アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

新人投手四名を含むローテでWorld Series制覇は可能か

後半に来て追い込みが激しいFlorida Marlins。

今年のMLBは異様なまでの新人投手の当たり年でBoston Red SoxのJonathan Papelbon、Detroit TigersのJustin Verlander、Los Angeles AngelesのJared Weaverと話題になる新人投手の活躍が目立つ。それ以外にも通常の年なら新人王の投票で得票がありそうなレベルの活躍をしてる新人投手が十五人ぐらいいる。

しかしそれにしてもFlorida Marlinsはやり過ぎです。ローテーションの先発五人のうち四人が新人投手。新人じゃないのはDantrelle Willisだけ。そう春のWBCで米代表の先発だったもののいまひとつ不調だったあのWillisだけ。あとの四人は全員新人。Dantrelleにしたってまだ弱冠二十四歳。つまりはローテ全員が新人年齢みたいなローテなわけです。それがまた新人四人がまたそれぞれタイプの違うピッチャーで見ていて楽しい。

そのMarlinsが後半戦猛烈な追い込みでワイルドカードでのプレーオフ出場権に迫ってきています。NLのワイルドカードはSan Diegoが現在リードしてますが4.5ゲーム以内に六チームがひしめく混戦。最後までもつれそうな予感。

日曜日のFlorida Marlinsはワイルドカードの競争相手の一つであるPhiladelphia Philliesを相手にDantrelleが十二奪三振今季初完封でねじ伏せ。プレーオフを見るような緊張感のある試合で見て得した。
今シーズンのDantrelle WillisはWBCでの不調を引きずるようにシーズン前半不調、後半になってもいまひとつ乗り切れておらずいまだ負け星が先行している。それでもMarlinsの前回のWS制覇を経験している唯一の主力投手、一旦プレーオフとなれば頼りになるのはやはり彼でしょう。そのDantrelleの今日の快投ぶりは最後の三週間の追い込みに期待を持たせます。


Florida Marlinsというのは奇妙な戦績を残しているチームで、球団創設僅か十四年目年。すでに二度のWorld Series制覇。しかしながらレギュラーシーズンでディビジョンを制したことは一度もない。Marlinsができてから昨年までずっと常勝Atlanta Bravesが勝ち続けてきたからですが。
またプレーオフのシリーズ勝率十割。つまりは二度プレーオフに進んだ年は二度ともがWorld Championsに。しかしながらその二度ともワイルドカードでのプレーオフ進出でディビジョンに勝ったことは一度もないというわけ。NL東はMetsが独走で今日にも優勝決定、今年もディビジョン制覇には縁なし。言ってみればMarlinsペース。

今年のMarlinsはチーム全員のサラリーを合計しても$15 Millionまでいかない。MLBにはMarlinsのサラリー全額以上を個人で貰ってる選手が16人もいる。そういうリッチな選手たちを擁したお金に余裕のあるチームを若いチームが蹴散らして勝っていくのはぞくぞくしますね。アップセットの魅力。

いまワイルドカードを競い合っているのはトップのSand Diego以下、後半戦になってホームランのペースが上がってきた通算731本塁打のBarry Bonds(一人でMarlins全体より貰っている人代表)のSan Francisco Giants、Bondsに取って代わって新しいホームランヒーローになろうという56本塁打ダントツトップのニュースターRyan Howard擁するPhilliesに、Cincinnati RedsとHouston Astros。

私は個人的にはMLBには特定のひいき球団はないのですが、最初のWS制覇のころにマイアミに住んでいたのでMarlinsには親近感がありますね。まあ当時のMarlinsはカネで既存のスターをかきあつめて急造したチームでいまのMarlinsとはちがったですが。

ESPN MNFで史上最高視聴率達成

Monday Night FootballがESPNに移行した初試合、速報値で1000万世帯が視聴。ESPN開局以来の最高記録だそうですよ。MNF強し。というか本当に1000万世帯だとすると地上波並の猛烈な数字のはず。

