アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

LeBronはLakersと4年契約 Durantを誘ったが振られた

あっさりとFA解禁初日にLeBron JamesがLos Angeles Lakersとの4年契約を結ぶことになったようです。Lakersへの同時FA移籍が噂されたPaul GeorgeがOklahoma City Thunder残留となったのも関係なく、LeBronはLakersで早い時期から決めていたのでしょう。噂レベルですがLeBronの意中のLakersでのパートナーはPaul GeorgeではなくKevin Durantだったと。LeBronとDurantが昨季中、特にオールスターブレイク前後に二人で親密げにつるんでいたのは当ブログでも報告済みでしたが、NBAの最高の二人が揃ってLakersというのがLeBronの頭の中では描かれていたようです。
Durantはシーズン終了前からGolden State Warriorsとの再契約での残留の意向を示していたし、LeBronとのNBA史上最強コンビの結成よりもWarriorsでの三連覇をまずは優先した形です。LeBron-Durantコンビの実現を考えればPaul GeorgeがLakersに来ない方が都合が良いわけで、Paul GeorgeのThunder残留というよりはひょっとしてLakersは実はPaul Georgeにオファーを出していなかったなんてこともありうるのかもしれません。

LeBronの4年契約の最終年度はLeBronは36歳ですか。キャリア最終契約にほぼ近いものです。Cavaliersのときは短期契約+オプトアウト権利付きで毎年出ていくかもしれない、という状態だったためCavsは長期的な展望が持てなかったのですが、今回LeBronが4年間腰を落ち着けるという契約をしたことでチームも、LeBronとの共闘を考える他の選手も将来図を描きやすくなったはず。
既に触れたKevin Durantは2年契約で2年目はオプトアウト可。つまり来季Warriorsで三連覇達成後に本人の意思でWarriorsから離脱可能な契約。またSan Antonio Spursから離脱過程にあるKawhi Leonardは来るシーズンが現行契約の最終年度。2018−19シーズンはともかく、2019−20シーズンはLeBron-Durant-Leonard-Thompsonなんてこともありうるわけです。
唐突にThompsonと言いましたがWarriorsのKlay Thompsonのことです。KlayはLos Angeles出身。来る2018-19シーズンが現行契約の最終年度。Warriorsが2019−20シーズンを前にDurantを失った場合、Klayも処分して別のスター選手をFA市場から調達して次のフェーズに進む可能性がある。そのタイミングでKlayの契約が切れる。LakersがWarriorsの解体と補強の両面でKlayに誘いをかける可能性は十分と読むべきでしょう。
Klayの契約を今オフ中に更新したいというのはWarriorsの首脳陣が早い段階で言い出していたんですが、Klayがこれを拒否したとか。なぜかというと契約を更新した後にトレードの駒にされてAnthony Davisと交換されてWarriorsを不本意に去る羽目になる可能性があったからですね。

LeBronの行き先が決まっただけでなく向こう4年間の居所が決まったことで、ここからはどうLakersがWarriors王朝を契約で切り崩していくのかが数年間のNBAのテーマになっていくことでしょう。

Paul GeorgeがThunder残留

現在アメリカ東部時間で午前2時台。7月1日の零時の時報と同時にNBAの来季へ向けてのFA契約が解禁。NBA TVでは徹夜態勢で特番を組んでFA契約情報の速報番組をやってます。解禁から2時間強で既にかなりの契約が速報されています。
その中で一番の事件といえるのはPaul GeorgeがOklahoma City Thunderに残留するということでしょう。前日の段階でPaul GeorgeとRussell Westbrookがパーティをしていたという小ネタが漏れていたのですわ残留フライングかと情報が駆け巡りましたが、正式に解禁日を迎えてThunder残留という情報として報道されています。

Paul GeorgeはLeBron Jamesと同時にLos Angeles LakersへFA移籍してLakersを一気に模様替えするのではという観測が昨季中からあったのですが、その可能性はこれで消滅。この観測があったのはLakersに最高額契約選手を2人獲るのに十分なサラリーキャップの空きがあったから。Paul Georgeが来ないならばその空きを使って誰をLeBronのセカンドオプションとして獲得できるのか。DeMarcus Cousinsとか?
考え方を変えればSan Antonio SpursとのKawhi Leonardのトレード交渉で、キャップ調整の必要がなくなったとも言えますが。

一方、Thunderの方は昨季失敗したかに見えた新Big 3が3人揃って残留することに。Carmelo Anthonyは選手側のオプションを行使してFAとなることはしないと数日前に発表済み。昨オフに長期契約を済ませているWestbrookと併せて来季も同じコアが残ります。さらに今夜のFA解禁でThunderはさらにFA選手の補強を進める構えで、勝負に出る模様。Oklahoma Cityは市場規模が小さいのでこのまま突き進むとサラリーキャップの超過額が大変なことになりそうでかなりの博打になりそうですが。Thunderの場合、選手云々ではなくHCをどうにかした方が良いような気がします。
ただし昨季後半にチーム構想から外れていたように見受けられたCarmeloは実際にはプレーせず契約の買い取りでリリースされる可能性もあります。

