アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

見てませんがEdmontonと聞くと

NHLの西の決勝でEdmonton OilersがStanley Cup Finals登場に王手をかけています。
Edmontonと聞くとその特別な名前になんとなく書きたくなる。ほとんど見てもいないのに。

レギュラーシーズンは西の八位でぎりぎりプレーオフに参入した後、堅いディフェンスといまやNHLベストGKとも呼ばれる Dwayne Rolosonの活躍で快進撃ですが、書きたくなった理由はそんなところではなく。

以前にNHLの話を書いたときにも触れたのですが、カナダにあるNHLチーム6チームはおしなべて観客動員が強い。動員トップ8のうち5チームがカナダのチーム。

あと1チームカナダにあるんだけどそこは常に動員で大いに遅れをとっている。人気がないわけではない。ただ人口が少ない。予算がなくて新しい収容の大きいアリーナを新設なんてとんでもない。そんな街。それがこのEdmonton Oilersのある街。
今年のデータだと30チーム中15位と中位に埋没。その動員力・収益力の弱さゆえに次にアメリカ側に里子に出されて買い取られて行くのはEdmontonというのは衆目の一致した意見だったこのチーム。
そこが久方ぶりに氷上で華々しい成果をあげている。「あのころ」以来のこと。

「あのころ」とはもちろん80年代。五回のStanley Cupを果たした常勝だったころのことです。私のようにNHLを追っているわけでもない日本在住の人間にもその存在を知らしめたその当時のEdmonton Oilers。
NHL史上最強選手"The Great One" Wayne Gretzkyを絶対神に、その脇に強力Mark Messierを従えたNHLの一時代を築いたあのEdomonton Oilers。

小マーケットゆえGretzkyの高騰する給料を払いきれずにLos Angeles Kingsに放出したのがすべてのケチの付き始め。LAの札束に頬を叩かれてのカナダの至宝=Gretzkyをアメリカ放出ってことでカナダ全体から非難されたそのトレード以降、Edmontonは再びかつての栄光に近づく事もなく早十五年。時代はその後のNHLの非カナダ化、愛のない米国チーム大量設立投資へつながっていったわけです。
Oilers自体は絶頂期当時のイメージが強すぎたせいでユニフォームも昔のママ、いまとなっては古くさいロゴ、色使い。

それが最下位8位で突入したプレーオフでは解説者絶賛の内容で勝ち抜いてる。
Edmontonなんて田舎だからそりゃあもう地元は大変なことでしょう。NFLならGreen Bay PackersがQB Brett Favreの登場で長期低迷から復活したときみたいなものか。Packersも復活して勝ち始めるまではなんでこんなダサいユニフォームがありうるの?という感じだったものです。

という過去情報のインプットが脳内にあるのでちょっと今度見てみようかなと思っているのです。(さすがに見てないだけあって話に深みがないですな)

MNT ベネズエラ戦

先発メンバー発表になってますのでそれだけ。
4-4-2前列から
Johnson Ching
Convey Wolff Olsen Dempsey
Bocanegra Conrad Onyewu Albright
Howard

McBrideとDonovanを欠いているものの火曜日のモロッコ戦よりよほど安心感のあるメンバーかも。なにせ怪我人候補がいない。そしてスピードに不安のあるベテラン抜き。さてこのメンバーでのテストどうなるか。 続きを読む

MNTまたか怪我人

MNTが代表メンバーの交代を発表。火曜日の対モロッコ戦で左サイドバックでフル出場したCory Gibbsが膝の負傷で代表落ち。

そのモロッコ戦の最中に痛めたそうですが「いつやったかわからない」けれど「重傷」だそう。
同じく怪我がち代表に選考されたものの速攻一番手で負傷脱落したFrankie Hejdukのときとまったくパターン同じなんだなこれが。

もうね… 
代表選考の前から怪我がちの選手の話は何度も書いてますが(これとかこれとか)またも怪我がちな選手からの脱落者発生。予想通り過ぎて泣ける。よくもまあ次々と。
これで当初先発候補のサイドバックが左右ともに欠場。かなりの戦力ダウン。


