アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

Semi-final 予習

George Mason x Florida

George Masonにとってはここまでの4試合と同じくフロントコートでサイズで負ける。もうそれはお約束。その陣容で全米有数のフォワード、North CarolinaのTylor Hansbroughもシャットアウトして勝ってきたわけで。

ただ今度は勝手が違うのはFloridaのエースフォーワード、Joakim Noahが強さや高さだけでなくアスレティックな選手であること。弾けるような躍動感のある選手。シューティングタッチではまだまだの選手ですがとにかくアグレッシブにオフェンシブリバウンドを奪ってチームを支えることのできるタイプ。
またFloridaは得点力でひとりのスター選手に頼ったチームでもない。残った四校の中で最もオフェンス/ディフェンス、フロントコート/アウトサイドシューターのバランスの取れたチームと言えるのがFlorida Gators。

このこの難敵相手にどういう対策をGeorge Masonのコーチが練ってくるのか楽しみです。
まずはフロントコートの争いでFloridaに大きく差をつけられないこと。層が薄いだけにファールトラブルを絶対に避けること。オープンショットを確実に点にしていくこと。そこまでいけばGeorge Masonの奇跡の決勝進出の目ありか。

ところでGatorsはこれだけのバランスのいい、アスレティックなチームなのにどうしてシードで3位に止まったかというと、シーズン後半に三連敗を喰ってそこで評判を大いに落としたからなんですね。その三連敗のときのスタッツをチェックして敗因を探るってみました。
そのときの相手三校ともFG成功率がえらく高い。43%, 50%, 47%。つまりディフェンスが崩壊して点の取り合いになった末の敗戦。その問題点はすでに修正済みということなんでしょうか。レギュラーシーズンの試合見ていないから正直わかりません。
きっとGeorge Masonのコーチ陣はこれらのGatorsの負けた試合のビデオを詳細に検討して対策を練っていることでしょう。

普通に予測すればGators優勢は動かない。でも同じこと言われながらGeorge MasonはConnecticut, North Carolina, Michigan Stateと全米制覇したエリート校を次々と撃破してきたわけで。March Madness史上最高のシンデレラチームの行方に注目。

ちなみにFloridaのNoahはフランステニスの往年の名選手、Yanik Noahの息子。なつかしい名前だ。シャープでgood lookin'な選手でしたよね。


LSU x UCLA

大学バスケの古豪で数々のスター選手を産んできたUCLAと、バスケではメジャーカンファレンスに所属するもののいまいち校のLSUの対戦。先にも宣言してありますがLSUを応援します。地元のキッズを集めたというチームカラーがいいじゃないですか。

UCLAはトーナメント最高のディフェンスチーム。次々とロースコアリングゲームを勝ってのFinal Four。あまりかっこいい勝ち方はしてないですが、タフなチームであることは疑いなし。古豪が復活したのもPittsburghを二年連続でSweet 16に送り込んだコーチを得てから。それが結実してきたというところか。

このベストディフェンスが乗っているLSUのフロントコンビ、Big Baby Glen DavisとTyrus Thomasの攻撃をしのげるのかどうかが焦点。
Davisはその巨体に似合わぬ器用さでミドルシュートもいける、ポストアップでも圧力勝ちできる、D側から見ればマッチアップの難しい選手。UCLAとしては早めにファールトラブルに追い込むなどDavisのミスマッチの効果を削ぐような展開に持ち込みたいところ。従って序盤からUCLAの攻撃はゴール下へのドライブを多用>Davisのファールを期待する可能性あり。

LSUがリバウンドを支配してセカンドチャンスポイントを重ねるとすればLSUの優位。ファールが重なるようなロースコアリングのどろどろのゲームにはまり込むとUCLAに勝機あり。


ちまたの下馬評では決勝の組み合わせはLSU x FloridaのSEC対決が有力とか。直接対決ではGatorsの二連勝。それもどちらも完勝。この組み合わせで優勝戦になったらFlorida圧倒的優位。
今季はSECは冴えないシーズンだと言われていたんですが、最後にきて面目を保つことになったかも。

