アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Mavericks初のSpurs突破

プレーオフでどうしても越せなかったSan Antonioの壁をついに乗り越えての勝利でカンファレンスファイナル進出。でもそれも難産。
前半60%を越すシュート成功率であっさり20点と大差をつけたものの、4Qの大詰めになって捕まり。残り32秒で同点からSan Antonio Manu Ginobiliの3ポインターが決まってSan Antonioがこの試合で初めてリードを奪ったあたりでは、ここまで来たのにまたもMaverickダメかというムード。San Antonioのホームの観客は歓喜で爆発状態だし、冷静に見てもこの時点でMavericksはすでにC Erick DampierとF Keith Van Hornをファールアウトで失っており接戦で極めて重要な前線のリバウンド力が懸念される状況。

その次のポジションでDallasは不動のナンバーワン=Dirk Nowitzkiに託し、Dirkはゴールに向かってスラッシュ、注文通りファールも得て3点ゲットで再び同点。
ここが大きかった。試合時間残り僅か、Spursから見れば2点ならMaverickに与えてもかまわなかったのにファール。それもフリースローの確率の高さではNBA4位、背のある選手としては抜群の正確さと言って良いDirkにファールはいただけない。

さて続いてSan Antonioボール。残りは24秒以下=Spursは最後までボールを持っていられる。Dallasの方はタイムアウトを残しているのでもしこぼれ球のリバウンドをDallasが掴むとDallasに最後勝負を決めるシュートのチャンスを与えることになるので、Spursからするとぎりぎりまでひっぱっての1ショット勝負しかない。
Spursはタイムアウトとって最後の作戦セット。それで出てきたプレーがGinobiliをコートトップ、他4名(含Tim Duncan)は左右の3ポイントライン外に配置。そして時計を消費してそのままGinobiliがゴールへスラッシュしてのレイアップ狙い。

San Antonioの考えていることもわかるのです。もし外れたとしてもDallasはファールトラブル。二名失った上にJosh Howardも5ファール(実際延長になってから六つ目喰って退場)とメンバーがいなくなってきているから延長となればSan Antonio有利と読んだはず。だから敢えて大エースのDuncanではなく迂回路のGinobiliに行った。さらにDuncanに時間切れ間際のショットとなれば二人三人とディフェンダーがDuncanの周りに殺到、Duncanは今日それをうまくかわせていなかったのも確か。

でもねぇNBAの修羅場の、この一本ってときに大エースを外していいんでしょうか。
誰もがJordanが最後のショットを打つのは知っていた。知っていてなおかつ決めるのがNBA王者というものではないのか。Kobeが、Olajuwanが、そしてTim Duncanがこういうときにそれでも決めて勝ち抜いてきたのがNBA王者の歴史なんじゃないのかな。(例外=現行Detroit Pistonsと80年代Detroit Pistons)

結果このプレーオフ計9回目の延長戦。これはNBAプレーオフ最多記録。まだカンファレンスセミの段階なのに。
延長に入ってからはSan Antonioは燃料切れのようにショットを外し続け敗退。
今シーズンのSan Antonio Spursはチーム史上ベストの成績でトップでプレーオフ進出したものの二回戦敗退。メンバー的には充実しているし、来季に向かってFAでいなくなるのもMichael Finley、Nick Van Exelぐらいで核はそのまま残る。ドラフトは1巡目指名権なし。FinleyとVan Exelのサラリーで浮いた分でFA市場から誰をとってこれるかだけがプラス要素になります。

Dallas MavericksはDirk Nowitzkiを除けば全国区の選手がほとんどいないチーム。カンファレンスファイナルは相性がいいとは言い難いSunsが相手になってどの程度やれるものか。