他ではChris Paulが4年契約でHousotn Rocketsに、Kevin DurantがGolden Stateにそれぞれ残留です。この辺は予想通りか。

ACCとBig TenがYankeesの試合で同じ位置に宣伝

先日メモ書きしておいたBig Tenのロゴ宣伝がYankee Stadiumのバックネット下に出ていた件の続きです。昨夜のMLB Boston Red Sox@New York Yankees戦でのことですが、カレッジのカンファレンスであるACCの宣伝が、先日のBig Tenが出していたのとまったく同じ場所に出ていました。こちらもロゴのみ。へーこんなところでBig TenとACCは競い合っていたのかと意外に思いました。夏場にニューヨーク地区のスポーツファンに存在をアピールするなら確かにYankee Stadiumのバックネット下のあの場所は最も目に付きやすい場所なのでしょう。
と思っていたらたぶん2イニング後にはACCのロゴ宣伝のあった場所は再びBig Tenのロゴに変わっていました。こんなところで両カンファレンスは存在感争いをやっていたのですね。うーん。

ACC所属校ではBoston CollegeとSyracuseがニューヨーク市とは地縁がある。Syracuseは距離は遠いですがニューヨーク州内同士という意味で、SyracuseがBig East所属だった頃からニューヨーク市内でバスケの試合を開催するとかなりファンを集めていた実績があります。ACC移籍後もSyracuseとNotre Dameのフットボールの試合を対岸の現Metlife Stadiumで開催したりとSyracuseにとってはニューヨーク市は準テリトリという扱い。Big Tenのニューヨーク浸透への尖兵となるRutgersよりはSyracuseの方がニューヨーク市民には訴求力は元々の支持の厚みはありそうです。
ただしDonovan McNabb後のSyracuseはカレッジフットボール界で存在感が薄め。ACC、Big Tenともにニューヨーク市場侵攻を目指しながら迫力不足というのが実態のように思われます。

「サッカーは金持ちの白人の子のスポーツになってしまった」

サッカーW杯の試合のない日に妙な変化球があらぬ方向から飛んできました。元女子サッカー米代表GKだったHope Soloが(たぶん狙って)議論を呼びそうな発言をして(企みどおり)各所でその発言が取り上げられています。”Soccer, right now, has become a rich, white kid sport.” 
Soloは今年2月の米サッカー協会の会長選に立候補。全候補中知名度では抜群のナンバーワンだったのですが票を集めることはできずに落選しています。この時期にこんな発言をしてきたということはきっと次回の会長の改選に向けてのキャンペーンを始めたということなのでしょう。現在36歳。NWSLのSeattle Reignからも2016年シーズン途中で離脱してその後はプレーしていない。一時点では女子米代表の中心メンバーで人気選手だったSoloですが選手としてはフェードアウトで終了。人望もないため女子サッカー界での生き残りも難しく、今となっては次の道が見えない状態でもあり、炎上狙いで一発発言してみた感じは否めません。

ただ発言の中身はそれなりに意味のある部分もあるんでしょう。ニュースなど短信で取り上げられてしまうのは表題にした部分だけになってしまうんですが、その前段でSoloが主張しているのは、サッカー強化が先鋭化して自分の子供に投資できる経済力を持った親の子だけが生き残り、いまのままでは幅広い人口各層を吸い上げられなくなってきている、という問題を取り上げています。
Soloが念頭に置いているのは女子米代表チームの構成のことでしょう。ほとんどが白人選手で占められている。アメリカの総人口に18%程度を占めるヒスパニックや、13%とされる黒人、アジア系6%、この比率よりはるかに米女子代表におけるマイノリティの割合は低い。24人のロースターだとすればヒスパニックは3-4人含まれてよいし黒人選手も3人ほどいてざっと総人口比と同じ割合となります。でも実際は女子米代表は大半が白人選手。女子代表を例にしてみましたが、男子では女子ほど顕著ではないものの白人比率は他のメジャースポーツと比較して高めと言えそうです。
またSoloの出身経歴がそう言わせるのでしょうが、経済力がない家庭の子はいまのサッカー界では力を伸ばせないという点も同時に指摘してます。Soloの家庭はほかの代表の選手と比較して恵まれていなかったとされます。その辺りの屈折した心理もあって表題のような発言になってしまったようです。

で、これを言ってどうなるのか。Solo側の思惑を想像すればそういったマイノリティの会員票をまとめる発言を積極的にして次期会長選を目指すつもりかなという感じでしょうか。

サッカーの人気調査において女子米代表の人気の比率は相当に大きい。多くの調査が示す通りアメリカでのサッカー支持者の過半数が女性からという事実からもそれは強く示唆されています。若い白人女性が自分を重ねて応援できる対象としてのサッカー女子米代表は他にライバルがいません。他に女子のプロスポーツというとバスケ、テニス、ゴルフといったところでしょうが、バスケやテニスには白人スターが欠けている。唯一可能性があるとすれば白人比率が高めのバレーボール辺りでしょうがアメリカでのバレーボールの観戦スポーツとしての人気は極限定的。
で、現在女子スポーツ観戦需要の取り込みに唯一成功しているサッカー女子米代表が有色人種化して人気を保てるのかというのは問題がセンシティブで議論しにくい問題です。女子米代表はピッチ上でかつての圧倒的な地位から滑り落ちつつあり、ただでさえ以前のように圧勝して喝采を浴びるような活動はできない可能性があり、それだけでも近い将来の人気低下が懸念される中、コアのファン層が自己を重ね合わせている代表の有色人種の比率が高くなったときに彼女たちファンはファンとして残ってくれるのかどうか。昔みたいに強くもなければ自分を重ね合わせられる年格好の選手も減るとなったらどうなるのか、ということです。

