アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

イタリア戦

1-1の引き分け。
なんとも山あり谷あり盛りだくさんの試合になったもんです。イタリアのオウンゴールで同点に追いつくと、すぐに今度はDe Rossiの肘打ちで米FW Brian McBrideが大出血、一発レッドカードでイタリアがman-downになりここからはアメリカ押せ押せ。
それが前半終了直前になってMF Pablo Mastroeniが危険タックルでレッドカード退場、十人対十人へ。後半開始直後に今度はDFの要Eddie Popeが二枚目イエローで退場、九人対十人へ。試合時間にしてたったの二分の間に二名退場とは...


この試合の主審、「inconsistant(一定でない)審判ぶり」を理由に日韓大会では審判に採用されなかったひとということなのですが、レッドカード三枚(一枚はイエロー累積)を出して試合の色を決めてしまった。審判として過去問題を抱えた主審が幅を効かせて試合を決めたというと、なんかWBCのときのBob Davidson審判を思い出すような。

試合中も試合後もアメリカの解説陣はMastroeniの一発レッドやEddie Popeへの二枚目のイエローを審判の試合への介入し過ぎと大批判。特にMastroeniへのレッドはイタリア側への「お返し」の意識で取ったに違いないと断定。

私見ではMastoeniのタックルはかなり危険だったのでイエローかレッドかは微妙なところ。
それより押せ押せの優位な状況でああいう危険タックルに行くMastoeniや、すでに一枚イエローをもらっているのにああいうプレーに行ってしまうPopeにもがっかりという感じでそこまで文句を言う気にならないですが。


審判問題でいうともうひとつ幻の決勝点になったDaMarcus Beasleyの一撃の方がちょっと。Beasleyが決めた決勝点がプレーに絡まなかったMcBrideのオフサイドで無効になったシーン。McBrideはプレーに絡まなかったけれどBeasleyと相手GKの間に立っていたということでオブストラクションになったという判定。微妙じゃないでしょうか?

いずれにせよ盛りだくさんで勝ち負けを別にすればエキサイティングな試合であったと思います。
が不満も。両チーム併せて三人抜けたことでフィールドが広くなり走り回る負担がのしかかったか夜の試合にも関わらず両チームとも最後にはエネルギー切れなのがはっきりしていたんですが、米は残った最後のサブを使わなかったこと。
双方ばてばてのあの状態で最後十分でもFWをEddie Johnsonに入れ替えたらどうなんだ?というのがまずひとつ。

米Arena監督は勝たなくても引き分けで納得ということか?いや勝ちにいくべきだろう。いくらひとり少ないにしても。別にディフェンスを減らして攻めろというのではなく。もういいかげんにバテているMcBrideを下げてフレッシュレッグを入れるのがなぜだめなんだろう?Johnsonに準備もさせなかった。

もうひとつはBeasley。62分に入ったのに終了間際は他のフル出場の選手たちと同じようにガス欠風。チェコ戦での不振ぶりをArena監督に名指しで指摘されてスタメン落ちしたBeasley。それを取り返すためにももっとハッスルしてほしかった。


これでE組は
イタリア 4 +2
チェコ  3 +1
ガーナ  3  0
アメリカ 1 -3

いずれにせよ最終戦ガーナ戦に勝たなきゃならないのはまあいいとして、勝っても落選ありです。突破可能性やパターンについての詳細はまた別項で点検。

ガーナ快勝で米にとって絶好の展開なんですが

ガーナ 2-0 チェコ。いま終了したところ。
ガーナ元気いいわ。アメリカもチェコ戦もうちょっと元気よく試合して欲しかったものです。やはり運動量で負けたらいかんね。特に米代表はテクのないチームなんだから。


さてこれで現状イタリア/チェコ/ガーナが勝ち点3。アメリカがイタリアにどういう形であれ勝てば団子状態になるという状況。
タフと予想されていたC組も含め他の組が早々にキマリになっているし、ひとつぐらい最終戦まで熱いグループがあってもいいでしょう。

ガーナが二点差で完勝したことで米代表はイタリア戦は引き分けでも現実的なチャンスが最後まで残ることに。(伊とチェコの直接対決が馴れ合いにならない状況になったから)
非現実的な可能性も含めれば今日のイタリア戦に負けてもアメリカにグループ突破のチャンスは残りますがもうそれはムリムリな設定になりますから、最低でも引き分け。どういう形でも勝てばあとはガーナとの決戦へ。


米代表の今日の先発発表になってます。
前戦からの変更は左バックをLewisからCarlos Bocanegra(Fulham)へ。そして待ってましたClint Dempsey右フランカー先発。左フランカーにもBobby Conveyを前戦からキープ。トップもワントップのままで開幕前の私の好みの先発にほど近いメンバーになってきました。
もうこれで負けたら素直に諦められる!という感じに。