Texas Tech@UTEP

さあさあ。マイナーなカード。でもそれは凡戦を意味しない。
Texas Tech Red Raiders @ UTEP Miners
カレッジフットボールのひとつの週末に何十試合とある中のマイナーな一戦。Texas Techは一応全米ランク24位でメジャーカンファレンス=Big XII所属。有名校ではありませんが弱小校ではありません。対するUTEP(通称ユーテップと読みます。University of Texas El Pasoの略)の方はマイナーカンファレンスであるC-USA所属で昨年は突如勝ち込んで若干の注目を浴びたものの一般ファンには馴染みのない学校。という全米制覇にはなんの関わりもないテキサス州の二校による一戦。

ではなぜこの一戦なのか。
きっかけはUTEPのQB。Cincinnati BengalsのQB Carson Palmerの弟、Jordan Palmerが勤めています。そして前評判もいい。ということで一度見ておきたかった。なにせUTEPマイナー校なんでめったにTVに乗ることはないので見逃せなかった。
PaytonとEliのManning兄弟のときもそうだったんですが兄貴の方の大学在籍時の試合はかなり見たんですよね。Payton ManningはTennessee、Carson PalmerはUSCと強豪校所属だったのもあって。ところがEli Manningが在籍したOle' Missになると一気に放送機会が少なく、実際にEliの在学中にちゃんと見たのは一試合だけだったかな。それが血統の良さでNFLでもあれだけ成功してしまう。
というのがあったのでJordan Palmerも一度見ておきたいというのがわざわざ録画してまで見た理由。

しかしながら実際見たら試合内容があまりにエキサイティングでPalmer弟どころじゃなく猛烈に楽しめたのでご紹介しようと思った次第。
これがカレッジフットボールの楽しいところなのですが、同州内の格上校を倒すというのはもうその学校にとっては大変な一大事なのね。近隣だとかライバル校だとか特定の相手との対抗戦というのは独特のものがあって、この一戦も上げ潮のUTEPにとっては格上のTTを相手に一発アップセットを勝ち取ってプログラム全体を盛り上げようという大事な試合。スタジアムも満員で盛り上がりもすごい。

Texas Techが突き放そうとしても突き放しきれない展開。
第3Qのオンサイドキックあり、トリックプレーあり、試合後のコメントでもUTEPのコーチがプレーブックのすべて出し切ったと言い切るほど。とにかくこの一戦をなにがなんでも取るんだという気持ちがコールやプレーの端々から感じられる熱い試合。
いつもDivision Iの下位校の試合を見て感じるのですが、下位校でも良い選手いるんだよね。UTEPだとWR/RB/QBのスラッシュLorne Samという流れ者(元Florida Stateだったが素行不良で退学)や第4Qに同点TDを受けたWR Johnnie Lee Higginsなどは上位の学校に行っても十分に使える選手たち。
UTEPのMike Priceヘッドコーチはコールガールを部屋に連れ込んだ云々で前任校のAlabamaをクビになってUTEPまで都落ちしてきたひとなのですが、モラルはともかくもコーチング能力は疑いがないようで昨年もいきなりUTEPを8勝1敗スタートに引き上げボウルゲーム進出、今年も良いチームを作ってきたようです。

最後の最後は延長戦、Texas Techの49ヤードのFG、左に切れかかってダメかと思われたのが縦ポールに当たって跳ね返ったボールがイン!という漫画的エンディングでTexas Techの振り切り、UTEPのアップセットならず。楽しすぎの試合。四時間たっぷり堪能しました。

フットボールのいいところはレベルが多少下がっても好ゲームが存在することなんですよ。例えばサッカーやホッケーだと技量が下がると構成が失われてただのボールの蹴り合いパックの流し合いになってしまって見るに耐えないものになりがちなのと好対象だと思うんですよね。それ故サッカーなどは地元のリーグよりも外国リーグであっても高いレベルの試合、美しい試合が見たくなるということになりがちなんだと思ったりするんでしょうがどうでしょうか。まあ代表戦となるとまったく別の意味で盛り上がれるのでサッカーの楽しみも高いわけですが。

MNFダブルヘッダー Vikings@Washington

ESPNへと移動したMonday Night Footballの初放送。MNFと略しても様になるのは単なる慣れではありますがそれがブランド力というものでもありますね。いやSundayやSaturday ではどちらもSNFになってしまってよくないか。