WBC余韻

ESPNのメインのニュースショーである「Sports Center」。
毎週日曜にはその週の好プレーベスト10を流すんですけど(そしてSports Centerの日曜の最終便は月曜日午前中に繰り返し放送)、それにWBCの川崎のプレーが入っていてちょっと意外。でも余韻にひたれてよかった。

意外だった理由は
1 WBCって今週だったっけ?そう。よく考えたら月曜日が決勝だったんだ。まだ一週間だったんだ。
2 川崎が選ばれたにしてもプレーがホーム突入の「神の手」プレーじゃなくて、ショートで好捕して誰かを刺したプレーだったんだけど、そのプレー覚えがない。どっちかっていうと川崎は連続エラー(+もうひとつエラーもどき)の方が印象強い。
3 WBCの決勝でのナイスプレーって他にいっぱいあったんじゃなくって?

まあいずれにせよまあ忙しい一週間だったですね。アメスポ三昧としては極楽とも言える一週間。

当ててる人もいるんだよね

何度も言ってますがMarch Madnessこそスポーツトトカルチョ、ファンタジーゲームの元祖、全米津々浦々の職場、キャンパス、ありとあらゆる場所でトーナメントの全勝敗を対象に賭けが行われているわけですが、インターネット時代、数年前からネットでの全国規模トトカルチョが行われています。

最大手ESPNでは今年も過去最高を更新、300万通のエントリー。一回戦からずっとその得点上位がランキングの形で公表されているんですが、Final Four確定した今みてみると、いるんですよねえ、実際の残った四校を当てる人が。300万エントリーのトップの二名が見事、UCLA, LSU, George Mason, Floridaの4校をFinal Fourに予想してます。全体で4エントリーが4校正解。約0.0001%の正答率。
ちなみに全米トップのひとの予想ブラケットはこれ。当たりまくってますね。

普段の年ならともかく今年は当てるのキツいです。
George MasonをFinal Fourに選ぶってのは常人ではできかねるわけで、まあESPNのトーナメントチャレンジはエントリーが無料ですからこういうヤケクソとも勘のみとも思えるエントリーが可能なのでしょうが、金の懸かったラスベガスの賭けあたりだともっと誰もGeorge Masonを選んでないだろうな。
ESPNでも最高得点だと賞金$10,000出ますがそれ以外は副賞一本だけ!という主催からみれば人気に比してコストのかからない代物。正直、エントリーしてるひとも賞金目指してという感じじゃないと思う。ただこの時期には賭けをするもんなんです。ええ。

George Mason in Final Four

勝てないとか言ってすみません。堂々たる勝利、Final Four進出。64校に拡張(Final Fourまで4勝必要)されてからではマイナーカンファレンスから初Final Four進出。目出たい。これでこそMadness。
期待はしていなかったけど内容も勝ち方が立派。

マイナー校のよくあるアップセット勝利というのは3ポインターがどんどん入って、フリースローが入ってというようなパターン。

でもGeorge Masonの勝ち方はインサイドのポストアッププレーで相手のディフェンスの自由度を狭めていくオーソドックスな勝ち方なんですね。マイナー校っていうのはほぼ確実にメジャー校にサイズ的に劣りインサイドを攻められないものと大学バスケの相場は決まっています。George Masonもご多分に漏れずConnecticutにサイズで大きくひけをとりながらもインサイドのポストアップを多用して成功。

PF Thomasがサイズ的に負けている相手を背中に背負ってのフックショットを次々決め、C Lewisはサイズでは劣るものの圧力ではまったく負けずゴール下まで相手を押し込むことができるために、そこから得点もでき、またはそこからキックアウトしてアウトサイドシューターがオープンショットを打てる機会を多く作り出した。インサイドへのエントリーパスから相手ディフェンスにプレッシャーをかけるいわば王道プレースタイルなんですね。

またマイナー校の常として実際に試合で使える人数が少ないという層の薄さが接戦の最後に露呈して競り負けというのもこれまたあまりにもよくあるパターン。試合が白熱してファールが増えてきて誰かがファールトラブルになれば最初に戦力ダウンを被るのは層の薄い方。その辺はUConnの方も承知しているからUConnの方は意識的に8人の選手を頻繁に入れ替えながら激しい戦いを臨んで来たし、一方George Masonの方は後半中盤からOTも含めて選手交代なしで先発の5人だけですべての時間をプレー。ラッキーなことに誰も4つめのファールを早い段階で取られずディフェンスで消極的になるような場面に追い込まれなかった。

