アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

昨日のアップセットのフォロー

「Appalachian Stateがどこにあるか今日以前から知っていた?」というネットアンケートの問いに過半数はNoと答えていました。アパラチア山脈のどこかにあるのであろうことだけは想像がつきますが、ノースカロライナ州の西北端の山の中みたいですね。
昨夜ミシガンから午後11時に帰り着いたチームを人口14000人の街の8000人が歓迎で出迎えたという記事が載ってました。老人子供除いたら全員ですかね。

昨日のその歴史的アップセットの余波としては、まずMichiganファンが壊滅的打撃でまったくネット上でも元気がありません。ライバル校のOhio StateやMichigan Stateファンあたりがバカにしたコメントを残していますが、それもいまひとつ元気がない感じがしました。自分たちの所属する(全米最強カンファレンスだと思っていた)Big Tenの強豪が下位ディビジョンに負けてしまうというところがやはりショックなんだろうと思われます。

Appalachian Stateの次週の相手はLenoir-Rhyneという学校相手のホーム開幕戦。まったく名前聞いた事ない学校ですね。読めないし。
こういう具合に目立つと対戦する他のチームがAppalachian State戦を目標に策を練って来るので下位ディビジョンで二連覇した過去二年よりある意味大変かもしれませんが。

MichiganはこのAppalachian State戦が下位ディビジョンであるI-AAの学校との初の対戦だったそうです。楽勝できる相手を選んだつもりがまさかの歴史的敗戦でしおしお。大変な目にあいましたね。

Appalachian Stateの方は今年はもう自分たちのディビジョンでの対戦だけですが、将来にはまだまだ好カードがすでに予定されています。2009年にLSU Tigersと、翌年2010年にはFlorida Gatorsと、2011年にVirginia Tech(VTはASUにとってもかなり近所ではあります)、2013年にGeorgia Bulldogsと列強との対戦がすでに契約済となっているとのこと。
今年のMichigan戦も含めすべてアウェイの試合ですが、これはまた積極的に将来のカードを組んだものですね。
今年のこれが起こってしまったんで将来の相手はMichiganのように研究不足対策不足で臨んで来たりはしないので簡単ではないですが、2009年の開幕週の話題はもうAppalachian Stateでキマリでしょうか。

尚、このAppalachina State@MichiganがTVで放送されていなかった理由は、Big Tenカンファレンスが今シーズンから始めた自前のネット放送=Big Ten Networkの持ちゲームだったからということでした。高く売れるカードだけESPN系に売って、注目度の低いゲームはBig Ten Networkで抱えこんでコアなファンに売るというビジネスモデル。
確かにコアなフットボールファンを多く抱えるBig Tenなら可能な(あこぎな?)ビジネスモデルですが、それがなんと初っぱなから全米が見たがる試合を抱え込むことになってしまったわけで。Big Ten Networkはこの歴史的アップセットの放映権を今後どうするのかちょっと気になります。

去年のBoise State x Oklahoma @ Fiesta Bowlの歴史的名勝負も放映権がカレッジフットボール放送に弱いFOX系の持ちゲームのためあれだけの話題を集めながら全編再放送の機会がないままになってます。
ただ少なくともあのBoise Stateの試合は一度は生で全国放送されたわけですが、今回のMichiganが喰らった史上最悪のアップセットは生でスタジアムに行ったひとと新興Big Ten Networkに契約したコアな人しか見てないんだよね。Big Ten NetworkがMichiganの恥を売って拡販の道具にするのか、身内メンバーの恥を晒さないようにお蔵入りにしちゃって大多数のファンは一度も試合を見る機会ないままになるのか、興味あるところですね。

史上最大のアップセット?