代わって代表に指名されたのはGregg Berhalter。そう、四月のドイツとのフレンドリーでボケ出しまくりの醜態で評判落としまくって当確近いと思われた代表の座から見事滑り落ちたBerhalter。まあ補欠扱いまず使われないでしょうが。
先発候補ということを考えると火曜日に右バックスで使ったChulandoloを左に回して、右にはChris Albrightというあたりですかね。それとも左にBen Olsenか。Albrightは右以外ありえない。


尚、火曜日の試合を途中退場したこれも怪我がち主将のClaudio ReynaはMRIの結果良好で本戦には問題ないとのことですが、今日&日曜の最終調整試合は欠場の方向。
つまりReynaは今年になってからの代表との実戦はモロッコ戦の10分だけってことで本戦臨むのね...
少し減ったけどまだ怪我がちメンバーをReyna、O'Brienとキーポジションに抱えた米代表、この先も突如メンバー消失の不安が尽きないですね。

NASCAR一極化の功罪

NASCARのライバル(というかいまとなっては元ライバル)のIRL=Indy Racing Leagueがここ二週間地上波放送をやってました。普段は週末地上波でモータースポーツといえばNASCARの独占状態なので、ああ珍しくIndy Carやってるなぁって言う感じ。古株以外名前も聞いた事ないドライバーばっか。
今週末のIRL最大のイベント=Indy 500に向けての盛り上げ目的での放送なのですが、ホントまさにIndy 500だけが売り物のシリーズになってしまったのがいとかなし。

私もIndy 500は行ったこと二回ほどあるのですが、あそこはなにせ古い施設で付近の駐車施設が超劣悪、Indianapolis市のロジスティック自体もぐだぐだで行きはまあよいよいなんですが、行ったが最後三時間脱出不能という代物です。それでもIndyだから行く気が出るけど他のレースだとどうなんですかねぇ。他のだとひとがこないからいいのか。


米モータースポーツでのNASCARの一人勝ちが目立ってきたのは十年強ほどのこと。
日本でもヨーロッパでもF1を最高峰として、従って各国内レースでもフォーミュラーカー型のレースが好まれるのと対照的な量産車体を使用してのNASCAR。日本でも欧州でも流行らないのがなぜ流行るのかというと、そこがアメリカの草の根モータースポーツの強さと関係があるんだと思うんですよ。

あれはかれこれ六年ほど前のこと。その夜のMLS観戦を終えて帰宅途中のハイウェイ上。その辺を通ると煌々とスタジアム照明がついている場所があるのです。
こちらでは中学高校の運動場に照明がついていることは珍しくないのですが土曜の夜。それに時期は七月。学校はすでに夏休み。シーズンからすれば野球?フットボールの練習?、それにしてもすでに十時をとうに回っており子供がやってるには不適当。なにやってんのかなと気になりちょっと気まぐれで見に行ってみてびっくり。

カーレース場だったのです。草カーレース場。ワンメイクの旧式のChevyが、またはなんかよくわからないトラックが疾走しております。意外なほどに客もおりビールを飲みポップコーンを頬張りレースを楽しんでいる。ぼろいベンチ状の観客スタンド。ブルーカラーの世界。そして同じくブルーカラーの臭いをぷんぷんさせた入れ墨だらけのアマチュアメカニックの連中が情熱となけなしの金とを注ぎ込んで走る土曜の夜の夢。

これが私が初めて草の根レベルのモータースポーツに触れたときのこと。
確かにこのレベルからみればNASCARというのは彼らのやっていることの延長線上。同じ量産車体で、いまだにキャブレタで吸気する旧態依然とも言えるエンジンを究極まで追ったレースカーのチャンピオンたち、それがNASCARなんですね。その親近感。その憧れ。それがドライバーのテクよりもピットワークが重要になる楕円コースをひたすらハイスピードで疾走する。それがNASCAR。
だからフォーミュラーカーやインディカーじゃあダメでNASCARなんだ!とそれを直感的に理解できたのがこのときの経験。興味本位で寄り道してよかった。あの寄り道をしなかったらきっとなぜNASCARなのかを理解できないままだったように思うのですね。


