アメリカスポーツ三昧

アメリカ永住コースか、または第三国に出国か!?スリルとサスペンスの人生とは別にアメスポは楽しい。

MLSプレーオフ枠確定

やっと確定したMLSプレーオフ枠。結局は早い段階から予想されていた組み合わせに落ち着いた感じ。
East
1 DC United x 4 New York Red Bulls
2 New England Revolution x 3 Chicago Fire

West
1 FC Dallas x 4 Colorado Rapids
2 Houston Dynamo x 3 Chivas USA

Red Bullsは最終戦でホンデュラス代表のベテランAmado Guevaraのハットトリック(と言っても最初の二点はPK。三本目は技ありのナイスゴール)で逆転勝ち、最後の最後にプレーオフ枠を勝ち取ってトップシードのDC Unitedと対戦へ。シーズン序盤は苦戦していたものの代表監督のBruce Arenaが来て徐々にいい形に仕上がってきました。W杯時の仮病騒ぎでそのまま引退の危機だったYouri Djorkaeffが意外なまでにいいプレーしている。この辺もArena監督のチーム掌握力の勝利でしょうか。DCはシーズン前半の貯金で楽々一位ゴールインしたものの内容は落ち気味。Red Bulls相手に苦戦もありうる。

ChicagoとNEはどっちも内容よくシーズン終了。特にNEはいよいよClint Dempseyがエンジン再始動。Steve Ralstonとのホットラインからの攻めが多く見られているのでプレーオフでの快進撃も可能か。しかしまあ相変わらずよく倒されているよな>Dempsey。
西はあんまり試合見る機会ないので最近の調子などの正確なところはわかりません。それにしてもやはりGalaxyがでていないのは寂しい。

まあサッカーだからね。根本的な部分で力が離れていないMLSのチーム間ではなんでもありうる。プレーオフに出さえすれば全チームにチャンスあり。
逆にそうなっちゃうからこそサッカーにはプレーオフは似つかわしくないとも言えるんだけど。

BCS第一週発表 すばらしい

Bowl Championship Seriesランキング、今シーズンの第一回分が発表されています。
1. Ohio State
2. USC
3. Michigan
4. Auburn
5. West Virginia
6. Florida
7. Louisville
8. Notre Dame
9. Texas
10. California
11. Tennessee
12. Clemson

すばらしいですね。なにがすばらしいと言ってこれほど強く同意できるランキングも稀というぐらいの妥当さ。
Human pollとも呼ばれる投票ランキングと比較すると顕著なのは二点。投票の方の各種ランキングで五位につけているTexasがBCSで九位とされている点。そして投票の方で冷遇されているSECの各校が四位のAuburnを筆頭に高く評価されている点。この二点同意しまくりです。

投票の方は過去からの悪習で、同じ一敗校ならシーズンの早い段階で負けた方がほぼ自動的に上になる傾向がある。それが第二週にOhio Stateに破れたTexasを上位に押し上げているんですが、BCSランキングではその悪習を持たないコンピュータでの判定がかなり物を言うため先日Auburnに惜敗したFlorida、その前週にArkansasに破れたAuburn、またFloridaに惜敗したTennesseeが評価されている。ここには含めなかったですが13位にはAuburnを破ったArkansasもつけています。四校とも一敗。

SECは毎年のように好チームが絡む激戦カンファレンス。ここを無傷で抜け出すのは至難の技で、Floridaの敗戦ですでに今季の全勝校はなくなっている。今年は久々にArkansasが元気なせいで争いも例年以上に激しい。それを評価しないでただの惰性でTexasを上にしてしまう投票者たちにはこれを機会に反省してもらいたい。

確かにTexasはダントツ首位のOhio Stateに負けただけでそれがなければ全勝、という理屈も成り立ちますが、ホームでOhio Stateに完敗。他にさしたる強い対戦相手もなく今年のBig XIIはレベルが低い。BCSランキングでNotre Dame(Michiganに負けただけの一敗)と同等扱いは妥当でしょう。


