アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Bubble Watch そろそろヒートアップ

WBCがなければほぼこの時期アメリカのスポーツニュースのダントツの話題はNCAAバスケットボールトーナメント「March Madness」の出場校選び。
さすがにWBC米代表の招集がかかったこの週末からはWBCの話題が増えてきましたが、それでもおなじみのBubble Watch(出場枠に漏れそうorぎりぎり入りそうな学校の動向ウォッチ)に言及しなくてはアメスポを見誤ります。
毎年この週は出場校読み、シード順予想で盛り上がるのが正しいアメスポファンですよ。


Florida Stateが先週全米1位だったDukeを堂々に寄り切り、選に漏れそう→ほぼ当確レベルにアップグレードしてきたのが目立ちます。前にも書きましたがDukeはなぜかFlorida Stateに弱く、今年の一回目のホームアリーナでの対戦でも延長戦にもつれ込んでの1点差辛勝。リバウンドでFSUに押されまくって苦戦したんですが、二回目の対戦ではまたもその弱点を突かれ、お得意の3ポイントシュートの雨も期待通りには降らせられず、敵地で完敗。その週末、North Carolinaとの再戦でも完敗、今季初の二連敗となってトーナメントでの第一シード黄色が灯ったかも。

Dukeがここへきて低調なのもそうですが、UNCの盛り上がりようはどうですか。
UNCは昨シーズンの全米制覇したチームから大幅に入れ替えした若いチームなんですが、フレッシュマンのTyler Hansbroghが1年目で早くも爆発、Georgia Tech戦では40得点。優男顔に似合わぬ上半身の強さゴール下での存在感の高さが光るプレーぶりで「再建の年」のはずのUNCを引っ張っています。

とてもフレッシュマンとう感じではなく、リバウンドに強いだけでなくゴール下の乱戦でもなぜか、という感じでいつもボールを拾って来る。強さだけの剛という感じではなく体の大きさに似合わないハンドリングや身のこなしの巧みさの柔の面もあり、これは来シーズンが楽しみどころではなくポストシーズンで一気に全国区のスターに飛び出して来るの確定的。
他のメンバーからみても今年のMarch Madnessの結果がどうあれ来シーズンはUNC、シーズン前のランキングからトップ級扱いになりそう。

ところでカレッジで活躍するとすぐにNBAドラフトが、という話になりますが、Hansbrogh(ハンズボロゥが発音近いです)の場合今シーズン後にはルール上NBAには行けないので来シーズンも見られます。大学に入った選手は入学から二回目までのドラフトにはかかりません。


カンファレンスごとに見ると例年は6~7校を送り込むACCは上記のFlorida StateがDuke喰いでやっと5校目の枠に入り込もうというところでかなりの不振。
一方マイナーカンファレンス(通常mid majorと呼ばれる中位グループ)Missouri Valley Conference(MVC)からは5校が出場の可能性ありと予想されています。3校ぐらいまでならマイナーカンファレンスでもしばしばあるんですが5校となるとこれは異変の類い。

その他で目立つのBig Tenが大量に出場校を生み出しそう。バスケでは通常目立たないOhio Stateがカンファレンスを制覇したことでBig Tenバスケの常連校とともに厚みを増した感じになりました。昨季はBig Tenはレギュラーシーズンで突出していたIllionisを除いていまひとつだったんですがNCAAトーナメントでは好成績。今季は逆にレギュラーシーズンで各校かなり勝ち込んできたわけですが、トーナメントでどのぐらいやれるか。


昨年のMarch Madnessは例年よりもアップセット(弱小校による常連校や上位校喰い)が少なく盛り上がりに欠けましたが今年はどうですかね。

WBCアジアラウンド

他のラウンドに先駆けて開始された日本でのアジアラウンド、日本の三試合はともに生中継で午前4時半(東海岸。西だと午前1時半)から放送開始。
なんかTokyo Dome、席ががらがらだなあと思ったらやけに高いチケット設定だったんですね。
ちなみに米国の登場するアリゾナラウンドでの一回戦は2つ別のスタジアムでプレーされますが、本会場といえる方(Arizona Diamondbacksの本拠地)で最高額の席で$50=約5500円、格下の南アが登場する三試合はスプリングトレーニング用の地方小球場で行われ、米国が登場する試合でも最高$20とバーゲン価格。
もうひとつの優勝候補、ドミニカ共和国が登場するオーランドラウンドは一回戦のキモの試合と言えるベネズエラ戦は完売のようで価格確認できず。他は最高$25。

