するのは来季のスケジュールにして、新チームからは参加料むしってやろうという事でしょう。
それには文句の出ようもない。だっていままでは潰れる可能性が常にあったリーグだったわけですよ。黒字のチームも数チームあったけど意味のある額の利益までは産んでいない。オーナーたちの何人かがアメリカサッカーの未来をあきらめ経営意欲を失えばリーグ瓦解の危険性はあった。
それがESPNが長期契約で財政的にもパブリシティ(露出)の面でもバックアップを約束してくれた、期待値がもう昨年までは全然違うプロリーグになっているわけだから、投資家自身だけでなく、ホストになる都市がサッカー専用スタジアムを建てるときに税金も注ぎ込みやすくなる。スタジアムからの税収を期待して税金使ってスタジアム建てて、建てた後でチームが解散税収もなしという事態がとりあえず起こりにくい状況になったのだら。

いずれにしてもこうなってみると勝ち組はぎりぎりに滑り込んだ新加入Toronto FCと旧Metrostarsを安く買ったNew York Red Bullsのオーナー企業のRed Bullってことになります。

Barcelona@New York Red Bulls 新監督+Djorkaeff

しかしまあよくおめおめと帰って来れるものだYouri Djorkaeff。所属のRed Bullsの試合さぼってW杯見に行っただけじゃ足りなくて今日まで夏休み。夏休みの名目は「家族の病気」だもの。信用できない人間というのはいるものだ。
Djorkaeffが戻って来ての最初の試合は欧州チャンピオンBarcelonaとのフレンドリー。どうせヨーロッパでも映るから出ようというぐらいのセコい話なんじゃないの?と思ったらDjorkaeffが戦列に戻るように説得した人物がいるという。

それがRed Bullsの新監督Bruce Arena。
そう。先月代表監督から降りたばかりのArena監督。代表監督としてはすでに彼の能力の限界までやった感じですが、MLSレベルならArenaの実績は文句なし。まだRed Bullsはプレーオフ出場圏内(東西各ディビジョン4位まで)でもあり良い仕事するんじゃないですか。元々Red Bullsは選手の質が他に劣っているわけでもないし、Arenaが手を加えたらあっさり上向く可能性がある。

そうなるととばっちりを喰うのはトップ独走のDC Unitedか。DC UnitedはArena監督の下でMLS創立四年間で優勝三度準優勝一度を遂げている。つまりはArenaにとっては古巣。そことプレーオフ一回戦から正面衝突となると因縁の対決という意味ではおもしろいでしょうが、ただの四位チームじゃなくてグレードアップしたNY相手ではDCにとっては独走して一位取った意義が..


まあ先の話はともかく、Arena新監督の下、汚名を濯ぎたいDjorkaeff復帰、さらに新加入で元DC UnitedのDema Kovalenkoが出場予定と明らかに変わったNew York Red BullsがBarcelonaを迎え撃つというわけですね。Barcelona人気でGiants Stadiumも満員になる予定。

八月はフットボールのキャンプの月

NFLのFall of Fame Bowlで幕を開けるフットボールシーズン。いよいよアメスポの真打ちの始動です。
NFLは八月中をずっと使ってプレシーズンゲームを繰り広げる訳ですが、我が愛するカレッジフットボールにはプレシーズンゲームというのは存在しません。カレッジスポーツには基本的にプロのような何週間にもわたるプレシーズンマッチ期間はないんですが、それでも他のスポーツだと海外の学校と対戦したりOBとのチームと対戦とかひとつぐらいは練習試合があるもの。これがカレッジフットボールには完全に欠如している。NFLなら各チーム四試合も準備期間があるのに、カレッジだといきなり本番。
それもいくつかの学校はいきなりシーズン最大の難敵を初戦に迎えたりするわけで、そういう学校の地元は期待と不安と憶測と懐疑が交錯した八月になるわけです。

今年もカレッジフットボールの第一週を飾って九月第一週の三連休の最後の夜を飾るのはFlorida State Seminoles@Miami Hurricanesの強力ライバル同士の一戦。三年連続でマンデーナイトのプライムタイム全国放送枠での登場です。

ポストシーズンを除けばアメスポで「地上波&プライムタイム&全国中継」が実現するのはNFLで約二十試合と突出している。NFL以外でこの条件を満たせる定番カードと言えるのはFlorida State x Miami-FLのこのライバルカードだけということになるわけですよ。
特にカレッジフットボールの世界は一敗することの重みが他のどのメジャースポーツよりも重い意味を持つだけに両校のファンにとってはいきなり緊張の一戦。ほとんど見た事もない新入生や二年生のプレーがどんなものになるか地元新聞の記事だけをたよりにいろいろ想像して長い八月を待つことになるのです。

