アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

企業ロゴ入りユニフォーム

MLSの公式サイト見ても発表されてないみたいですが、来季からMLSのユニフォームの胸部分に企業ロゴが入るとのこと。
世界のサッカーでは当たり前のことですが、アメスポにとっては前代未聞の話。あまり賛成し難いんですが。なんでも1チーム当たりで$500K程度で胸ロゴの権利を売るとか。12チーム完売した場合で$6Mの増収。その代価はいかほどのものか。

世界のサッカーで企業ロゴが一番目立つ胸に来るのは当たり前なのを外国人である私は知ってますが、一般アメリカ人は海外サッカーなんて興味のあるひと以外は見る機会もほとんどないわけですから企業名がドーンと載ったユニフォームには相当の違和感を感じるであろうことは確実。実現したらまずはユニフォームの販売減に直結するでしょうねえ。
グッズ販売というのはアメスポビジネスではバランスシートに大きく影響する部分。他国のスポーツチームよりもグッズ販売に依存する部分が大きい。以前はせいぜいホームとアウェイのジャージを売るぐらいだったのが昨今は各種スポーツともサードジャージと言われる色違いとかレトロジャージとかいろいろ種類を増やして増収を図っている。MLSなんかだとほぼ毎年のようにジャージのデザインをちょこちょこ変更してすでに購入済みのファンにも買ってもらっている。

それでその胸ロゴ、どんな企業が買うのかは知らないけれどイマイチっぽい会社やロゴがかっこ良くない会社が買い取ることだってありうる。そんなのになったら普通のファンは誰もカネ払って着てくれませんよ。ただでさえサッカーはこの国でマイナーイメージを払拭しようとして努力している最中に、サッカーってそんなにカネに困ってるの?というイメージを外部にもたらすように思えます。
そうは思わないだろ、という意見は海外のサッカーの常識を知ってるひとからは出るでしょうが、一般アメリカ人には奇異であることは確実。それ以前に胸からチーム名消しちゃったら一般人にはそれがサッカーチームのジャージであることすら認識できなくなると思われるんですが。O2とあればArsenalというのは知ってればいいですけど、知らなきゃなんだかわかんないですよ。

まあChivas USAなんかはファンが在米メキシコ人ばかりだから企業名ジャージ文化に慣れてるから気にしないかもしれないけれど。ちなみに米国内でも放映されているメキシコリーグのユニフォームを観察すると胸に大きい企業ロゴがひとつ、それ以外にも小さめの宣伝ロゴが前後五カ所ぐらいついているかな。欧州リーグよりごちゃごちゃついてます。

他のスポーツでも新しい宣伝媒体を作って増収を目指すという動きは常にあります。そういう部分で活発にマーケティング活動をして、何もないところからカネを産んでくるのはアメリカスポーツビジネスの強みではあります。でもどこかにやり過ぎというラインがある。それはスポーツ文化次第なので誰にもはっきりとはわからないだけに手探りになるわけですが。
野球で去年のポストシーズンだったかで一塁~三塁ベースの側面に映画の広告ロゴ(スパイダーマンだったかな)を実験的に入れたことがあったんですが不評で即ヤメになりましたね。まあ野球ファンは他のスポーツよりも伝統を重んじる傾向は強いのであそこまで不評だった可能性はありますが。
ユニフォームや選手が身につけるものは製造会社のロゴに限って、ロゴの大きさも様々な規定に沿えばOKなんですが、これを一般宣伝に解禁できれば収入デカイという議論もあります。たぶんそうでしょう。目立つし、歴史的なスポーツのシーンに載る可能性もあるわけだし。

ですがなかなか各種スポーツともそれ踏み切れないでいるのがアメスポの世界。唯一やってるのがMLSで、背番号の下に企業ロゴがかなり大きく入ってます。これもアメスポ的にはかなり珍しいですが、それでも胸ロゴよりはまあいい。あくまで主はチーム名だから。
その背番号下企業ロゴ、以前は全チームに入っていたと思うんですが、たまたま昨日見てた試合(録画)でよく見たらビジターのジャージには背番号下ロゴ入っていなかった。ホームチームには入っていたのでどういう最近の基準がどうなってるのかよくわからないです。

