アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLS Cup 2006

今年のMLSの優勝戦、最後に盛り上げてくれました。
0-0の均衡の中、60分過ぎに怪我で過去二戦欠場していたClint Dempsey投入。投入してしばらくは次々ボールにからみNew England Revolutionが押すことになりましたが、それも長続きせず。一進一退。
Dempseyはあいかわらずよく倒されます。これがMLSでの最後の試合になりそうですが、心配された怪我もOKらしく特に動きがどうということもなし。現在進行形のヨーロッパのリーグでどこに加入してどのぐらいの働きができるのか楽しみです。MLSではやはり現在ピカイチの選手でしょうが、プレミアリーグなんかだと下位チームでも相当運動量も多くパスの勘も鋭くMLSとは勝手が違います。どうなるか。

さて試合が動いたのは延長の後半。試合後半、ほとんど消えていたようなFW Taylor Twellmanが七分残りで決勝点1-0。ついに均衡破った。
と思いきやHoustonが真ん中からリスタートしたボールがそのままつながってFW Brian Chingのヘッドが鮮やかに決まって1-1。この間、誇張なしで数秒。なんとびっくり。瞬殺。一気に目が覚めました。

PK合戦。NEのGK Matt Reisはこの日もPK蹴る方でも早々に登場、見事に決めてくれました。止める方でもチームが一本ビハインドになったあとの四人目を止めて活躍。PKになるとReisは頼りになる。MLSでも阻止率が35%と特級。
しかし最後はNEの五人目が止められて終戦。Houston DyanamoがホームをHoustonに移転した一年目でMLS優勝を勝ち取りました。

今日の試合自体はさほど褒めるところのない試合だったとも言えますが、シーズン通して安定した成績を残していたのは事実か。MVPは瞬殺同点弾を叩き込んだBrian Ching。
これでアメリカサッカーは春までの長いオフシーズンとなり、話題はDempsey, Freddy Aduらの移籍やレンタルの件になりますね。

荒れた週末

BCSランキングで3位5位6位8位とTop 10から四校が敗戦。予想外に荒れた週末となりました。荒れなかったのはTop 2。Indianaのアップセット予想は見事ハズレ、Michiganも勝ち抜いて次週のOhio Stateとの全勝・1-2位対決へ駒を進めました。先週苦戦してかなり締めていたか。

多忙であまり今週は試合見ていないんですが、Texas@Kansas Stateは観戦。K-Stateは長年HCを勤めた名将Bill Snyderが昨季で退任、新時代に入ったK-Stateにとっては初のビッグウィン。
TexasはQB Colt McCoyを怪我で第1Qに失ったというアクシデントはあったものの、それにしても点取られ過ぎ。言い訳にならない。42-45で敗戦、二敗目で全米連覇からは完全脱落。元々今年のTexasは買ってないと言い続けてきたのでまあこんなものかという気もしますが。


さて今週の結果で得したのはなんと言っても4位Florida。上のLouisvilleが負け、投票で上にいたAuburnもTexasも消えて余裕の3位確定的。Florida自体も第4Qに逆転しての一点差勝利、まわりがこんなにボロボロ負けていなかったら投票を減らしかねない危ない試合だったんですが、そんなのは帳消し。残り三試合を勝ち抜きさえすればBCS優勝戦進出でしょう。
次週はI-AAのWestern Carolinaなので無問題、レギュラーシーズン最終戦が@Florida State。Florida Stateはこの日Wake Forest相手に地元で4INT, 0-30とボロボロ、五敗目。Florida戦までに立て直し可能なのか。最後に根性を見せられるのか。
そしてFloridaはその後SEC優勝戦で一敗のArkansasとの対戦の運び。Top 10が負けまくったせいでArkansasのTop 10入りはほぼ確実で、Top 10同士での対戦となりそう。

さてFlorida以外に得をしたといえば13位Rutgersでしょうね。3位Louisvilleを見事破ったとは言え上が詰まっていたからTop 10は苦しいかと思えたところに上位が続けざまに敗戦二敗目脱落。ほぼTop 10内当確でしょう。最高7位ぐらいまでは狙えそう。
Rutgersが全米7位とかって、何度も言いますが信じられない展開。