さあいきましょう。

いま一番熱心に見てるのはもちろんW杯ですが

私の住む米国東部時間(人口規模で最大)では今回のW杯はその日の最初の試合が午前九時から、二戦目が正午、三戦目が午後三時からキックオフというスケジュールで開始されています。つまりは一般勤労層は仕事をふけない限り見られない時間帯。
これが西海岸(二番目に人口が多い)だと三時間ずれますので午前六時、九時、正午のキックオフ。第一試合なら仕事休まなくても見られるけど、FIFAが気を利かせて米やメキシコの試合は第三試合に回されているのでやっぱり仕事休まないと見られないです。

それでも米墨以外の試合でも視聴率は前回日韓大会よりも伸びており地道にサッカーが浸透してきている様子は伺えます。
次回四年後も南ア開催だから時差は今回とほぼ同じになるでしょうから放映時間帯の差という部分がなく純粋に視聴率の伸びを観察するにはよい機会になるでしょうね。まあ四年先って随分先の話ですが。


ところでW杯と同時進行でNBA FinalsとNHL Stanley Cup Finalsが行われています。
NBAの方はW杯も放送するABCでの放送。NHLの方はNBCの放送。どちらも連戦はなくNBAをやっていない日にNHLが放送しているという入れ子関係で放送されているんですけど、正直失敗なんじゃないですかね。

以前はNHLのFinalsの方が先行してNBAがカンファレンスファイナル(=準決勝シリーズ)をやっているあたりでNHL王者が決定するというパターンだったのがほぼ完全平行になっている。ただでさえ人気注目度でNBAに劣るNHLが目立たなくなるでしょう。その上今年はW杯もかぶっている。NHLのファンの重要な一部を形成する北欧移民層=チェコやスウェーデンなどの出身者のNHLへの興味も完全に削がれているわけで。

NHLは昨シーズンを丸ごと労働争議でつぶして再起を目指す今年。それがまた間の悪い事に人気チームが次々敗退。最後に残ったのはカナダでも一番人気の薄い過疎地Edomonton Oilersと、元々ホッケーの地盤がまるでないのにホッケーバブル期にできたCarolina Hurricanes(正確には不振のHartford Whalersが移転)。視聴率的には苦戦必至の決勝カード、予想通り過去実績も下回る視聴率で低空飛行中。再スタートとしてはよろこべない状態。

その上NBAともかぶっているのではどうしようもないのでは。このパターンを来季以降も続けるつもりなんでしょうか?もちろん来季はW杯はありませんが。


ああさらにほとんど忘れていますがゴルフのメジャー、USオープンも今週末やってます。USオープンの主催者はW杯のことなんか頭の隅にもなかったんですかね?NBAともNHLとも同じ週末ってあまりにも重なり過ぎでしょうが。

とまあ盛りだくさんなアメスポの世界なのですが、実は個人的にW杯の次に入れこんで見ているのはNBAでもNHLでもなくCollege World Series=大学野球の決勝シリーズなんですけどね。日本の方にはまるで関心ないでしょうから語っていないですけど。

トリニダードがんばったが

最後はイングランドの猛攻はね返せず二失点となりましたがよく頑張った。感動した。
トリニダードのあのひたむきな走り回りが米代表にもあればと思うような頑張りぶり。第三戦の結果がどうなっても胸を張って国に帰れるここまでの戦いぶりには敬意を表したいです。

イングランドは終盤にルーニーを投入、さすがという動きを見せましたけど、それと同様にトリニダードの方もCornell Glen (Los Angeles Galaxy)を投入して一発を狙って何度か良い形になりかけた。イングランドが前のめりになっていたのでスペースも空いてきていたし。

ことCONCACAFの増枠に関して言えば善戦でも負けは負け。
最終パラグアイ戦での健闘を期待したい。というか現在進行中のパラグアイ対スウェーデンの試合結果に関わらず第三戦までグループ通過の可能性が残るわけだし(がスウェーデンが今日勝つと実質上はもうないかな。W杯名物談合発生の条件が整ってしまうから。)

二戦目前のE組展望  アメリカはどうなると通過できるのか

現在E組はイタリアとチェコが3点、米とガーナが0点。

土曜日の第二戦はチェコ x ガーナ戦が先。ガーナが勝つ方がアメリカのグループ通過の可能性は高くなりますが、いずれにせよ実質上アメリカはイタリアと引き分けだと通過できなくなります。