MLS新TV契約発表

ESPNが放映権料を払ってくれることになった。やっと。
MLS発足から十余年。いままでESPNやABCで放送されたMLSの試合にESPNは一銭たりとも放映権料を支払っていなかったという暗い暗い過去。要はMLSの方がお願いしてESPN系列で放送してもらっていた、他のスポーツファンに知られるだけで恥ずかしい状況からようやく脱却を果たすことになったわけです。

ESPN系との契約は2014年まで。つまりはW杯南ア大会の次の大会の年まで。少なくともあと二回米代表にはアメリカでのサッカーをブレイクさせるチャンスが与えられたと解釈すべきでしょう。その時点まではABC/ESPN連合が国内サッカーをバックアップしてくれるということ。今年からの八年間が長期にわたるアメリカサッカーの将来・命運を決める八年間になるということです。


今回の長期契約、ESPNがMLSの商品価値を認めたというのが一面ではありますが、スポーツ局で二位につけるFOX Sports系にMLSを渡してしまうことを避けるための動きというのも一方の真実でしょう。業界首位は少しでも可能性のあるビジネスを決して二位に手渡さない、とMBAでは必ず説きますからね。基本です。

ドイツW杯の視聴率が米国内で健闘したこともあり、W杯に関しては将来の放映権もESPN系は保持しようとするでしょう。すでに南ア大会までは放映権獲得済み。2014年は未定。W杯の放映権に多額の資金を投資しているだけに、今回以上の視聴率を出すために宣伝は大事。MLSの定時放送というサッカー枠を持つ事はW杯の宣伝にはもってこいであるし、W杯の放映権料に比較したらMLSの放映権料なんてはした金だろうし、MLS放送が伸び悩んだとしてもW杯で盛り返せばそれはそれで経営的にはOKな話。

まあESPN側の事情はどうあれMLSこれでやっと長期の経済的基盤が出来たことになります。少なくともつぶれることはもう心配しなくて良い。
となると選手会側が超低額サラリーキャップの値上げ要求などしてくるのは必至、カネがあったらあったでモメるのがアメスポ。Stay tuned.

定時放送は現行の土曜午後から木曜夜に移行。秋冬だとカレッジフットボールやってる時間帯ですね。週末の試合の宣伝には良い時間枠。

来季はToronto FCだけ増加で13チーム、翌年さらにもう一チーム、2010年までにさらに二チーム参加計16チームへというスケジュール。来季は奇数チームということで木曜の定時放送に出場したチームのひとつは中二日or中三日で週末にもう一試合やるということになるんでしょう。

MLS Allstar 対Chelsea FC

MLS Allstar、今年は昨年のFulhamに続いて英国プレミアリーグからChelseaを招いての試合。去年のFulhamは海外強豪を招いてというよりは米代表のFW Brian McBride, D Carlos Bocanegraが所属しているチームを呼んだという意味合いが強かったわけですが、今年はプレミアの現役チャンピオンを迎えての一戦。昨年よりさらに対決色が強い。AllstarというよりMLS選抜チームの風情。

場所は今年オープンしたばかりChicago Fireの新本拠地でサッカー専用スタジアムであるToyota Park。
もちろんChelseaからすればオフシーズンの出稼ぎでしかないだろうけれど、それでもあまり惨敗すれば看板にもプライドにも障るだけにMLSが先行して刺激を与えて熱戦を期待したいところ。ちなみに昨年の対FulhamはMLSが4-1で完勝しています。

個人的にはこのMLS対海外強豪というカードの組み方はとてもいいと思う。
MLSの初期はオーソドックスに東西にチームを分けて戦っていたのですが、9-4とか6-4とかありえない試合が頻出。要はまったくディフェンスもしないお遊び、エキシビションになってしまっていたのね。三年前にメキシコリーグの強豪Chivas de Guadalajalaを相手にやったのだけれどこれだと外敵との対戦になるので観客からするとMLSチームを応援しやすく乗りやすいので試合に入り込める。ただの無意味なお祭り試合じゃないというかな。また昨年MLSは選抜チームをシーズン開幕直前のReal Madridと対戦させたこともありました。完敗だったけれど試合は楽しめた。
またチーム数が14(最小時期は10チームだった)と少ないMLSでは東西に別れて二チーム作るとかなり選抜される選手のグレードが下がる。それが外敵を相手にすることでAllstarの枠が半減、Allstarに選ばれる選手の数が限られ選ばれることの名誉が高まる。いいことだと思う。

