アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

NASCAR in Prime time

今日初めて知ったのですがNASCAR、FOX(=米四大ネットワークのひとつ。地上波全国中継)で東部時間8時台のプライムタイム放送してるんですね。びっくりしてしまいました。土曜夜8時ってプライムもプライムの時間帯なんですが。
もちろんNASCARがすごい勢いでIndy Carや他のレースシリーズを圧倒してビジネスとして伸び続けているのは重々承知していますし、普段週末午後に地上波全国放送で好調な視聴率を叩きだしているわけですがプライムタイムとなると意味合いが。もちろんレースが西海岸時間ゾーンのレースなので(人口比では圧倒多数な)東海岸的にずれてことなとなのでしょうが、今日って別に特別なレースでもないよね?
それに今日からNBAプレーオフ開始、昨日から始まったNHL Stanley Cupプレーオフも試合やってるわけですが、それよりNASCARのただの一レースの方が強いコンテンツという評価なの?という驚き。
アメリカ人のレース好きなのには草の根レベルとか感心させられる話がいろいろあるんですが、それがある時点から急にNASCARに収束してここまで一人勝ちになってしまったのには感嘆するばかり。私が初めて渡米したころはIndy 500とDaytona 500ならIndyの方が商品価値が高かったように感じたものですが、いまとなってはもう差がつく一方。

人口プロファイリングによればカーレースファンというのは白人度が高く、低学歴が占める割合が多い、しかしながら高学歴者/高所得者にも広がりがある、というデータがあります。年齢別で広い層にファン層が広がっているのも強み。ネタ元リンクを忘れてしまったのであまり追求はしませんがまた分析してみたいですね。

NHLについてはあまり語るべき言葉を持ちません

NHLに熱い方が語るサイトなどを見ているととても自分なんかが観戦者として語ることはあまりないなと思います。なによりホッケーへの愛が足りないし。

というわけで今日からStanley Cup Playoffが始まるって言うのに試合や戦力の話はなし。主にビジネスの視点から、またはアメリカでの草の根レベルのホッケーについては幾つか。

まず所謂「四大スポーツ」という呼称のせいでNHLというのはNBA/NFL/MLBとの比較がよくされるわけですよね。
でも実勢をみればホッケーと三大スポーツとの差は歴然としている。視聴率しかり観客動員しかり放映権料の金額しかり。特にアメスポという言うことでカナダのチームを除くとかなり寂しいことになります。

例えば2005-06シーズンの観客動員のデータがESPNにありますが全体でのトップ=Montreal Canadiensを始めとしてトップ10の半数がカナダのチーム、上位8位までの5チームがカナダのチーム。

NHLの拡張政策に乗ってのチーム数の急増、既存のカナダチームのアメリカの都市への移転が相次いだりで、NHL全30チーム中僅か6チームとその割合が激減したカナダのチームですが、やはり観客動員では強い。さすがはカナダのナンバーワンスポーツと言ったところ。
特にCanadiensはモントリオール市民の誇りと言っても過言でないほどの人気度でまさにMLBに於けるYankees、Red Sox並の地位。
カナダ人男性と話を弾ませるためにはホッケーは大変有効なのは私も個人的に体験しているところ。


一方米国側では「Hockey Town USA」の異名を取るDetroitが圧倒的な観客動員で突出。
DetroitのNHLの名門=Detroit Red Wingsが毎年NHLでトップクラスの観客動員を記録。この街でのホッケー人気の強さは米国の他の街にないレベルで、いまでこそなくなりましたが一時期はマイナーリーグホッケーチームもDetroitには同時に存在(=Detroit Vipers, IHL所属。通常マイナーリーグチームはNHLがその街に入ってくればそれを避けて移転するものですが、Vipersは人気NHLのある街に堂々参入してきた)。Red WingsとVipersが同日にホームの試合を開催して両方ともがsold outを記録したこともある厚いホッケーのファン層が存在する街です。(現在ではIHLが破綻してリーグごと消滅していますが)

米側でこれに次ぐ安定した動員力を持つのがPhiladelphia Flyers。こちらも伝統のあるチームで安定してNHLトップ5近辺の観客動員を叩きだします。私が初めてNHLを見た頃からの強豪ですね。
この二チーム+New York Rangers、Colorado Avalancheあたりまでが安定してトップ10レベルの動員が見込めるチームで、残る米側のチームは成績がよければ伸びるチームもありますがファンの底堅さが足りない。メンバーが落ちたらいきなり動員もがっくりと下降線に入ってしまう。昔はBoston Bruinsがかなりいい線いっていたはずですが昨今は客足もいまひとつの模様。

