アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MMAの台頭

MMAという言い方自体が数年前なら一般に理解不能だったと思うんですね。Mixed Martial Arts、つまり総合格闘技です。
以前から何度か散発で書いていますが日本で過去二十年、UWFの頃から進化していった人気の高い総合格闘技が、ついにアメリカでもメジャーなスポーツジャンルとして認知されつつあるというお話。

ひとつの象徴としてYahoo! Sportsのページを開いてもらうと上に各スポーツのジャンルがリンクで並んでいるのですがここに「MMA/Boxing」として出て来るようになったのは今年の春以降の話。順序も古典ジャンルであり固定ファンもいるBoxingの後ろじゃなくて前にMMAが来てるところに力関係、勢いを感じます。

とは言えプロ四大スポーツ、NASCAR、大学二大スポーツ、ゴルフ、テニス、サッカーの次という順列でまだまだ新興ジャンルという扱いは否めませんが、それでも大した出世です。同じくここ数年で大きく伸びたアリーナフットボールを抑えてメジャースポーツとしての定位置確保というのですから。僅か数年前ならMMAではなんのことかわからないはずのモノがいまやメジャースポーツとして認識成立してきているわけです。

アメリカで急激に普及できた理由としては、先行した日本でルールが深く練られ、スター選手たちが切磋琢磨してスターとして確立していたからコンテンツとしてハイレベルなものをいきなり提供できたからなわけです。

ちなみにスポーツニュースサイトの大手ESPNの方ではMMAはページ上リンクには配列されていません。これはESPNがUFCやPRIDEの放映権を持っていないことと無関係ではないでしょう。ESPNが放映で関係していたのはK-1だけ。K-1のアメリカ進出は古くからあったキックボクシングとの差別化ができなかったのが問題点か。目新しさを提供できなかった。

ESPNの性向としてはこういう急に勃興したジャンルがあればカネにモノを言わせて放映権に割って入る傾向がありますが、舞台裏ではUFC放映権強奪目指して札束が乱れ飛んでいる可能性も十分にあるところでしょう。

ESPNはボクシングの定時放送枠を金曜夜に長年持っていてボクシング放送の老舗と言えるのですが、それが故に新興のMMAへのフォローに出遅れたんでしょうね。

SuperLigaファイナル組み合わせ決定

期待されたアメリカサッカーの新企画=SuperLigaの決勝の組み合わせが決定しましたね。
Los Angeles Galaxy (MLS, USA) x Pachuca (Mexico)の組み合わせ。

経営サイドからすればこれ以上ないカードと言えるでしょう。Pachucaの方は2007年メキシコの国内王者にして、今年春のCONCACAF(北中米カリブ) Champions' Cup王者でもあり、現在CONCACAF地区の実力ナンバーワンチーム。迎え撃つGalaxyの方はDavid Beckham加入で米国内でも世界的にも一躍知名度を挙げた話題のチーム。

このSuperLigは今年から実施で、MLSとメキシコ一部リーグからそれぞれ4チーム計8チームでの対抗戦というテーマで争われたのですが、実は準決勝の段階ではMLSチームが3チーム、メキシコからはPachucaだけが勝ち残っていて、下手をすると決勝がMLS同士になってせっかくの米墨対抗戦という主旨がとんでしまい盛り下がるのではないかという危惧もありました。

準決勝のPachcaの相手はMLSで今シーズン好調のHouston Dynamoの地元での試合ということで上記の危惧はかなりあったのですがなんとかPKでPachucaが抜け出してきて米墨対決は確保で経営サイドはホッとした、その直後に来たのが昨日の一戦。

Los Angeles GalaxyとD.C. Unitedの準決勝、攻め合いの大激戦となった上に、Beckhamの先制FKは決まるわ、BeckhamからのキラーパスからLandon Donovanが決めての追加点、LAの2-0勝利と盛り上げまくりの試合。これほどの試合がほとんど誰にも見られない(米国内放送は超マイナー局が担当、あとはネットで有料放送)というのはサッカーの損失というぐらいの好試合でした。ここまでハイライトが優れていると普段スルーするESPNのスポーツニュースも写さざるを得ないでしょう。

LAは昨年に続いて今年もMLSの下位に沈んでいるわけですが、こういう試合を見せられてしまうと「実はBeckham一枚入っただけですでにもう強くなってる?」という妄想がわいてきますね。二週間後の決勝楽しみです。

失礼いたしております

ひと夏、米国外で活動してました。予告もなく空き家としましたにも関わらず定期巡回路にしていただいている方々が相当数いらしたようで感謝に耐えません。

ブログのテーマをアメスポに限定しているため僕が行っていた国々でのネタはほとんどこのブログのネタになりません。よって休んでいた間のいいネタはありません。スミマセン。(まったく別ジャンルで面白い話があってそれはまったく別のところで展開しています)秋のフットボールシーズンも遠からじ。徐々に再開していきます。