一位Ohio Stateと三位Michiganの全勝での直接対決が見えてきました。このままなら伝統の直接対決が実質BCS準優勝戦となります。二位のUSCを含めてこの三校だけが自分の運命をコントロールできる位置。
ただUSCは負けそうな感じ。随所に光る選手もいるものの過去数年のUSCのレベルにはまったく及ばない内容ばかり。Arizona State戦も相手の分かってないコーチが今年からのルール変更を理解していないでパントしてくれたので逃げ切れたけど、Arizona State辺りを相手にあの内容では先が思いやられる。


脇役に回ったACCの地盤沈下はすごいですね。ACCの三強=Miami-FL, Virginia Tech, Florida StateがいずれもBCSで二十五位に入れない。Clemsonの十二位が最高位。今年からのルールだと十二位に入れないとカンファレンス優勝しても自動出場権とはならないはずで(また確認します)、SECが激戦であることやNotre DameもBCSボウルの出場枠確保に有力な状況もありかなり先行きを心配しなきゃならないんじゃないでしょうか。Clemsonが上になっていますが、実際の戦力ではGeorgia Techの方が評価できると思われます。ここまで開幕戦でNotre Dameに破れただけの一敗。Virginia Techに快勝。再来週の対Miami-FL戦を制することができれば早々とディビジョン制覇当確となります。

遠征中だったので

事情により週末遠征してCincinnatiで行われていたCampbell Cupというフィギュアスケートのシーズン開幕戦みたいなのを見に行っていました。ホテルでフットボールその他見てましたがその件は溜まっているビデオなどをまた見てからでも。

フィギュアスケートを現場で見るのは初めてですがレール際前列の大変良い席、演技していない選手たちの様子も見やすい席だったのでかなり楽しめました。

私なぞは遠征してまで行ってるのに客の入りの悪いことにまずびっくり。こちらではNFLの裏番組としてABC地上波で堂々二時間以上の生中継の入ったイベントだったんですがたいして大きくもないアリーナの入りはせいぜい四割。メインとなる女子のシングルはアメリカ側が今年のオリンピック代表だった三人全員が出場、国別対抗制で日本側は浅田姉妹と安藤美姫となかなかお目にかかれないような豪華メンバーを揃えた(そうでなければ地上波全国放送は成り立ちません)にも関わらずここまで入らないとは。また演技中の客のリアクションからしても私なんかよりもさらにフィギュアスケートへの理解がなさそうで、たぶんCincinnatiはマーケットテストとしては失敗ということになりそう。確かにちょっと席の値段設定は高かったようだけど。

こういう入ってない興行を見るとすぐに収支計算をしたくなる私なのですが、計算してみるとこの程度の入りでも採算は十二分に取れていそうです。昔からあるアリーナで、普段マイナーリーグホッケーとかも開催されている場所だから使用料も安そうだし。

日本でも一部放映されているらしいですので内容にはあまり立ち入りません。第一私自身大してわかってないし。日本の各選手はまずまずだったように見受けました。舞選手は手足が長くてまあ美しいこと。安藤選手はウォーミングアップのときから四回転に臨む気はなかったからあれでたぶん全部成功なのだと思います。真央選手はよく言われる通り苦もなく高く跳んでいるように見えますね。席が低い位置だったので高さを実感できてよかったです。
対する米側各選手は全国TVへの顔見せを兼ねた本番前の賞金マッチということで無理をしなかったのもあるでしょうが、大技に入らず入れずに流して低得点に甘んじた演技の連続で中身的には少々物足りない感じもありましたが、砂かぶり的な席だったので臨場感を楽しめた部分で元は取った気がします。やはりライブは楽しいものです。

結局切れないんでしょ?