Rutgars 9-0

いやあ。勝ちましたねRutgars。
No.3 Louisville@No. 13 Rutgars。全勝同士の対決。しかしながらほぼ誰もRutgarsが勝つとは予想していなかった試合だったんですが、見事Louisvilleのハイパワーオフェンスを後半完封。一旦は25-7と大きく離されかけてこれはblow outコースかと危ぶまれたところから盛り返して28-25で快勝。全国放送でRutgarsディフェンスの威力がホンモノであるところを見せつけました。
先週書いた記事の予想当たり、RutgarsディフェンスがLouisvilleをスローダウンさせての勝利。

LouisvlleのオフェンスラインとRutgarsディフェンスラインの平均体重の差は20kg以上、体格で圧倒的に劣るラインの戦いを見事に制して後半はLouisville QB Brian Brohmにプレッシャーをかけ続け。Brohmは前半はいつも通り憎らしいほど鋭いパスを通していたんですがラインが崩れてからは本領発揮できず。やはりフットボールの基本はラインの攻防。ドラフト一巡目候補のQBとWRを揃えてもラインが打ち破られてはまったくなすすべなし。後半10ヤード以上ゲインできたドライブはたったの一度だけ。サックで倒されまくりました。(それでも逃げ腰にならなかったのはやはり大物か)

前半は審判のコールもLouivilleに有利なものが多かったですが、最後はLouisvilleのオフサイドが勝負を分けるハメになったのも劇的。
RutgarsのPK Jeremy Ito(日系)の勝ち越しFGが外れて延長戦かと思われたところが、Louisvilleオフサイドで蹴り直し。これが決まって決勝点。

これでRutgars 9戦全勝で投票ランキングではLouisvilleとWest Virginiaを抜くことは必至、トップ10入りでしょうか。RutgarsがTop 10。シーズン前にそんな予想をしたひとは誰一人いないでしょう。
六年前にGreg SchianoがMiami-FLのディフェンシブコーディネータからRutgarsのHCに就任したときはなんでまたよりによってRutgars?Canesのコーディネータの方がずっと良い職なのでは?という感じだったのですが、見事にこういうチームを育てた。
今シーズン後どうするんですかね。折もおり、古巣のMiami-FLはHC変更確定的な情勢だけに、Rutgarsとしては幾らでも積んでSchianoの残留を図りたいところでしょうが。


Louisvilleが負けたことで一敗組のFlorida, Texas, Auburnが蘇ってきました。Floridaはこれで自力でBCS優勝戦に届く位置。
その他、Big EastではWest Virginiaの自力優勝が復活。十二月第一週のRutgars戦が実質Big East優勝戦となります。

MLS来季展望 メキシコとの対抗戦期待

MLSシーズンも今週末のMLS Cupをもって終了。
来季からの新しい展開としては
・カナダに初のMLSチーム誕生
・巨大ロゴ付きユニフォーム採用
・メキシコリーグとの対抗戦開始

カナダのToronto FCに関してはメンバー構成がどうなるかがひとつ興味。Houston DynamoでMVPクラスの活躍を今季みせたM Dwayne De RosarioがToronto移籍するのかどうかが焦点か。De Rosarioはカナダ人。MLS所属のカナダ人選手としては抜群。公式には一切発表になっていませんが、Toronto FCのサイトが詳しくDe Rosarioの週間MVPを報じていたりしてますからたぶん裏ではDe Rosarioの移籍は既定路線なのでは。

ロゴユニフォームの件はすでに書いてますから省略。

メキシコリーグとの対抗戦。これが実は期待の新企画。
MLSとメキシコ一部リーグとの対抗戦が2007シーズンから開始になります。全面抗争となるのは2008年からの予定で2007年は参加チーム数限定で行われます。詳細は発表になっていないですがたぶん双方から四チームほどが出ての対戦。MLSカップ決勝進出チームとUS Open Cup優勝のChicago Fire、それにレギュラーシーズン最高成績のDC Unitedが出場の運びになりそう。

CONCACAF(北中米カリブ地区)のクラブチームの争いとしてはすでにCONCACAF Club Championshipがありますがこれはアメリカじゃあ盛り上がらないんですよねぇ。一般米人の平均的な知識では名前だけ知っていればマシな中米やカリブの小国だと思っているチームが来ても盛り上がらない。その上MLS、勝てない。

