アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

新ランク No. 6~10の方が強そう

カレッジフットボールAPの新ランクが出ています。No. 1はプレシーズンから変わらずOhio State。以下Michigan State、Ole Miss、TCU、Baylorがトップ5。No. 6~10はNotre Dame、UCLA、Georgia、LSU、Utah。No. 10 Utahには1位票が一票入ってます。前項で述べた通りでUtahを1位に推すべき理由は十分にあると思います。トップ5とトップ10の残りの学校を比べると下位の方が強そうに見えますがどうでしょうか。Ohio State/TCU/Baylorはプレシーズンの評価がそのままだらだら続いているだけで中身は感心しません。TCUは昨日はTexas Techに大苦戦の末やっとのことで逆転勝利。先週の3位タイから4位に落ちたのですがそんなもんじゃないという気がしますが。Ohio Stateもマイナー校相手に今週ももたもたしていましたし。Notre Dameはケガ人の発生もあって評価が伸びきっていませんが相当に良いように見えます。もし私がランク投票できるならUtah/Georgia/UCLA/Ole Miss/Notre Dameをトップ5にしたいです。LSUはSyracuseに食い下がられた前半でしたが、その後きっちり勝ちきった印象はかなりいいです。

Ohio StateとMichigan Stateの1&2は11月の両校の直接対決まで難敵があまりいないので負けはしないのでしょうが、こういう毎度繰り返されるプレシーズンランクの思い込みの継続は残念な気がします。この両校にとって直接対決以外での敗戦の可能性のある試合というとランクインしてきたNo. 22 Michigan戦ぐらいですか。共にThe Big House=Michiganのホームスタジアムでの試合。新HCの下で再建の年と思われていたのが早くもランク入りしてきて意気上がるMichiganを相手にアウェイのライバル対決はなかなかの鬼門でしょう。

Michiganとともに今週ランク入りを果たしたNo. 23 West Virginiaについてもひとこと。昨日はBig TenのMarylandを45-6で完全粉砕。内容も圧倒的でした。West Virginiaの10月のスケジュールは過酷で、No. 15 Oklahoma、No. 5 Baylor、No. 4 TCUとBig XIIのランク校との試合が続き、それも全てアウェイ。これを全勝で抜け出せそうかどうかは昨日の試合は圧勝過ぎて参考にならない。このWest Virginiaとの対戦を通してBig XII上位校がその実力をフットボールファンに詳らかにしていくという感じになるんじゃないかと思います。



Utah、Oregonを完全粉砕 No. 1に推したい

今週のカレッジフットボールはコレという目玉カードはなかったんですが、結果的には今季最良の週末となりました。好試合や意外な大勝利でその存在を誇示したチームが出ています。

表題にしたUtahをまず語ってみたいです。No. 18 Utah 62-20 No. 13 Oregonを相手ホームで完全粉砕。これはいろいろと影響力のある結果です。これでUtahは開幕4連勝。Oregonはこれで早くも2敗目で優勝戦線から早くも脱落か。今季はPac-12が強いので逆転でPac-12を制覇できればプレーオフの4校には加われるかも知れませんが。Oregonがこれほどまでにコテンパンにやられたのは近年では記憶がないです。数年前のLSUとの試合がLSUの快勝、昨季の優勝戦でのOhio State戦も最終スコア22点差でしたがここまで圧倒的に潰されるような負けではなかったですから。

Utahの4勝の中身が良いです。Oregonは現No. 2 Michigan Stateに接戦で敗れただけだから全米トップクラス…という評価が多かったのですがそのOregonをここまで完全粉砕。だったらNo. 2 Michigan Stateとの比較でもUtahの方がいいんじゃないか?という議論があっても良い。またUtahの開幕戦の相手だったMichiganがこの日No. 22 BYUを相手に31-0と圧勝。MichiganはOregon Stateにも35-7と勝っているし意外にもJim Harbaugh新HCの船出は好調。敗れたのが絶好調Utahだけなら文句なしでしょう。この日の対ランク校勝利でMichigan自身がランク入りしてくる可能性もあります。No. 2 Michigan Stateにも間接比較で大きく優位を示し、好調Michiganも下しているUtah。先入観なしで公平に見るならば相当に次回ランクで上位に来てもしかるべきでしょう。