でMLSでまあ過去十一年やってそれなりに定着している背番号下企業名ですが、他のスポーツは追従していない。そういう現状なのにMLSがもう一歩進んで胸ロゴまで明け渡すというのはいかがなものか。チーム名がないジャージ。来季から参入のToronto FCなんかがいきなりソレやったらアメスポ史上、自軍のユニフォームにチーム名が入ったことのないチームになっちゃうな。Torontoはカナダだからアメスポじゃないけど。

ビジネスサイドのひとの視点もわかるのでなんでも実験的にやってみるというのは悪いこととは思いませんが、かなり成功確率の低い実験になるような気がします。

MLB 結局収まるべきところに収まったレギュラーシーズン

St. Louisがあのまま大逆転負けでプレーオフを逃したら確実に歴史に残ったでしょうが、落ち着くところに落ち着いてしまいました。ああいうはらはらはボーナス的楽しみです。
Houston Astrosは最後に息切れ。脱落とほぼ同時にAndy PettitteとRoger Clemensの両者に薬物疑惑が持ち上がってきましたし、Clemensの引退もまた懸かってくるだろうしざわついたオフになりそうです。

Barry Bondsがあと734本塁打まで伸ばしてシーズン終了、来季も現役続行を示唆しています。Hank Aaronの記録まで21本、いよいよMLB対Bondsの最後の決着戦が近づいてきた様子。MLBがBondsをステロイド疑惑で撃ち落とせるか、BondsがMLBの追求を逃げ切ってとにかく数字でトップに立てるか。Bondsのスイングのスピードは見るからに低下したけれどそれでも今年後半はまずまずのペースまで持ち直しているところを見ればステロイドが完全に抜けきって調整した来年のホームランペースは期待できそうに思えます。他のステロイド疑惑選手たちもかなり持ち直してきているし。

実際問題としてはBondsが一切のステロイドを使用していないと信じてるひとはほとんどいないわけで、数字でAaronを抜いても誰もフェアな戦いでAaronを抜いたとは思わないでしょうが。だからと言ってMLBのBonds狙い撃ちで情報リーク、情報操作がフェアとも思えないし。このオフの暗闘をダークな気分で待ちたいです。必ずMLBは仕掛けてきます。


AL MVPはDerek Jeterで決まりですね。最終日までJoe Mauerの首位打者を脅かしたことで二位に終わっても首位打者同格であることをアピールできたし。Minnesota Twinsの後半の猛烈な追い込みでの中地区優勝も印象的でしたけど、MVPの票となるとC Joe Mauerと1B Justin Morneauに票が割れるでしょうから全国区のJeterに勝てるとも思えず。

NL MVPはホームラン打点の二冠王に輝いた新星(関係ないですがAllstarのホームランダービー優勝もした)Ryan Howard (Philadelphia Phillies)か、打撃三冠部門すべてで二位三位につけたAlbert Pujols(St. Louis Cardinals)か。今年もPujolsの数字は文句のない数字ではありますが途中離脱したことや、最後Cardinalsがもたつきまくった印象点もあり、Pujolsとしては特級のシーズンではないとも言え、イメージでHowardの方に有利でしょう。一応最終週までPhilliesはワイルドカード絡んだし。逆に途中離脱しても49本塁打してしまうPujolsの地力は明らかに他の選手から抜きん出ているとも言えますが。

Coloradoの連敗止まるか興味本位観戦

Colorado Buffaloesが昨シーズン末からの継続で泥沼の八連敗中。ESPNあたりに言わせると「カレッジフットボール史上八連敗を記録した最強チーム」。同意したくなります。Colorado以上の長い連敗を記録中なのはTempleとDuke、カレッジフットボール界最弱候補校だけ。

ColoradoといえばBig XII北地区ではNebraskaに次ぐネームバリューと言える学校。昨年も含め過去五年間で四回もBig XII優勝戦にも進出。今年からBoise Stateを常勝に押し上げたDan Hawkinsをヘッドコーチに迎えて昨年末の連敗からの脱却を目指すシーズン。それが今シーズンの初戦で下部リーグのMontana Stateに負けたのを始め全敗。なぜここまで負けるのか。今シーズン初めて観戦しました。Big XII公式戦、@Missouri。

結論言うとColorado、細かいミスが多すぎ。すでにシーズン中盤、新人選手たちもすでに経験の足りなさを言い訳にできない時期なのに。パントスナップ失敗とかつまらないファールとか。それ以前にかなり個々の選手の質も落ちている様子も見えます。過去数年勝っていたものの、試合の外では自軍の女子キッカーへのレイプ騒動などガタガタしていたせいで良い選手が来ていなかったのが顕在化したという可能性もあり。
ヘッドコーチDan Hawkinsの前任地のBoise Stateは豪快にパスを決めまくって勝ち続けていたんですがまったくそんな試合にならない。Big XIIに移動して対戦相手のグレードが上がったという言い訳は下位ディビジョンに負けているだけにあまり説得力なし。九連敗となりました。来週はBig XIIの最弱Baylorだけにさすがに連敗止まると思いますが..