過去二度だけアメリカのチームがCONCACAF Club Championshipを制してますが、そのうち1998年のDC Unitedの優勝の年は全戦地元Washington DCでの開催での優勝。もうひとつの2000年のLos Angeles Galaxyの優勝のときはくじ運に助けられて決勝まで一度もメキシコのチームともコスタリカのチームとも対戦のないままの優勝。このときはLA Galaxyは北米代表として世界大会で日本にも行ってますね。

解説しておきますとCONCACAF Club Championshipでは基本的にメキシコとコスタリカが常に勝ってます。なぜそうなるかというとその二国でサッカーが盛んなのもそうですがそれ以上に高地をホームとするこの二国が圧倒的に有利だという事情があるわけですよ。
これはW杯予選でもそうなんだけど標高2200mメキシコシティ行ったらもう他国のチームはボロボロなわけです。後半酸欠でまったく動けなくなってるビジター相手に試合終了間際まで容赦なく襲いかかり5-0とかで勝っちゃうんだよね。Home & Awayで一試合がこれだからもう一試合では返しようがない。だから常にメキシコシティの高地のチームが勝つ。メキシコの代表チームもメキシコシティで52戦無敗とかめちゃくちゃに勝っている。その無敗記録を破ったのが同じく高地に馴れたもうひとつの国、コスタリカ。
コスタリカは首都San Juanの標高は1000m以上。行ったことありますが、メキシコシティほどではないにしてもそれなり体調に来ます。予算に余裕のあるアメリカ代表なんかはメキシコシティやコスタリカでの公式戦の前のキャンプをロッキー山脈の高地トレーニングで行って身体を馴らしてから行くんですが、MLSクラブレベルだとそんな準備のしようもなく毎度毎度メキシコ行ってはぼろぼろにやられて帰ってくることになる。

という事情をふまえてもらえるとDCがアメリカの地元で全戦戦って勝ったとか、LAがメキシコ・コスタリカのチームに当たらずに勝ったとかいうのはある意味インチキ、インチキが言い過ぎなら特殊事情なんだよね。Home & Awayに戻されたら勝てない。そしてまた注目度が低いものだからMLSの方も予算をかけて準備してもいないし。

でそれが来季から新規にメキシコリーグとの対抗戦をぶちあげてきた。そこから推測できることがいくつかあります。
まずMLSがチーム力に自信を持ってきたということでしょう。MLSのトップチームならメキシコの強豪と当たっても惨敗し続けることはないと判断したからこそのこの企画でしょう。メキシコリーグの試合はアメリカでもかなり見ることができますが(スペイン語放送ですからスペイン語人口以外はほとんど見てないでしょうが)プレー内容の差はまだあるようにも見えますが、サッカーという競技の特性も考えれば惨敗続きになるというほどの差はないように思えます。
二つ目に対抗戦という形ということはメキシコ側のチームがすべて高地のチームとはならないと推測できるため勝ち目有りと読めること。また高地トレーニングの予算ぐらいはMLSが各クラブに出してくれる気になったということでしょう。この辺は例のESPNからの資金がモノを言ってるということでしょう。
三つ目としてMLSが米国内のヒスパニックのファンを取り込む気になってきたということ。過去MLSはサッカー狂のヒスパニックのファンを積極的にはターゲットにしてこなかった。彼らが来ちゃうと郊外の白人中流というメインターゲット層が入ってきにくくなるという面がありヒスパニックファンを積極的にMLSに持ってこようという動きが少なかった。二年前にChivas USAを参加させるまではまったくなかったと言ってもいい。
それが対抗戦という形を取り入れる。つまりヒスパニックのファンを半分スタジアム入れてもアメリカの固定ファンも十分入るという計算が成り立つぐらいにはMLSはファンの定着に自信を持ってきたのでしょう。常にビジターがメキシコのチームなら国内のメキシコ人人口をアテにできる。

その辺、MLSのもくろみ通りにいくかどうかはわかりませんが期待感はかなりあります。

最後の日米野球

今年の日米野球はアメリカでもけっこう報道された印象。やはりWBCで日本が勝ったのが大きかったんでしょうね。
WBCのジャパンチームはIchiroこそいたものの基本的にはNPBの選手で構成されていたわけで、そのジャパンがあれだけやった。あれは米側の意識改革になったんでしょう。忘れ勝ちですが米国はWBCで日本に負けたわけじゃないわけですけど。
たとえ米国がメキシコなりドミニカ共和国なりベネズエラに負けてもそれは米国の負けではあってもMLBの負けではなかったわけですが、メジャーリーガーのほとんどいないジャパンに負けるのはMLBにとっての問題。その商品価値に傷がつきかねない問題なのであるから。