独走DC Unitedからは四人選出、名前の売れ行きが実績に先行していた弱冠十七歳MF Freddy Aduも今年は堂々の登場。
あと目立つのはW杯代表組がほとんど参加しないこと。米代表でMLS Allstarにも選出されたのはPablo Mastroeni (Colorado Rapids, W杯では伊戦でレッドカード退場)だけ。代表組はお疲れだから全般に休暇モードか。

と思ったらそれだけが理由じゃなかった。W杯で米代表唯一の得点をした俊英Clint Dempsey(New England Revolution)が出場しない理由はなんとAllstarのすぐ翌日に公式戦があるからだという。そりゃまたひどいスケジュールだね?どうしてそんなスケジュールを組むのか理解に苦しむけどそういうことだそうです。だから今年のAllstarにはNew Englandの選手とその対戦相手のChivas USAの選手は選出されない。訳が分かりません。
そのような理由で現在MLSの得点王争いでトップを快走中のFW Ante Razov (Chivas USA) も不参加。Razovの活躍でリーグ参戦二年目去年はボロボロだったChivas USAが予想外の大躍進しているわけで、こういう選手がAllstarに出られないなんて狂ってる。

RazovはもうベテランだからいまさらAllstar出てもどうこうないのかもしれませんが、今シーズン後にヨーロッパのビッグクラブへの移籍を狙う安サラリーDempseyからすればChelseaとの対戦は大事な売り込みの機会でもあるのに。MLS自体だって移籍料で黒字赤字均衡を保っているようなリーグなのだからDempseyを高く売れるのは嬉しいはずなんですけどね。

アメスポの天と地

NFL, NBA, MLB, NHLを通常四大プロスポーツと呼びますね。でも大学のフットボールとバスケもそれらに匹敵する巨大ビジネス。大学スポーツは生徒数・卒業生の多い伝統校マスプロ校と小さな学校・新興校と動員に極端な差があるので平均だと微妙ですが上の四十校ほどとればその人気、影響力、集客力は圧倒的にNHL以上なので、いつもNHLを「四大」に入れるのを躊躇します。でもまあ今日は通例に従っておきましょう。四大プロスポーツと二大大学スポーツ。
それ以外にほぼ異議なくメジャースポーツと言えるのはNASCAR, PGAゴルフまで。安定した支持層・競技人口と視聴率を持つ。

一般にスポーツイベントと別の売り方されていますが、フィギュアスケート。これは強い。見ないひとはまったく見ないからアレですが、競技会も強いしエキシビションも集客力がある。冬季オリンピックでもペアや男子も含めて文句なしの最大のイベント。Disney-on-Iceみたいな無記名なアイスショーまで入れたら相当の量の集客力と言って良いでしょう。地上波でもケーブル大手でもけっこうな放映量があります。
フットボールなどの裏番組としてESPNで定番。ゴールデンタイムあたりでESPNを見てフィギュアスケートをやっていたらまず間違いなく裏番組でメジャーなスポーツイベントが放送されていると疑うべきというほど。

この下にMLS, Arena Football, Tennisあたり。WNBAやX Sports、女子ゴルフもかな。IRLもこの辺に入れた方がいいか。過去実績も含めてこの辺りまでが準メジャーと認定しておきましょう。
Arena Footballは実績よりは伸びしろで準メジャー認定。これからの伸びしろもかなりあると思いますが、どこまで行っても変形フットボールというレッテルが取れることは望みにくくイメージ的にメジャー入りはつらいのではないかな。
MLSはその後ろにサッカーという巨大スポーツが付いているので準メジャーにあげておきますが、純粋に収益とか考えると過去TV放映権料収入がほとんどなく、ほとんどマイナー。今週末発表になる予定の来季以降のTV放映の拡大も込みで準メジャー認定にしておきます。ただ放映枠の拡大は収入拡大にはなりますが、それがイコール人気の拡大につながるかどうかは楽観を許さないと思ってます。