Utahの所属するPac-12南地区には全勝No. 9 UCLAもいます。この日期待された対No. 16 Arizona戦で56-30で圧勝。こちらもPac-12の上位校の今季の強さを誇示しています。Utah、UCLAともに南地区所属なのでレギュラーシーズン中に対戦がありますが、Pac-12優勝戦で再戦する可能性はない。もしこのまま全勝で11月のUtah x UCLAの直接対決になれば全米準々決勝に準ずる試合になるかもしれません。但しPac-12南にはNo. 19 USCもいます。この日USCはArizona Stateに35-0とこれも完勝劇。Pac-12南がUtah/UCLA二校の争いとは言い切れないところがまた楽しみです。USCは既に1敗を喫しているし、Pac-12のスケジュールに挟まってNo. 6 Notre Dameとの試合も組まれておりUSCが全米プレーオフまで勝ち抜くのは簡単ではないですが、UtahやUCLAにとっては面倒な相手であるのは確かでしょう。

三連戦全戦全国放送 + 14万人超動員

ラグビー日本代表残念でした。

MLBのAL東首位攻防戦となったNew York Yankees@Toronto Blue Jaysの三連戦が三戦連続超満員、連日48,000人の動員をしています。人気球団とは言えないBlue Jaysが、月曜~水曜の平日の三連戦でここまで集められるのだからカナダでもMLBの底力はすごいなと思います。それこそNFLでもこれは難しいし真似のできるスポーツ興業が想像できないです。本拠地Rogers Center(いまだ旧名称のSkyDomeの方が私個人的には馴染みですが)のムードはプレーオフそのもの。2.5ゲーム差のリードをつけて三連戦開始。Blue Jays3連勝ならAL東終戦、Yankeesの3連勝なら月末のレギュラーシーズン最後まで死闘モードにという状況で始まった三連戦。初戦も第二戦も接戦で大変楽しめました。月曜日はESPN系はNFL Monday Night Footballがあるので放映はMLB Networkで、火曜水曜はESPN系が連夜放映という態勢で全国放送になっています。MLBのレギュラーシーズン中の三連戦が全戦全国放送というのも珍しいでしょうが、内容も期待に違わぬ一進一退。初戦はDavid Priceの好投で締まった試合に、第二戦は終盤に点の取り合い、相手チャンスを攻守で阻止すると言ったコクのある試合で堪能。野球もこういうセッティングで見ると楽しめるなあと感心。試合の行方には結局関係できなかったですがTorontoのKawasaki選手が終盤8回の大事な無死1塁の場面で打順が回ると初球の難なく完璧に送りバントを決めて満員の観客から大喝采なんていう場面も見られて(その後満塁になるもBlue Jays逸機)いろいろサイドストーリーも楽しめるドラマだなあと野球のコッテリさも味わえました。

火曜日にはこの試合の裏番組でマイナーリーグベースボールAAAの優勝決定戦なんていうものも放映されていました。その解説が日本でもお馴染みBobby Valentineさんで、試合はあっという間に大差になってどうということもなかったんですが、色々とValentineさんがマイナーの選手たった当時の昔話や写真などを展開してくれてこれも楽しめました。

逃避能力発揮でJohnny Footballがハイズマン賞対決勝利

二週連続でハイズマン賞QB対決となったNFL Tennessee Titans QB Marcus Mariota。開幕週は圧勝でデビューを飾りましたが第二週は先輩ハイズマン賞受賞者Cleveland Browns QB Johnny ManzielのらしいTDの連発の前に28-14で敗戦。敗戦したもののMariotaも踏ん張って追い上げる2TDを追加。開幕週の4TDと合わせて二戦6TD。NFLでのQBの初先発二試合での6TDパスはDan Marinoと並んでNFL史上最多タイだそうです。ただこの日はManzielの方がらしさを発揮してのTDでハイライトはさらいましたね。このバックフィールドで侵入してきたディフェンスを翻弄して時間を稼いでからのパス。カレッジ時代に何度見た事か。フィールド外の雑音も消えて遂にカレッジ時代のような動きがNFLでも炸裂するようになるとまた楽しませてくれそうです。