この開幕週はほぼ無風かと思ったらすごいのが来ました。
全米ランク5位の強豪Michiganが下部リーグのAppalachian Stateに34-32で歴史的敗戦。
それも内容がまたすごい試合だったようです。

Appalachian State!名前は知ってます。下部リーグであるDivison I-AA(今年からディビジョンの名前が変わってますが取りあえず今は呼び馴れたI-AAと書きます)で二連覇している下部リーグの強豪ではあります。が、ですよ。いくら下部で連覇してもカレッジフットボールファンはよく知らないのが普通。一番上位リーグであるI-Aだけで119校が所属しておりそれを全部フォローするのは不可能で、その上その下部リーグまで押さえているひとは卒業生でもなければほとんどいないはず。

その無名Appalachian Stateが堂々の勝利。ハイライトだけしか見てませんがAppalachian StateのWR陣が速い速い。カレッジの強豪であるMichiganのDBと駆けっこになっても連戦連勝ともいえる内容で次々と真正面からのTDを決めて前半から圧倒。

結果はDiv. I-AAのチームが全米ランク校(Top25)を破った初勝利。いやただランク校を破っただけではないのです。22位やら25位を破ったのではなく、Top5。
それもMichiganですよ。Michiganはカレッジフットボール史上最多勝利チームであり、最強カンファレンスのひとつであるBig Tenの上位に常に君臨するカレッジフットの名門中の名門。今日の試合の行われたホームスタジアムは通称Big Houseと呼ばれ収容人員11万人の巨大スタジアム、常に満席完売。昨年もシーズン最終戦にOhio Stateに破れるまでは11戦無敗で全米制覇に手の届くところだったチーム。そしてその昨シーズンの主戦QBもRBもWRも最上級生として戻ってきて、今年こそ念願の全米制覇を狙おうというその開幕戦。
それが真っ逆さま。
もう下位ディビジョンのチームに負けちゃったんだから、この先全勝したところでもう全米制覇の目ないでしょう。いやというかもし間違ってMichiganがこの先全勝したりしたら、下位ディビジョンでAppalachian Stateが全米制覇だよね。大変なことになります。

Michiganはサイズの差を生かせず、逆にスピードでやられてしまった。上述のシニアが戻ってきているオフェンスはそこそこだったものの、スピードでまったく歯が立たなかったディフェンスはどうですか。びっくりですね。元々Big Tenはサイズとゴリゴリした力技のプレーが多いカンファレンスですが、それにしてもここまでスピードでやりたい放題やられてしまうとは。スタッツみてもまったくの互角。


この試合は一般放送でも、有料のカレッジフットボールのマイナー試合などを放送するESPN Game Planでもノーマークの誰も重要視してなかった試合が、歴史的アップセットへ。是非ESPNの再放送チャンネルで試合通して放送してもらいたいですね。

2007カレッジフットシーズン開幕

いよいよ始まりました。我が愛するカレッジフットボールの季節がやってきました。私は行動派で休みに家にいることが少ない人間なのですが、この季節の毎土曜だけはインドア派に変身してカレッジフットボール三昧になりがちです。

例年と趣きを変えて木曜夜の開幕となりました。全米ランク2位のLSUをはじめ、10位Louisville、16位Rutgers、あの壮絶Fiesta Bowlの記憶もまだ生々しい24位発進のBoise Stateとランク校が大挙してシーズン開幕戦を戦う木曜日。今週末の本格開幕を前にすでに盛り上がり、いい感じです。

さてTop25の四校ですがそれぞれ格下校を相手に大勝しましたが、細かくみていくとちょっと気になる試合も。LSUは凡戦。ミスの連発で前半押し切れなかったです。まあカレッジはNFLとちがってプレシーズン戦がなく初戦は凡ミスが目立つものですがそれにしてもちょっと多い。最終スコアこそあの点数(45-0)になったけれど、後半までスターターを残してのこと。
他のLouisvilleやBoise State(両チームとも前半だけで49得点)はゲート飛び出すと同時に相手を圧倒して後半は流しに流しての最終スコア(それぞれ73-10, 56-7が最終スコア)。もちろん相手の力量の差もわからないことですから簡単に比較はできませんがLSUは期待はずれに近い大勝というところでしょう。全米2位ということで見る目も辛くなります。

LSUは次戦が9位Virginia Tech戦、早くもTop10同士の対戦が待っており昨日の一戦だけでチューンアップ終了しないと一気に全米制覇争いから大きく後退することになりかねません。


