アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Ramsの大惨敗とスケジュール

前項で書いたLos Angeles Rams@San Francisco 49ers戦。開幕週のスペシャルスケジュールのため試合開始が遅く、試合終了時には東部時間でとうに午前1時を過ぎていました。その上試合が…猛烈につまらない試合で。Collin Kaepernickが終盤にモップアップで出てくるところの観客の反応などが見たいばかりに粘って見ていたんですけどひどかったですね。特にRamsが。

Kaepernickの登場時点は2ミニッツウォーニングの直前となり、既に28-0、観客の多くはスタジアムから去っていたのですが、Kaepernickが登場すると声援と非難の声、半々というように聞こえました。

Rams、移転初戦。NFLにとっては久々のLos Angeles回帰なわけですがいきなりミソをつけてしまいました。ゼロ封という結果もそうですが内容も悲しい。ディフェンスはかなり49ersに圧力をかけて奮戦していたもののオフェンスはなんともならない。後半に入ってRB Todd Gurleyが少し走れるようになったり、あとはパンターがいい!というような些細な良い点を拾わないと褒めるところがない醜態を全国放送でさらしたことに。大丈夫なんでしょうか?

Ramsはこの開幕戦がアウェイ。急な移転もあってキャンプ地も定まらずプレシーズンもどたばた。次週第二週はホームでの初戦ですが相手はSeattle Seahawksでこの試合も惨敗が予想される。その後、@Tampa Bay、@Arizona、Buffalo、@Detroit、対New York Giants@London、という試合予定。つまりLAに久々にNFLが帰還したもののシーズン開幕約二ヶ月でホームでは二試合しか開催されないというスケジュール。そのホームの試合にしてもとてもSeahawksに敵う可能性はなく、移転していきなり地元フットボールファンに失望と、かの昔の弱小Ramsを思い起こさせる事態になりそうなのです。どうするの、これ?という感じです。

NFLの政策としてはSan Diego ChargersまたはOakland RaidersもLAに移転することを想定しているわけです。これだけRamsが初年度ボロボロだと後から参入するチームにとってはチャンスですが、2チーム置いたらRamsがまたもLAからはじき飛ばされることすらあるかも、と先の心配までしたくなるひどい試合でしたね。

国歌起立問題

Monday Night Footballの開幕週ダブルヘッダー。第二戦はLos Angeles Rams@San Francisco 49ers戦。NFLプレシーズンを通していろいろと話題になった国歌に起立しない49ers QB Collin KaepernickにTVカメラが注目していました。プレシーズンの後半でもやっていたように国歌の最中は片膝をついていました。隣にKaepernickに賛同したS Eric Reidも同じ片膝で。また反対側のRamsの方には黒い皮手袋をして拳を突き上げた選手が二名。なかなかアメリカらしい、そして四年に一度の政治の季節らしいかなという風景です。言っちゃ悪いですが49ersもRamsも今年優勝を狙えそうもないのもあってサイドラインのことの方が気になってしまう感じでした。

既にファンはご存じかと思いますがKaepernickはプレシーズンの試合前のアメリカ国歌に起立せず。それについて多数の議論が起きました。Kaepernickの意見としてはアメリカ国家は人種平等に十分な配慮がない、その抗議として起立を拒否したとのこと。当初は座ったままだったのを片膝突きに変えたのはまあ良かったんではないかと思います。真面目な気持での抗議というムードが出ましたから。当初は猛烈な逆風という感じで大きく批判が渦巻いたのですが、徐々に沈静化。オバマ大統領からも一定の理解を示すコメントが出されたのも大きかったかと思います。TVのサイドラインレポートによればこの日のKaepernickにも観客席から「立てよ!」というヤジも何度かかかったようで、賛否は尽きないようです。

