アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

March Madness 地区準決勝二日目

観客動員が欲しいから大きい入れ物でやりたいのはわかるけどやはりドームでバスケはいただけんですね。以前一度生で見たことあるけど(@RCAドーム、Indianapolis, IN)やっぱりね、向いてないと思う。
アリーナ会場ではキャパシティ2万超が限界なわけでその程度の観客は余裕で集めるMarch Madness、主催者側の意図はわかりますが。

さて今日勝ち残ったのはConnecticut(1位、Big East所属)、Villanova(1位、Big East)、George Mason(11位、Colonial Athletic Conference)、Florida(3位、SEC)の4校。

非メジャーカンファレンス所属校としてGeorge Masonが最後に残りました。日曜日にConnecticutと対戦、Final Fourへの挑戦になります。このRegional Final(=全体の準々決勝)あたりが小カンファレンスの超えられない壁の試合なんでこれ以上を望むのは酷でしょうが、全米の非メジャー校のファンの期待を一身に集めての最後の出陣になります(もう負けると決めてる)。
ただ今トーナメントでのUConn、初戦で16位シードのAlbanyに後半半分まで12点差でリードされるなどいまひとつ迫力不足なのも確か。シーズン中の強さが感じられないので、意外や意外、George Masonの肉薄もあるかもしれません。

Floridaはシーズン中いまひとつの成績で臨んだトーナメントですが、徐々に調子をあげてきたか。LSUがDukeを破ったことでSECバスケを再評価する声もでています。今年もSEC各校はロースコアリングゲームをやり続けてきた傾向が強いのですが、Floridaも8強に進んだことでSECが今年の勝ち組か。

土曜日のカードはTexas x LSU、Memphis x UCLA。

March Madness 地区準決勝一日目

Regional semi-finalを無理に訳して地区準決勝。
本命DukeがエースのJ.J. Redickを完封されての完敗。ああやってボール貰う前から貼り付けばRedickは無力化するのですね、と感心。LSUのセンター、DavisはフットボールではタイトエンドをやっていてNFLドラフトにかかるかも、の選手だそうで。巨漢ながらなかなか空中の身のこなしやボールの扱いがうまい。確かにタイトエンド向きの人材なんでしょう。

結果はUCLA(シード2位)、Memphis(1位)、Texas(2位)とあとはシード上位校が順当勝ち。おかげで私の予想ブラケットは惨敗状態。UCLAは最後大激戦だったようですが寝てました。
準決勝土曜日はLSU x Texas、Memphis x UCLA。もうちょっとスパイスの利いたチームが残って欲しいので今日のWichita State x George Masonの勝者に期待。

「次回WBC予測」の注釈

ところでなぜ「次回WBCロシアが参戦」と書いたのかという質問いただきまして。

アメリカではLittle League World Seriesという少年野球の世界大会が毎年開かれます。日本からもチームがやってくる(アジア予選を勝ちぬけば)ので大会があることはご存知の日本の方も多いと思いますが、それに昨年あたりからロシアのチームが来てるんですよ。それがまた以外なほどにうまい。いい球投げるピッチャーなんかもいるんですね。もちろん少年野球、14歳までの子どもたちのことですけど。ペレストロイカの時代からもうそれだけの期間が経過してアメリカのカルチャーがロシアに入ってるんだなあと感心してみていたんです。

今大会の南アであれだけできるなら三年後、ロシアもそれなりにいけるかもとか思った次第です。もちろん一次リーグを抜け出すのはむずかしいでしょうが、世界戦を演出するにはもってこいの国でもあり、ある程度の陣容が揃えば主催者側は参加OK出すと思うんですよね。

話は違いますがこういうところを見るとジンバブエであるとかミャンマーであるとかそういう国々でも地道に野球の普及を目指している方がいるんですね。元々身体的に劣るアジア各国は技術を上げないとどうしようもないでしょうが、アフリカ諸国なんていうのはてこ入れしたらそれなりに良い選手とか育てられるのかもしれない。

ただ野球はサッカーと違ってルール・道具・戦術・技術が直感的にわかりにくいスポーツだけに知らない国での普及というのは大変だと思いますが。

かくいう私も野球のない国からの留学生に野球を説明したことがあるんですが、そりゃあ大変でした。
私「あのバットを持った人が相手が投げる(pitch)ボールを打つのね。空振りしたらストライク、つまりダメ」
「バットってなに?」すみませんあの木の棒のことです。
「pitchってどういうこと?」throwって言った方がよかったですね。
「ストライクがダメでもまだあのひと打とうとしてるよ?」三回までOKです。
「いま打ったけどストライクのマークが増えたよ?」ファールです。
「ファールって?」前に打たないとストライクになります。
「あれ今振ってないないのにダメみたい」ストライクゾーンってのがあって...
大変です。

