アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

ドイツに大敗 負け方悪い

試合前のニュースとしてUS代表Claudio Reynaが3~4週間欠場と発表。

本気モードのドイツはBallackの前にクローゼ、アサモア、ポドスキと三人FWを立てた攻撃的ラインナップで三週間前の汚名をそそごうという構え。
一方USはJosh Wolffをトップ下、前にBrian ChingとEddie Johnsonというかなり実験的な香りのするフロントラインでスタート。その上前半早々17分でトップ下がWolffからChris Kleinに急遽交代(脳震とう)。いよいよ完全二軍メンバーに近くなってきました。
それでも前半互角orやや優勢。ほぼフルラインナップに近いと言って良いドイツ相手に二軍でさほど引けを取らないUSっていうのはずいぶん出世したもの。

過去の代表があまり打ってこなかったロングシュートも積極的に打ち、サイド深くに突っ込んでのクロスも多用、ドイツのディフェンス陣をオフバランスにする作戦か。二軍メンバーでも当たり負けはほとんどなくそういう面では安心感を持ってみられる試合。久々代表招集の左D Corey Gibbsがいい。攻守にナイスプレーをいくつも決めて効果的。FW Johnsonもよく自陣まで戻ってボールを追い続けることで徐々にUSペースになり、ドイツの7万の大観衆をおとなしくさせる。

後半開始直後のセットプレーからの失点は大ミスというわけではなくしかたのない失点かと思うんですが、その後70分過ぎからディフェンスが大崩壊。
リアクションの明らかな遅れから失点、最終ラインの雑なパスミスからボールを奪われ失点、最後はBallackがゴール前中央でまったくのフリーから頭で、と三連打で計4失点。最後のBallackの一発など、だからそれ4年前もそれ一発で負けたろなんで誰も周り5m以内にいないんだよとツッコミを入れるも空しいほどのフリーぶり。
特に本戦先発当確に近いGregg Berhalterあたりがミス連発(代表当確の*を消したいぐらい)。控え候補がダメだったというのではないだけに、本戦に不安を残す負け方。
以下先発メンバー(**は独断で本戦での先発当確、*は本戦代表当確)

Keller**
Berhalter*/Gibbs*/Conrad/Convey/Cherundolo
Mastroeni*/Wolff/Zavagnin*
Ching/Johnson**

sub: Olsen/Klein/Pearce/Twellman*
sub not used: Feihaber/Hahnemann/Pope

米代表@Dortmund

忙しい。次々とスポーツイベントが降って来る。
WBCの余韻さめやらぬままにサッカー米代表のドイツ相手のテストマッチ。

ドイツは先日イタリアに1-4と大敗して迎えるこの試合、USAは余裕の調整試合なのに対して地元ドイツにとってはふがいない試合をすれば自国大会を前に監督クリンズマンの首も飛ぼうかという切羽詰まった試合。
これが日本あたりだと「前回W杯で惜敗の因縁の試合!」とかって盛り上げてくれるのでしょうが、ここアメリカではまったく無視に近い形。WBCも相当にスポーツニュースに冷遇されたけど、それからもさらに桁違いに低い露出度です。


USA側は既報の通りLandon Donovanが負傷欠場、DaMarcus Beasley, Oguchi Onyewu, Brian McBride, Clint Dempseyといった本戦先発当確組も招集されず。従ってメンバー的には先発当落線上の選手がメインといった風情の一軍半。

このメンバーで必死モードのドイツとどの程度やれるのか興味あるところ。Donovanを欠いて攻撃の起点に誰を指名してくるのか、Eddie JohnsonとTaylor Twellmanのツートップで高いドイツのディフェンス陣にどう臨むか。ドイツの大エース=Michael Ballack (日韓W杯の試合でUSから決勝点を奪った)に誰をつけてそれはどのぐらい効果的なものか。

WBC総括 ありがとうWBC

まず日本が勝つ負ける以前に一次リーグから熱い試合が多かった。

アジアラウンドこそ日本が韓国に破れた以外は順当だったけれど、日本が絡まなかった各一次リーグの試合で好試合続出。
最初のベネズエラ対ドミニカ共和国の力と力が真っ正面からぶつかった試合。スーパースター軍団はスーパースターのパワーを見せつける試合もする一方、見知らぬ国の無名選手たちがMLBのスターに臨んで接戦を演じ、ハートの熱さを感じる試合が次々と繰り広げられて一気に引き込まれましたね。