Phoenix Suns x Los Angeles Clippersは最後みてません。結果から見れば毎度のことながらPhoenixが120点コースに乗ったらだれも追いつけないということでしょう。
Dirk NowitzkiとSteve NashはDallasのチームメイトとして2003年にカンファレンスファイナルに進出していますが、そのときはSan Antonioに蹴散らされて敗退。今度は敵味方に別れての対戦になりますね。
同じく当時Dallasの中心選手であり、Dallasがダメチームだったころから在籍しDallasの隆盛の礎を築いた功労者Micheal Finleyが、Dallasにとっての積年の壁San AntonioにFA移籍して、そして破れたのも歴史の綾という感じです。好漢Finleyだけに惜しいですね。

米代表の本気度はいかがなものか

相変わらずなのである。米サッカー協会は監督始め目標は一次リーグ突破が目標と言うし、または初戦であるチェコ戦以外眼中にないという言い方をする有力選手もいる。話だけ聞いていると世界ランクが4位まであがった今回も、前回日韓のころや米W杯のころとまるで変わらないんですが、どうにも真意を隠しているように思えるのです。

関係者が一様に箝口令を敷かれたように希望的観測発言皆無なのに対して、唯一目立つ場所でアメリカの今大会での躍進を口に出したのが元米代表で代表通算得点記録をもつEric Wynalda。現MLSの中継解説者。
先日の放送で米代表の準決勝進出を言い切りましたね。この手の高い結果を予想する発言が掲示板の野次馬レベル以外ではまったくないだけにちょっとびっくりするほどの明言。たぶんアメリカチームの本音やムードを現在協会の外にいる自由な立場のWynaldaが代弁したものなのだと思っています。

アメリカ実は今回勝つ気満々なのではないかと思わせる傍証はいくつかあります。
一番目立つのは以前も指摘しましたが代表によるドイツでの予行演習二試合のひとつをわざわざ@Dortmundで行った事。
この点あまり誰も(米側掲示板レベルでも)指摘されていないのですが、一次リーグでは米代表はDortmundでは試合の予定がありません。Dortmundで試合があるとしたら一次リーグを二位で通過したときにF組のトップと対戦するときなのです。高い確率でブラジルとの一騎打ちが行われる場合の決戦場。

リーグ戦予定の会場など会場はいくらでも選べたのに敢えてDortmundを選んだからには、それをセットした米サッカー協会の目標がリーグ戦突破ではありえないでしょう。口に出して言わないだけで心の底にはブラジルを叩いてのベスト8進出を描いていること相違なし。
トーナメント一回戦を突破して日韓のときと同様ベスト8進出と言っても、強豪揃う今回のE組を抜け出しさらにブラジルを撃破となれば同じベスト8でも価値がまるで違う。(日韓のときのトーナメント一回戦は同地区で何度も勝っているメキシコ相手だった)

1994年の米開催のW杯でもノックアウトラウンド一回戦で常勝ブラジルと対戦になったけれど、あのときはグループ3位での通過でどこと当たるともしれず、またブラジルとの対戦がアメリカ独立記念日の7月4日だったことで試合前のムードは弱小アメリカがロッキーのテーマに乗って最強チャンピオンに挑む一戦。大番狂わの予感だけが売り物のハリウッド映画的取り上げ方しかできなかった。気分は盛り上がったものの、実際には一方的に攻められ続け、それでも72分まで0-0だったあの試合。あれから12年。アメリカは本気で一発かませると自分たち自身を信じられるまでに強くなってきてるわけですよ。

ちなみに米代表がドイツ国内で行った予行演習試合もう一試合は@Kaiserslautern=一次リーグ二戦目イタリア戦の会場でもありますが、E組をトップで突破した場合の初戦の会場でもある。つまりドイツ国内での予行演習の二試合はどちらもノックアウトラウンドの会場を採用した。一次リーグ突破ではなくベスト8進出に意欲満々なのではないでしょうか。


海外メディアで取り上げられることにも警戒感を示している。
これは確かジャパンとのフレンドリーの後の記者会見だったんですが、珍しくいたブラジルの記者が「トーナメント一回戦で当たる可能性のあるブラジルについて」という質問をしたときにArena監督完全にはぐらかして「ブラジルと対戦できるならリーグを突破したということでそれはうれしいことだし成功だ」とかまったくブラジルで記事にならないような受け答え。対ブラジル沈黙は米サッカー協会的に誰に訊ねても統一されていおり、箝口令で絶対一発狙ってるんだと思う。