さて第一週土曜日は上位校は小手調べ的なカードが多いです。Top25同士の対戦はSaturday Night Footballの全国放送になる5位Tennessee x 12位California。
Tennesseeの方は三年前、一年生の頃に鮮烈デビューしたQB Erik Aingeも今年最上級生としてカレッジ最後のシーズンに臨みますが、小指骨折のまま見切り発車ということでどうなることか。プレシーズンランクで5位と評価高いですが個人的には過剰評価ではという危惧を持ってます。このカード順位こそ高いけどちょっと地味ですねえ。
月曜日はLabor Day=祝日。NFLのMonday Night Footballが始まる一週前のこの夜は毎年カレッジのカードが地上波全国放送になりますが今年のカードは19位Florida State x Clemson。これもなにやら地味な感じです。一昨年まではMiami x Florida Stateの強豪対決が定番だったのですが、契約切れでFSU x Clemsonに変更。MiamiもFSUもここ数年低迷期だったのでタイミング的には正解だったともいえますが、かと言ってFSU x Clemsonで視聴率が伸びることもないのですが。Florida Stateはここ数年の低迷から今年こそ抜け出すと予想されていますがそれをファンに印象づけるような強烈な試合になれば楽しめるのですが。

Beckham今シーズン終了のお知らせ

いやあ。なんというか。

MLBの方のYankeesが崖っぷちで首位Boston相手にクリーンスイープ三連勝とか、Marinersがこちらの首位攻防戦で完敗の連続で三連敗とか、我が愛するカレッジフットボール開幕とか色々感想書きたいことはあるんですが、それをさしおいてもBeckhamいきなり終了とは...

そう。全米まったく注目していなかったSuperLigaの決勝でメキシコ王者Pechucaに足を削られて退場、MLSのシーズン残り出場回避という報道。なんでまたその誰も見てない試合でやられてしまうのか。膝をひねって無期欠場報道がありました。

いや逆とも言えますが。つまりMLSの試合の中であればMLSの大事な資産であるBeckhamに危険プレーをしかけてくることは御法度のはずなんですね。今年のBeckham加入時には特にそういう報道はなかったですが、以前やはりMLSのニュースターとして鳴り物入りで若干14歳Fredy Aduが加入したときにMLSは所属全選手に対して「嫉妬的行為(ラフプレー含)には一切容赦せず処罰する」と通告したことがありまして、今回のBeckham加入時には報道には載らなかったもののBeckhamに多額投資するに当たって同様の警告が他のMLSチームには出ていたはずです。その結果かここまでBeckhamへのラフなタックルと呼べるプレーはひとつしかなかったかと思うのですが、なんとメキシコチームにやられちゃいましたよ。ライブで見てないのでプレーはわかりませんが、メキシコのチームじゃMLSの処罰も届かないです。
SuperLigaの優勝賞金$1 millionは米国のチームにはともかくメキシコチームにとってはけっこうな額の賞金と言え、それを餌に真剣勝負を設定してみたものの、真剣勝負となればこういうプレーも出てきてしまうということでしょうか。

元々Beckhamは足首に故障を抱えながらの騙し騙しって状態でプレーを続けていた訳でもあり、また所属のLos Angeles Galaxyはすでにプレーオフ進出絶望の位置にありこの先ムリをして出場する理由もほぼないのもわかります。
とは言え入団発表以来あれだけ騒がれてきたのに結局一試合通しで出場したのは僅か二試合でシーズン終了。

まあ露出度という面ではすでに今シーズン分の元は取ったと言えるのかもしれませんが。例の足首の調子がどうとかで「期待のデビュー戦」を4回ぐらい仕切り直しして観客動員に貢献したしね。

Los Angeles Galaxyとは

二年連続でプレーオフを逃そうかという勢いでまた負け続けているLos Angeles Galaxy。英国代表戦に出場したあおりでお疲れのBeckham抜きのMLS公式戦をTV観戦したんですがひどいものです。もうひとりのスター=米国代表FW Landon Donovanも欠いて飛車角落ち状態ですがそれにしてもColorado Rapidsにこてんぱん(0-3。前半に3失点)にやられています。代表にも名を連ねた選手も何人も在籍しもう少しなんとかなってもよさそうなものですが完敗の連続。その一試合前も0-3での敗戦だったような。

