アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

ドラフト外でも取ってもらえないMarcus Vick

ドラフト終了後、ドラフト漏れした大学選手たちがフリーエージェントとして各NFLチームから契約を持ちかけられて夏のトレーニングキャンプに招待されるわけです。ドラフトされた選手たちと違って契約金/サラリーとも低いものになりますが、とにかくNFL選手になる競争機会が与えられるだけに即決でどんどん行き先が決まって行きます。枠自体が少ないのは分かりきっているから招待されたらどんどん即決。
フォローしている学校のまずまずの選手がドラフト漏れした場合の行き先なんていうのは気になるもので、でもだいたいそういう選手はドラフト翌朝にはもう行き先が決まっているものです。

ところでタイトルの通り、元Virginia TechのQB Marcus Vickは二日後の今日になっても行き先が決まらない。ドラフトの最終指名のあたりでは会場に残っていたファンがMarcusの名前を連呼していたように注目の選手だったんですが、最後の最後のOakland Raidersにも指名されず。
Oaklandは主戦QBを予想されるAaron Brooksの後継として1巡目でQBを取るという観測もあったんですが結局最後までひとりもQB指名せず。個人的にはBrooksよりもバックアップのMarques Tuiasosopoの方が良い選手だと思うんで、外のファンが思うほどにはOaklandはQBは求めていなかったということでしょう。Vince Youngが残っていたら取ったのかもしれないですがね。
一部で言われていた兄MichaelのAtlanta Falconsも動かず。

まあいずれにせよこれだけ注目浴びているVickをキャンプに呼んでしまうと変に扱いが難しいという面があるし。これはもうMarcusはCanadian Football League行きですかね。それともNFL Europeが取るか。どこへ行ったとしても注目度が高くなってしまうだけにCFLあたりの方が静かに再起できていいんじゃないかな。一度苦労して、さらにCFLなりNFL Europeで実力を誇示して、それから出直しぐらいでいい。

具体的にはCFLのTronto Argonautsが早い段階からMarcusに興味を示しているのでそこか。ArgosはバックアップQBをアリーナフットボールのChicagoに取られてQB不足。でも小とはいえ犯罪歴のあるMarcusはカナダの労働ビザ取れるのだろうか?
尚、Tronto Argonautsは元Nebraskaの2001年ハイズマン賞QBであるEric Crouchにも興味を見せているよくわけのわからないチームです。

Marcus君なにがどうなってもいいけどお兄ちゃんの邪魔だけはしちゃだめだよ。

NFL2006ドラフト終了

いやあおつかれさまでした。なんだかんだで二日間でたっぷり10時間以上はドラフトにチャンネルが合っていたような気がします。ずっと見てるほど暇でもなかったのですが、つけっぱなしですね。
昨日の予想通りQB Marcus Vickは最後まで指名なし。さてどこがお試し券をとりに来ますか。

QB Omar Jacobs(Bowling Green)はSuper Bowl Champions Pittsburghが指名。これは以前も指摘してありますけどWR/QBのAntwaan Randle Elをフリーエージェントで失った穴埋めですね。そしてそういう変則的な使い方にはプライドが高い&トラブルメーカーのVickよりはJacobsの方が適任という判断でしょう。賢明だと思います。
Cordell Stewartから続く「/(スラッシュ)」の伝統を受け継ぐ三代目候補としての指名。CordellもRandle Elも大学時代のQB専業からHC Bill Cohwerの下でスラッシュへと進化したわけでJacobsにも頑張って三代目襲名目指していただきたい。Jacobsにとってラッキーなのは指名がQBとしてなされたことですね。事前に控えQBであるベテランのTommy MadduxをカットしていたのでQBは一枠空けていたのでそこに収まることができたのはJacobsとしては幸せと感じるべきじゃないかな。WRとQBでは給料の補償額が全然違う。それに人気チームの人気ポジションに期待されて入れるんだし。

これでしばらくはNFLネタは契約交渉などの小ネタだけになりますね。
各チームのドラフト結果評価はまたおもしろい話があったら触れます。

希望抜きで当てるつもりで書いてみる

というわけでいよいよW杯ロースターの発表が明日。
自分の好みを排して当てることだけを重視して23名。Bruce Arenaの性向は
 ・ヨーロッパベースの選手優先。
 ・ベテラン重視。
 ・但しReyna, O'Brien, Hejduk, Gibbsと怪我の多い選手が多くなるのをどう考えるか。

GK(3) Kasey Keller(Borsia M'gladbach), Tim Howard(Man U), Marcus Hahnemann(Reading)
DF(7) Oguchi Onyewu(Standard de Liege), Corey Gibbs(ADO den Haag), Chris Albright(Los Angeles Galaxy), Frankie Hejduk(Columbus Crew), DF Eddie Pope(Real Salt Lake), Steve Cherundolo(Hanover 96), Carlos Bocanegra(Fulham)
MF(9) Landon Donovan(Los Angeles Galaxy), DaMarcus Beasley(PSV Eindhoven), Clint Dempsey(New England), Claudio Reyna(Man City), Bobby Convey(Reading), Eddie Lewis(Leeds United), Pat Noonan(New England), Pablo Mastroeni(Colorado), John O'Brien(Chivas USA)
FW(4) Brian McBride(Fulham), Eddie Johnson(Kansas City), Taylor Twellman(New England), Josh Wolff(Kansas City)

Last 2 men in: Cherundolo, O'Brien
Last 2 men out: Kelly Zavagnin (Kansas City Wizards), Ben Olsen(DC United)

どの程度あたるものか。

USCは三連覇に失敗しただけでなく二連覇もしてないことになる?