ClevelandはWR Travis Benjaminがロングキャッチで2TDとパントリターンで1TD追加。ファンタジーで選んだ人歓喜の活躍となってます。昨日別項でMiami-FL出身者はスター選手がいなくなったと書いたら即座に同校出身のBenjaminがコレです。BenjaminはMiami-FL時代もほぼこの日と同じ縦の走りで強みを見せていた選手。大学の頃は強豪高校時代からチームメイトだったQBと組んでいて、才能の煌めきなのか長年のコンビだからの阿吽の呼吸なのかよくわからない面もありました。当時のCanesは成績が上がらなかったこともありプロ入りは静かにドラフト4巡目指名。カレッジでもリターナーもしていまいしたが得に凄いというプレーはなかった記憶。まあ当時はチームのスターレシーバーですからね。それがNFLに来て2年前の4巡目指名の選手。昨季はケガでシーズン半休。なんでもやって生き残らなくてはいけない立場に変わっている中、ど派手な活躍となりManziel x Mariotaのハイズマン賞対決でManzielを助けることになりました。

ラグビーW杯米代表は凡戦で初戦落とす

昨日は日本代表の熱い戦いのおかげでスポーツ観戦欲はおなかいっぱい。向こう三日ぐらいなにも見なくてもあの試合のビデオを見ていれば幸せなぐらいだったんですが、それを許してくれないのがアメスポで土曜日は一日中カレッジフットボール、今日日曜日はNFL。それに早朝のラグビーアメリカ代表のW杯初戦(ビデオでさっき見ました)もあり余韻にひたっているわけにもいかず。

残念ながら米代表は日本に続いてB組を混戦の極に導くことはできず16-25でサモアに順当敗戦。敗戦は良いんですが内容が良くない。ダイレクトタッチキックを連発したり、ラインアウトでノットストレートを幾度もとられたりと避けられるミスが多い。タックルも甘くサモアの突進に苦戦の連続。サモアの方も反則が多くキレに欠け凡戦となりました。まあ普通の試合ですね。アメリカの多くないラグビーファンを興奮させるような場面はほぼ皆無という感じで残念。次戦はスコットランド戦。スコットランドは日本・アメリカと連戦なので休みの長い米代表にとっては有利ですが、今日の延長ではB組全敗コースになってしまいます。

いまアルゼンチンが優勝候補ニュージーランドを相手にハーフタイムリードで奮戦していた試合がニュージーランドにねじ伏せられようとしています。ラグビーはアップセットが起こりにくいスポーツですから結果は不思議でもなんでもないんですが、それを考えると昨日のジャパンの世紀の大アップセットの価値はさらに高まります。真っ正面から倒す以外、ラグビーにはないわけで。

寝させてくれ

ナイトゲームが面白すぎて寝られないじゃないですか。Ole Miss@Alabamaが終わったのが午前1時半。並行して見ていたBYU@UCLAはその直後にUCLAが逆転TD。2時過ぎるなあ。明日の朝は7時からラグビーW杯の米代表の初戦があるんですけど、とても起きられないので録画にしてしまうことにします。ラグビーは報道がないから間違って録画を見る前に結果を知ってしまうことはないはずなので。


No. 1 Ohio State 20-17 Northern Illinois

これは前年覇者Ohio Stateの酷い試合でした。Northern Illinoisのディフェンスが素晴らしいできだったのもそうですがOhio StateのQBのプレーがまったく冴えず。先発QB Cardale Jonesの不振に見切りをつけ前半のうちにJ.T. BarrettにQBをスイッチするもそちらも冴えず。結局ディフェンスで稼いだTDで勝った試合。試合中も試合後も選手もコーチ陣もファンも敗戦に近い気の入らなさそうな顔。後述するようにNo. 2 Alabamaも負けたので新ランクでも1位を維持するのかもしれませんが内容は負けに近いです。No.1に相応しくない試合となりました。その上どちらのQBを次戦に先発させるかの論争を起こさせることにもなってしまってます。最後の方なんかは思い切ってBraxton Millerに投げさせたら?というぐらいの試合でした。