ガーナが勝ち、米伊が引き分けた場合
伊 4
チェ 3
ガー 3
米 1
となりますから最終戦でアメリカは勝てば勝ち点4。イタリアがチェコに勝てば通過ですが、この星の展開だとイタリア x チェコ戦はW杯名物、阿吽談合0-0引き分けになると考えねばならずアメリカ落選確定的。もちろん最終ガーナ戦に5点差で勝てば可能性はありますが米代表はそこまで強くありません。
なのでイタリア戦は引き分けでは実質的に不通過確定です。勝つしかありません。

勝つ場合でも現状イタリアは得失点差+2、米は-3で5点差。直接対決で米の1点差勝ちでは得失点差3のまま最終戦に突入となり、イタリアを抜くのはほぼこれも無理になります。2点差での勝利を目指すのが現実的な目標となるでしょう。


最良のシナリオはガーナとアメリカが揃って勝つ事。これだと得失点差一切関係なくなります。チェコ戦の惨敗もすべてちゃら。四チームがすべて3ポイントで並ぶことになるのでアメリカ x ガーナの直接対決の勝者がグループ突破になりますね。
これは土曜日のチェコ対ガーナが引き分けに終わってもほぼ同じシナリオになります。

というわけでガーナ応援にせいを出すことになりました。

適性 サイズ スポーツの吸引力

ドイツ x ボーランド戦 怒濤の波状攻撃を繰り返し、そして最後にエクスタシー来たですね。ただ勝っている以上のものがあった。
コスタリカ戦に続いて終盤のサブに入ったNouvilleは私の好きな選手なんですが、ベテラン決めてくれました。



話変わって米の代表関連放送。
チェコに惨敗した直後のまとめ番組。解説陣=過去の米代表のスター選手は全員もう涙目。いや涙目は嘘ですがもうがっくりしているのが手に取るようにわかる悲惨な番組になってしまったです。
米国内プロリーグすらない時代に大学生の寄せ集めメンバーでW杯でぼろくそに負けながら細々とアメリカサッカーを支えてきたひとたちなわけですよ=解説陣。
それがここまで期待高まるチームになるまでの礎を築いてきた功労者である彼らにとっては、今大会期待が高かっただけにあまりの惨敗ぶりにショック受けたんだろうなあ。こんなハズはないって。


でチェコ戦で先制点を叩き込まれたJan Kollerなんか見て思うわけですけど、でかい。でか過ぎる。
米代表のビッグバックOguchi Onyewuが193cmで、キーパーよりもでかいわけですが、そのOnyewuよりさらに巨大な203cm。それであれだけ動く。
やっぱりこの辺がね、サッカーがナンバーワンスポーツの国はちがうかなーと。(ひょっとしたらチェコのナンバーワンはアイスホッケーかもしれませんが)

Kollerはこの試合途中で負傷退場、今大会再出場も絶望的。今大会前も昨年九月から怪我でプレーしていなかったということでフィットネス的に無理がかかっているのでしょうが、それにしてもこういう体躯の人間がサッカーをやろうとするのは、サッカーの吸引力の強さ。アメリカではまず起きようがない。運動能力の高く背もある選手はまず間違いなくバスケットボールやフットボールを目指すから。


理由は人気の差。
それは将来プロで大金をばんばん稼げるという意味の人気でもあり、中学高校やまたは近所のガキの内でのスターになれるという人気という意味でもある。テレビに映るフットボール選手やバスケ選手の華やかな活躍ぶりはストレートに少年の心に響く。そういう人気。


体格のよい全員が行くわけではありません。事実Onyewuのような選手がサッカーに入ってくるようになったのがアメリカサッカーの進歩の跡なんですが、それでも巨視的に見れば大型な優良アスリートがまずサッカー以外の人気スポーツを優先する確率は格段に高い。良い悪いではなくそれが環境からみて自然なのです。
アメリカのアスリートたちの体躯一般を見ればサッカーに入ってくるのは比較的小柄な選手ばかりなのは動かし難い事実。Koller的な体の選手はバスケでフォワードを目指すか、フットボールでTEかLBか。
そのへんを突いて口の悪いアンチサッカーにかかると、サッカーやってるのはバスケ/フットで芽が出なかった残りカス、といった悪口になるんですが、残念ながら真実を含んでいることは否めない。

逆に言えばそういう「残りカス」で構成したチームがFIFAランクで4位だのになれるというのもとんでもない話で、サッカーの人気の底上げが成って人材の流入度が高まれば飛躍的上昇も望めるということでもありますが。


まあでもそういう「たら・れば」な話は今日のドイツみたいな試合見せられると、体格とか素質だけじゃないかな実際は遠い話なのかもなという気もしますがね。
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