予想通りに事態が進行中。まずJoe Torre残留へ。
というかなり手がいないでしょこの職は。異様なメディア露出度と癇癪持ちオーナーとプライドの高いスター選手に囲まれたYankeesの監督。ほかに勤め先があるような一流監督はなりたいとは思わないはず。
あるとすれば長年監督を勤めてキャリアの終盤にさしかかっているのに優勝に縁のなかったベテラン監督経験者がスター軍団を配下に一発当てたいとか、メディアに出まくりたい目立ちたがりの手合いか。どっちにしてもTorreからは大幅な格下げにならざるを得ない。その昔、Billy Martinという名物監督がYankeesにはいて、オーナーの癇癪に当たってクビにされては呼び戻されていた。結局めったに勤まる人間がいないんだよね。

というわけでTorreは最終年のお勤めに邁進でしょう。次のネタはA-Rod放出ネタですが、これも先日指摘したようにひたすら損得を考えたら放出して得という感じではない。Beltreあたりと交換ならまあまあ程度。それをやったところでチームの本当の問題点の投手陣のテコ入れにはなんの意味もない。

というところでなんと先発の一角Cory Lidleの飛行機事故死。なんでまたそんな死に方しますかね。それもマンハッタン内でビルに激突死って...
Lidleは今季のYankees先発五人の中では最下位候補でもあり、事実上は来季アテにされていたわけではないピッチャーですが、この突然死はYankeesに一番大事な補強に目を向けさせる結果になりそう。Yankeesがチーム力を高めるには二人先発投手獲得が最優先事項という当たり前の課題に。
癇癪持ちオーナーもこれで目が覚めて現実的になるんじゃないか。Torreを切るだとかA-Rodがどうだとか全然チーム強化にならない話ばかり先行していましたが、このアクシデントを機に現実補強路線に転ずるならばYankeesにとっては僥倖とすら言えますね。

A-Rod Seattleに帰還か

SeattleのメディアあたりではYankeesがA-Rod, Alex Rodriguezを放出する意思がある場合、Marinersが獲得できるチャンスがある、と論じています。交換要員は今季後半になって打棒復活を遂げたAdrian Beltre。守備位置も同じ三塁手。Beltreは守備も固いし打撃復活となればA-Rodの交換要員としてはYankeesにとっても許容範囲。数字を並べて比べればA-Rodに軍配はあがるものの、元々YankeesがA-Rodを放出する場合というのは数字以外の理由で放出するわけだし。

A-Rodの球界最高給はこれまでTexas Rangers(FAのときに巨額契約した)とYankees(Rangersの金を一部肩代わりする形で契約)の二チームに支えられてきています。RangersはA-Rodと巨額契約して、A-Rod本人はMVPを獲得するなど実績を残したもののチームがどん底状態となり帳尻が合わなくなり、Yankeesに権利譲渡&巨額契約の負債を半減してもらっている状態。Yankeesからみれば球界最高給選手を半額で使っている状態で、Yankeesとしてはお得な状態で雇用中。冷静にみればYankeesがかんしゃく起こしてA-Rodのお得な状態を破棄するのはあまり得策とも思えないけれど、これだけ地元でバッシング&オーナーの怒りをかっていては残留させるわけにはいかないというのも理解できる。

翻ってSeattle Marinersの視点でみるとやっぱりA-Rodに郷愁を感じているんですね。Seattle MarinersがIchiro以前のスター軍団だったころの若頭A-Rod。当時のスター=Randy Johnson, Ken Griffy Jr., Edger Martinezがすでにキャリア晩年or引退で戦力として再雇用はオプションにならない中、いまだに現役ばりばりと言えるA-Rodが売りに出されると、できることなら取り戻したいという気になるようで。

実際に算盤をはじいてもたいした追加資金なしに獲得できる可能性も確かにある。元々BeltreをFAでとったときは結構な額で取っているので、A-Rodとの差額は(計算の仕方にもよるんですが)$9 ~ 13 millionほど。
BeltreがMarinersと契約した年のオフはステロイドへの規制強化が一気に進展したオフで、このオフを境に成績が激落した長距離打者が何人もいたけれどBeltreもそのひとり。一年半かけてやっとステロイド抜きの体に順応してきたようで今季後半になって成績も復活。やっと契約金額に見合う成績になってきた。
とはいえSeattleのファンからすればA-Rodに抱くような熱いファン感情はBeltreに対してはない。BeltreとA-Rodの差額の一部を現金で支払ってでもこの交換トレードはMariners側に意味がある。観客動員の減少が進んでいるMarinersのフロントからみればその程度の現金は観客動員が戻ることですぐに帳尻が合うから。