この件はあちこちに微妙に飛び火したりしています。女子サッカー代表の人気者Megan RapinoeがKaepernick同様の片膝で先日試合に臨んだこともありました。彼女曰く「この問題をもっと議論して欲しいから」という理由でやってみたとか。またアイスホッケーのWorld Cup of Hockyで戦う米代表のヘッドコーチが意見を問われて「意見を表明することは完全に自由だけれど他の方法があるはずだ。自分の米代表チームで国歌のときに同じことをする選手がいたら、試合に出さない」と明言してみたり。まあホッケーはスタッフも選手も白人選手ばっかりですから…

全体としては「抗議は良い」「意見を表明するのも良い」という点ではほぼ賛成派反対派も一致、ただし「でも方法は他にあるだろう」「いや非暴力の抗議はあって良い」という辺りで意見が分かれるようです。アメリカらしい良い賛否だな、という気がします。


Kaepernick一人への風当たりの強い中、並んで抗議に参加した形となったReidもなかなか立派なんじゃないでしょうか。賛否はあるにしても友人を思いやる気持が良いじゃないですか。国歌終了後にチームメイトもKaepernickに歩み寄って熱く連帯を示すなど孤立しているという感じではなかったですね。

NFL本格開幕 どこも良さそう

NFLシーズン最初の日曜日。開幕に合わせてどのチームも良いできに見えました。大差がついた試合はCleveland Browns@Philadelphia Eagles戦のみ。他の試合は敗戦したチームも含めてさすがだなと思わせるハイレベルなプレー多数。

いくつか気になった試合を挙げると、Sunday NightとなったNew England Patriots@Arizona Cardinals戦。QB Tom Brady、TE Rob Gronkowskiなどを欠いての開幕でしたが細かいプレーがまたも冴えて競り勝ち。キックオフの工夫なんていうのは泣けます。この緻密さがたまらない。追うCardinalsも最後、Patriotsディフェンスも判っているのにLarry Fitzgeraldに通ってしまう数々のパス。すごいなあと。

Oakland Raidersの逆転2ポイントコンバージョンはいったいなんなんでしょうか。開幕戦なのに明日がないかのような選択。昨年から伸びたPATキックの距離と無関係ではないこのプレー選択です。試合後のRaidersのロッカールームの盛り上げぶりもカレッジチーム風でおもしろかったです。

QB Alex Smithが踏ん張って大逆転劇に持ち込んだKansas City Cheifsの粘りも見事。

あと個人的にはClevelandでWRにコンバートされた元Ohio State QB Terrelle Pryorのキャッチ姿にも燃えました。こいつもいろいろあったけど再びオハイオ州のチームに戻って最後のひと花を咲かせられるのかな、なんて妄想も。QBとなったRGIIIがまたもケガ。今日唯一、今季を悲観させるチームとなってます。一昨年Johnny Footballくんを指名したときは何かが起こるのかもと淡い期待を抱きましたがさらに深い谷におちていってしまいそうです。

World Cup of Hockey前のエキシビションを見て

フットボールシーズン幕開けのこの時期ですが、どうしても気になったことがあったので。アイスホッケーの国別対抗戦World Cup of Hockey(以下WCoH)が来週開幕予定。場所はカナダ・トロントで。その前段として数日前から参加各国によるエキシビションゲームが北米各地で行われています。ESPNやNHL Networkなどで放送されています。同大会が開かれるのはこれが三回目。その内容が皆元気そうにガンガンプレーしていて良いなあと思ったのです。

このWCoHにはNHL所属の選手達が大挙参加しており、イベントの主催者はNHLとNHLPA(選手会)。開催時期はNHLのシーズンが10月に始まる直前の時期。おわかりでしょうか。MLBとMLBPAが主催する野球のWorld Baseball Classicとほぼ同じスタイルのイベントなのです。

なにが気になったかというとWCoHでは地元カナダ・アメリカを含め参加国はほぼベストメンバーを揃えており、プレーぶりもあまり露骨なボディチェックはまだ見かけませんが(まだ大会前ですし)スター連中も溌剌とプレーしている。これがWBCだとMLBのベストメンバーにならないのが寂しいかなあ、と。野球の場合、投手への負担が他のポジションと比較して著しく大きいこと、そしてMLBのシーズンが休みもろくになく長期にわたることから、春先3月にコンディションを仕上げるのに適さないということがあるわけです。その辺の事情は野球ファンの方々は既にご存じのことかと思います。それに比較するとほとんど同じ開催条件なのにホッケーはこれだけ各国が準備できてしまうのだなあと。いつか野球でそれができるようになることはあるんだろうか、というのが私の思ったことなのです。