一次リーグで敗退していったチームが残して行った印象がすごくいい。
18歳のノーヒットノーラン投手を生み出したオランダ。スター軍団アメリカをマイナーリーグの選手たちの団結で倒したカナダ。そのカナダを最後の最後まで追い込んだ完全無印だった南アフリカ。ホームチームのプエルトリコと極限の9回表裏の攻防で身もだえさせてくれたパナマ。これらのチームの頑張りがあったからWBCの求める「世界戦」を実現できたのではないかと思うんですね。一部の選ばれた国だけが実質参加しているような狭いものじゃないWBCにしてくれた各国に拍手と感謝。


熱い一次リーグを抜け出した実力拮抗の8チームによる二次リーグはどこが抜け出すのか予断をいっさい許さない緊張感にみなぎる試合の連続。

日米戦のしびれるようなぎりぎりの攻防の連続。投手陣・守備陣の絶対の安定感が快進撃を産んだ韓国の気迫。決勝トーナメント進出の望みがない中の最終戦でアメリカを下したメキシコのプライドとガッツ。Bob Davidsonの絶妙の悪徳レフリーぶりもいまとなってはよい思い出。
反対側の2組の方も最終戦二試合どちらも最後までわからない緊張感で迎えた結末。ベネズエラ対ドミニカは一次リーグに続いて力と力での勝負。地元プエルトリコのファンの後押しで必死に追撃を繰り返したものの、ホーム突入を阻まれ僅かにキューバに及ばなかったあの試合。

Chipper Jonesが日本戦後に語った「自分はWorld Seriesにも行った。Play-offも数えきれないほど戦った。だけどこのWBCの興奮の高まりはまったくそれ以上」という言葉に嘘はないでしょう。アメリカ代表、結果は満足のいくものではなかったでしょうが、メンバーとかすごいし試合内容もスーパースター軍団を本気にさせた試合の連続で参加してくれたメンバーは納得してくれたんじゃないかと思う。

このWBC、あまり見られなかったアメリカ人は丸損だよ。お気の毒様。



ところで日本側などはWBCの開催時期を7月だとかシーズン後の11月だとかいう案を出していたようですが、反対したいです。
オフシーズンの11月は論外。MLBの選手たちが長いシーズンを終えてほっとしているところでは力もでません。MLBの辞退者が今回以上に増えたらWBCの意味と価値は低下するだけ。

7月開催は各国のプロリーグを中断して行うという意味につながりますが、それをやってしまうにはMLBの試合数削減(=入場料収入、TV収入)を補うだけの経済的裏打ちがないととんでもないバクチになってしまいます。それではMLBのオーナーたちが首を縦に振る可能性がない。

この第一回は準備不足などで冬季オリンピックとMarch Madnessの間に挟まれた時期にむりやり押し込んだ開催となり、TV放送の中継体勢も不十分だったものの、平日昼間の一次リーグの試合から予想外の視聴率を稼ぎました。次回開催では相当の放送体勢、TV収入は見込まれるものの、それでもMLBを中断することを補うような額を叩きだせることはありえないでしょう。7月開催があるとしたら第二回にTV/経済的に成功実績をあげたあとの将来の大会のことと考えるべき。
その辺のビジネス感覚なしにシーズン中開催を唱えるのは無意味かと思います。

開催場所についてもWBCの成功に不可欠なMLBに主たる選手たちがいる場所という事実と、3月に試合のできる環境を持っていること、自国以外の各国の試合に観客動員が見込める場所というとやはりアメリカの地の利は動かしがたいところ。相当に定着するまでは米国開催でいいのではないでしょうか。

今回の一次二次リーグをプエルトリコでやったというのは絶妙でもありましたね。米国自治領ではあるもののスペイン語圏、強豪ドミニカ共和国も隣国ということで参加各国にとってもファンにとっても便利でもあったですね。
前回も書きましたが将来的にはキューバ開催ということがあってもいいのではないかと思う。
以前にキューバはBaltimore Oriolesと試合をやったり実績もあり「世界」を演出する意味でも楽しそうな気がします。
優勝したことで日本の一次リーグ開催権はほぼ問題なく次回も通るでしょう。

在米的にはESPNの放送陣、Joe Morgan(70年代の強豪"Big Red Machine" Cincinnati Redsの名二塁手)、Jon Millerの各氏のベースボールへの愛情溢れる深い解説で観戦できたことを感謝したいと思いました。

やったねジャパン!