さらに言えばこのオフの松坂大輔への入札用に準備してきた現金がある。一説には$15 million程度。これ、New York Yankeesが準備していると噂される$30 millionクラスの大枚を松坂入札につぎ込んでくればMarinersにとっては入札に負けて浮くカネ。それだけで十分にA-RodとBeltreの差額は出る。
となるとA-Rod復帰で観客動員が戻った場合の入場料増はそのまま収入増となり、背広組からするとおいしい。松坂ではいくら地元ファンを煽ってもチームが勝つまでは入場料増を計算しにくいけど、地元ファンにおなじみのA-Rodなら大幅な前売りで収入増が見込めるから。

ということもあってA-RodのSeattle復帰はアリという見込みになってきています。

ビデオ判定をサッカーに

オフサイド判定やボールがゴールラインを超えたかどうかを機械判定にしてはどうかという議論はサッカー界に根強くあります。そして常に否定される方向でいままで来ている。
確かに疑惑の判定とかあった方が実は話題が増える分だけ主催者にとっては得ともいえる面があるし。

ただビデオ判定を取り入れたスポーツが拡大しているアメスポにおいては
サッカーの場合、判定のひとつひとつが大きく試合の帰結に影響するだけに審判の判断の公平性は重要ではあります。

ただ実際問題としてはMLSにはそういう実力はありませんね。断言してしまいますが。
技術的には十二分に可能でしょう。スロー再生をして審判がオフサイドの当否を判断することにすることはすぐにでも可能だし、将来的にはもっと進めてボール内と選手たちにつけたセンサー&マイクロチップとレーダー技術でリアルタイムでオフサイドの当否を判定することも可能でしょう。

でもねアメリカサッカーにはそれをTVでやるだけの視聴率的実力がないだろうと思うのです。チップ+レーダー云々は予算的に現状できそうにない。もっと現実的なビデオ判定はこれをやり始めると試合時間が伸びるのが問題。現状二時間枠での放送をはみ出して延長するのはアメリカのサッカー放送の実力からすると難しいわけです。サッカーがTVコンテンツとして優秀といえる部分=試合所要時間がほぼ一定でTVへの収まりがいいという部分を消してまで取り組むような問題でもないような。もっとはっきり言えば次の予定の番組の一部をつぶすほどの人気がないってことなんですけどね。

将来の対有名チームのフレンドリーなどの特殊な試合、特殊な放映枠でなら採用することは可能でしょうし、気質的に伝統にうるさい欧州諸国より先に導入することはすんなり可能だとは思うんですが。

なにをいつまでもぐだぐだいっているかというと、サッカーをアメスポメジャーの一角として盛り上げるためにはビデオ判定というのは避けられない道なんだろうなと想像するからですね。メジャースポーツでビデオ判定をまったく採用していないのはMLBプロ野球だけ。それどころかビデオ判定をプレーヤー/ベンチが要求できるチャレンジシステムなんかは最初NFLから始まったのがどんどん他のスポーツに拡大する模様。テニスなんかまで採用って話ですよね。サッカーのように元々曖昧度が高い判定システムだとビデオ判定やチャレンジに馴れ切ったアメリカ人ファン気質からするとビデオ判定は避け難い道のりのように見えます。

でもまだまだ先の話です。いまだホッケーにも追いつけそうな段階じゃないんだから、まだまだそんな心配は要らないんだけど。先取の気質のアメリカ人こそこの手のテクノロジ導入には向いてるはずなんだけどね。米軍お下がりの軍需技術の応用という面で他国より有利でもあるし。
でもMLSの「ゆっくりした成長路線」を見るにつけアメリカはそんな部分でお金をつっこんで率先してやらないだろうなーというのもわかるし。なんかちぐはぐな感じがしますね。
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