Beach Volleyballはそれなりにプロスポーツらしい体裁を保っている。儲かっているかどうかは微妙だったのですが、最近は全国放送のNBC(現状スポーツ番組に弱いが)が放送するようになって露出はかなり拡大。たぶん人件費が少ない(1チーム二名)だけに採算分岐点が低いだろうな。ビーチに仮設スタジアムを建てての興行、アリーナやスタジアムを借りなくてもいいから運転コストも低い。
NBCはオリンピックの長期放映権を巨額で獲得して以来、資金不足でNFLもNBAも手放して普段のスポーツ番組に事欠いた時期が長かったですが、来年からはやっとNFL放送に復帰。スポーツ好きにもチャンネルを合わせてもらえる地位に戻って来れるか。
Beach Volleyballはなんというか水着姿で売ってるのが特徴。従って女子の試合の放送が多い。確かその例を見てFIFAの会長が「女子のサッカーも肌露出したら視聴率伸びるだろう」とか狂ったことを発言したんだったか。バレーの選手は手足も長いすらっとしたタイプが多い(+場所の特性から顔がサングラスで隠されている)から視聴率/観客動員に貢献してるんだろうけど、女子サッカー選手の場合は体型を考えるにハイレグレオタードにしたところでどうなるとも思えない。それに遠過ぎ。FIFAの重役さんは無意味なことを発言してはいけないと思う。

その下になってくるとTV露出度がぐっと下がってきます。
野球やホッケーのマイナーリーグ。この辺では安定した実力。特に野球のマイナーリーグなんかはMLBからのカネもあるし目立たないのに儲かる。自ら「マイナーリーグ」と名乗っているからマイナーと見なされがちですが野球のマイナーは足腰強い。下部のシングルAでも全試合全席シーズン前に売り切れで儲かってしょうがないチームすらある。経営安定度、キャッシュフローなど現状のビジネスで言えば文句なくMLSやWNBA以上の企業価値でしょう。MLSとかWNBAは現状短期の採算度外視の経営方針、育てている段階だから。

荒牛乗りロデオのツアーの放送はけっこうある。昔はロデオというくくりだったのが一番激しいBull Ridingだけに特化したもの。一度生でも見に行ったことありますが迫力満点です。OLNの放送。OLNはいま一番積極的に動いているスポーツ専門局。Tour de FranceやGiro d'Italiaもここが放映。
モータースポーツだとチャンプカーがこの辺か。ドラッグレーシングや二輪はもう少し劣る。
格闘技の上の方、UFCやボクシングもこの辺かな。キックボクシング、カラテ(競技の中身は空手とは違う)といったその他格闘技になるともっともっと下。

女子サッカーのプロ=WUSAは数年であえなく解散したわけですが、男子サッカーのマイナーリーグだと儲かってるところがあります。アメリカは各種マイナーリーグがばかにならないのです。
MLSが低額のきついサラリーキャップをかけているせいもあって実はアメリカで一番チームサラリーの高いサッカーチームは二部に当たるUSLの人気チームRochester Raging Rhinosだった(過去形)。ここは数年前にUS Open CupでMLSのチームを次々倒して優勝した実力派。最近の話は聞いてないから最新ではどうなってるか知らないですが。MLS所属でもないのにサッカー専用スタジムを持つ。
同じくUSL所属のMiami FCは元ブラジル代表のRomarioが所属したりしてます。あのセレソンFWのRomarioですよ。MLSだとサラリーキャップもそうだけど外国人制限もあるから取れませんがUSLでは各チームの経営者次第でそういう補強可能。意外性で集客。
USLにはプエルトリコのチームなんかもあって、当然アウェイの試合には飛行機で行く訳だけれど本当に採算合っているのだろうか、という疑問があるんですが。USLはいろんな意味で謎なリーグです。

大学スポーツではバスケとフットボールがメジャーですが、その次になると女子バスケ。一部のエリート校は黒字を叩きだしますが全般には持ち出し。大学野球も似たようなもので一部の有力校だけなんとか黒字。バスケとフットボールが稼いでくるお金で他のすべてのクラブが運営されているという図式。
それゆえバスケとフットボールのコーチは億円単位の巨額のサラリー、その他はいきなり低サラリーという世界です。

Lacrosseが微妙。大学スポーツとして男女共に定着しており競技人口は相当にあるはずで、それを掘り起こすべくプロ化された。本来のスタイルの野外でのリーグ(MLL)は観客伸び悩みが目立ち苦戦。消滅もありうるかもしれない。逆に室内にアレンジしたリーグ(NLL)の方は軌道に乗っていると言える動員に成功。プレーのスピード感で売ってる。ただ長年TV全国枠の獲得では苦戦、昨シーズンでも決勝だけESPN2に載ったんだったかな。コンテンツ拡大を目指す新興スポーツ局のOLNと来季からの定時放送に合意したのでこれで財政的基盤が安定するか。チームの配置が中都市が大半でイメージ的に不利ですがTVから流れ込んでくる資金で新規マーケットを切り開けるか。
しかしラクロスの経験者たちですら室内リーグ観戦をより好むというのは、元来の屋外ルールでの試合が魅力的でないという示唆でもあり考えさせられます。