アメスポ夏の定番のMLBはBarry Bondsのホームラン記録更新ではまったく盛り上がらなかったもののNew York Yankeesの追い込みでこれからの二ヶ月盛り上がりそう。
MLBには規模で大きく劣るもののBeckhamデビュー関連で例年よりは露出の多かったMLS。今年はSuper Liga(新設されたメキシコ一部リーグとの対抗戦)が進行中でおもしろそうなのですがこれは露出度ゼロに近いのが残念。例年ヨーロッパ各国のシーズン開幕前にやってくるヨーロッパのクラブチームとのフレンドリーも今年は目玉に欠け地味でした。

そしてこの時期限定の定番Little League World Series(LLWS)本番が開幕間近。今年はESPNの放送も拡張、LLWSの地区予選まで全国放送に乗るようになったのが新味か。

そんな中で個人的に一番盛り上がったのは、恒例の独立記念日のホットドッグ大喰いコンテストでプリンス小林尊が遂に破れたことだったでしょうか。自己ベストを大幅更新したものの七連覇を逃しました。過去の連破中は他の追従を許さない圧勝が多かったのですが、昨年は米国が威信をかけて(?)連破阻止に投入してきたJoey Chestnutと終盤まで接戦を展開。
その昨年の結果をうけて今年こそはアメリカにチャンピオンが戻るのではと期待は高まっていました。この大一番の数週間前から優勝したChestnutがプリンス小林の世界記録を更新したりで絶好調。対する小林君は顎関節炎で不調が伝えられた中での一戦。激戦となったようで国外にいたため見れなかったんですが、Youtubeは便利ですね。

ただ負けたにしてもこの大会自体を毎年全米注目の優良コンテンツに押し上げた功績はほとんどすべて小林君にあることは誰も異存のないところ。来年のリベンジ戦が待ち遠しいですね。


SuperLigaあたりのことは別に書きます。

Schelottoデビュー戦

Guillermo Barros Schelotto。これはすごいね。
今回MLSのColumbus Crewに加入。アルゼンチンの名門Boca Juniorsで中核をなしてきた選手ということで、どんなプレーをするのかと思ったらこれは素晴らしい選手じゃないですか。
身体は小さいのにむやみな体当たりの多いMLSの相手チームを御して上々のデビュー戦を飾りました。

今シーズンColumbusの試合を見るのは四戦目ですが、Schelottoが入ったことで前の三試合と打って変わってColumbusの攻めがちゃんと攻めらしくなってる。あんなにバタバタして中盤にまったく構成がなく、このチームどうするんだよ?という試合を何度も見せられていたのが一人ゲームコントロールできる選手が入るとここまであっさり変わるものでしょうか。
Chivas USA相手でラフな試合展開になり大流血選手は出るわイエローカードは飛び交うわの試合になったのですが、Schelottoだけはひとり涼しい顔で次々にチャンスを提供。昨シーズンからずっと中盤がなにもできていなかったCrewとしては久々の会心の試合でしょう。Game of the matchは文句なしでSchelotto。

Schelottoのよさはサービスの正確さ、ファーストタッチでさっと出すパスの絶妙さ。フィジカルな(悪く言えば雑で乱暴な)サッカーのMLSのことですから今後も今日のように自由に仕事ができるかどうかはわかりませんが、MLSに必要なのはこういう選手なんだなと改めて思いましたね。
Columbusは不振から脱出を図るために最近になって南米系の選手たちをどんどん導入しているのですが、Schelottoが今日一枚加わったことで今シーズン始まってからHoustonから移籍してきたベネズエラ代表FW Alejandro Morenoが生きてきそう。スペイン語コネクションですね。
後半途中出場となったブラジル人MF Ricardo Virtuosoも自分のスペースが確保できて個人技を繰り出すチャンスを得て生き生きとしたプレーぶり。元チリ代表DF Marco Gonzalezも含めいつの間にやらColumbus Crewは南米系チームに様変わりです。センターバックにはセントビンセント代表のビッグバックEzra Hendricksonも定着していてアメリカ人選手が目立たない。まあ元々キャプテンの米代表サイドバック Frankie Hejdukしか目立たないチームだったのだけれど。Hejdukへのマークが減って彼の自由度が増せば持ち味のサイド突破もいままで以上に有効になることでしょう。

今日の試合は1-1ドローとなりましたが試合内容は上々。南米の選手たちがMLSに刺激を与えて行くのを見るのはMLSの成長を促すという意味でとても楽しみですね。

MLBの未来戦略

前項で今年はMLSサッカーへの興味が薄らいでいる(それでも見てはいるんですが)と書きましたが、じゃあ何を見ているのかというとMLBですかね。
NBAプレーオフもそろそろ二回戦で、戦前楽勝かと思われていた西の大本命Dallas Mavericksが西八位のGolden Stateにやられちゃったのはびっくりですが、一回戦の七戦制は長過ぎ間延びし過ぎでどうもフォローしにくいです。特に西の試合は東部時間に住む人間にとってはなかなか最後まで見づらい。