そういえば今年は元最弱候補校の健闘が目立ちます。昨日も書いたRutgarsが開幕五連勝でランク入りした以外にもACCの下から二番目が定位置のWake Forestも開幕五連勝、ACCでは唯一の無敗チームとなってます。

23位Rutgars@South Florida

Rutgarsというのはカレッジフットボールの歴史を紐解くと最初に出てくる名前なんですがその後は歴史の長さだけが自慢でカレッジフット最弱を争うチームだった。が今年はトップ25に三十年ぶりに登場。
この日も逆転で勝って今シーズン五戦全勝。ほんの数年前までだと五勝するのに三シーズンぐらいかかるチームだったのからものすごい飛躍です。

RugtgarsのGreg Schianoヘッドコーチは元Miami-FLのコーディネータ。Miami-FLは今シーズン後(またシーズン中)に現ヘッドコーチがクビになる可能性が高く、その後任にすでにSchianoの名前が上がっています。Miamiから見れば身内コーチ。それもあのどうしようもなかったRutgarsをランク入りできるところまで引っ張り上げた実績は説得力あり。

(また)ロケット最終登板(かも)

その後もHouston Astrosは勝ち続け九連勝。NL中地区トップのSt. Louis Cardinalsは七連敗のあと一つ勝ったものの、最終カードであるMilwaukeeとの四連戦初戦にまた負け。ついにゲーム差0.5になってしまいました。
残り試合はSt. Louis(81勝77敗)が四試合Houston(81勝78敗)が三試合で、St. Louisにはマジック4はついたままです。

残り試合の先発を見るとHoustonの方は@AtlantaでRoger Clemens, Chris Sampson, Andy Pettitte。Clemensは来季現役に戻るかどうかは不透明ですからこれが現役最後の登板の可能性あり。まあ彼の場合すでに三度ほど「これが現役最後の登板」という試合を経験してますが。
St. Louisの方はJeff Weaver, Jeff Suppan, Chris Carpenter。あまりいいメンバーとは言えない。また悪いことにはMilwaukee側の最終戦の先発は前回対戦時にSt. Louisを七回無得点に封じ込めたCarlos Villanueva。最後まで苦しむか。

金曜日~日曜日の三連戦で基本的には全チームレギュラーシーズンを終了して火曜日からプレーオフが開幕する予定。もし同成績のチームがあった場合は合間の月曜日に一試合でプレーオフ出場を決める、というのが基本線。
ところが問題が一点。実はSt. Louisは規定の162試合のうちここまで消化したのは158試合だけ。日曜日までのMilwaukee戦残り三試合を終了しても161試合。実は9/17予定だった対San Francisco Giants戦が一試合未消化のまま残っているのです。つまり日曜終了時でNL中地区の優勝が確定していない場合、St. LouisはHoustonとの一騎打ちで雌雄を決する前にGiantsとの対戦を済まさないとならないというわけ。せっかくだからそこまでもつれてもらいたいです。St. Louisの監督は胃に穴があくでしょうが。

尚、NL中地区三位のCincinnati Redsは首位St. Louisと2.5ゲーム差、現在79勝=最大82勝達成可能。完全ノーマークですが優勝可能性を残しています。もしSt. LouisとHouston(共に現在81勝)が共に最終カードで苦しむようだとCincinnatiが急浮上というおもしろ展開もまだ残っています。対CincinnatiではSt. Louis/Houston共マジック2です。