両チームともミスが出たりでちょっとここまでと毛色の違う試合になりましたが、日本見事初代WBC王者。日本のみなさんはきっと優勝セレモニーその他いっぱい見れて幸せだったことでしょうね。くぅアメリカ在住蚊帳の外。

だいたいにおいてもう最初からはらはらさせられたWBC決勝戦。
とにかく前の番組が終わらない。大学バスケ(それもNIT=March Madnessに残れなかったイマイチ校が対戦するトーナメント)の試合が予定通りに終わりそうだったのが、試合終了直前になって追いつかれて延長。それでも決着つかず二度目の延長。
おかげで1回表の日本の最初の得点あたりまで見られず。まったく。

二次リーグではとれそうで取れなかった点が初回から取れたのが試合展開を楽にしたですな。松坂は球がずっと高く行っていたのは狙ってたんでしょうか?初回に落ちなかったカーブを叩かれて被弾した以外は高めに浮いていてもキューバ打線に打たせなかったですが、点取られていないわりになんか見ていて落ち着かない。早めに渡辺につないだところからして王監督も不安感があったか。
キューバも早めの継投、全員継投、諦めず追って来て好試合になりました。6-1でしょぼんとならずに追って来る打線、気合い十分の5番手投手=Palma。キューバは年齢詐称選手が多いのはよく知られてますが、このひともかなりのお年のように見えましたが投球は若さ溢れるエナジーを感じるもので日本をシャットダウン。味方の追撃をセットしたです。日本とちがってピッチングスタッフの深さではキューバが勝るかと思われました。アマ野球界世界最強の名に恥じない試合をしてくれたし、それを破ったことで日本の優勝の価値も増したね。キューバには好試合をありがとうと言いたい。

ふたつのエラーの川崎あたり、あれで負けていたら戦犯扱い必至だっただけにほっとしていることでしょう。9回のジャパンの闘志あふれるベースラニング、イチローが文字通り地面を這って得点するなど随所に日本の野球のよさ、士気の高さがあふれていて長い試合にかかわらず午前1時過ぎまで釘付けでした。

WBCの総括はまたにしますけど、見事な初代王者。
日本国内で、WBC始まる前から日本代表の足を引っ張る記事ばかり書いていたマスコミがあった中、見事な優勝で締めた王ジャパン。世界の王さんがまたひとつ勲章を得たわけですね。おめでとうございます、なんて他人事のようには書けない。日本人として誇りに思う優勝です。やったぞジャパン。

WBC次回開催の予想

・既報の通り米国メディアはWBCのポテンシャルに相当印象づけられた様子で大規模な放送報道が予想される。
・キューバが「優勝戦進出したキューバで開催すべき」と言うけど一次リーグ開催できたら上出来か。それまでにカストロ議長が死亡していたらアメリカ=キューバの関係改善の象徴としてありうるかも。
・アジアラウンドは引き続き日本開催。
・ジャパンは星野監督。
・本命ドミニカと米国はベストメンバーを揃えてきて最高に盛り上がるかも。
・ロシアが参加する。
・Bob Davidsonは参加しない。
・ビデオ判定が限定的に導入される。

Bracket Busters

WBCがあまりにもおもしろいので個人的には興味がいまひとつ削がれたNCAAトーナメントの方ですが、なんのかんのとやはり盛り上がってきてます。WBCのない日曜日に点検。

昨年は強豪が弱小校に破れる波乱が少なくてつまんなかったんですが今年はなかなかいい感じに荒れています。BradleyとかGeorge MasonなんてのがKansas, North Carolinaに快勝。North Carolinaは1年生にしてすでに名門のエース、来年のスーパースター候補といえるTylor Hansbroughが僅か10得点に封じられての二回戦敗退。

あとは昨年はトーナメント前の評判が低かったのに勝ちまくったBig Tenからのチームが今年は早くも二回戦で全滅したのが目立つところ。シード二位に推されたBig Ten優勝校Ohio Stateもほぼ地元で開催の二回戦であえなく敗退。その年だけ強いっていうチームはシードでいい位置に推されてもトーナメント本番では勝てないっていうのは本当に前例通り。Tennesseeもこのパターンですね。二回戦でさようなら。

ちなみに個人的な戦前のFinal Fourの予想(あくまで賭けとしての予想)はDuke(シード1位), Washington(4位), Gonzaga(3位), Boston College(4位)。一応四校とも二回戦は勝ち抜きましたのでまだまだ望みあり。まだまだここからが長いんだけどね。
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