MLBはなぜ見てるかというと松坂もそうですし、New York Yankeesの不振もそうですし、A-Rodの開幕ダッシュもおもしろかったし、Barry Bondsのホームラン記録へのカウントダウンも。でもコレという大きな理由もないのに例年よりもMLBの試合を見る機会が増えてます。すでに球場にも二度足を運んでいるし。やっぱり去年のWBCの影響で野球を意識する機会が増えたという気がします。


私個人の興味は横に置くとしても、アメリカではベースボール人気の復興はあきらかで、それは各種の数字でも裏付けられています。
そこに追い打ちをかけるような策がいくつかMLBから出てきていますね。いい時ほど攻めるというアメリカビジネスのいいところが出てきているともいえます。

まず積極策のひとつは2009年の開局を目指すMLBの自前TVチャンネル。
2009年といえば第二回World Baseball Classicの開催年にあたります。MLBもそこに焦点を合わせて2009年開局なんでしょう。

WBCはあれを見たひとたちの間や参加したMLB選手たちの間ではカルト的支持を受けていますが、なにせ開催が急で米国内での事前プロモも不十分、試合も昼間放送という悪条件だったため実際に目にしたひとの数は限られています。それが次回開催ではMLBの自前チャンネルも含め大々的にバックアップされることになるのでしょうね。WBCはコンテンツとしては素晴らしいポテンシャルのあるコンテンツですから満を持して開催される第二回の盛り上がりがどの程度になるかは大変興味があるところです。
プロスポーツリーグの自前チャンネルというのはNFL NetworkやNBA TVなどがすでに発進してなかなかおもしろいコンテンツを流していて、それに遅れること数年でのMLBの自前チャンネル発進はさして機敏とはいえませんがタイミングその他も考えれば妥当でしょうか。元々MLBはNBAやNFLと違って各オーナーの権限が強く意思決定が遅い嫌いもあり、まずまずのスピードか。

WBCで思い出しましたが、昨年のWBCで疑惑の判定を連発して日本では悪審判の代名詞となった「ボブ」、Bob Davidsonですが、なにごともなかったかのように今年MLBの正式審判として復帰してますね。開幕戦見に行った日の審判がBob Davidsonでした。
昨年もWBC後、臨時雇い扱いでMLBの試合を裁いていましたが今年は正式にMLB審判として復帰。あれだけ目立つ試合の大事な場面で、明らかな誤審を連発して、それもどちらも米国有利判定で、それでもMLBに復帰できるというのはなんですね。
これも第一回WBCの視聴率が低かったからなせる技でしょうか?第一回WBCの視聴率がふるわなかったことで最大の恩恵を受けたのがBob Davidsonというのは皮肉な話です。

今年は見るのがつらい

Champions Leagueも準決勝が終わり大詰め。CLはアメスポとなんの関係もないのでこのブログでは書いてませんが例年より試合を見る機会が多かったです。やはりあのレベルになるとどちらを応援しているわけでなくてもエキサイティング。あっと言う間にゴール前に詰めて行くから目を離せない。
一昨日のLiverpoolのセットプレーからのゴールなんかも瞬殺という感じで目が覚めました。

今シーズン、自分のMLSへの興味が薄くなっているのは明らかにヨーロッパサッカーのせいですね。レベルの違いはもちろん以前から知っていたわけですが、欧州の試合を見る機会が増えた分MLSのつまらなさがより目につくようになった感じがします。いやそれでも見てるんですが。

というか基本の疑問に戻ってしまってます。なぜMLSチームは走り回らないのだろうか。たったひとつでいいから走り回るチームを作ってくれないかな。高給取りの欧州勢も、中南米のサッカーも要所要所で相手を全力で追い回す場面がたくさんあるのだけれどMLSではそれが極端に少ない。Jのことは目にする機会がほとんどないのでよくわからないですが。

MLSにも良い選手はいるわけですよ。でもそれ以前の部分で走れないのはなぜか。一人奮戦してるキャプテンとかやっぱヨーロッパ帰りなんだよね。かと言ってMLSに来た外国人選手が走り回ってるかというとそうでもない。ま、外国人選手である程度実績のあるひとは年齢もいってるから走れないというのもあるだろうが。

先日English Premier LeagueのFulhamの試合を見る機会もあって、Fulhamには元米代表ストライカーのBrian McBrideがいます。EPLチームのストライカーと言っても、欧州の一流クラブの=世界のトップレベルのFWとはわけが違いますが、それでも代表でやっていたときとはチャンスの数も質も違うからかっこよく見えるわけですよ。McBrideがMLSにいたころとは違う。

一私人である私ですら相当の数の欧州や中南米の試合が手軽に見られるいまの環境なわけで、サッカー選手たちはどういうつもりでそういう放送を見てるのでしょうかね。それとも見てないのだろうか。
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