二年前(=昨季は労働争議でシーズン消滅しているので一番最近のシーズンということ)にStanley Cupを獲得して今年動員急増、NHL全体の二位に付けているTampa Bay Lightningや、数年前までトップ10常連だったSt. Louis BluesなどはNHLチームとしては絶好の条件の都市。同時期にシーズンが展開するNBAのチームが存在しない都市で、カレッジバスケの強豪も近隣に存在しない。市民の期待値を上げることができれば行き場のないスポーツファンを吸収可能な条件は揃っているわけです。
そういう好条件の街であるにも関わらず例えばSt. Louisはスター選手を失うと一気に観客動員が冷めてしまう。そのアメリカ側での人気の底の浅さが表面的な観客動員の数以上に弱いと思う。

MLBが人気の長期低落を叫ばれながら長年成績が悪いチームでも一定の動員から下へは決して落ちていかない腰の強さを持つのと対照的だと思うんですね。カナダ側のNHLチームはMLBに似た成績が悪いシーズンでも観客動員が極端に落ちない根強い支持があるのとも対照的なアメリカ側での浮ついた「ホッケー人気」。その浮ついた人気を金に変えようとした米企業の投資ラッシュとその失敗。そしてその結果失われた昨シーズン。
これはもう競技としてのホッケーを愛しているひとの絶対数が足りていないのが根本原因で、これは一朝一夕に解決する問題ではありません。カナダ人のホッケーへの愛、アメリカ人の野球への愛。これはやはり財産だと思うのですよね。


もちろん米側でのホッケーの根強さを感じさせる事例もあります。近年少年ホッケーチームが増えているし、それよりもなんと言っても各地に広がるマイナーリーグの存在でしょう。
NHLのすぐ下の実力レベルのAHL、そのさらに下ECHL。このECHLが実はビジネス的にはくせ者で一地方マイナーリーグだったのがこの十数年で大拡張で全米にチームを持つリーグへ成長、ビジネス的にも黒字のチームがほとんどなのがポイント。NHLが赤字まみれなのに。日本人でNHLを目指しているGK福藤選手が所属するReading RoyalsもこのECHLのチーム。Reading?それどこの州にあるの?って在米が長くなった人間(=私)も思うような街でも経営が成り立つだけの観客を動員しているわけ。

実際に試合に行ってみるとわかるのですが観客の層は労働者層が多い。NHLの客層とはかなり違う。チケットの価格もぜんぜん違うし。そして試合よりも喧嘩が始まるのを楽しみに行ってる。いや誇張じゃなく。そしてお約束のように毎度喧嘩が始まる。少なくとも私が行ったマイナーの試合ではすべての試合で喧嘩がありほとんどの場合複数回発生し、どう見ても客も喧嘩のときの方が楽しそう。
実際問題ECHLレベルまで落ちるとプレーの質はかなり疑問で、NHLを見ているときのような「意図されたプレーでの得点」なんてないに等しく、三時間に渡ってパスミス(なのかどうかすら判断しがたい)の連続パックが右に左に流れていくのをビールを飲みながら眺めているようなもの。AHLはTV観戦したことしかないですがプレーぶりはやはりそれ風。喧嘩はやや少ないかな。NHLまでレベルがあがらないと長時間のプレーを純粋に観戦して楽しむのはかなりつらいものがあります。
なので営業上も喧嘩が必須なのでしょう。

別にそれが悪いとはいいませんが、そういうものを求めているひとたちは高い金を払ってNHLのチケットを買う人や、TVでわざわざNHLを三時間座って見てくれるひとたちとは違うのではないかと思うのですね。NHLの人気下支えホッケー人気、ひいてはアメリカ人のホッケー愛の熟成の助けになっているのかどうか疑問。
やっぱり愛の助けになるのは少年ホッケーの方なんでしょうね。足の長い話になりますが。


またビジネスでまずまず順調であったと言える過去のアメリカでのマイナーリーグホッケーですが、先行きは少々暗雲。
冬場のスポーツファンの行き場として他にプロスポーツのない中都市に多く配置されて成功を修めてきたマイナーリーグホッケー、シーズンのかぶる新興スポーツのアリーナフットボールの浸食を受け始めているのですね。