その上、それがまたたまたま見ていたのがReds x Cardinalsっていう試合で両チームとも赤系のユニフォームだったので彼らにとっては敵味方を識別することすらできないんですね。確かに野球では他のスポーツと違って攻守の選手が入り乱れるということが皆無だからゲームがわかっていればユニフォームが多少似ていても混乱しないのが野球なんですが、わかってないともう混乱するばかり。
日を改めて所属大学の野球チームの試合に連れて行って説明したらテレビよりは理解が進みましたが、あれは彼らが興味を持って我慢強く聞いてくれたからでもあり、元々インテリジェンスの高い人たちだったからであり、なかなか大変だなと思った次第です。

逆の経験もありまして。
私がロンドンに仕事で滞在したとき夜ホテルでテレビを見るとクリケットをやってたんですね。それがクリケットであることは識別しましたがルールはまったく知らない。でまあ暇なんでじっくり眺めてどういうものか学んでみようと思ったのですがさっぱりわからない。
次の晩に部屋に帰るとまた同じチームが試合をしている模様。その次の日も。プレーオフかなんかなんでしょうか?結局がんばったけどまったくわからずじまい。
後で学んだところではクリケットって何日もかけて一試合をやるものらしいですね。あれ、一試合だったのか。さっぱりわからん...それでも英連邦各国、特にインドなどでは大人気のスポーツだとか。

という経験があるので野球もわからないひとには皆目見当がつかないんだろうな~というのはわかるのです。
まあ世界に普及しなくても別に素晴らしいスポーツであることには変わりないんですけどね。
でもそういう気持ちになれたのもWBCのおかげかな。ここ最近MLBの試合、シーズン中に最初から最後まで一試合みたことなんてずっとなかったし。

ドイツに大敗 負け方悪い

試合前のニュースとしてUS代表Claudio Reynaが3~4週間欠場と発表。

本気モードのドイツはBallackの前にクローゼ、アサモア、ポドスキと三人FWを立てた攻撃的ラインナップで三週間前の汚名をそそごうという構え。
一方USはJosh Wolffをトップ下、前にBrian ChingとEddie Johnsonというかなり実験的な香りのするフロントラインでスタート。その上前半早々17分でトップ下がWolffからChris Kleinに急遽交代(脳震とう)。いよいよ完全二軍メンバーに近くなってきました。
それでも前半互角orやや優勢。ほぼフルラインナップに近いと言って良いドイツ相手に二軍でさほど引けを取らないUSっていうのはずいぶん出世したもの。

過去の代表があまり打ってこなかったロングシュートも積極的に打ち、サイド深くに突っ込んでのクロスも多用、ドイツのディフェンス陣をオフバランスにする作戦か。二軍メンバーでも当たり負けはほとんどなくそういう面では安心感を持ってみられる試合。久々代表招集の左D Corey Gibbsがいい。攻守にナイスプレーをいくつも決めて効果的。FW Johnsonもよく自陣まで戻ってボールを追い続けることで徐々にUSペースになり、ドイツの7万の大観衆をおとなしくさせる。

後半開始直後のセットプレーからの失点は大ミスというわけではなくしかたのない失点かと思うんですが、その後70分過ぎからディフェンスが大崩壊。
リアクションの明らかな遅れから失点、最終ラインの雑なパスミスからボールを奪われ失点、最後はBallackがゴール前中央でまったくのフリーから頭で、と三連打で計4失点。最後のBallackの一発など、だからそれ4年前もそれ一発で負けたろなんで誰も周り5m以内にいないんだよとツッコミを入れるも空しいほどのフリーぶり。
特に本戦先発当確に近いGregg Berhalterあたりがミス連発(代表当確の*を消したいぐらい)。控え候補がダメだったというのではないだけに、本戦に不安を残す負け方。
以下先発メンバー(**は独断で本戦での先発当確、*は本戦代表当確)

Keller**
Berhalter*/Gibbs*/Conrad/Convey/Cherundolo
Mastroeni*/Wolff/Zavagnin*
Ching/Johnson**

sub: Olsen/Klein/Pearce/Twellman*
sub not used: Feihaber/Hahnemann/Pope

米代表@Dortmund

忙しい。次々とスポーツイベントが降って来る。
WBCの余韻さめやらぬままにサッカー米代表のドイツ相手のテストマッチ。

ドイツは先日イタリアに1-4と大敗して迎えるこの試合、USAは余裕の調整試合なのに対して地元ドイツにとってはふがいない試合をすれば自国大会を前に監督クリンズマンの首も飛ぼうかという切羽詰まった試合。
これが日本あたりだと「前回W杯で惜敗の因縁の試合!」とかって盛り上げてくれるのでしょうが、ここアメリカではまったく無視に近い形。WBCも相当にスポーツニュースに冷遇されたけど、それからもさらに桁違いに低い露出度です。


USA側は既報の通りLandon Donovanが負傷欠場、DaMarcus Beasley, Oguchi Onyewu, Brian McBride, Clint Dempseyといった本戦先発当確組も招集されず。従ってメンバー的には先発当落線上の選手がメインといった風情の一軍半。

このメンバーで必死モードのドイツとどの程度やれるのか興味あるところ。Donovanを欠いて攻撃の起点に誰を指名してくるのか、Eddie JohnsonとTaylor Twellmanのツートップで高いドイツのディフェンス陣にどう臨むか。ドイツの大エース=Michael Ballack (日韓W杯の試合でUSから決勝点を奪った)に誰をつけてそれはどのぐらい効果的なものか。