行く前からやる気満々で臨んだMLBが全勝で全日程を終えたようで。ちょっと見てみたかったですねぇ。NPBの方は決してベストメンバーではなかったでしょうが、それはMLBにしても同じこと。ただMLBとNPBの比較では選手の厚みでは相当の差があるからMLBの方はベリーベストでなくてもあれだけの選手が揃うわけですね。

選手会の申し入れで日米野球はこれで打ち止めという話。過去十数年間なし崩しに公式戦の試合数が増えてしまったことは確かにおかしな話で選手会の拒否の理由は理解できるところです。
但し経営的視点で言えばせっかくWBCを制して次回開催の2009年まではWorld Championを堂々名乗れるというのに代表戦を行えないなんていうのは興行的にはもったいない話です。やりようによっては長期低落傾向の野球の人気を盛り上げられる大チャンスだというのに。
ここはNPBの方が柔軟に大きく選手会に譲歩して盛り上げるべきなのに、そういうマーケティングセンスないんでしょうね。古くさく動きが鈍そうだ。今回なんてMLBの方がせっかくあそこまでイレ込んで来てくれているのだから早々にNPBが選手会の試合数削減案を受け入れて、それと引き換えに日本側が布陣を整えていれば真剣勝負が見られたはずなのに。

これNPBだけの問題じゃなくて日本のビジネス風土全体の問題なんですけどね。計画をしっかり立てて実行させると日本のビジネスは強いんだけど、流れの中でどんどん決めて動いていくというのには弱いから。

DC United試合後コメントから

MLS東地区優勝戦で敗退したDC Unitedに関する来季向け小ネタ。

敗退後のHC Peter Nowakのコメントによれば65分でFreddy Aduを下げた理由というのが「Aduはよくやっていたが、New EnglandがKhano Smithを(Aduのサイドに)投入準備していたから代えた」というのですね。さっぱりわかりません。Khano Smithは確かにAdu交代の二分後に投入されているんですが、あの時点ではNEはディフェンス一辺倒、Khano Smithが快速フランカーであることは承知していますが試合の流れを全部ひっくり返すようなスーパーサブでないことだけは確か。それに守りがどうのこうのよりも一点取らなきゃならないあの時点でAduがSmithに駆けっこで負けることがそれほどの重大事でしょうか?よしんば駆けっこで負けたところで、全軍引いて戦っているNEがそうそう決定的なチャンスを作れるとも思えないしわざわざいいプレーをしているAduを下げる?だいたいにおいて2-0でも1-0でも負けは負け、点取ることが至上命題の時点での言い訳としては弱いような。
Nowakコーチの能力には疑いがないのですが、この交代は他に裏があるような気もします。ひょっとしたらAduもヨーロッパ行きなのが裏では既定路線なのか?まだ売り時ではないと思うんですけどね。

シーズンを振り返って?という質問への回答もなかなかふるっていました。
「シーズン前からの目標は来季のCONCACAFのチャンピオンカップ出場。それは達成できたからまあよし」というもの。これ、知らないひとには意味不明でしょうが来季からメキシコとの対抗戦がスタートするのです。その出場枠をMLSレギュラーシーズン覇者として確保したという話ですね。対抗戦の件はおもしろいのでまた別途。


相手のNew Englandネタもひとつ。
怪我で出場していない(ベンチ入りもしていない)Clint Demsey情報。というか情報がないという情報。
本人のオフィシャルサイトにもNew Englandのチームサイトにも怪我の情報がない。まるでない。実は怪我が悪いのでは?という推測をしているのですがどうでしょうか。Dempseyはこのオフでのヨーロッパ移籍が確実視されているわけで、それがこのタイミングで怪我となると最悪。怪我の内容によっては高額契約は避けられる可能性もあり、となるとMLSの安サラリーで来季までプレーするハメにもなりかねない。
または怪我ではなく移籍に関してMLSとDempseyの間でモメていて個人的ストをしている可能性がある?という邪推も可能ですが。
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