でももちろんそれだけが理由でNASCARが勝っているというほどナイーブなアメリカビジネスじゃあございません。メーカー、スポンサーがカネがスポーツへの愛情なしでも視聴率が高ければ参入してくるのが現金なアメリカビジネス。

日本なんかだとトヨタが後発でF1参戦してみたりWRCに参戦撤退してみたりすると「愛情もないのにカネにあかせて後から入ってくるトヨタなんて!けっ!」というファンの反感や風当たりって相当に感じるわけですよ。
そういうのがないんだよねNASCARの世界って。いいか悪いかがまったくない(ように見えるあるのかもしれないけど)。ドライなのかな。来季からはトヨタがカムリで参戦予定。これで米ビッグスリーとトヨタという世界最強メンバーが完成、今後もNASCARの米国内での地位は安泰か。トヨタさん暖かく迎えられてよかったね。

そんなこんなでライバルを蹴落とし、NASCARにカネが一極集中したおかげで毎週の地上波放映枠が実現してメジャースポーツビジネスと目されるまでに成長したわけで、資本主義的には善なのでしょう。モータースポーツをメジャーに持ち上げたのがNASCARの最大の功績でしょう。


他方負の部分もあるわけで。
スポンサーが勝ち組に乗る方向ばかりのおかげでIndyはもはやマイナーリーグの風情。同じく一時隆盛を誇ったCARTシリーズは見かけないと思ったら倒産してるし。F1 US Grand Prixは元々セールス弱いのに昨年の大遺恨(ミシュランのちょんぼでミシュラン車全車出走取りやめ、6台のみ出走)のせいで今年のチケット販売が大打撃受けているし。へたするとまたF1アメリカから撤退しちゃうんじゃないかな。

まあ世界一の自動車大国のこと、独自路線でも別にかまわないんですが、楕円コースの周回で勝ってドライバーは嬉しいのかなという基本的な疑問はいまだ解けないですけどね。テク的な見所がないし。まあそれはIndy 500も同じか。

いずれにしてもテクニカルなコースで競えるアメリカ人ドライバーが育つ土壌がなくなってしまってきているようにも見えます。
いまF1にはひとりだけアメリカ人ドライバーがいるけど(Scott Speed)、彼にしても戦績みてもマーケティング的な意味で採用されている部分が見えるし。NBAやNFLがプレシーズンに日本人選手を招待するようなね。もちろんそれは参戦できる本人たちにとっては大きなチャンスだから否定的にだけ捉える必要はないですが。

このままNASCARの一極化が進むともうアメリカ人ドライバーは相当長い将来に渡ってテク的に世界に置いて行かれる可能性があるというのがNASCARの最大の罪ということになるでしょう。

ドラフトくじ引き

恒例のNBA Draft Rotary=ドラフト順のくじ引き大会。以前はプレーオフの試合中継のハーフタイムにやっていたのが今は30分の独立番組。

結果は今年東西通じて最下位だったPortland Trailblazersは4位指名権へ。成績順では下から五番目だったToronto Raptorsが幸運を引き当て全体1位指名権を獲得。

まあ今年はコレというスーパースター候補生のいないドラフトだけに1位でも4位でもさほど変わらないでしょうが。

ドラフト順をくじ引きで決めているのはメジャースポーツでNBAだけですが、これはNBAのチームがひとりのスーパースターによってまったく別物になってしまうという他のスポーツにない性格によるものですね。そういう選手が入ってくる年だとわざと負けるのが至上命題になってしまうから。
このロッタリーシステムだと最下位になっても全体一位指名権を得られる確率は1/4しかない。数字で細かく追うと最下位チームは4位指名を得る確率が最大で、まあPortlandは確率的には一番確率の高い順位に落ち着いたわけでもあります。

MNT モロッコ戦

MNTというのはMen's National Teamの略です。
W杯前の最終調整三連戦の第一戦、対モロッコ。三戦とも米国内で開催。
今日火曜日から日曜までの五日間で三試合を消化する予定なので全戦をベストメンバーで行くことは考えられず。初戦の今日ベストメンバーを組んでくるのではと思ったのですが、まずは今日はこんな先発。前列から