NFL開幕週の最後を飾るのはMNFのダブルヘッダー。第一試合=Minnesota@Washington。9/11の試合、テロを受けたWashingtonでの試合でもあり試合前は9/11追悼ムードでいっぱい。
試合の方は二人のベテランQB Washington RedskinsのMark Brunell、Minnesota VikingsのBrad Johnsonが締めた好試合。

Brad JohnsonはやはりVikingsのユニフォームが似合うような気がするのはノスタルジアか。WR Randy MossがVikingsのルーキーだった年、Brad Johnsonが超強力オフェンスを率いてVikingsで勝ちまくったのはもう十年ぐらい前になるんですかね?あの年のVikingsはぞくぞくするようなスーパーチームだったですが。その後Johnsonはこの日の相手Redskinsにも在籍しながら生き残り、今年古巣のMinnesotaに復帰しての初戦。
ベテランの味をたっぷり見せての快勝。Brad Johnson個人に関して言えばノーミスで試合をコントロールし続けた完全試合と言ってもよし。

Redskinsの方では怪我でプレシーズンをほとんど棒に振ったRB Clinton Portisが先発はしなかったものの元気そうだったのが収穫か。またFAで獲得した万能WR Antwaan Randle Elが初戦からいいところを見せてたのが目立ったですね。Randle Elがこういう形でNFLのスター選手になるとはカレッジでプレーしていた時は思いもしなかったですが、すでに定評を得たと言って良いでしょう。Portisの大学時代からのチームメイトのWR Santana Mossも相変わらずの好レシーバーぶり。Randle Elのようなタイプと組んでのWR陣は威力あります。
最後はRedskinsがロングFGを外して19-16でVikingsの勝利。

第二試合は西海岸向けのSan Diego Chargers@Oakland Raiders。見たいんですけどさすがに遅くなるんで止めときます。一応DVRには録画はしますけど最近見るものが溜まってるんですよね。

新番組Sunday Night Football

木曜日のシーズン開幕戦に続いてNBCによるプライムタイムNFL放送が日曜夜。今年からはこれが唯一のNFL定時全国地上波放送となります。
番組名はそのまんまでSunday Night Football。土曜夜のカレッジの定時放送もまんまだったですが。芸はないけど普通名詞を番組名として占有できるメリットがあるんでしょうね。

日曜夜の試合というのはカード的にカスな試合=見なくてもいい試合というのが昨年まで長年の慣習だったせいもあり試合開始時には忘れていた。Indianapolis Colts@New York Giants、Manning兄弟の初の直接対決!とさんざん宣伝されていたのにそれでも忘れてた。きっと同じ行動パターンで見損なったひとが全米にいることでしょう。これだけの良カードを持ってきても定着した行動を変えるというのは大ごと、習慣を変えさせるというのはなかなか大変なものだ。
元々サンデーナイトの試合放送の価値が低かったのは昼間に二試合見たらさすがに三試合目は見てもらえにくいだろうという常識的判断からだったわけで、その常識判断が無効になったわけでもない新生地上波サンデーナイト、どれぐらいの視聴率を出すのか結果が楽しみです。

さて私が見始めたあたりからは試合が活発に動いてColtsはManning兄のナイスタッチパスが通って鮮やかに進軍、最後はランでTD。対するGiantsもTE Jeremy Shockey, RB Tiki Barberといつものメンツが1st Downを重ねて前進、最後はもう一人のRB Brandon Jacobsがパンチイン。残り八分以下で二点差。盛り上がってきました。

が残り五分でボールを再び持ったGiants、オフェンシブパスインタフェアランスを取られたところが運の尽きか。振り返りざまに肩(または肘?)でディフェンダを押したという判定でミドルパスが無効にされたわけですが。その直後の3rd & 11でManning弟のパスがインタセプトされて窮地へ。
しかしColtsは1st downを取って残り時間を減らしたもののFGで三点の加点のみで残り一分で五点差。Giantsはまだ逆転のチャンスあり。
だったんだけど最後はちょっとなあ。Giantsはタイムアウトがないのにレシーバーがサイドラインを目指さないなどプロらしからぬプレーが重なりそのまま敗戦。