まあいまさらという気もしなくもないですが、どうにも日本の価格設定っていうのはなんでこういうの多いかな。


でまあアジアラウンドの6戦を未明であろうとなんだろうととにもかくにも全戦放送したのはワールドカップらしくていいと思うんですが、まあアメリカ人は見る機会はほぼなかったでしょう。

アジアからは順当に日本と韓国が二回戦進出決定。セカンドステージの三試合からがやっと鉄板の試合が存在しない本当の勝負所なんだよね。米国の優勝戦進出の確率を高めるために米国 x ドミニカ共和国の対戦が決勝まで実現しないフォーマットを持ち込んできたアメリカ主催者側の思惑を壊すような展開希望。結局米国が準決勝に進むものの冷や汗をかかせてやらないと。
それぐらいやって叩いてやらないと米国代表が次回からもメンバーちゃんと揃わないだろうし。

なぜか日本戦がアメリカで見られる

WBC日本での開幕二試合、ESPN2で全米放送。意外。
3月3日金曜夜に日本で開幕するWBCのアジアラウンド=プールA、時差の関係で他のプールよりも先にスタートするのもあって先陣を切って放送。まあ時間帯は相当にすごい時間帯=未明ですが。まあ見られるだけでもいいとしよう。録画準備。

ポーランド戦

試合の終盤は吹雪の中での試合。みるみるうちにフィールドが真っ白になっていく中、あまりのことに途中で見やすい黄色ボールに切り替えになったりの試合となりましたが、米代表は尻上がりに連携がよくなり、世界ランク22位(W杯本戦ではA組)ポーランドに快勝。

前半は米の連携が悪く、ややポーランド優勢な時間帯が長かったけれど、押されているというほどの決定的チャンスを与えることもなし。互角に近い弱劣勢程度。
ポーランドの固いディフェンスに阻まれ、中盤の要であるLandon DonovanやDaMarcus Beasleyがゲームにほとんど絡めず従って攻めのリズムもなく。
それでも相手に中盤を支配されるわけでもなかったのはClint Dempsey, Taylor Twellmanあたりがしっかり無駄に走り相手の攻撃の芽を摘み、特にDempseyの方は数えきれないぐらい倒されまくっても果敢に相手中盤に圧力をかけていたからですね。
攻めあぐんだ前半ですが戦前予想されていたフィジカルでの劣勢を感じさせず戦えたことが収穫。
メンバー的には正FWと言えるBrian McBride(Fulham)は招集されたものの股関節付近の不調で出場せず、Twellman - Eddie Johnsonのコンビでスタート。ゲームメーカーの二人(Donovan & Beasley)が不発だったのでFWの新コンビでの見せ場はあまりなかったですがまあ仕方ないか。


一転、後半は開始早々からボールのつながりがよくなって中盤での支配率が高まり、そういう状態になってフィードがそのままチャンスになるという展開に。
試合唯一の得点もそういう中から生まれた得点。ボックス左手前からのフィードにTwellmanが頭で合わせに行ってキーパーのパンチングと交錯、こぼれ球をClint Dempseyが頭で押し込んでのもの。こぼれ球が拾えるところまでDempseyが詰めていられたのも前半から走りまくっていたその努力の甲斐あってのこと。
またベテランでMFから最近になってサイドバックへコンバートされたEddie Lewisも前半はミスが目立ったのが、徐々に奏功。反対側の(代表としては)新戦力Steve Cherundolo(Hanover 96)と交互に攻撃参加してポーランド守備陣のバランスを乱すようになってポーランドの前半の優位が相当部分消滅。

戦前予想されたポーランドのセットプレーでの優位もほとんど顕在化することなく終了。期待の大型DF Oguchi Onyewuは相手トップへフィジカルなマークを一貫して続けて仕事をさせず。特に相手FWがゴール前に詰めてきたあたりではまったく相手に付け入る隙を与えず完勝。Onyewuの相棒となるGregg Berhalterも地味ながらポーランドの2トップに決定的チャンスを与えずに試合終了。
いやーOnyewuが世界の最高峰のTottiやらRonaldoを抑え込む姿を本戦でぜひ見てみたいものです。それともRonaldoあたりになるとこの猛圧力をかいくぐってゴールをねじ込むんですかね。それはそれで見てみたい。


欧州メディアのこの試合の戦評を見ていると前半はポーランドが相当優勢だったような書き方ですが、そうかなあ。目が曇ってるんじゃないですか。たぶんアメリカ=サッカー後進国、サッカーでまでアメリカなんぞにでかい顔なんてありえないという記者のアンチ心理なんじゃないですかね。もちろん私は米代表を応援して見ていたわけで公平な目というのは私にも無理かとは思いますが。