Reggie Bush(New Orleans Saintsドラフト指名)の大学時代のeligibility(出場資格)がいきなり問題化してきたのはつい数日前ですが、ドラフトの裏で実は問題が深刻であることがレポートされてきています。
エージェントから学生時代にすでに金を受け取っていたという証拠が出てきたというもの。

最悪の事態なら金を受け取っていた以降のBushが出場したすべてのUSCの試合(=過去二シーズンのUSCの試合)が没収対象。2005-06の準優勝だけでなく、その前年の2004-05の全米制覇も公式記録から消滅。

特に問題化する可能性があるのが04-05シーズン。この年はレギュラーシーズンを終えて全勝が五チーム(USC, Oklahoma, Auburn, Utah, Boise State)残り、後者二校は対戦相手のグレードの低さから格落ちと判断されるのでともかく、この年最強カンファレンスとも目されたSECをみごと全勝で突破してきたAuburnが優勝戦に行けないことが問題となったシーズン。
ボウルゲームも全試合終了した2005年1月5日段階の最終ランキングではAP、ESPN(このシーズンまではこの両ランキングが公式ランキング採用されていた)共に1位USC, 2位Auburn, 3位Oklahomaとなっています。
1位USCを失格扱いして除外しただけだと2位Auburnが繰り上がり優勝認定でしょうが、Oklahomaが3位とされたのは優勝戦での対USC戦での敗戦が効いてのことで、USCの試合が没収となればあの試合(USC 55-19 Oklahoma)は「なかったこと」として評価しなければならずすんなりAuburnで決まりとはいかないことになるんですね。当時の投票者たちによる再投票も考えられるところ。
まあ公式記録としてはあの試合がなくなるとしても、実際にあれだけの完敗をみてしまっているのでとてもOklahomaをAuburnの上にはしづらいのでAuburnか。
当時巡り合わせの悪さで優勝戦からはじき出されたAuburnがもしこの大どんでん返しの末に2004-05シーズン優勝となったらまさに不可能が可能になったことになりますが。神のご加護によって優勝とか言うひとがたくさん出そうです。

似たような状況としてOhio Stateが優勝した2002年、当時一年生だったRB Maurice Clarettが支援者から金を受け取った云々が取りざたされて最悪なら優勝取り消しがあり得るという状況になったことがあります。あの件もまだ公式には最終結論は出ておらず現在も調査中扱い。

NCAAの調査というのはかなり執拗に時間をかけて行われますからね。これはバスケの例ですがChris Webber(大学はMichigan、違反が表面化した時点Sacrament Kings、今Philadelphia 76ers)が在学当時の違反を問われて10年近く経ってからその当時のMichiganの勝ち星が全部公式記録からはずされる事態になりましたし、Ohio Stateもまだまだ安全とは言い難い。USCファン関係者もしばらくは優勝取り消しの事態を恐れなくてはならないでしょうね。

NFL2006ドラフト2日目の見所

4~7巡目はさくさく進みます。注目はVirginia Techから追い出された不肖の弟QB Marcus Vickを取るチームがあるのか。ないと思いますがまあやはり注目でしょう。
ただし大化けというか才能ではMarcusに勝る素材はめったにないのも事実。QBとしてのプレー内容だけならトップクラス。ドラフトでは取られなくてもドラフト外でお試しするチームは確実に出てくる。

Bowling GreenのQBだったOmar Jacobs。二年のころからこれもMicheal VickタイプのQBとして目立っていた選手ですが、ドラフトにアーリーエントリーした時点ではQBとしては3~4番手かと思われていたのがなぜか途中で株が激落。表向きはリリースの仕方が悪いという技術面での未熟さが指摘されていますが本当にそれだけなのか。しゃべりなんか聞いているとまあまあ素直そうなしゃべりなんですが。
主戦QBではなくアクセントとして走れるQBが欲しい向きにはMarcus Vickよりはしおらしく特殊なポジションも受け入れてこなしてくれそうですからチームプレーヤーを求めるむきにはあきらかにおすすめ。

NFL2006ドラフト1日目 New OrleansとBushの相性

やー。なかなか今年はおもしろいドラフトになりましたね~。

まあNFLドラフトっていうのは多種多様なチーム側のニーズと、これまた多種多様なポジションの選手たちの才能比較がからまって、さらにドラフト権の取引の駆け引きと、ハマれば楽しいんですが手軽には楽しみにくいイベント。でも今年は比較的たのしさがわかりよかったんじゃないかな。
昨日別項で書いた鉄板と思われた1位のRB/PR Reggie Bushが一転、どこへ行くかわからなくなったり(最終的にはNew Orleans)、Bushの同僚QB Matt Leinartが予想以上に長々と売れ残ったり(Arizona Cardinals)カレッジで名の売れた選手がらみで動きがあったから。