Harlem Globetrotters。ショーバスケとしてバスケットボール文化に重要なサイドキックを入れてきた存在。ここの集客力は馬鹿にできません。最近はショーの部分を減らして実戦重視に路線を若干修正、大学の一流チームとの対戦がTVに載ったりなかなか好評です。
一方NBAの下部組織や独立系のバスケのマイナーリーグは野球やホッケーのマイナーリーグとくらべるとかなり弱い。大学バスケが全米津々浦々網羅しているせいでしょうね。
それよりはSteet Ballというマジックのようなボールハンドリングや豪快なダンクなど見せることに特化したツアーが人気あります。まだ現状規模が小さいですが、ゆくゆくはHarlem Globetrottersに対抗できるネームバリューを獲得することもあるかもしれないとは思います。

陸上。プロの競技会がヨーロッパのプロサーキットのオフシーズンにアメリカでかなり開催されています。アメリカには知名度のある陸上のスター選手が大量におり、トレーニング技術の革新により昨今は選手寿命が伸びた事もあって見れば知ってる選手がいっぱい出てるということになる。オリンピック以外では極端な視聴率は期待できないもののプロ選手に賞金出場料払っても黒字は十分確保できる程度の興行的実力はあり。TVでもけっこう流れてます。日本とは逆でマラソンはほとんど見かけない。

ボウリングはESPNでの中継がかなりありますが、あれは大金持ち(Bill Gatesさんの同門)の道楽で個人資金投入肩入れしているから放送が多いだけ。一種のインフォマーシャル。でもローカルのボーリング場は冬場なんかそれなりに人が入るという意味で根強い。でもボウリングをレジャーとしてやるひとたちがTVにチャンネルを合わせるかどうかは疑問。あまり物販につながらないのもマイナープロスポーツとしては難点。
同じくESPNがよく放送するものではナインボールビリヤードがあります。こっちは底辺が広い。プールテーブルがある家庭も多いしプレーする機会はかなりありますね。スポーツと呼べるかどうかは意見が割れるところでしょうが。これもなぜか放映は女子の試合が多い。
スポーツかどうか判断に迷うものとしては他にダーツなんかもたまに放送してますが、あれは凄過ぎ。感心はするけど単調だから見せるコンテンツとしてはどうか。

意外なところではBass Fishingなんかが実は盛ん。日本の知り合いがBass Fishingの競技会でフロリダに来てるって聞いて初めてそんなものがあることを知りました。結構な賞金が出てるし歴史もあることが分かってアメスポってのは奥が深いと唸ったものです。
あとヨットやボートの賞金レースとかもあるけどそれだけで喰えるものかどうか。

ソフトボールあたりもプロはあります。インドアサッカーとかも。
日本にあるものだとラグビーはプロとは呼べない状態。一時期は室内競技としてプロ化の動きがあったけれど実験結果は良好といえず立ち消え。但し大学レベルでフットボールを引退した人材が揃っているのでフィットネスを考えたら将来国際試合での大化けの可能性はゼロではない。ちなみにラグビーは過去オリンピック競技だったのですが、最後のラグビー金メダルはアメリカが獲得しています。なのでいまでもアメリカがディフェンディングチャンピオン。

先日書いたペイントボールみたいな新しいものも出ては消えの世界。ペイントボールはチームゲーム化をかなりうまくやっているようなので生き残るんじゃないか。
あとは大学レベルで人気のUltimate Frisbeeなんかがおもしろいですが、プロ化はないのかな。簡単にいうとノンコンタクトフットボールをフリスビーでやるようなもの。

その先色物くさいものまで入れるとさらに底はどこまでも深い。ドッジボールでしょ。この前も書いたCompetitive Eating=早食いイベントでしょ。レスリングのプロでしょ。プロレスではなく、大学やオリンピックでやっている日本風に言えばアマレスのプロリーグ。昨シーズン見たけどけっこうおもしろかったですね。
思い出して検索したらまだありましたRoller Derby。日本だとローラーゲームって言っていたあれね。昔は男女混合チームだったと思いますがいまどきは女子のみらしい。かなり色物度が高そう。

上は豪華絢爛Super Bowlから下は色じかけのRoller Derbyまで。どちらもアメリカらしいと言えばそうなんだよね。
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