AFL(及びその他のマイナーアリーナフットボールリーグを含む)の昨今の伸び具合は特筆もので、私は個人的にはいまのところあまり入れ込めてませんが(NFLやNCAAという本流ではないアメフト派生のリーグならCFLが抜群におもしろいと思っている)それでもたまに見れば見たでそれなりにおもしろいのも確か。フットボールを理解している人間からすれば初見でもすんなり入っていけるものだし、点もやたらいっぱい入って賑やかだしアメリカ人向き。チアリーダーもいますね。TVコマーシャルの入れやすさもあり放送する側からして扱いやすいコンテンツでもある。なにより本家NFLが終了した時期にやっているという明瞭なニッチ戦略が当たっている。

元々ホッケー愛の希薄なアメリカ人一般のこと、アメリカで最も人気の高い観戦スポーツであるフットボール(の変形)の方に惹かれたとしてもなんの不思議もないわけです。
NHLが将来AFLにTV、観客動員のいずれでも負ける(今現在でもNHLと視聴率ではさほどひけをとっていませんし)ようになる日が来る可能性は十分あり、そうなればもうホッケーを含めた「米四大スポーツ」という呼びかたをする人は消えることになるのでしょう。
別にそれは悪いことではないし。三大スポーツの下に、mid-majorプロスポーツとしてNHL/Arena/MLSが存在するなんて状況は多様で楽しいし、フットボールの一人勝ち一極集中なんかより健全なんじゃないかなと思うんですけどね。

High School All-American

All-Americanというのは全米選出優秀選手という意味だとおもっていただければよし。
チームスポーツの多くの場合、first team, second team, third teamと表彰されるので各ポジションごとにトップ3が表彰される形。
USA Todayに高校バスケのAll-Americanの記事が特集されていたのが気になったので熟読。

先日も書いた7 feetの高校生、来季からOhio Stateでプレーする予定のGreg Odenですが、インディアナポリスの出身なんですねぇ。

一昔前ならインディアナ州内の高校のバスケってボールスター選手たちは誰でもIndiana Universityでプレーすることを夢見たものだと思うのですが、それをリクルートできないIndiana Hoosiers。大きな凋落のひとつの現れということでしょう。
先日HCだったMike Davisが自主退任してトップ交代した名門Indiana Hoosiers。外から見ているとMike Davisの退任の決定的要因がよく見えなかったんですが、実はリクルート力の低下への危機感からなのかな、という気がしました。
Odenのような地元の超有望株をバスケで強いとも歴史があるとも言い難いOhio Stateに取られてしまうっていうのはね。

Oden以外にも7 feetがもうひとりfirst teamに選出されていて。Spencer Hawes。大学はWashingtonに進学予定。Washingtonはチームとしてはいまひとつ突き抜けきれないのですが注目の選手がよく入ってきますよねえ。よほどキャンパスがいいんでしょうか?

North CarolinaはFirst teamから1名、Second teamから2名の加入が予定され、現在1年のTylor HansbroughがNBAに行かずに残留を決めたこともあり来季は相当に充実した若いラインナップになりそう。
優勝したFlorida GatorsもNoah始め核の選手が全員残留の方向を発表しておりここも連覇の狙える布陣。来季のプレシーズンランキングではこの二校プラスOhio Stateが上位に来るのはもう確定的でしょう。

All-American First Teamで唯一下級生から選出されたのがO.J. Mayo。6-5と長身のガード。まだ背も伸びる年齢なんで最終的にどれぐらいまで伸びるのかによりますが来年のリクルート合戦の注目選手になること必定。好きな選手はKobe Bryant、プレースタイルもその方向らしい。インタビュー記事の内容もdown-to-earthないい感じ。高校はオハイオ州シンシナティエリア。
少々落ち目ではあるものの地元のCincinnati Bearcatsがゲットできるのか、それともやたらここ数年でリクルートに成功しまくりの州内最大校Ohio Stateが唾付けに成功するのか。ちょっとフォローしてみたいと思います。


ところで全員インタビューで「初めてのダンクは?」という質問されているんですが、ほとんどが中一で初体験済み。中二と答えたHawesは「僕は遅くて中二」という返答。
こういう選手たちに日本人が勝てるわけないですね。

田臥以下大量辞退....か

「田臥ら8人「合宿に不満」バスケ日本代表を辞退」。この記事見ると良い悪いではなく要求の仕方とかプロ化してるなぁという感が。それに引き換えきっと協会の方はプロ的な視点ゼロで予定組んだりしているんでしょうね。どっちがいいとは言いませんが。