次週のサンデーナイトのカードはDallas Cowboys x Washington Redskins。過去数々の名勝負のあったライバル同士の一戦ですね。NFL放送にやっと復帰したNBCの意気込みが伝わってくるようなカード編成ではあります。

新しい看板番組 "Saturday Night Football"

このフットボールシーズンのTV放送で一番大きな変化はレギュラーシーズンで最大の影響力を持っていたMonday Night Football(MNF)が地上波のABCからケーブル局ESPNに移行したこと。
番組名はそのまま。同系列のABCからESPNへの変更ではあります。ESPNはケーブル局の世界では文句なしの最強チャンネル。がそれでもやはり視聴率の広がりというのを考えると地上波の大看板番組を失ったのはABC/ESPN系列としては痛い面もある。


その代わりとしてABCに登場した新フットボール番組が"Saturday Night Football"。カレッジフットボールを土曜のプライムタイムに持ってきました。
二週目の本日のカードは全米1位と2位の直接対決。昨年の優勝校Texas Longhornsがカレッジ屈指の人気校にして今年の本命Ohio State Buckeyesを迎え撃つ一戦。昨年の初顔合わせだった同カードは最後にTexasが逆転勝ち。その再戦。これ以上のカードは見込めない組み合わせ。卒業生もファンも多い両校でもあり視聴率でも健闘が期待される一戦です。

試合は両チームとも早々にチャンスを掴んだもののOSUはFGミスで先制失敗。四年前の全米制覇のとき以来OSUは初めてダメPK(プレイスキッカー)を抱えたシーズンになりそう。Big TenのプレースタイルからしてPKがダメだと接戦モノにできませんよ。
新人QBを抱えたTexasの方は出だし新人のパスに頼らずオプションランをうまく使って攻め込んだもののゴール前1ヤードでファンブルロスト。

その後OSUがワンドライブでWR Anthony Gonzalezに三本パスを通して先制TD。
Texasのディフェンシブコーディネータは一昨年はAuburnで、昨年はTexasでと二年連続全勝を達成、29連勝している凄腕。QB Troy Smithへの圧力を多方面から仕掛けて止めにかかっているのですが、前半最後のドライブでもGonzalezへの縦方向ランで揺さぶられた挙げ句、最後はWR Ted Ginn Jr.とのone-on-oneで負けて二つ目のTD。シーズン前からTed Ginnの方がOSUのスターWRとして扱われていたのが、Gonzalezに通り過ぎでGinnへのダブルカバーができなかった。得点差は開いていないもののそれ以上の差を感じさせる前半の内容。
ここでTexasの凄腕ディフェンシブコーディネータがどういう変更を後半に持ってくるかが楽しみ。でもただ単に今年のセカンダリがダメな可能性が否定しづらい前半。

ところで先日まで日本でバスケ世界選手権の米代表として行っていたLeBron James (Cleveland Cavaliers)もサイドラインに来てました。彼は高校から直接NBA行っているので大学レベルでは出身校はないですがオハイオ州出身なのでOSUの応援でわざわざテキサスまで来たわけね。
バスケ世界選手権組では先週Dwayne Wade (Miami Heat)がFlorida St.@Miami戦のサイドラインに見に来ていたのは書きました。あのスポーツはここがつまらないとかケチ付けが好きな特定スポーツファンがいますがくだらないと思いますね。おもしろいと思えば見に行って楽しむ。それでいいのに。


結局OSUは後半も順調に得点を重ねての完勝。ここまで完勝だとここまで割れている一位票も相当に集中して増えることでしょう。スピードのあるTexasのLB/DEからの圧力を難なくかわしての勝利は大きい。OSUは全米制覇した年も逆転勝ちハラハラ勝ち競り勝ちの連続だったのもあってここまで強敵に圧勝したのは最近ではあまり記憶にない感じ。

Texasの方はオフェンスにも工夫がないままの完敗。新人QBだというのを割り引いても工夫がなさすぎ。昨年まではVince Youngの個人的能力で相手ディフェンスを掻き回してそれに乗じて相手の裏を突いて勝ってきたんだなあとしみじみ。
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