No. 15 Ole Miss 43-37 No. 2 Alabama

この試合はおもしろかったです。Ole Missが大量リードでAlabamaを蹴散らすのかと思われたのが二度。二度ともAlabamaが短時間でTDを重ねて追いすがる展開。敗戦したもののAlabamaの方がよほどOhio Stateより良かった。今日のOhio Stateのできではランク校のどことやっても敗戦していたのでは。 AlabamaはAlabamaで5ターンオーバー献上と問題はありましたが、大量失点で離されても気力は切れず。このQBでは全米制覇は苦しいかなあという感じですが、A.J. McCarronのときもそう言われつつ勝った実績もあります。Ole Missのお笑いTDパスはこれから何年も繰り返しビデオでお目にかかるプレーでした。結果は6点差での勝利なのですからあの偶然の重なったプレーが勝負を分けたことになりますね。  


No. 10 UCLA 24-23 No. 19 BYU

三週連続のミラクルは起きずBYU敗戦。UCLAは試合終盤まで一度もリードを奪えなかったのが最後に逆転。話題の新人QB Josh Rosenは苦しみましたが良い試合を勝ち抜いてPac-12からのコンテンダーとしての位置を固めたか。


No. 9 Florida State 14-0 Boston College

この試合はFlorida Stateオフェンスがほぼシャットアウトされるという衝撃的な内容の試合。同時にFlorida Stateのディフェンスは完全にBoston Collegeオフェンスを蹂躙したので勝ちました。金曜日の夜という目立たない試合だったので投票者やファンへの印象点は落としていないのかもしれませんがプレーオフを狙うにはいただけない試合だったかと思います。14点は試合開始直後のドライブでのTDとあとはデイフェンスが終盤に稼いだ1TDのみ。アスリートの質では圧倒的に上回るはずのFlorida Stateオフェンスがここまで抑え込まれてしまうのかと驚きの内容でした。Boston Collegeのオフェンスはガチガチに安全重視の攻撃コールを3クォーター続け(そして当然進めず)0-7でまだ勝負になる終盤に遂に攻めに出たところTOで勝負アリ。

でもこのディフェンスは良いですよ。奇しくも次週はNo. 1 Ohio Stateを苦しめたNorthern Illinoisとの対戦。今週の功労者アンダードッグ同士の対戦ですね。Boston Collegeはシーズン終盤にはNotre Dameとの対戦もあり、もしNotre Dameが勝ち進んでいた場合、Boston College戦は以外なエアポケットの試合になるかも。


No. 7 Georgia 52-20 South Carolina

Georgiaの圧勝。今週末で一番強そうに見えたのがこのGeorgia。他のトップ10校がもたつく場面が多かったのと比較すると余計にそう見えます。前週のランクを無視して自由にランク付けするならGeorgiaを1位にしたいぐらいです。 ただGeorgiaは毎年のことなんですがものすごく強そうな試合をしていてもそれが継続しない。全然見違えるような強い試合と弱い試合がやってくる。あれはなんなんでしょうか。長期政権のコーチ陣の準備・チーム内引き締めの問題なんでしょうか。


No. 8 Notre Dame 30-24 No. 14 Georgia Tech

初先発となったNotre Dame QB DeShone Kizerが落ち着いた試合ぶりでランク校同士の一戦に勝利。Notre Dameは爆発力はないですが今年のチームはシーズン序盤からまとまりが良い感じです。先入観なしで見ればTCUやOhio Stateより良いかも。最終点差は6点ですがそれ以上の安心感のある巡航勝利でした。


No. 22 Missouri 9-6 UConn

この試合は…ひどい試合でしたね。逆転勝ちしたもののMissouriはトップ25から落として良いんじゃないでしょうか。終盤まで6-2でUConnがリード。


Miami FL 36-33 OT Nebraska

Miamiの快勝だと思って他の試合を見ていたら1時間後に延長戦に入っているのをスコアで発見してびっくりでした。あそこから追いつかれたのか、と。Miamiも一時の栄光の時代とはまるで違う学校になってしまったような。放送中に言っていたところによると新規に練習施設を建てるなどリクルートにもっとアピールする要素を増やそうとやっきになっているようです。昔はNFLにMiami出身のスーパースターが大量にいて、それらの出身選手たちがボランティアでリクルート生の送迎役を買って出ていたのが大変なリクルート上の強みだったんですけど、栄光の時代からもう15年ほどになりますから、もう現役のスター選手はほとんどいないんですよね。Jimmy Grahamぐらいか。  

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