それにしてもサイズで負けている相手、それもUConnのようなよく鍛えられたチーム相手に走り回って選手交代なしというのはとんでもないことだと思うんですが、見事それで乗り切り。確かにそのせいで疲れからでしょう後半終盤や延長の大事な場面でフリースローのミスが連続してUConnに追い上げの機会を与えてしまったものの出せる力を100%出しての勝ち。でも決してラッキー勝利ではない勝ち。

11位シードのFinal Four進出は史上二校目(もう一校はLSU)。史上最高のシンデレラチームとなりました。
いい試合見た!って感じだね。全米の非エリートアスリートの夢を乗せてFinal Four行き。どこまで行けるか見せてもらいましょう。Villanovaも負けて1位シードが全滅、本命不在でここからもうどうなるかわからないね。

パリーグ開幕戦が大入り

やっぱりWBCの余波ですよね。確かにパの選手たちが目立ったし>王ジャパン
あの熱闘から間を置かずに帰国→開幕で選手や王監督は大変でしょうが、ものごとには勢いというものが大事だから。
こうなってみると交流戦があってよかったってことになるんじゃないでしょうか。普段、パを見られない都市でWBC戦士が見られるわけで。

LSU応援することに決定

すでにMarch Madnessの予想ブラケットは全滅。米人ご友人たちとの賭けも見事惨敗。
従いまして以後はひたすらいい試合をしてるチームを応援するばかりですが、LSUにすることにしました。

シーズン中、LSUの試合を見たことは皆無。
カレッジバスケはチーム数(Division I校だけで300超)試合数(各チーム30試合以上)が多く一部の有力校以外フォローしきれるものではないわけですが、それにしてもさして話題にもなっていなかったチーム。それが一昨日の第1シードDuke完封に続いて第2シードTexasを撃破。その試合内容がいい。

カレッジバスケでは得点力のあるガードの存在がNBA以上にウェイトを占める面が強いのですが、LSUは逆方向。1年生Tyrus Thomas(発音はタイラス)、昨季のSEC新人王=2年Glen "Big Baby" Davisの若い強力フロントラインで快勝。
Thomasはビッグマンとしては異例のジャンプ力でアリーウープを次々叩き込み、またディフェンスではブロックで相手の攻撃を遮断。将来のスーパースター候補生でしょうか。横幅の広いDavisはその体躯に似合わぬ身のこなし、フェイドアウェイでもショットを決めたり、ミドルシュートも器用に決め、プレーに幅の広さがあります。

この二人も含めてスターター五名のうち四人が1~2年生という若いチーム。
大きな話題になっていなかったのも戦績を見直してみればシーズンの前半にちょろちょろさして強くもない学校にいくつも敗れていたからで、シーズン後半、SECのシーズンに入ってからはFloridaに二連敗している以外はほぼ勝ちまくっているんですね。つまりシーズンを通して若いチームがどんどん育っているその過程を見ているというわけです。

LSUはShaquille O'Nealの母校でもありますが、バスケではさして強豪という訳でもない。ここに強力な新人が大挙して入っているのはリクルートの妙ではなく、Davis, Thomas含めて7名が地元の出身なんだそうです。それぞれ子どもの頃から知っている同士。いわば偶然。偶然まで言うと言い過ぎか。日本の高校野球の地元の有望な子どもたちが他地区の強豪校に流れずに地元校でまとまって成功したってのがあったと思いますが、それ風。それでこういチームができてしまうってのもカレッジバスケの楽しさのうち。フットボールだと人数が多いからそうはいかない。

Chris Webber, Jalen Rose, Juwan Howardなど1年生五人を擁してFab Five旋風を起こした当時のMichiganをなんとなく思い出すんですが、古いカレッジバスケファンの皆さんいかがでしょう?
記事検索
最新コメント
LINE読者登録QRコード
LINE読者登録QRコード
メッセージ

名前
メール
本文