繰り返しますがアメリカで「サッカー人気」と言った場合に占める女性の支持は過半数であり、ここが崩れるとサッカー人気と呼ばれるものの全体の数字が目に見えてダメージを受ける可能性もあるので、けっこうな問題なのです。

LeBron 完全FAへ

予想されたことなので驚きはないですが、通告期限のぎりぎりまで引っ張ってLeBron JamesがFAとなることを所属先のCleveland Cavaliersに通告。来週のFA契約解禁後、来季の所属先を決めることになりました。ルール上はまだCavaliersもLeBronと新契約を結ぶことは可能なんですが事実上は第2次Cleveland時代は終わったと考えていいと思います。ラスベガスの賭け屋さんではLeBronの次の所属先を予想する賭けも設定されていて、Lakersが倍率が最も低く(つまり最も起こりうる)、その次にCavs残留が倍率2位につけていたんですがたぶんそれに賭けた人は既に紙くずになっているかと。

San Antonio SpursのKawhi LeonardがLos Angeles Lakersに移籍志願したのがドラフト前。San Antonioが早く動けばドラフト権をトレードのコマとしてLeonardとのトレードがあるかもとも言われましたがSpursは動かず。Spursが所属する西カンファレンスのチームにはLeonardはトレードしないという発言もSpurs側から出たようですが、その後はトーンダウンして西所属のLakersとも密談中の模様。好選手であるLeonardがLakersに行くなら、それがLeBronの呼び水になる可能性もありLakersも熱心な様子です。
他方、Boston CelitcsがKyrie IrvingとLeonardの交換を持ちかけているという話もある。これはKyrieがいらない子扱いになっていて、トレードが不調に終わってBoston残留となった場合にKyrieのモチベーションに関わってくる可能性も否定しきれないです。

ほかにはLos Angeles CippersのDeAndre JordanもFA行き。こちらはDallas Mavericksとの長期契約を結ぶのが有力だとされます。

ラクロス米代表壮行試合 vs MLLオールスター

4年に一度のラクロスの世界選手権が二週間後からイスラエルで開幕。それを前にして米代表の壮行試合を兼ねたMajor League Lacrosseのオールスター戦がESPNUで放送されていました。通常年はMLL内で戦うオールスター戦ですが、世界選手権年とあって2014年に続いて米代表対MLLオールスターの対戦。

ラクロスの世界は米代表とカナダ代表が圧倒的に強く、この二強から優勝国が出る。カナダ以外で米代表が試合全編を通して本気を出してかからねばならない相手はイロコイだけ。他の国の実力と二強との差は相当に大きいです。その下にオーストラリア、そして前回2014年のDenver大会で躍進したイスラエルやイングランド・スコットランドなどが追うという構図です。日本は世界選手権での最高成績が4位、前回8位。他国が実力を伸ばしているのが見えた前回大会から巻き返せるのかどうか。
そういう構図のラクロスの各国の実力とあって、このMLLオールスターとの壮行試合は実は米代表にとっては全力を開放して臨める大事な腕試しの機会なのです。MLLオールスターの方が世界選手権の本番で当たる各国より強いからです。

実際に試合も好試合となりました。第4Q、米代表が連続ゴールで圧倒、14-8としたところからMLLオールスターが巻き返し。試合自体はMLLルールで行われているため、世界選手権では存在しない2ポイントゴールなども含めてMLLオールスターが一気に追い上げ。最後は13秒残りで同点ゴールを決めて延長戦へ。サドンデスの延長戦もMLLオールスターが決めて大逆転勝ちで米代表を下しています。
米代表にとっても良い経験となる敗戦になったんじゃないでしょうか。

試合中には米ラクロス協会の会長がアメスポ市場でラクロスが地位向上していく上での課題なども述べていたりとなかなかに良い番組になっていたと思いました。現状のラクロスの最大の課題はリクリエーションとしてのラクロスクラブの増加が進んでいないこととしていました。技量を重視するタイプのクラブは過去10年間で大いに増えたけれど、もっと気楽に子どもたちが加われるような環境の整備がラクロス人口の伸長のためには必要だという点が強調されていました。
ラクロスはアイスホッケーほどではないにしても装備で親の負担がほかのスポーツ比で大きいのが不利という認識。ラクロスシーズンは春。アメスポ的には野球・ソフトボールやサッカーとシーズンがかぶる中、一時期もてはやされたラクロスのプレー人口の伸びも踊り場に入った模様。次なるステージにステップアップするための時期になっているようです。
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