また他国がまだロースターを発表していない一週間前から代表合宿を開始したんですが、これがマスコミも入れない完全非公開。理由は「練習は見せるものではなく鍛錬の場」という素っ気ないものですが米サッカーのように人気で発展途上のスポーツからしたら絶好の宣伝機会を逸してまでのマスコミも完全排除という判断は、その本気度がひしひしと感じられるものと言えます。戦前の宣伝より現物の白星や金星で勝負ということでしょう。
ちなみに協会によれば取材申し込みは日韓大会でのベスト8のときの倍の数来ているそうです。


2010年のW杯制覇を長期目標にして過去十年強化を続けてきた米サッカー協会が最近その目標の話を一切しなくなったのもアヤシイ。もし今回、次回ではなく今回高い目標を狙っているとしたら「2010年W杯制覇」なんてことは今年のチームの士気を落とすことになるから言わないでしょう。なのでアヤシイ。

さらに意外なところから出てきた傍証がこれ。ブッシュ大統領がドイツの新聞のインタビューでサッカー米代表の活躍に触れているんですねぇ。もちろんこの時期のドイツ向けリップサービスとしてサッカーに興味があるふりをするのは政治家として当然かと思いますが重要なのは「米国が良いチームを持っていることを聞かされた」と述べている点。大統領がサッカーなんぞに興味があるわけはなく、お付きのアドバイザーから話題のネタとしてインプットされているだけとは思うんですが、そのアドバイザーレベルで米代表、実はけっこう勝つかもという認識がなされているってことなんですよねえ。
サッカー協会はもうかたくなにグループ突破としか目標を口に出さないのに大統領アドバイザが独自に?そういうインプットをしちゃう。ただでさえ今、任期中最低支持率に喘ぐブッシュ政権、もし米代表が活躍したら尻馬に乗ってやろうぐらいの計算はするわけで、少なくともそういう期待をアドバイザレベルで持ってるという事実が垣間見えるわけです。四年前ならこんな発言はあり得なかった。

もうひとつ。ロースター発表のときの問答で、Arena監督が次回や将来のことは一切考えないでいま勝つ事だけを考えて人選したということを強調していたのが目立ちました。
一般に名前の売れたFreddy Aduは選考招集も一度だけで落選は既定路線だったのはともかく、当落線上の争いでは常にベテランを優先起用した感が強い。それだけベテランびいきにしてもロースターの半数がW杯初出場の選手で占められており、もし将来の強化と両にらみで生きの良い選手を選んだらもっと若返ったと思いますね。そうしたとしてもチームとしての力量はほとんど落ちなかったはず。
それだけの層の厚さが出てきた米代表。それは選ばれたベテラン勢も感じたはず。逆に言えばベテラン勢にとっては今回がラストチャンスというメッセージとも受け取れる選考でもありました。

まあ現状の世界ランク4位だの5位だのはいくらなんでも持ち上げ過ぎでしょうが、世界のどことやっても「絶対勝てそうにない相手」がなくなった、そういうレベルにまで来たのは事実。
協会の目論み通りブラジルを下すような事態になれば世界のサッカー戦線にアメリカ在りを強烈に宣言することになります。見てみたいです。
(一方まあサッカーぐらいアメリカが弱くてもいいんじゃないかという気もするんですけどね)

最後はPistonsらしい試合か

3Qの終盤にすすーっと点差がついてそこからはまさに過去二年強の間のPistonsらしい勝ち方。
あの差が開き始めた3Q残り二分という場面あたり、Cavsがタイムアウトを取らなかったのはどうなんですかね。なんとかクォータの切れ目まで引っ張ってから建て直しという意図ははっきり見えていたんだけどあそこは勝負どころ。
あれねたぶん前戦第6戦のときに試合終了間際にタイムアウト切れになって終盤の駆け引きができなくて苦労したのが影響したのかなという気がしますね。あそこは普通なら止めるべきだった。それが微妙な気持ちの違いでその定石のタイムアウト取らず試合の流れを決めてしまった。
もちろんそんながなくてもPistonsが勝ったやにも思いますが。Cavs後半入らなすぎ。