今年バスケの世界選手権があることはNBA選手が選ばれたりそれにIversonが呼ばれなかったりとかいう話題で知っていましたが日本でやるんだったのね。知らなかった。
くさすつもりはないですが日本人がバスケで世界で勝つのは不可能に近いですよ。田臥が出ようと出まいと。たまに日本に帰ったときにTVでやってる試合見るとびっくりします。背の高い米人2対2、日本人背の低い組3対3、の別働隊同士で試合やってるみたいに見える。あれでは日本のバスケが発展するわけがない。結局くさしてしまったか。

Bondsいまだ不発

これで今季11試合出場でホームランなし。
昨季は14試合だけ出たんですが5本打ってるんですよね。ステロイド切れかただ単に衰えか不調か。
ステロイドでの筋肉増強には賛成しかねるけれど、昨今の露骨なMLBの組織的追い落としにまったく味方もなく立ち向かうところには男気を感じるので打って欲しいとも思ってるんですよね。

NFLドラフト予習2

ドラフトまであと10日。そろそろ各チーム、ファン、新聞、賑やかになってきました。
前回も指摘した通り全体一位のReggie Bushは動かないので一位指名権を持つHouston Texansは落ち着いているのですが、様々な憶測が飛び交っているのが二位。

指名権を持つNew Orleans Saintsに明瞭な優先事項の補強スポットがないことと、三位でTennessee TitansがQBを指名することが確定的と考えられていることで、このドラフトでQBが取りたい他チームがNOと指名順を交換してTennesseeに先んじてNo.1QBを獲得しようとするのではというのが基本の憶測。
NOとドラフト順トレードを敢行する可能性のあるチームとしてはNew York JetsとOakland Raidersがもっぱら評判です。JetsのQB Chad Penningtonは大学時代から好きな選手でクレバーな選手でもありますが怪我が多いのがネック。元々スポーツマスコミを大学時代から専攻しており引退後にTV行きがはっきり見込まれる選手だけにぼろぼろになる前に選手生活に別れを告げる可能性が否定できないという事情もあり。

でもそれ以外にも狙っているチームがないとは言えないです。Arizonaあたりもきな臭い。それらのチームに先を越されそうな三位指名権のTennessee自身も座してJetsやRaidersに先を越させるほどおとなしくしているかどうか。二位と三位を交換して確実に求めるQB(それが誰になるかはまた議論のあるところですが)を取りにいくということもあり得そうで、New Orleansにとっては引く手あまたな感じで高く二位指名権が売れそうです。

逆にここまで取引の噂が高まったNew OrleansのGMあたりからすれば、チームにとっておいしい取引をまとめないと非難されかねない。または取引をせずにニーズに従ってだれかを指名するにしても相当の活躍を期待される選手になるわけで、そこまでの期待に応えるだけのインパクトのある選手が今回のドラフトいるか。

New Orleansは例のハリケーン被災後、初の市長選がいまたけなわでどの候補に市の復興を任せるのか全国的に注目を集めているところなのですが、そういう面でのイメージリーダーにも祭り上げられる可能性の高い今年のドラフト生、どの選手になりますか。


他方、一巡目下位に回ったプレーオフ進出チームですが、RB Jerome Bettisを引退で欠くことになるSuper Bowl Champions = Pittsburgh SteelersはUSCのRB LenDale Whiteに行くとの観測があります。
USCの二連覇&ニア三連覇を支えた功労者ですがドラフトエントリー宣言後はあまりろくな評判が聞こえてこず。同僚のReggie Bush, Matt Leinartが5位までに消えると目されるなか取り残された感があったのですが。確かにPittsのスタイルにはBettis的なパワーランナーの存在が必要で、LenDaleなら後継者にはもってこい。元々Steelersには別に正RBはいるので一巡目指名とはいえLenDaleに一年目から過重な期待をかける必要もない。
LenDaleにとっても実現すればいい指名だと思われます。
前回も指摘しましたがSteelersは変幻型WR/QBのAntwaan Randle Elをフリーエージェントで失っていますのでMarcus Vickを下位で指名することもありうる。
戦力が充実しているSteelersとしてはこの二人の大学スターを指名することになれば指名順が悪いのにずいぶんと華のあるドラフトということになるでしょうね。
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