最終的にはあまり派手なドラフト権のトレードはなく結果だけ見ればあれですが、リアルタイムで見てると4位のJetsがBush盗りに2位指名権ゲットを目指してトレードに動く具体的情報も飛び交って会場もざわざわしてくるし、またどんどん他の会場への招待選手が売れて行く中売れ残って苦悩の表情がだんだんに濃くなって行くLeinartウォッチ、また親に捨てられ不遇な少年時代からドラフト6位の座に辿り着いたTE Vernon Davis (San Francisco 49ers)の感涙など悲喜こもごもの現在進行形ドラマが展開されていく。さまざまな過去のいきさつも絡んで多層的な感想が大量に湧いてくるのもこのイベントの特色ですね。いやよかった。

New OrleansはBushを売り飛ばそうという意図は十分にあったと思いますが、Jetsのオファー(1巡目x2+3巡目)でも全然足りないというのはちょっと吹っかけ過ぎでは?まあNOの場合、ハリケーン復興で市が球団が望むレベルの新スタジアムを建設することになるのかどうか微妙な状況で、即座にチームの顔になりうるBushは新スタジアム公的資金獲得への後押しにもなるから幅広い層が理解できるポジション=RBのスーパースターはフィールド外でも使える男でもあるわけです。
またはNew Orleans市が都市機能の再建にまずは資金を振り向けスタジアム後回しというという決定をした場合(それは至極まっとうな考えだとは思いますが)にLos Angelesへの移転も噂されています。現在全米第二の都市Los AngelesにはNFLチームがありません。もし移転を敢行する場合にLA(母校USCの地元)で絶大な支持を持つBushはその面でも強力な人材。
つまりフィールド上での強みだけでなく、フィールド外のチームの経営的にも多大なメリットが見込める選手というわけです。

まあそれでもつい昨日まではNOの首脳部はRBを一巡目で指名することなどまったく頭の隅にもなかったはずで、この辺の頭の切り替えの速さっていうのは、アメリカでの会社首脳部の意思決定の速さとイメージ的にかぶりますね。

結果的には1位2位が予想と実際が入れ替わっただけで3位指名権以下のチームにとっては想定内での展開。4位JetsもBush盗りでじたばたしたものの、それはそれ、昨日以前の元々の予定通りにFurgusonを獲得、まあ満足というところでしょう。

3位のTennesseeがQBを指名するのは明白だったもののVince Young(Texas)とMatt Leinart(USC)のどちらに行くかは議論が別れたところでしたが、結果はYoung。
Tennesseeのオフェンスの責任者はNorm Chow。このひとは2004-05シーズンまでUSCのオフェンス責任者だったひとで、つまりLeinartとはすでに大学で二年連続全米制覇を成し遂げた仲。ChowとヘッドコーチのJeff FisherはLeinartに傾いていたのだけれどオーナーやGMがYoungを求めた。つまりチーム首脳部で現場組と背広組の主導権争いがあったわけで結果はYoung。
オーナーから見ればLeinartを獲得した場合、旧知のLeinartとChowが癒着するのは目に見えている。二年間やってきた馴れたオフェンスを展開すること確実。そうなると将来オーナーが攻撃のパターンに不満を唱えたり、さらに進んでChowを切ろうという状況になったときに不測の事態(多額投資して獲得したエースQBがチームの方針に異議を唱えて云々とかトレード要求とか)が予想できることになってしまう。つまりオーナーの現場組への圧力がかけにくくなる。これを嫌った可能性があるわけですね。
もちろんその辺の事情を割り引いてもVince Youngは魅力的な選手であり、まあこれで皆ハッピーになるべきでしょう。

ちなみにTennesseeは2巡目でRB LenDale WhiteをUSCから獲得。Whiteは1巡目下位での指名も見込まれていたのに2巡目まで残っていた。これでUSCのスター選手は軒並み予想以下の順位での指名となってしまいました。
まあ目立たないながらUSCのラインメンなどが順調に売れた(計7人)1日目だったのでUSCにとっては決して悪いドラフトではないのですが、スター選手の評価がいまひとつだったのはどうしても目立ってしまうでしょうね。

Miamiからは私の予想あたりでCB Kelly Jenings(Seattle Seahawks)が1巡目指名、NFL記録である連続1順目指名選手の輩出が12年連続に伸びました。
Miamiは昨季はチームも途中で息切れ、迫力に欠け、全国区で名の知れたスター選手もゼロにちかく、ドラフト候補選手も数字的にかなり弱いとか背が低いとかいまいちな選手ばかりという前評判でしたが、それが結果は1日目で6人指名を受けるなどやはり強い。CB Devin Hester(Chicago Bears)などは一度もMiamiで定位置を獲得できなかった選手なのに2巡目で指名が来てしまう。結局またこういうドラフトでの強さがプロ指向の高校の好素材をこの学校に引き寄せることになるんですよね。
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