MLSもプレーオフ間近なんですが

MLSと世界各国のサッカーリーグとの最大の違いはなんと言ってもプレーオフ制。全12チームのうち過半数8チームがプレーオフに進出してMLS Cupを目指して争うという、サッカーの世界のボキャブラリから言っても実に妙な戦いで年間リーグ王者が決まります。サッカーの世界では「Cup」戦というのはリーグ戦から切り離されたものと相場が決まっているわけですが、そこはそれ世界の常識を無視することに馴れたアメリカ、独自の形です。
いわゆるカップ戦としてはUS Open Cupというスポーツニュースにも一切載らない無名のカップ戦もあるにはあるんですが。人知れず今週Chicago Fireが優勝しました=US Open Cup。

でMLSプレーオフの方は12チーム中8チームプレーオフ進出ぐらいで驚いてはいけなくて、つい二年前などは10チームしかないのに8チームプレーオフだった。プレーオフ自体も下位チームもホームでの試合がある(第一戦が下位チームのホーム、第二戦が上位チームのホーム。一勝一敗になった場合は第二戦終了後そのままミニゲームに突入)という上位チームの特典がほとんどない=レギュラーシーズンにほとんど意味がないというすばらしいシステム。

とそこまでしてプレーオフを実施しているというのに、その枠争いの激しくなるこの時期になるとMLSの中継自体が消滅してしまうところからしてマイナー。MLSのESPN系での定時放送はリーグ創設以来毎週土曜日午後なのですが、九月になってカレッジフットボールが始まると毎土曜山のようにあるフットボール中継に押しつぶされてしまってMLS中継が消滅。だからプレーオフ枠争いで盛り上げるということもできなんですね。FOX Soccer Channelの方の定時放送はこの時期もありますが、こっちはESPN2とは違って放送が届いている家庭数がずっと少ないし。
今年ESPN系との長期契約延長決まった中の取り決めで来季以降は定時放送が木曜夜に移動するわけですが、来年からはシーズン終盤見られるんだろうか。木曜夜もカレッジフットボールの中継があるんだけど。それとも来年以降も有料放送購入しないとダメかな。
こういう苦労をしてアメリカのサッカー関係者はサッカー普及に努め、ファンにしても苦労してフォローしてるんですよ。同時期に創設されたJリーグは恵まれてるなあとつくづく思います。


以前の記事を書いたころにはDC Unitedは22戦して2敗とダントツだったのですが、その後少々ブレーキがかかり15勝4敗10分となっています。それでも前半の貯金で楽々と東地区一位通過が決定済み。
プレーオフ一回戦での対戦相手は未定。Open Cupも制したChicago Fireもプレーオフ枠確定。三位~六位までが入れ替わる可能性があり、つまりはまだ東は完全脱落したチームがない状態。

西地区の方はFC Dallasがプレーオフ進出を決めただけで他五チームが残り三枠を争う展開であと三試合。
名門と言って良いLos Angeles Galaxyが最悪のシーズンでほぼシーズン通して最下位を爆走。それでもW杯後はなんとかペースを盛り返して逆転プレーオフ進出もまだあり得る展開。数少ない一般人も名前を知っている現役米人サッカー選手=Landon Donovanが出ないプレーオフというのはマイナスなのでGalaxyには出てもらいたいところですが。

それにしてもよくわからないのがGalaxyの実力。昨年2005年はMLS Cup(=繰り返しになりますがMLSのプレーオフの勝者という意味)とOpen Cupとダブル優勝。今年もOpen Cup準優勝と好成績なのに、なぜか穴の開いたようにMLSの公式戦では勝てず最下位爆走。地力があるのは確かなのでどういう形ででもプレーオフに残ってくれば対戦相手にとってはいやな相手。

健闘している創設二年目の二チーム=Chivas USAとReal Salt Lakeにも地元ファンのため、新しいファンたちをMLSに定着させるためにもがんばって初のプレーオフ進出目指してもらいたいところ。Real Salt Lakeは名前が何度聞いてもアレなんですがチーム自体は創設一年目の去年とちがってチームとして機能するようになってきていたし。個人得点争いでトップのJeff Cunninghamがいきいきプレーしているのが目立ちますが、ワンマンではなく得点できる選手が三人いて見ていてなかなか楽しいチーム。

問題はそういう興味も放送がないとほとんどのひとに届きようがないってことなんですよ。野球とかフットボールなんかは試合を通しで見なくてもスタッツや得点経過をたどってスポーツニュースでダイジェストでも見ればだいたいのところが把握できるけれど、サッカーはもっとスポーツの性格がファジーだから実際に試合を見ないとどっちのチームがどうだったのかわかりゃしないから中継がないのはつらいです。
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