MLSというリーグはドラフトや海外選手の分配ルールが設立当初からきっちりとあるため上位チームと下の力の差が少ない、という大きな特性があります。世界の他のリーグはみんなユースからあがってくる選手とカネの力での補強でまかなわれてるからリーグの戦力の均衡がないのが普通で、特にカネがモノを言う欧州では人気チームが常に圧倒的に優位な戦力を持つし、それら上位の一握りはそのリーグ全体のレベルより明らかに高い。
それと比較したらMLSの場合は上位でも下位でもさして戦力はかわらない。勝敗表みてもわかりますが欧州リーグなら常勝チームは勝率8割とかで突っ走りますがMLSにはリーグ戦で常勝というチームは存在しないし、せいぜい勝率6割もあれば上々です。実際は勝率は5割強あればトップクラスでしょう。

そういう力の均衡したリーグでこれだけ負けまくるというのはいかがなものか>LA。MLS13チームの最下位にほど近い下から二番目。所属選手の質が低いとも思えないのですが腰が弱い。
すでにリーグ戦は捨ててSuper Ligaに焦点を合わせてBeckhamとDonovanに休暇(どちらもベンチ入りもしてません)を与えたんでしょうが、それ以前にDonovan以下代表クラスの選手を多数擁しても今年新設のToronto FCにも水を開けられてしまうところが不可解。

ヘッドコーチのFrank YallopはSan JoseのHC時代にMLSを二度制しておりMLSのサッカーは理解しているはずなのにこの結果。当時のSan Jose Earthquakeは決してメンバー的に恵まれたチームでもなかったですが。ちなみにSan JoseがMLS Cup勝った試合は私は生で見に行ってました。

指導者もまずまず、選手も揃っているはず、なぜこれほど負けているのかよくわかりません。その上なぜにそのチームがSuper Ligaでは勝ち進んでいるのかもわからないし。謎という他ありません。

そのSuper Ligaの決勝戦は8/29(水)に予定されています。TV放送予定は超マイナー局が担当でほとんど全米の一般スポーツファンには知られることもなく行われます。
その後に米代表は9/9にブラジル代表との対決という大一番(五万人以上収容のフットボールスタジアム使用)を控えておりDonovanはGalaxyの試合にはSuper Liga以降も出ないかもしれないね。ブラジル側のロースターも発表になってますがまたその件は後日。

LLWS決勝

Little League World Seriesの決勝、日本xGeorgia戦。例年通り地上波全国放送。延長までもつれてGeorgiaのサヨナラホームランで決着がつきました。準決勝、準々決勝では日本がサヨナラホームランで勝ち抜いてきて、最後は逆にサヨナラを食らっての敗戦ですが、これもまたしかたのないところでしょう。
この放送のTV解説陣もMLB解説でもいい解説をしてくれる元サイヤング賞受賞者Orel Hershiser、元San Francisco Giants, Chicago Cubsの監督Dusty Bakerを揃えてMLBプレーオフ並の布陣での放送。なんだかんだ言っても野球の放送は強いようです。

今年から採用された上限85球までの投球数制限が微妙に陰を落としたシリーズ全体でした。
ところで毎年選手紹介で選手たちがそれぞれの好きな選手の名前を挙げるのですが、今年の日本チームのスタメンの9人が挙げたのはIchiro 6人、Matsuzaka2人、Iwamura1人となりました。Ichiro支持が抜きん出ているのは例年通りとも言えますがMatsuiがゼロになっちゃいましたね。東京のチームなのに。いよいよHideki Matsuiの日本での人気は危ないのか?名前の挙った三人ともWBC出場組ですね。


LLWSが終わると夏休みも終わりだなと。ここからは来週のカレッジフットボール開幕、翌週のNFL開幕、MLBのペナント追い込み&プレーオフと一気にアメスポがたたみかける季節になります。その合間・裏でMLSのSuperLiga決勝、ラグビーW杯、女子サッカーW杯といったイベントも重なり、全部見ていたら身体がひとつでは絶対に足りないですね。
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