日本の野球では既に先発投手の中五日制が確立している。MLBでは中四日のまま。そして毎年大量の故障投手が出る。MLBコミッショナーが試合数の削減に言及したことがありましたが、あれはたぶんプレーオフの日程を増やしたいという辺りが本音かと思いますからMLBのシーズンが楽になることはなさそう。そうなってしまうと他のスポーツのように国別対抗戦をジャンルの人気の刺激剤にすることは難しそうです。なんかもったいない気がしますね。WBC、あんなにおもしろいのに。

カレッジフットボールはこのクレージーさがたまらない

さっき終わったCentral Michigan@No. 22 Oklahoma State戦。フィニッシュがすごかった。試合終了したかに見えたのがオフェンス側のファールで時間切れなのにもうワンプレーが与えられ、Central Michiganのよく練った疑似ヘイルメリーが見事決まって30−27でCentral Michiganが逆転勝ち。このめちゃくちゃさがカレッジフットボールの魅力のひとつです。

状況はこうです。地元Oklahoma Stateが27−24でリード。時間切れまで数秒残しということで4thダウンでパントやニーダウンをせずに、パスを遠くサイドライン外に投げてボールが宙にあるうちに時間切れ……のつもりだったのでしょう。スタジアムもチームももう勝ったと思ったはず。ところが審判団が相談した結果、QBがボックス内から投げ捨てた、よってインテンショナルグラウンディングとコールされ4thダウン失敗、QBが投げた位置からCentral Michiganにワンプレーが与えられました。ほぼ50ヤードラインの位置からの一発勝負。それがものの見事に決まって逆転TD。

しかししかし。いま勝負がついて30分ほど経過した時点なのですが、ひょっとしたらこの試合、Oklahoma Stateの勝利に戻るかもしれません。まだわからない。なぜかというと、あのCentral Michiganのワンプレーはルール上与えられないプレーだったはずなのです。ディフェンスチームの反則は時間切れでも常にワンプレーが与えられるのがルール。そうでないと時間切れの時間帯はディフェンス側が反則し放題になってしまいますから。しかしオフェンス側の反則については常にではないです。ルールブックによれば、オフェンス側によるLoss of downとなる反則があった場合は、時間切れ後に次のプレーは発生しないとなっている。インテンショナルグラウンディングはLoss of down。この場合4thダウンなので相手ボールになる次の相手側の1stダウンプレーは発生しない、と読める。なのでひょっとするとあの最後のワンプレーはプレイされるべきものではなく、事後に取り消される可能性をなしとしません。実際にはもうプレーしてしまったのですからCentral Michiganの勝ちとすべきでしょうが、いまはまだ試合が終わってすぐなのでどうなるかわかりません。



NFL開幕

アメスポの真打ちNFLが今日木曜日からシーズンスタート。どうも私はこの木曜日開幕というのが好きになれなんですが、周りのアメリカ人の反応を見ているとやはりNFL開幕は大きなイベントなんだなと感じます。Carolina Panther@Denver Broncos、今年2月のSuper Bowl 50の再戦です。

Super Bowl制覇したDenver BroncosはPeyton Manning後のQBにTrevor Siemianを先発。DenverのQBは紆余曲折あって元Northwestern、2015年ドラフト7巡目指名のSiemianに。今季1巡目指名のPaxton Lynchが準備OKになるまでのつなぎなのか。試合の序盤の様子は落ち着いていて悪くないように見えます。

Cam Newtonの方はいつものCam。でかいのに速い。でかいから倒されない態勢が崩れない。今年もPanthersは楽しませてくれそうですね。

<追記>

シーズン初っぱなから接戦での決着、良い試合でした。シーズン到来を告げるには絶好の試合になりましたね。

記事検索
最新コメント
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文