LeBron Jamesにとってはいいプレーオフだったと思われます。このDetroitとのカンファレンスセミシリーズでも個人的な能力では両チームの誰からも抜けているのは明らか。弱冠二十一歳。チームもサポーティングキャストが育ってきているのも確認できたし来シーズン以降もNBAチャンプを狙う位置につけてくる事でしょう。

この敗戦、古いNBAファンなら売り出しのころの爆発的なエネルギーを発散していたJordanがやはりDetroit Pistonsに破れたあのシリーズと似てるなーと思われるのではないでしょうか。当時二連覇を目指していたBad Boys相手にほぼ一人で戦ったあのシリーズ。漫画的超人的活躍で、しかしそれが通用しなかったことでその後のチームプレーヤーとしてJordanが成熟していくきっかけを作ったあの敗戦シリーズ。

LeBronもこのシリーズ敗戦を糧になにか掴むでしょうか。来シーズンが楽しみです。たぶんPippenに相当する選手をゲットすべくCavsは動くと思うのでまだまだ一直線の道は見えないでしょうが。

Bonds やっとRuthに追いつく

かなり間が空いたですが714号。DHでの出場での史上二位タイに到達。

今週末から始まったインターリーグのおかげで膝などに不安のあるBondsにとっては体に負担のかからないDHでの出場がしばらく増えるのでそれはBonds有利。インターリーグの期間中にBabe Ruth抜いて単独二位に上がりそうです。
でもこの先もDHで達成するとイコール敵地での試合ってことで本人の快楽的にはあまりよくないかな。なにせステロイド問題以降、悪キャラ面もかなり強調されており敵地に行くとかなり口汚いブーイングを喰ってますからね。良い悪いではなくこういうのも野球の歴史の断面を目撃していることになるんでしょう。

ちなみに本日分はSan Franciscoの対岸、まだホームエリア内と言えるOaklandでの達成で、他所に行ったときにようなひどいブーイングは喰っていなかった模様。

NBA第七戦三連発コースへ

うーむ。Detroit PistonsもSan Antonio Spursも苦労しながら接戦を制してシリーズ最終戦第七戦に持ち込むことに成功。

San Antonioは前半からTim Duncan、Manu Ginobiliにさらに守備のエースBruce Bowenと立て続けに3ファールを喰いフルメンバーで戦えず。レフリーのコールもSpursに不利なものが多く苦戦モードだったものの、さすがベテランチーム、その後は無駄にファールを重ねることなく最後はディフェンスをがっちり締めて逃げ切り。
ただ強いなぁと思わせてくれる場面が少ないです。

Detroitもこれも大丈夫なのか?という試合経過。ほぼ試合を通してリバウンドでClevelandで押されまくりで不安感を増幅する試合展開。ただ最後の最後、残り2分になってから僅かリードの勝負所での2ポジションで4本5本とオフェンシブリバウンドを奪ったのが勝負の分かれ目。こちらも相手を圧倒する場面は見えなかったものの、San Antonioよりはいい勝ち方か。
まあそういう印象ってDetroitの元々のチームカラーのせいもあるんでしょうけどね。華麗な勝ち方が求められていないというか。

これでLA Clippers@Phoenixと合わせて週末は第七戦を立て続けに三試合見られることになりました。放送する側としては絶好の展開です。 続きを読む

NBA Playoff 東西の本命 延命のための第六戦

NBAとしてはかなりおいしい設定となった今夜のカード。
東西の本命であり、また昨年のNBA Finalsの進出チームだったDetroit PistonsとSan Antonio Spursが揃って2勝3敗の崖っぷちで敵地で行う第六戦。対戦相手がCleveland CavaliersとDallas Mavericksと実力派だけに危機感は高い。Tevoで観戦ですね。
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