Beasley McBride Wolff
O'Brein Donovan Reyna
Gibbs Onyewu Pope Chulandolo
Keller

これがベストメンバーとは信じられないわけですがともかくこういう布陣でスタート。

さて前半早い段階でM Claudio Reyna(Manchester City)がタックルで腿を痛めて交代。以前から何度も指摘している怪我がちな選手のひとりであるReyna。自力でフィールドを去るときの歩き方からして大した怪我ではないであろうと推測しますが、それにしても怪我がちの選手ってなんでこうなんですかね?
中盤のゲームを作る選手として期待されており主将にも指名されているんですが。

Reynaとともに怪我がち野郎の代表格、M John O'Brienは前半だけの出場でしたがナイスなフィード、スルーパスを決めていい試合。すごくいい試合と言って良い。
が、なんというか倒され方とか頼りなくて、アナウンサーも言ってましたがO'Brienが倒されるとはらはらする。また怪我するんじゃないかと。体格的に大した事ないモロッコ相手でこれだと、本番第一戦の体格に優れたチェコ相手にもつのか不安は増すばかり。
きっとArena監督も不安でハーフタイムで代えたんだと思う。

これは戯れ言ですが、John O'Brienってアメリカのアンチサッカーのひとが思い浮かべるサッカー選手の容姿モロって感じなんですよね。細身で髪量の少ないなよっとした長髪でヘアバンドして地味な女性顔でそばかすのみえそうな色白で。フットボールやバスケ選手のような力強さやスピードや男臭さのある風貌とは正反対の姿形。服を換えたらそのままヒッピーになれそうなおよそスポーツ選手らしくない選手。


さて試合は意外なほどモロッコがコンディションがよく、ワンタッチで三角パスをさくさくと決めて連携では米代表以上。どんどん向かってくるしディフェンスでも激しく当たってくるし、本気の腕試しとしてはいい相手でした。こんなに試合通して頑張ってくれるというのは実は裏で賞金でもかかっていたんでしょうか?

89分の失点はチームが意図的に「どうしても一点が必要な場合の全軍前がかり」の練習をしていた場面で、守勢一方のモロッコが自軍1/3から大きく蹴りだしたボールを1対1で追いかけっこしていたときの個人的ミスに端を発する失点。まあ個人のミスでありチームとしてどうこういう問題ではないとも言えるけれど、中途半端なプレーをしたChulandelo、彼に後ろを任せるのはやっぱりこわいなあという感想も。

米代表の全体評価としては10点評価の6がせいぜいでしょうか。5かな。
前半4バック、後半3バック、終盤は全軍総攻撃、と実験的な試合ではあったものの、それにしても先発のキーの選手が光れず。一応全員メンツ揃えた試合でW杯不参加のモロッコに敗戦では6以上は出しようがない。
スタッツ見てませんがシュートの数は最後に稼いだもののそれ以外はFKなど散発。全軍攻撃モードで80分台に波状攻撃が見られたのがほぼ唯一の見せ場。

O'Brienの代わりに後半始めから入ったBobby Convey(Reading=来季からEPL)と終盤に入ったClint Dempsey(New England)がよかったのが目立った。
対してFW陣は先発サブとも振るわず。Landon Donovanも今日はいまひとつタッチが定まらず。O'Brienの絶妙の頭越しのフィードに合わせかけたのが唯一の決定的チャンス。

バックスは前半は安定していたのが、後半3バックにしてからは不安感の高い内容。決定的なミスは犯さなかったものの。
3バックでは左からGibbs, Pope, Onyewuという布陣だったわけですが、ビッグバックのOnyewuを外側に布陣すると相手フォワードとの短距離走の場面が増えるのがつらい。あのサイズにしてはスピードがないわけではないけれど、あのシチュエーションに置かれたらやはり世界のトップフォワードには抜かれるのは必至。モロッコ相手でもあんなだからね。ちょっと本番では使いたくない布陣という感じだと思います。ベテランPopeはセンターバック以外では使えないだろうから3バックならメンツをそれ用に整えないとダメということでしょう。
今後の課題。または3バック諦めなさい。またはもうヤケクソで点を取りに行くときだけにしてその場合は早々にOnyewuかPopeか交代させるべし。

次戦は金曜日、ベネズエラ戦です。
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