WBC総括 ありがとうWBC

まず日本が勝つ負ける以前に一次リーグから熱い試合が多かった。

アジアラウンドこそ日本が韓国に破れた以外は順当だったけれど、日本が絡まなかった各一次リーグの試合で好試合続出。
最初のベネズエラ対ドミニカ共和国の力と力が真っ正面からぶつかった試合。スーパースター軍団はスーパースターのパワーを見せつける試合もする一方、見知らぬ国の無名選手たちがMLBのスターに臨んで接戦を演じ、ハートの熱さを感じる試合が次々と繰り広げられて一気に引き込まれましたね。


一次リーグで敗退していったチームが残して行った印象がすごくいい。
18歳のノーヒットノーラン投手を生み出したオランダ。スター軍団アメリカをマイナーリーグの選手たちの団結で倒したカナダ。そのカナダを最後の最後まで追い込んだ完全無印だった南アフリカ。ホームチームのプエルトリコと極限の9回表裏の攻防で身もだえさせてくれたパナマ。これらのチームの頑張りがあったからWBCの求める「世界戦」を実現できたのではないかと思うんですね。一部の選ばれた国だけが実質参加しているような狭いものじゃないWBCにしてくれた各国に拍手と感謝。


熱い一次リーグを抜け出した実力拮抗の8チームによる二次リーグはどこが抜け出すのか予断をいっさい許さない緊張感にみなぎる試合の連続。

日米戦のしびれるようなぎりぎりの攻防の連続。投手陣・守備陣の絶対の安定感が快進撃を産んだ韓国の気迫。決勝トーナメント進出の望みがない中の最終戦でアメリカを下したメキシコのプライドとガッツ。Bob Davidsonの絶妙の悪徳レフリーぶりもいまとなってはよい思い出。
反対側の2組の方も最終戦二試合どちらも最後までわからない緊張感で迎えた結末。ベネズエラ対ドミニカは一次リーグに続いて力と力での勝負。地元プエルトリコのファンの後押しで必死に追撃を繰り返したものの、ホーム突入を阻まれ僅かにキューバに及ばなかったあの試合。

Chipper Jonesが日本戦後に語った「自分はWorld Seriesにも行った。Play-offも数えきれないほど戦った。だけどこのWBCの興奮の高まりはまったくそれ以上」という言葉に嘘はないでしょう。アメリカ代表、結果は満足のいくものではなかったでしょうが、メンバーとかすごいし試合内容もスーパースター軍団を本気にさせた試合の連続で参加してくれたメンバーは納得してくれたんじゃないかと思う。

このWBC、あまり見られなかったアメリカ人は丸損だよ。お気の毒様。



ところで日本側などはWBCの開催時期を7月だとかシーズン後の11月だとかいう案を出していたようですが、反対したいです。
オフシーズンの11月は論外。MLBの選手たちが長いシーズンを終えてほっとしているところでは力もでません。MLBの辞退者が今回以上に増えたらWBCの意味と価値は低下するだけ。

7月開催は各国のプロリーグを中断して行うという意味につながりますが、それをやってしまうにはMLBの試合数削減(=入場料収入、TV収入)を補うだけの経済的裏打ちがないととんでもないバクチになってしまいます。それではMLBのオーナーたちが首を縦に振る可能性がない。

この第一回は準備不足などで冬季オリンピックとMarch Madnessの間に挟まれた時期にむりやり押し込んだ開催となり、TV放送の中継体勢も不十分だったものの、平日昼間の一次リーグの試合から予想外の視聴率を稼ぎました。次回開催では相当の放送体勢、TV収入は見込まれるものの、それでもMLBを中断することを補うような額を叩きだせることはありえないでしょう。7月開催があるとしたら第二回にTV/経済的に成功実績をあげたあとの将来の大会のことと考えるべき。
その辺のビジネス感覚なしにシーズン中開催を唱えるのは無意味かと思います。

開催場所についてもWBCの成功に不可欠なMLBに主たる選手たちがいる場所という事実と、3月に試合のできる環境を持っていること、自国以外の各国の試合に観客動員が見込める場所というとやはりアメリカの地の利は動かしがたいところ。相当に定着するまでは米国開催でいいのではないでしょうか。

今回の一次二次リーグをプエルトリコでやったというのは絶妙でもありましたね。米国自治領ではあるもののスペイン語圏、強豪ドミニカ共和国も隣国ということで参加各国にとってもファンにとっても便利でもあったですね。
前回も書きましたが将来的にはキューバ開催ということがあってもいいのではないかと思う。
以前にキューバはBaltimore Oriolesと試合をやったり実績もあり「世界」を演出する意味でも楽しそうな気がします。
優勝したことで日本の一次リーグ開催権はほぼ問題なく次回も通るでしょう。

在米的にはESPNの放送陣、Joe Morgan(70年代の強豪"Big Red Machine" Cincinnati Redsの名二塁手)、Jon Millerの各氏のベースボールへの愛情溢れる深い解説で観戦できたことを感謝したいと思いました。
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