もちろんポーランドはとてもいいチームであったし、最近の日本戦その他のフレンドリーのように自由自在に攻めたりはできなかったわけですし、昨年のCONCACAFの最終予選での戦いぶりなんかと比較するとさすがヨーロッパゾーンからすんなり本戦に勝ち抜いて来るチームは違うなとは思いましたが、そういうチーム相手にきっちり試合もできてフィジカルでもまったくひけを取らなかったというのは大きな収穫、とてもいい予行演習になったと思います。

ポーランド フレンドリー予習

仮想チェコとして選んだPoland戦。代表メンバー決定前では唯一の欧州組を交えてのフルメンバーでの試合でもあり、本戦でも試合が予定されている会場(Kaiserslautern)での試合。以前も指摘しましたがKaiserslauternはもし米国がE組をトップで抜け出した場合のトーナメント一回戦での会場でもあります。
まだかなり寒い(当日の最高気温予想=0℃)いまの時期のドイツでやるのはちょっと怪我とかいやですが。


仮想チェコとしてはポーランドは最適。同じ東欧(いまだと中欧と呼ぶべき?)のチームというだけでなく、まず体格的に似てる。体躯がでかくフィジカル、システムもチェコと同じ4-4-2(守りではFWが1枚しっかり下がる4-5-1)。
米国から見ればスピードでは米国が勝ると思われるのでフィールドを広く使っての攻めが見られそう。スピードを警戒させることでポーランドにプレスにいきにくいという展開にもっていければ優位に試合を展開できそう。

一方ポーランドの武器となるのはリスタート。FW2枚が基本ですが、FWに人材が豊富なので3枚目をMFに配置してくる可能性もあり、元々フィジカルで米国に勝るだけにリスタートでの3枚のFWの決定力に頼る試合展開は十分にあり得るところ。
米国のDFではOguchi Onyewu(Standard de Liege)が体格負けしないわけですが彼がどの程度世界のヨーロッパのトップクラスのFWに試合を通して効果的にプレーできるかが見物かもしれません。最終予選のとき、メキシコの大エースFWであるBolgettiを完封して男を挙げましたが、Bolgettiは決定力の高い優秀なFWではあるものの日本人体格の選手ですからね。
Onyewuの次となるとGregg Berhalter (Energie Cottbus)あたりまで体格が下がるのでどうなるのか。

アメリカ目線でのトリノ五輪

新聞なんかの今回の総括読んでいるとアメリカ人はがっかりしているのがかなり感じられるようです。

メダル獲得数合計で二位、金でも9個で二位タイと日本と比べれば数はしっかり稼ぎだしているものの、一般に名の知られたスター選手や人気種目(アルペン五種目に登場したBode Miller、フィギュアのSasha Cohen、男子アイスホッケーチームなど)が惨敗完敗に近い内容だったのが原因。
日本がメダル一個に終わったものの、それが圧倒的に人気の高い「女子フィギュアの『金』」だったせいですっかり救われたのと対照的ですね。

Cohenは結果的には銀獲得になったものの、フリー演技での最初から二回続けての転倒で早々にああダメだというイメージが強く、残念だったとか惜しかったという論評は皆無。逆に「SashaはSPとフリーと両方を完璧に演じたことが記憶にない」とか見放されているようなコメント多し。

金を3個を獲得し圧勝したと言って良いハーフパイプ陣は、Xゲームなどで一部にはおなじみなのだけれど、どうもまだまだ一般には馴染みの薄いスポーツということもあってかあまり言及がされない。
というか正直、「Flying Tomato」Shaun White君あたりはしゃべるとかなりバカっぽくXゲームを見る世代にとってはさほど気にならないんだろうけど、一般の保守的アメリカ人にはウケが悪そうなのでNBCが自主的に露出制限しているような気がします。日本でもそうですがこと国の代表となると態度発言など普段より要求されるものがあるからね。

一般に馴染みのある選手で勝ったのは日系のApollo Anton Ohnoが終盤になってショートトラック500m快勝したぐらいでしょうか。
あと金は期待されていなかったスピードスケートであるとか目立たないアルペン複合だとか。五輪後にもちょっとスターに祭り上げようがない感じ。
結局得をしたのはXゲームでTVフォローが効くスノーボーダーたちだけ。
彼らも4年後出てくれるかどうかわからないし。彼らはXゲームでプロとしてガンガン稼いでいるわけだから。

いや米国代表が活躍しそこなった、という観点からすればもうひとつ得をしたのはいよいよ今週末から始まるWorld Baseball Classicに登場するアメリカ代表チームかもね。
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